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プライベートフィールド
にぃには脳筋
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魔神様が連れてきてくれたフォレルーポは、サラフワの長い毛に覆われた可愛い女の子。
卵から孵ったばかりでプルプルしていたけれど、最大限に魔力を譲渡したとたん、ものすごく可愛くなった。子供の割にちょっぴり体は大きいけれど、深緑や若草色が混じった不思議な毛色に、クリっと大きな茶色い瞳が、とってもチャーミング!
え? 体の大きさ?
すでに私の腰辺りに頭がありますが、ナニカ?
「フェリシア、その顔、すっごく気持ち悪い」
「しつれいなっ」
にぃにがひどいことを言うけれど、仕方がないと思います。
あんまりにも可愛すぎて、ウヒウヒお顔が蕩けちゃうんだものっ!
暖炉の前に敷いた毛皮の上でお鼻をピスピス鳴らしながら、にぃにのガルゥと一緒に眠るフォレルーポを眺めてから、ベッドに潜り込む。にぃにが先に入ってるから、温かいっ。
ところでこのベッド、こっそりと村の神殿からチョッパってきたやつだったりする。
村にあった中で、一番寝心地が良かったんだもの。ちなみに、コレとウチのベッドは以外は奉納しちゃいました。
割とサイズも大きいので、にぃにと二人で一緒に使えるというのも残した理由の一つだったり……
「それで、明日からのことだけど――」
盗賊さんを警戒して村(跡地)を出てきたけれど、聖域に出入りできるようになったことによって、わたしたちは安全に過ごせる場所を手に入れた。なので、これからどうしようかと言うのが、にぃにが聞きたいことらしい。
「移動は、少しずつでもいいから続けようよ」
「そう? 御子様に見つかりたくないから、別の国に行くのは賛成なんだけど新しい獣魔が成獣になるまで、八日位だっていってたでしょ。その間は、聖域の改造でもしてればいいんじゃないかと思うんだけど……」
「聖域は安全かもだけど、八日も閉じこもっていたら飽きちゃうでしょう」
にぃには体を動かすのが好きだし、閉じこもり生活は無理だろうと思ったけれど、思わぬ返事が帰ってくる。
「鍛錬したり、矢を作る練習をしたり……結構、ここでできることもあるから八日くらいなら問題ないかな」
「ナント……」
にぃにはどうやら、ひたすら自分を鍛えられそうな環境が手に入ったのが嬉しくて仕方がないらしい。全然知らなかったよ……にぃにが、脳筋気味だなんて。
「フェリシアだって、線を引く練習ばかりじゃなく、調薬の練習をしてみたらいいじゃない」
……あったね、そんなスキルも。
「素材がないよ、にぃに」
「それこそ、奉納ポイントを使って手に入れればいいよ。それで、出来上がったものを奉納すれば最悪でもプラスマイナスゼロになる」
「むむむ……」
調薬にはあんまり心惹かれなかったから、考えもしなかったよ。
けど、確かにそれはいい手かも。奉納ポイント稼ぎ的な方向でだけど。
「ソレはソレでやるとして、日に何時間かでいいから聖域からは出ようよ。気分転換は必要だと思いますっ」
気分転換もそうだけど、フォレルーポに森の中を歩かせてやりたい気持ちが結構強い。
だって、森の王者ですよ?
女の子だから女王かもしれないけど、どっちにせよ森に連れて行くのは良いことだと思う。きっと、ミントちゃんにとって過ごしやすい環境なはずっ。
「……じゃあ、朝ごはんを食べたあと、お昼までブラブラ歩くっていうのは?」
「うにうに。それで十分」
「かわりに、ミルギューに乗るのは禁止ね」
「そんな殺生なっ!?」
「体力づくりは大事だよ、フェリシア」
「むむむむむ……反論できにゃい」
とりあえず明日からしばらくの間、遠くに移動することができないのは確定した次第。
卵から孵ったばかりでプルプルしていたけれど、最大限に魔力を譲渡したとたん、ものすごく可愛くなった。子供の割にちょっぴり体は大きいけれど、深緑や若草色が混じった不思議な毛色に、クリっと大きな茶色い瞳が、とってもチャーミング!
え? 体の大きさ?
すでに私の腰辺りに頭がありますが、ナニカ?
「フェリシア、その顔、すっごく気持ち悪い」
「しつれいなっ」
にぃにがひどいことを言うけれど、仕方がないと思います。
あんまりにも可愛すぎて、ウヒウヒお顔が蕩けちゃうんだものっ!
暖炉の前に敷いた毛皮の上でお鼻をピスピス鳴らしながら、にぃにのガルゥと一緒に眠るフォレルーポを眺めてから、ベッドに潜り込む。にぃにが先に入ってるから、温かいっ。
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割とサイズも大きいので、にぃにと二人で一緒に使えるというのも残した理由の一つだったり……
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「移動は、少しずつでもいいから続けようよ」
「そう? 御子様に見つかりたくないから、別の国に行くのは賛成なんだけど新しい獣魔が成獣になるまで、八日位だっていってたでしょ。その間は、聖域の改造でもしてればいいんじゃないかと思うんだけど……」
「聖域は安全かもだけど、八日も閉じこもっていたら飽きちゃうでしょう」
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「鍛錬したり、矢を作る練習をしたり……結構、ここでできることもあるから八日くらいなら問題ないかな」
「ナント……」
にぃにはどうやら、ひたすら自分を鍛えられそうな環境が手に入ったのが嬉しくて仕方がないらしい。全然知らなかったよ……にぃにが、脳筋気味だなんて。
「フェリシアだって、線を引く練習ばかりじゃなく、調薬の練習をしてみたらいいじゃない」
……あったね、そんなスキルも。
「素材がないよ、にぃに」
「それこそ、奉納ポイントを使って手に入れればいいよ。それで、出来上がったものを奉納すれば最悪でもプラスマイナスゼロになる」
「むむむ……」
調薬にはあんまり心惹かれなかったから、考えもしなかったよ。
けど、確かにそれはいい手かも。奉納ポイント稼ぎ的な方向でだけど。
「ソレはソレでやるとして、日に何時間かでいいから聖域からは出ようよ。気分転換は必要だと思いますっ」
気分転換もそうだけど、フォレルーポに森の中を歩かせてやりたい気持ちが結構強い。
だって、森の王者ですよ?
女の子だから女王かもしれないけど、どっちにせよ森に連れて行くのは良いことだと思う。きっと、ミントちゃんにとって過ごしやすい環境なはずっ。
「……じゃあ、朝ごはんを食べたあと、お昼までブラブラ歩くっていうのは?」
「うにうに。それで十分」
「かわりに、ミルギューに乗るのは禁止ね」
「そんな殺生なっ!?」
「体力づくりは大事だよ、フェリシア」
「むむむむむ……反論できにゃい」
とりあえず明日からしばらくの間、遠くに移動することができないのは確定した次第。
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