sweet sweet pain〜幸せになるためのstory〜

奏 隼人

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KIMONO GIRL

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翌日、御一行様と平安神宮を参拝した後、蹴上けあげにあるホテルのレストランにて昼食になった。

途中で神社長と秘書の方にお任せして僕はイベント会場へ向かう。イベント会場では結衣、結真、優花さんやsteedのメンバー、トモヤ、泉さんがスタンバイしてくれていた。

アンクのマスターも音響機材を貸し出してくださっただけでなく、こちらに駆けつけてくださった。本当に有難い。しばらくして千花さんが会場にお見えになられた。

僕はステージ前に設営した席にお連れして、「今日はお呼び立てしてすみません。優花さんの晴れ姿をお見せします…」


僕は神社長と秘書の方に連絡をして会長御一行を会場の方まで誘導して頂いた。疎水の満開の桜を見ながら、会場に到着する。そこには…

「OH!! …KIMONO GIRL!!」

モニターに映る色とりどりの綺麗な着物に身を包んだ女性達…

国際文化交流会館の庭スペースをお借りして僕らはライブ会場を作り上げた。steedのメンバーが並んで御一行を迎える。その姿は…着物姿である。いや、正しくは着物風衣装だろうか。

東山や産寧坂近くのレンタルショップで着物に着替えて街を歩く若い女性からヒントを得た。

「こんにちは。今日は楽しんでください。」

陽子さんのMCでライブが始まる。
着物姿のロックバンドに会長御一行は驚きと興奮を見せた。特設席の社員の若い方々はみんなスマホを取り出して撮影を始める。

会長もその姿を見て、満足そうだ。大きなモニターもオフィスのプレゼン用のをお借りしていくつか設置している。

ライブの様子をカメラを通して大型モニターに映し出す。そしてライブをネット中継することにした。もちろん神社長とミュラー会長の会社協賛のテロップを入れて…

泉さんはコンピューターの専門学校生である。トモヤと一緒にネット中継をお願いしたら快諾を得ることが出来た。

音響一式はアンクのマスターが担当して下さった。これ以上頼もしい助っ人は他にはおられない。お店で宣伝して頂いたおかげでバンドマンや音楽好きの若者、様々な国の観光客まで観に来てくれたようだ。

やがて曲が終わり、陽子さんのMCが入る。

「皆様、今日は私達のライブにご来場頂き、ありがとうございます。こちらをご覧下さい。」

陽子さんが右手で示したその先に立っていたのは…
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