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トレルリ神民国~魔道具師のたまご~
わたしは町でお留守番
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わたしとピエリスさんの臨死体験(?)から、早いものでもう三日。
「では、女将。フェリシアのことをよろしく頼む」
「ああ、気をつけて行っといで。フェリシアちゃんは、キチンとウチで見とくよ」
結局、斡旋所の初仕事には失敗してしまったわけだけど、特にノルマがあったわけじゃない。町に戻った翌日には、森に入るのが(魔力が多すぎて)危険で危ないわたしを置いて、にぃにとピエリスさんの二人だけで斡旋所のお仕事をする方向で話が決まったのは仕方ない。
その間、クリナムさんと二人で露店をするというのも想像がついていたことだ。
ただ、その予定が変更になるのはちょっぴり想定外だった。
まさか、わたしだけお留守番をすることになるなんて……
それというのも、わたし達がお夕飯を食べつつ翌日の予定を相談してるのを聞いてた宿の女将さんが、露天を代理を買って出たから。
正確には、かわりに露店を出してくれるのは女将さんの子ども達なんだけど……
なんというか、このお申し出。
わたし達が森に行っていた間に加護の儀を受けた彼女の息子――サロ君が、魔道具作成スキルを授かったから出てきたお話なのだ。
なのでこちらの対価は、魔道具の作り方――魔法文字をサロ君に教えること。
こちらとしては有り難い申し出だったので二つ返事で引き受けたよ。
「フェリシア。夕方になる前に戻るから、買い物はソレまで待っててね」
「うにうに」
町の子は午前中には親の手伝いをしたり、神殿で文字や簡単な計算を習ったりと忙しい。なので、露店を開くのは午後からだ。
その間わたしはヒマなんだから、せっかくなので売り物のお札を追加で作っておきたい。
「女将さん、お部屋に戻ってます」
「あいよ。お昼になったらリアーナを呼びにやるよ」
女将さんに声をかけ、わたしはお部屋に引き上げる。
ちなみにリアーナは、女将さんの六歳になる長女のこと。
お宿の子供は五人兄妹で、上からシドニーさん十四歳・ジャン君十一歳・サロ君十歳の三人が男の子。
残りの二人がリアーナちゃん六歳とアーダちゃん三歳の二人が女の子だ。
わたしの露店を代行してくれるのは、シドニーさんとサロ君をの除いた三人になる。
シドニーさんは宿を継ぐみたいで、仕事を覚えるのに忙しいのです。
家の跡を継げない他の四人は別口でお仕事を見つけないといけない。
だから、ジャン君は木工工房で働くために木材加工の腕を磨いているし、リアーナちゃんはお針子さんを目指して縫い物の練習に励んでる。
魔道具が大好きなサロ君が魔道具神様のご加護を授かったから、リアーナちゃんは俄然やる気を出してるらしい。
彼女はまだ六歳だし、がんばりを認められてご加護を授かれるといいなと思います。
そんなことを考えつつ、部屋に戻ってお札を作る道具を用意すると、わたしは今日の売り物の準備を始める。
『劣化遅延』『冷却』に続いて用意する今回の新商品は、『重量軽減』のお札だ。
――買い過ぎでヒーヒー言ってるお母さん、結構多かったからね。
コレは、絶対売れるはず。
まあ、売れなくてもソレはソレで構わない。
いざとなったら、自分で使えばいいんだし。
「では、女将。フェリシアのことをよろしく頼む」
「ああ、気をつけて行っといで。フェリシアちゃんは、キチンとウチで見とくよ」
結局、斡旋所の初仕事には失敗してしまったわけだけど、特にノルマがあったわけじゃない。町に戻った翌日には、森に入るのが(魔力が多すぎて)危険で危ないわたしを置いて、にぃにとピエリスさんの二人だけで斡旋所のお仕事をする方向で話が決まったのは仕方ない。
その間、クリナムさんと二人で露店をするというのも想像がついていたことだ。
ただ、その予定が変更になるのはちょっぴり想定外だった。
まさか、わたしだけお留守番をすることになるなんて……
それというのも、わたし達がお夕飯を食べつつ翌日の予定を相談してるのを聞いてた宿の女将さんが、露天を代理を買って出たから。
正確には、かわりに露店を出してくれるのは女将さんの子ども達なんだけど……
なんというか、このお申し出。
わたし達が森に行っていた間に加護の儀を受けた彼女の息子――サロ君が、魔道具作成スキルを授かったから出てきたお話なのだ。
なのでこちらの対価は、魔道具の作り方――魔法文字をサロ君に教えること。
こちらとしては有り難い申し出だったので二つ返事で引き受けたよ。
「フェリシア。夕方になる前に戻るから、買い物はソレまで待っててね」
「うにうに」
町の子は午前中には親の手伝いをしたり、神殿で文字や簡単な計算を習ったりと忙しい。なので、露店を開くのは午後からだ。
その間わたしはヒマなんだから、せっかくなので売り物のお札を追加で作っておきたい。
「女将さん、お部屋に戻ってます」
「あいよ。お昼になったらリアーナを呼びにやるよ」
女将さんに声をかけ、わたしはお部屋に引き上げる。
ちなみにリアーナは、女将さんの六歳になる長女のこと。
お宿の子供は五人兄妹で、上からシドニーさん十四歳・ジャン君十一歳・サロ君十歳の三人が男の子。
残りの二人がリアーナちゃん六歳とアーダちゃん三歳の二人が女の子だ。
わたしの露店を代行してくれるのは、シドニーさんとサロ君をの除いた三人になる。
シドニーさんは宿を継ぐみたいで、仕事を覚えるのに忙しいのです。
家の跡を継げない他の四人は別口でお仕事を見つけないといけない。
だから、ジャン君は木工工房で働くために木材加工の腕を磨いているし、リアーナちゃんはお針子さんを目指して縫い物の練習に励んでる。
魔道具が大好きなサロ君が魔道具神様のご加護を授かったから、リアーナちゃんは俄然やる気を出してるらしい。
彼女はまだ六歳だし、がんばりを認められてご加護を授かれるといいなと思います。
そんなことを考えつつ、部屋に戻ってお札を作る道具を用意すると、わたしは今日の売り物の準備を始める。
『劣化遅延』『冷却』に続いて用意する今回の新商品は、『重量軽減』のお札だ。
――買い過ぎでヒーヒー言ってるお母さん、結構多かったからね。
コレは、絶対売れるはず。
まあ、売れなくてもソレはソレで構わない。
いざとなったら、自分で使えばいいんだし。
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