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出番ですよ、みなさん!
しおりを挟むトリーちゃんの元気がない原因が分かった。
トリーちゃん、殿下の事好きだったんだ…
殿下にくっつくタニヤさんが気になって、
殿下に触るタニヤさんが気になって、
嫌でたまらなかったんだと思う。
分かるよ、私もロイとタニヤさんが一緒に居ただけで嫌だったもの。
だから、私は応援するよ、トリーちゃん。
「ロイ、殿下の所に行こう!」
「今?」
「そう、今。こういう事は早い方がいいから!」
「どういうこと?」
「鈍いなぁ~ロイは。」
二人で殿下の所に向かった。
学院の殿下の執務室の前に立つ護衛の人に声をかけてもらう。
許可が降り、ロイと中へ入った。
「お忙しいところ申し訳ありません。今、お時間大丈夫ですか?」
「丁度良かった~、ロイを呼ぼうと思ってたから。」
「ひょっとしてタニヤの事ですか?」
「そうだよ、お前の親戚なんなんだよ!
めちゃくちゃ被害被ってるんだけど!」
「僕に言われても。アイツは何言っても聞かないので、手の施しようがないです。逃げるが勝ちです。」
「逃げれないから困ってるんだろ!せっかくトリーちゃんと良い感じになってたのに、アイツが邪魔するから、最近全然トリーちゃんに会えないんだぞ!何とかしろ!」
「あのう、殿下は本気でトリーちゃんの事が好きなんでしょうか?」
「ああ、好きだ。あの子なら父上も文句はないし、頭も良い。
何よりオレが好き。かなり好き。」
「良かった。なら協力しましょう!」
「オオーさすがリリーちゃん!
もう本当にウンザリなんだよ…。」
「婚約者を作ってしまうのはどうでしょう?」とロイ。
「嫌だ。王命で婚約するのは違う。
オレはトリーちゃんに好きになって貰いたい!それにアイツ、婚約者のいるお前に絡んでただろう。」
「そうでした。」
「リリーちゃん、なんかないの?」
「う~ん、少し時間を下さい。でも絶対、タニヤさんに触れさせないようにしてください!絶対です!
そして、トリーちゃんが避けていても諦めないで絡んで下さいよ!
トリーちゃん、油断してたら逃げちゃいますから!」
「おおよ!」
「まずはタニヤさんを殿下に近づけないようにしましょう。なんとかしてみます、会員の皆さんと!」
「え?何の会員?」
「『愛でる会』です。」
「あ~トリーちゃんとこの。」
「じゃあこれから打ち合わせしてきますので!ロイ行こう。」
「それでは殿下・・・・頑張って。」
「早く行け!」
こうして、執務室を後にした。
その後、また会員さんを呼んだら同じ人が出て来た。
代表代理の方だそうだ。
トリーちゃん以外の、会員さんの協力を得て
[タニヤさんから守る会]が発足された。
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