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プライベートフィールド
きみに、決めたっ!!
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「なるほど。大狼型の騎獣に決めたんだね」
奉納ポイントの使い道に延々と悩んだおかげで、いつの間にやら魔神様とお約束していた時間になってしまってた。なので、お料理をしつつ大狼型の騎獣をもらうことを宣言したら、返ってきたのがこのお言葉。
「そうしたら、属性はなにがいいかな? 選ぶ属性によって、毛質が変わるからねぇ……」
「ナント」
「氷属性の子は、お外はサラサラで中がモッフモフ。水属性だとしっとりヒンヤリ」
「ほうほう、ふんふん」
地属性だと毛皮というよりも甲羅になってしまうし、金属性の毛は針金状。
毛並みを楽しむことも目的にしてるから、この二種は除外だね。
ちなみに、サラリとしたさわり心地は植物・風・氷属性で、しっとり系が水。火・氷・治癒属性はホワホワ、光・闇・強化・精神属性はゴワゴワチクチクするらしい。
「光と闇は金属性ほど固くはないけど……一本一本の毛が太めなんだよね。それに、光の子はキラキラしてて目に眩しい」
「ゴワゴワチクチクはノーセンキューだなぁ……なんか、断然氷属性にお得感を感じます」
「サラサラ指通りが良い上に、新雪みたいにホワホワだからね。私もイチオシなんだけど……暑さにメチャクチャ弱いんだよねぇ」
と呟き、ため息をつく。
どうやら常に雪が降る地域でしか暮らしていけないほど、暑さに弱いらしい。
ってことは、だ。氷属性の子ににしたら、常に雪が降ってるような場所で暮らさなきゃいけないってことになる。
「わたし、寒いのは嫌だなぁ……」
「なら、森の王者・フォレルーポ、暴風王・トルルーポが候補だね」
フォレルーポは森の王者の二つ名の通り周囲の植物を操れるため、森の中ではほぼ無敵。もう一方のトルルーポは暴風王と呼ばれるだけあって風を自由に操るから、割とどこでもお強いらしい。
「どっちもサラサラ系……火と治癒の子はオススメじゃないんですか?」
「火の子がいると、海とか湖に近づきづらくなる。あと、暑い地域に行くとそばにいるだけで汗が止まらなくなるね。基礎体温が高いから」
それは確かに除外対象だ。寒いときにはありがたいけど、夏場は近寄りたくないし、行ける場所が制限されるのは嬉しくない。基本的に涼しくて、大きな水場が近くにない場所しか行けないってことだもん。
「治癒の子は……和み効果が高すぎて、間違いなくフェリシアちゃんは寝る」
「……??」
「ナマケモノ製造獣なので、オススメできません。だら~んとしたいときには素晴らしいんだけど、常用は危険。フェリシアちゃんがフニャフニャ蕩けてるとこを見たくないとは言いませんが、多分、そこから抜け出せなくなるので希望されても差し上げられません」
なんか良く分からないけど、思わずわたし相手に敬語になっちゃうくらいアカン系らしい。
あと、言動がちょっと怪しい。
下心的なものは感じないんだけど、自分の言動で想像したナニカのせいで本人がフニャフニャ蕩けてる。魔神様がそんなありさまなおかげで、なんだかちょっと冷静になれた気がします。
「確かに、治癒の子もなしにしたほうが良さそうですねぇ」
「それが妥当かな」
「どっちも優秀そうで悩ましいです」
「たしかに、どっちも優秀なのは間違いないね。まあ、卵とか幼獣なら、両方ゲットって事もできるんだけど――」
「そちら、詳しくっ」
食い気味に訊ねた結果、卵なら十分の一、幼獣なら半分のポイントで交換してもらえることが判明した。
卵から孵して成獣になるまでの期間は、百日間。
だけど、この期間は進化させる場合と同様に魔力を余分に譲渡することによってその期間が短縮できる。わたしなら八倍の速度で育てられるそうだから――卵からで十三日。幼獣からなら八日で騎乗できるようになるわけだ。
――幼獣や卵なら、どっちももらえるけど……
森の王者・フォレルーポ(の幼獣)!
きみに、決めたっ!!
これで、残りの奉納ポイントは2027。
ほんのりと、聖域改造に使う余裕ができました……!
まあ、幼獣に決めたのは魔神様の「どんな生き物も、子供ってメチャクチャ可愛いよね」という一言だったんだけど。言われてみれば、サラフワのちびっこ狼が可愛くないはずがないよねっ!
奉納ポイントの使い道に延々と悩んだおかげで、いつの間にやら魔神様とお約束していた時間になってしまってた。なので、お料理をしつつ大狼型の騎獣をもらうことを宣言したら、返ってきたのがこのお言葉。
「そうしたら、属性はなにがいいかな? 選ぶ属性によって、毛質が変わるからねぇ……」
「ナント」
「氷属性の子は、お外はサラサラで中がモッフモフ。水属性だとしっとりヒンヤリ」
「ほうほう、ふんふん」
地属性だと毛皮というよりも甲羅になってしまうし、金属性の毛は針金状。
毛並みを楽しむことも目的にしてるから、この二種は除外だね。
ちなみに、サラリとしたさわり心地は植物・風・氷属性で、しっとり系が水。火・氷・治癒属性はホワホワ、光・闇・強化・精神属性はゴワゴワチクチクするらしい。
「光と闇は金属性ほど固くはないけど……一本一本の毛が太めなんだよね。それに、光の子はキラキラしてて目に眩しい」
「ゴワゴワチクチクはノーセンキューだなぁ……なんか、断然氷属性にお得感を感じます」
「サラサラ指通りが良い上に、新雪みたいにホワホワだからね。私もイチオシなんだけど……暑さにメチャクチャ弱いんだよねぇ」
と呟き、ため息をつく。
どうやら常に雪が降る地域でしか暮らしていけないほど、暑さに弱いらしい。
ってことは、だ。氷属性の子ににしたら、常に雪が降ってるような場所で暮らさなきゃいけないってことになる。
「わたし、寒いのは嫌だなぁ……」
「なら、森の王者・フォレルーポ、暴風王・トルルーポが候補だね」
フォレルーポは森の王者の二つ名の通り周囲の植物を操れるため、森の中ではほぼ無敵。もう一方のトルルーポは暴風王と呼ばれるだけあって風を自由に操るから、割とどこでもお強いらしい。
「どっちもサラサラ系……火と治癒の子はオススメじゃないんですか?」
「火の子がいると、海とか湖に近づきづらくなる。あと、暑い地域に行くとそばにいるだけで汗が止まらなくなるね。基礎体温が高いから」
それは確かに除外対象だ。寒いときにはありがたいけど、夏場は近寄りたくないし、行ける場所が制限されるのは嬉しくない。基本的に涼しくて、大きな水場が近くにない場所しか行けないってことだもん。
「治癒の子は……和み効果が高すぎて、間違いなくフェリシアちゃんは寝る」
「……??」
「ナマケモノ製造獣なので、オススメできません。だら~んとしたいときには素晴らしいんだけど、常用は危険。フェリシアちゃんがフニャフニャ蕩けてるとこを見たくないとは言いませんが、多分、そこから抜け出せなくなるので希望されても差し上げられません」
なんか良く分からないけど、思わずわたし相手に敬語になっちゃうくらいアカン系らしい。
あと、言動がちょっと怪しい。
下心的なものは感じないんだけど、自分の言動で想像したナニカのせいで本人がフニャフニャ蕩けてる。魔神様がそんなありさまなおかげで、なんだかちょっと冷静になれた気がします。
「確かに、治癒の子もなしにしたほうが良さそうですねぇ」
「それが妥当かな」
「どっちも優秀そうで悩ましいです」
「たしかに、どっちも優秀なのは間違いないね。まあ、卵とか幼獣なら、両方ゲットって事もできるんだけど――」
「そちら、詳しくっ」
食い気味に訊ねた結果、卵なら十分の一、幼獣なら半分のポイントで交換してもらえることが判明した。
卵から孵して成獣になるまでの期間は、百日間。
だけど、この期間は進化させる場合と同様に魔力を余分に譲渡することによってその期間が短縮できる。わたしなら八倍の速度で育てられるそうだから――卵からで十三日。幼獣からなら八日で騎乗できるようになるわけだ。
――幼獣や卵なら、どっちももらえるけど……
森の王者・フォレルーポ(の幼獣)!
きみに、決めたっ!!
これで、残りの奉納ポイントは2027。
ほんのりと、聖域改造に使う余裕ができました……!
まあ、幼獣に決めたのは魔神様の「どんな生き物も、子供ってメチャクチャ可愛いよね」という一言だったんだけど。言われてみれば、サラフワのちびっこ狼が可愛くないはずがないよねっ!
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