sweet sweet pain〜幸せになるためのstory〜

奏 隼人

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何故

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「ゆ…結衣ちゃん…一体、どうしたの…?」


彼女は僕に背を向けたまま…小さな声で…


「あの…宮田さん…今日…私と一緒にいてどうでした…⁉︎」

「えっ⁉︎そ、それは勿論…楽しかったよ…」


結衣ちゃんは少しホッとしたような表情でこちらに振り返った。


「じゃあ…私の事、気に入ってくださいました?」


僕は心底楽しかった気持ちを彼女に伝えようと…


「うん!!勿論だよ…!!結衣ちゃんさえ良かったら僕はこれからもずっと仲良くしてもらえたら…」


「嬉しい!!私…つまんない子だと思われるんじゃないかとドキドキしてたんですよ…」



突然、彼女が笑顔を見せてくれた。

しかし僕が嬉しいと思う間も無く…

また彼女は真顔に戻って…




「じゃあ突然ですが…この間のお返事を聞かせて頂けますか?」


「えっ…?へ、返事って…まさか…お、お付き合いする件の事…?」



彼女は僕の目を見て頷いた…

「はい!そうです…」



正直なところ…僕は面食らった。

彼女とはこれからゆっくり話し合ったり、遊びに行ったりして仲良くなれたらと思っていたので、ちょっと性急すぎる彼女の言動に自分の中にしまい込んでいた疑問がひょっこり顔を出した。

「…ごめん。

結衣ちゃん。一つだけ聞いていい?

この間も言ったけど正直言って僕はこんなに可愛い子に手紙をもらえて嬉しいよ…

普通ならこちらこそ彼女になってくださいとお願いするくらい嬉しいことだよ。


でも、何で自分なんだろう?どうしても不思議で…

『ウェーイ!!ドッキリでした!!』

ってそこの角から友達のトモヤとか出てきそうな気がするんだよ。


でも…まさか君みたいな優しい女の子がそんなイタズラする訳ないだろうと考えると…

少しホッとして…

今日の楽しかったデートのように友達からゆっくりお付き合い出来たら嬉しいなと思っているんだ。

…それじゃダメかのかな?」


そう問いかけた僕の言葉に、彼女はうつむいて…少し考えてるような素振りを見せた。

そして次に口にした言葉は全く僕の想定外のものだった…

「…ダメです。」

そう言った彼女の目にはうっすら涙が浮かんでいる。


今日の楽しかったデートから雰囲気は一変してしまった…

驚きの中…僕は彼女を不思議そうに見つめて、

「何でダメなの?」と問いかけたのだが…

正直、自分でもなんでこんな話になっているのかよく分からなくなってきた。

付き合う、付き合わないで少なからず自分に好意を持ってくれている女の子を泣かせてしまっている。

しかもこんな可愛くて、素直で優しい子に…


なんて馬鹿な奴だろうか。自分に腹が立ってきた。



軽くパニックになっている僕に対して…

更に彼女の言葉が追い討ちをかける…



「だって宮田さん…

サークルとかで合コンとかあるんでしょ?

綺麗な女の子とかが来るアレです…行ったことありますよね?」
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