39 / 117
第一部 無駄な魔力と使い捨て魔法使い
「姐さんと呼ばせてください!」
しおりを挟む
「ここがエルフの里!」
「いきなり村が現れたぞ?」
「木が家みたいになってる!?」
それぞれが思いおもいに感想を言う。ロットはその家の作りに驚いた。それもそのはずで、どの家も大きな樹の下にあり、まるで家を包み込むように木々が立っていた。
そして街を彩る装飾も明かりもすべてロットたちの世界にはないもので揃えられており、幻想的なその様子に魅入られていたのだ。
「んー、皆さんの町は木にお願いして家を作らないんすか?」
「作らねぇなぁ。それにこんな形にうねって育つもんなんだな」
「まあエルフは自然とともに生きてるっすからね」
とエレナが笑う。
エルフにとっての当然が人間にとっては大きく異なる。そのことが面白いのかエレナはロットたちの反応を楽しんでいる。
しかしエレナのように楽しめる人もいれば、異物というだけで排除したがる人がいるのも生き物のさがだ。
「ね、ねーエレナ。その、なんか視線が」
ロットが小声で言った。その視線の先にはエルフが数人まとまって立っていた。
その手は口元に置かれ、何やらひそひそと話しているのが見て取れる。その様子はロットから見ても明らかに好意的なものではなかった。
エレナはその視線に付き合う気は無いようで一瞬だけ視界に入れるとすぐに目的地に向かってあるき続ける。
「あぁ。エルフは大抵よそ者嫌いなんですよ。エルフは気高く誇り高い種族って思ってるっすからね」
「でもエレナはそんな感じしないよね?」
ケイトが不思議そうに言う。
「まーあたしは誇り高いエルフのはずが魔力も少ないし、エルフの代名詞とも言える精霊も使えないときてますからね。
そのかわりといっちゃなんですが、気配を察知するのと身軽なのが取り柄っす。それで里の周りを見張る役目をさせてもらってんです」
あっさりと言うエレナだったがケイトとロットは魔力が少ないというところに大いに親近感を持ったのは言うまでもない。
そしてそれでも自分の特技を生かして役目を持っているエレナに素直に尊敬した。
「へーすごいわね!」
エレナは少し自嘲気味に笑う。
「すごくなんかないっすよ?見張りなんてそもそも里の結界で察知できるんで、それで事足りますからね。
万が一敵さんが来ても一番里にふさわしくないあたしが行けば、たとえやられても困らない使い捨てみたいなもんすよ」
頬をポリポリと掻きながら言うその姿は少し寂し気で自信なさげだった。
「そ、そんなことないよ!魔力がないだけで里にふさわしくないなんて!」
「まあ、あたしはこういう生き方が合ってるんすよ。それに、こうして皆さんを案内できてるし、悪くないっすよ」
エレナ自身里では魔力が少なく、周りが当然のように出来ることがなかなかできなかった。そんな浮いた存在だったのでロットやケイトの純粋な言葉がうれしくも恥ずかしそうだった。
少し赤くなったほほを悟られないために前を向いて歩くスピードを速めた。
「ロット君は優しいっすねぇ。まあでぶぁ?」
するとエレナが突然見えない壁のようなものにぶつかり、転倒する。
少し離れたところで、その様子を見ていた数人のエルフたちが笑っていたが、ロットたちと目が合うとさらにその表情を歪ませてにやりと歩み寄ってくる。
その笑みはエレナの、にっと笑ういたずらっぽいものではなく悪意があることが見て取れた。
「あらあらあらぁ、障壁を張る練習をしていたもので、まさか避けられないとはねぇ」
わざとらしい仕草で口元に手を持ってきてそう言った。エレナを起こそうとしないあたりわざとということを明言しているようなものだった。
「あー、練習なら仕方ないっすね」
エレナもそう答えたが、その言葉に含まれた諦めの色は拭えなかった。
「くすくすくす、それにしてもあなたってどんくさいのねぇ。それによそ者の案内役なんて貴女にピッタリの役目だわ」
よそ者に対してのこの言動は日常茶飯事であり、エレナに対しても当たりが強いのは見て取れた。エレナも特に抵抗せず、へらへらと笑っているだけだった。
それを許せないケイトが怒りを抑えきれずに割って入る。
「ちょっと」
もはや仁王立ちで言うその姿は宣戦布告と言われても仕方ないほど威圧的だったが、相手も人間に舐められて堪るものかという気持ちがよく出ていて、顎を挙げて見下すような姿勢になる。
「あら、何かしら人間?」
にらみ合うその様子をナルルは面白そうに、ロットはあわあわと心配そうに、そしてエレナは驚いたように呆然と見ていた。
「エレナに謝りなさい!」
強気に言い放った言葉は三人のエルフに向けられたものだがそのうち一人、おそらくリーダー格のエルフが一歩前に出て傲慢な態度を崩さず言い返す。
「謝れって?この子がのろまなのが悪いんではなくて?あなたも魔法の練習台に!……あれ?」
言いながら前に突き出された腕は確実に魔力が流され、魔法へと構成し始めていたが、形になる前に消えてしまった。
自身の魔法が上手く発動できなかったことに疑問を抱くエルフだったが、そこにケイトは冷静な笑みを浮かべながら言い放つ。
「あらあらあらぁ。誇り高きエルフともあろうものがた、か、が!人間様の魔力妨害に負けて魔法が使えないんではなくって?それとも単純にあなたの技量がおこちゃまレベルなのかしら?」
まるで悪役令嬢バリに高笑いが聞こえてきそうなケイトにナルルまでもが引きつった笑みを浮かべて、二人の女性の争いを止められないでいた。
「なっ、あなた私たちエルフに向かって何を!」
エルフは、自身の魔法を消して見せた目の前の人間が、明らかに自分より魔法に長けていると実感しつつも、エルフとしてのちっぽけなプライドから何とか反論しようとする。
しかしヒートアップしているのはケイトも同じで、それ以上にまくしたてるように口を開いていた。
「なによ?確かにエルフは数千年以上の太古の昔から自然とともに暮らす素晴らしい種族よ?けど私が尊敬する素晴らしいエルフはエレナのことを言うのよ。
たかがちょっとの魔法が使えるくらいでえばり散らすあなたよりも、里に危険がないように見張ってくれているエレナのほうがよっぽど素晴らしいわ!わかったらとっとと謝りなさい!」
その形相は見事なもので、エルフを怯ませるのに十分だった。実際は魔力操作をして自分が威圧感があるかのように調整していたが、そもそもそんな繊細なことが出来る時点で、ケイトは実力でもきっちりエルフたちよりも上であった。
ともかく得意の魔法で上をいかれて、予想以上の形相で言葉を投げつけられたエルフは恐怖にかられた。そもそも人間との関わりが極端に少なく、里に入ってくるのは安全な人間、つまり危害を加えないような人間がほとんどなので今回のように自分以上に言い返してくる人は初めてだったのだ。
「ひっ、あ、え、……エレナさん、少しその、やりすぎてしまったかもしれませんわ。ごめんなさいね、そ、それでは失礼!」
と言いながら逃げ出した。もちろん取り巻きの両サイドも何もせずついていく。あとに残るのは少しスッキリと、しかしロットたちの手前怒った顔を崩さずにいるケイトと、それに圧倒された他3人だった。
「グッハッハ!さすがケイトじゃ」
お腹を抱えながらナルルが笑う。同じパーティーで新米の頃も仲間が悪口を言われたとき、こうやってたとえ相手が大人であろうとかみついていた彼女を思い出した。
ケイトは自身がやりすぎたことを振り返り顔を赤らめ、エレナを起こすために手を差し伸べた。
「うっ。ごめんなさい。つい腹が立っちゃって」
エレナは目を輝かせてみていた。差し出された手を両手でしっかり握ると熱っぽい視線を向ける。
「……さっきの言葉に惚れました!かっこよかったっす!姐さんって呼ばせてくださいっ!」
「えぇ!?」
ケイトの驚きの声とエレナの尊敬の眼差しが交錯した。
「いきなり村が現れたぞ?」
「木が家みたいになってる!?」
それぞれが思いおもいに感想を言う。ロットはその家の作りに驚いた。それもそのはずで、どの家も大きな樹の下にあり、まるで家を包み込むように木々が立っていた。
そして街を彩る装飾も明かりもすべてロットたちの世界にはないもので揃えられており、幻想的なその様子に魅入られていたのだ。
「んー、皆さんの町は木にお願いして家を作らないんすか?」
「作らねぇなぁ。それにこんな形にうねって育つもんなんだな」
「まあエルフは自然とともに生きてるっすからね」
とエレナが笑う。
エルフにとっての当然が人間にとっては大きく異なる。そのことが面白いのかエレナはロットたちの反応を楽しんでいる。
しかしエレナのように楽しめる人もいれば、異物というだけで排除したがる人がいるのも生き物のさがだ。
「ね、ねーエレナ。その、なんか視線が」
ロットが小声で言った。その視線の先にはエルフが数人まとまって立っていた。
その手は口元に置かれ、何やらひそひそと話しているのが見て取れる。その様子はロットから見ても明らかに好意的なものではなかった。
エレナはその視線に付き合う気は無いようで一瞬だけ視界に入れるとすぐに目的地に向かってあるき続ける。
「あぁ。エルフは大抵よそ者嫌いなんですよ。エルフは気高く誇り高い種族って思ってるっすからね」
「でもエレナはそんな感じしないよね?」
ケイトが不思議そうに言う。
「まーあたしは誇り高いエルフのはずが魔力も少ないし、エルフの代名詞とも言える精霊も使えないときてますからね。
そのかわりといっちゃなんですが、気配を察知するのと身軽なのが取り柄っす。それで里の周りを見張る役目をさせてもらってんです」
あっさりと言うエレナだったがケイトとロットは魔力が少ないというところに大いに親近感を持ったのは言うまでもない。
そしてそれでも自分の特技を生かして役目を持っているエレナに素直に尊敬した。
「へーすごいわね!」
エレナは少し自嘲気味に笑う。
「すごくなんかないっすよ?見張りなんてそもそも里の結界で察知できるんで、それで事足りますからね。
万が一敵さんが来ても一番里にふさわしくないあたしが行けば、たとえやられても困らない使い捨てみたいなもんすよ」
頬をポリポリと掻きながら言うその姿は少し寂し気で自信なさげだった。
「そ、そんなことないよ!魔力がないだけで里にふさわしくないなんて!」
「まあ、あたしはこういう生き方が合ってるんすよ。それに、こうして皆さんを案内できてるし、悪くないっすよ」
エレナ自身里では魔力が少なく、周りが当然のように出来ることがなかなかできなかった。そんな浮いた存在だったのでロットやケイトの純粋な言葉がうれしくも恥ずかしそうだった。
少し赤くなったほほを悟られないために前を向いて歩くスピードを速めた。
「ロット君は優しいっすねぇ。まあでぶぁ?」
するとエレナが突然見えない壁のようなものにぶつかり、転倒する。
少し離れたところで、その様子を見ていた数人のエルフたちが笑っていたが、ロットたちと目が合うとさらにその表情を歪ませてにやりと歩み寄ってくる。
その笑みはエレナの、にっと笑ういたずらっぽいものではなく悪意があることが見て取れた。
「あらあらあらぁ、障壁を張る練習をしていたもので、まさか避けられないとはねぇ」
わざとらしい仕草で口元に手を持ってきてそう言った。エレナを起こそうとしないあたりわざとということを明言しているようなものだった。
「あー、練習なら仕方ないっすね」
エレナもそう答えたが、その言葉に含まれた諦めの色は拭えなかった。
「くすくすくす、それにしてもあなたってどんくさいのねぇ。それによそ者の案内役なんて貴女にピッタリの役目だわ」
よそ者に対してのこの言動は日常茶飯事であり、エレナに対しても当たりが強いのは見て取れた。エレナも特に抵抗せず、へらへらと笑っているだけだった。
それを許せないケイトが怒りを抑えきれずに割って入る。
「ちょっと」
もはや仁王立ちで言うその姿は宣戦布告と言われても仕方ないほど威圧的だったが、相手も人間に舐められて堪るものかという気持ちがよく出ていて、顎を挙げて見下すような姿勢になる。
「あら、何かしら人間?」
にらみ合うその様子をナルルは面白そうに、ロットはあわあわと心配そうに、そしてエレナは驚いたように呆然と見ていた。
「エレナに謝りなさい!」
強気に言い放った言葉は三人のエルフに向けられたものだがそのうち一人、おそらくリーダー格のエルフが一歩前に出て傲慢な態度を崩さず言い返す。
「謝れって?この子がのろまなのが悪いんではなくて?あなたも魔法の練習台に!……あれ?」
言いながら前に突き出された腕は確実に魔力が流され、魔法へと構成し始めていたが、形になる前に消えてしまった。
自身の魔法が上手く発動できなかったことに疑問を抱くエルフだったが、そこにケイトは冷静な笑みを浮かべながら言い放つ。
「あらあらあらぁ。誇り高きエルフともあろうものがた、か、が!人間様の魔力妨害に負けて魔法が使えないんではなくって?それとも単純にあなたの技量がおこちゃまレベルなのかしら?」
まるで悪役令嬢バリに高笑いが聞こえてきそうなケイトにナルルまでもが引きつった笑みを浮かべて、二人の女性の争いを止められないでいた。
「なっ、あなた私たちエルフに向かって何を!」
エルフは、自身の魔法を消して見せた目の前の人間が、明らかに自分より魔法に長けていると実感しつつも、エルフとしてのちっぽけなプライドから何とか反論しようとする。
しかしヒートアップしているのはケイトも同じで、それ以上にまくしたてるように口を開いていた。
「なによ?確かにエルフは数千年以上の太古の昔から自然とともに暮らす素晴らしい種族よ?けど私が尊敬する素晴らしいエルフはエレナのことを言うのよ。
たかがちょっとの魔法が使えるくらいでえばり散らすあなたよりも、里に危険がないように見張ってくれているエレナのほうがよっぽど素晴らしいわ!わかったらとっとと謝りなさい!」
その形相は見事なもので、エルフを怯ませるのに十分だった。実際は魔力操作をして自分が威圧感があるかのように調整していたが、そもそもそんな繊細なことが出来る時点で、ケイトは実力でもきっちりエルフたちよりも上であった。
ともかく得意の魔法で上をいかれて、予想以上の形相で言葉を投げつけられたエルフは恐怖にかられた。そもそも人間との関わりが極端に少なく、里に入ってくるのは安全な人間、つまり危害を加えないような人間がほとんどなので今回のように自分以上に言い返してくる人は初めてだったのだ。
「ひっ、あ、え、……エレナさん、少しその、やりすぎてしまったかもしれませんわ。ごめんなさいね、そ、それでは失礼!」
と言いながら逃げ出した。もちろん取り巻きの両サイドも何もせずついていく。あとに残るのは少しスッキリと、しかしロットたちの手前怒った顔を崩さずにいるケイトと、それに圧倒された他3人だった。
「グッハッハ!さすがケイトじゃ」
お腹を抱えながらナルルが笑う。同じパーティーで新米の頃も仲間が悪口を言われたとき、こうやってたとえ相手が大人であろうとかみついていた彼女を思い出した。
ケイトは自身がやりすぎたことを振り返り顔を赤らめ、エレナを起こすために手を差し伸べた。
「うっ。ごめんなさい。つい腹が立っちゃって」
エレナは目を輝かせてみていた。差し出された手を両手でしっかり握ると熱っぽい視線を向ける。
「……さっきの言葉に惚れました!かっこよかったっす!姐さんって呼ばせてくださいっ!」
「えぇ!?」
ケイトの驚きの声とエレナの尊敬の眼差しが交錯した。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
どうも、命中率0%の最弱村人です 〜隠しダンジョンを周回してたらレベル∞になったので、種族進化して『半神』目指そうと思います〜
サイダーボウイ
ファンタジー
この世界では15歳になって成人を迎えると『天恵の儀式』でジョブを授かる。
〈村人〉のジョブを授かったティムは、勇者一行が訪れるのを待つ村で妹とともに仲良く暮らしていた。
だがちょっとした出来事をきっかけにティムは村から追放を言い渡され、モンスターが棲息する森へと放り出されてしまう。
〈村人〉の固有スキルは【命中率0%】というデメリットしかない最弱スキルのため、ティムはスライムすらまともに倒せない。
危うく死にかけたティムは森の中をさまよっているうちにある隠しダンジョンを発見する。
『【煌世主の意志】を感知しました。EXスキル【オートスキップ】が覚醒します』
いきなり現れたウィンドウに驚きつつもティムは試しに【オートスキップ】を使ってみることに。
すると、いつの間にか自分のレベルが∞になって……。
これは、やがて【種族の支配者(キング・オブ・オーバーロード)】と呼ばれる男が、最弱の村人から最強種族の『半神』へと至り、世界を救ってしまうお話である。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる