奥さまは魔王女

奏 隼人

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精霊の友達

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「こんなのどうやって…」

その時、「まかせて!パパ!」「やってみるよ!ママ」ゴルドとシルヴァがミスとリルを連れてきた…

二人は両手を前に突き出してそれぞれ赤い紋章と青い紋章を宙に描く…

「いっけえ!!」「それぇ!!」

二つの紋章が重なる…極大消滅呪文を放った…

社の何個かと林の一角を消し飛ばした…が、何故か光るキツネは強大な魔法力でも消すことが出来なかった。

「うぬぬ…あのキツネ…やっかいじゃのう!!」

ゴルドは地団駄を踏んで悔しがった…



「ふふふ…あれをただの魔法で作り出したキツネだと思ったら大間違いよ…」  

アイの言葉を聞いてゴルドはハッと気づいた…

「そうか…婿殿、ティナ…あれは精霊の集まりじゃ!魔法因子ではなく、精霊をキツネのような配列かたちに集めて攻撃してくるのじゃ。彼女のキツネは風の精霊…恐らくさっきの呪文も精霊の力で受け流されたのであろう…精霊は小さ過ぎて普通の攻撃では簡単に倒すことは出来んわい!」



僕達は万事休すといった感じだったが…僕の目の前に小さな…まるで白い粒のような光が現れた…

「おい、お前…結構困ってるな!!

いつもなら別に知らん顔するんだが、お前は俺の友達を大事にしてくれているからな…

だからまあ、俺達も友達みたいなもんだから…助けてやるよ。」

ひ、光がしゃべった?僕は驚いたが…

「ひょっとして君は精霊かい…⁉︎」

「ああ…まあ、ナリは小さいが、お前達と同じよ。それに俺達じゃなきゃ出来ないこともあるぜ!」

「何をぶつぶつ言ってるの?
あなたさえ私の言う事を聞いて子作りに協力してくれるなら止めてあげるわよ。さあ…どうするの?」

「…愛ちゃん…僕はティナを愛している…
君に…ミラールに出来る限りの協力はしてあげたいけど、ティナを裏切るような協力は出来ない…僕が描いた君との未来では無かったけどあの日、タイムカプセルに誓った僕のお嫁さんはティナだったんだよ…」

「ダーリン…」

アイは唇を噛み締めた…「くっ!!…ならば、我が力を思う存分味わうがよい!」アイのキツネの化身が優也とプラティナ目がけて飛びかかった…

その時、僕の周りのいくつかの光が一つに集まり、キツネの鋭い爪を受け止めた…
キツネは光に弾かれて後方に飛ばされた…

「こ、これは…」






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