10 / 28
10
しおりを挟む
爆炎と土煙が晴れると、そこには半壊した馬車と、それを取り囲む黒装束の集団がいた。
数は十名ほど。
手にしているのは、湾曲した異国の剣。
「……ふむ。手荒い歓迎だな」
ギルバートは煤けた上着を脱ぎ捨てながら、涼しい顔で剣を抜いた。
その背後では、アムリーが冷静に電卓を叩いている。
「被害状況報告。馬車は大破(修理費金貨五十枚)。護衛の騎士二名が軽傷(治療費金貨五枚)。そして何より……」
アムリーは地面に落ちた、ひしゃげたケーキの箱を見つめた。
「私の『ご褒美モンブラン』が全損しました。これは許されざる重罪です」
「同感だ。万死に値する」
ギルバートの瞳から、光が消えた。
襲撃者の一人が、低い声で告げる。
「王家の宝物を渡せ。さもなくば命はない」
「お断りする」
ギルバートが一歩前に出る。
「これは国の財産だ。そして何より、私の婚約者が命がけで計算し、回収した成果物だ。指一本触れさせん」
「ならば死ね!」
黒装束たちが一斉に襲いかかってきた。
鋭い刃が閃く。
しかし、ギルバートの動きは疾風のようだった。
キンッ! ガキンッ!
目にも止まらぬ剣速で、襲撃者の剣を弾き飛ばす。
「遅い」
一閃。
先頭の男が吹き飛ばされる。
強い。
「冷徹公爵」の名は伊達ではない。彼は文官であると同時に、国一番の剣士でもあったのだ。
だが、敵もさるもの。
「魔法使い、やれ!」
後方に控えていた男が、杖を掲げた。
「火球(ファイアボール)!」
紅蓮の炎が、ギルバートめがけて放たれる。
ギルバートは剣で迎撃しようとするが、魔法は剣では斬れない。
「ちっ……!」
「――角度修正、左三〇度!」
アムリーの声が響いた。
彼女は懐から取り出した、銀色に輝く平たい板――高級ステンレス製の『書類用バインダー』をフリスビーのように投げた。
ヒュン!
バインダーは美しい弧を描き、火球の側面に直撃した。
物理的な衝撃で、火球の軌道がわずかにズレる。
ドォォォン!
炎はギルバートの横をすり抜け、誰もいない壁に着弾した。
「なっ!? 魔法を弾いた!?」
魔法使いが驚愕する。
アムリーは予備のバインダーを構え、眼鏡を光らせた。
「魔法も物理現象の一種。質量とベクトル計算さえ間違えなければ、干渉は可能です」
「……君は本当に、何者なんだ?」
ギルバートが呆れつつも笑う。
「ただの事務員です。ですが、定時退社を邪魔する者には容赦しません!」
アムリーは叫ぶと同時に、懐から万年筆を三本取り出した。
「くらえ! 決裁ペン・ミサイル!」
シュシュシュッ!
投擲された万年筆は、魔法使いの杖を持つ手、そして膝の皿に正確に突き刺さった。
「ぎゃああああ!」
「命中率一〇〇%。次は眉間を狙いますよ?」
アムリーの殺気に、襲撃者たちがたじろぐ。
その隙を、ギルバートが見逃すはずがない。
「隙あり!」
彼は残りの敵を一瞬で制圧していった。
剣の峰で急所を打ち、次々と意識を刈り取っていく。
わずか三分後。
路地裏には、気絶した黒装束たちが山積みになっていた。
「……終了だな」
ギルバートが剣を納める。
乱れた息一つしていない。
「お怪我はありませんか、閣下」
「ああ。君の援護のおかげだ。……そのバインダー、投げるものだったのか?」
「多機能文具です。盾にも武器にもなります」
アムリーはバインダーを回収し、袖口で汚れを拭った。
そして、唯一意識を残しておいたリーダー格の男の前にしゃがみ込んだ。
「さて、取り調べ(ヒアリング)の時間です」
アムリーは男の胸ぐらを掴み、笑顔を見せた。
「貴方たちの雇い主は誰ですか? 黙秘権はありません。喋らない場合、貴方の装備品を全て剥ぎ取り、下着姿で大通りに放置します」
「ひっ……!」
男は震え上がった。
目の前の令嬢が、冗談で言っているのではないと悟ったからだ。
「は、吐く! 全部吐く! 俺たちは『黒鷲(シュバルツ・アドラー)』だ!」
「黒鷲? 隣国の傭兵団か」
ギルバートが眉をひそめる。
「誰の依頼だ?」
「し、知らねえ! ただ、『ピンクのドレスを着た小娘』から手紙と前金が届いたんだ! 『邪魔な女を消して、宝物を奪え』ってな!」
「ピンクのドレス……」
アムリーとギルバートは顔を見合わせた。
「ミナ様ですね」
「……あのバカ女、傭兵まで雇っていたのか」
「いえ、違います」
アムリーは首を振った。
「ミナ様に、傭兵団への連絡手段や、前金を用意する資金力はありません。……手紙の筆跡は?」
「そ、それは……代筆っぽかったが、封蝋はあいつの実家の男爵家の紋章だった!」
「なるほど。偽装工作(なりすまし)ですね」
アムリーは立ち上がった。
「ミナ様を利用し、王家の宝物を奪い、さらに私を消そうとする何者か。……傭兵を使ってまで強行するとは、相当焦っているようです」
「宝物の中に、奴らにとって『絶対に回収したいもの』が含まれていたのか?」
ギルバートが回収した袋を見る。
アムリーは袋の中身を脳内で検索した。
金目のものばかりだが、その中に一つだけ、異質なものがあった。
『管理番号099・古びた鍵』
装飾もなく、ただの鉄屑に見える鍵。
カイルたちが「これも金になるかも」と適当に放り込んだものだ。
「……閣下。一度、全ての宝物を詳細に鑑定する必要があります。特に、価値のなさそうなものほど怪しい」
「分かった。屋敷に戻って精査しよう」
ギルバートは部下に指示を出し、襲撃者たちを連行させた。
そして、アムリーに向き直る。
「……怖くなかったか?」
「いえ。恐怖よりも怒りが勝りました」
「怒り?」
「私のモンブランを台無しにした罪。……彼らには、一生かかっても償えないほどの労働奉仕を課すべきです」
アムリーが本気で悔しがっているのを見て、ギルバートは吹き出した。
「くくっ、ははは! 君らしいな」
彼はアムリーの肩を抱き寄せた。
「すまなかった。モンブランの代わりにはならないが、私の専属シェフに最高のお菓子を作らせよう」
「本当ですか! では、特大パフェをお願いします!」
「ああ、約束する」
二人は瓦礫の山を背に、歩き出した。
襲撃すらも「業務上のトラブル」として処理してしまうアムリー。
しかし、事態は彼女の予想を超えて、国家間の陰謀へと発展しようとしていた。
◇
翌日。
王都の地下牢。
そこに、質素な囚人服を着せられたカイルとミナの姿があった。
「出してくれぇ! ここはカビ臭いんだ!」
「お腹空きましたぁ……。マカロン食べたいですぅ……」
二人は鉄格子の前で泣き言を言っていた。
そこへ、看守が近づいてくる。
「面会だ」
現れたのは、フードを目深に被った謎の人物だった。
「……誰だ?」
カイルが尋ねる。
人物はフードを少しだけ上げ、口元に笑みを浮かべた。
「助けに来ましたよ、愛しい駒たち」
その声を聞いた瞬間、ミナの顔がパッと輝いた。
「ああっ! 貴方は……!」
「シッ。静かに」
人物は指を立てた。
「ここから出してあげます。その代わり……もう一度だけ、働いてもらいますよ?」
その手には、怪しく光る鍵が握られていた。
アムリーたちが「黒幕」の正体にたどり着く前に、敵の手が再び動き出そうとしていた。
数は十名ほど。
手にしているのは、湾曲した異国の剣。
「……ふむ。手荒い歓迎だな」
ギルバートは煤けた上着を脱ぎ捨てながら、涼しい顔で剣を抜いた。
その背後では、アムリーが冷静に電卓を叩いている。
「被害状況報告。馬車は大破(修理費金貨五十枚)。護衛の騎士二名が軽傷(治療費金貨五枚)。そして何より……」
アムリーは地面に落ちた、ひしゃげたケーキの箱を見つめた。
「私の『ご褒美モンブラン』が全損しました。これは許されざる重罪です」
「同感だ。万死に値する」
ギルバートの瞳から、光が消えた。
襲撃者の一人が、低い声で告げる。
「王家の宝物を渡せ。さもなくば命はない」
「お断りする」
ギルバートが一歩前に出る。
「これは国の財産だ。そして何より、私の婚約者が命がけで計算し、回収した成果物だ。指一本触れさせん」
「ならば死ね!」
黒装束たちが一斉に襲いかかってきた。
鋭い刃が閃く。
しかし、ギルバートの動きは疾風のようだった。
キンッ! ガキンッ!
目にも止まらぬ剣速で、襲撃者の剣を弾き飛ばす。
「遅い」
一閃。
先頭の男が吹き飛ばされる。
強い。
「冷徹公爵」の名は伊達ではない。彼は文官であると同時に、国一番の剣士でもあったのだ。
だが、敵もさるもの。
「魔法使い、やれ!」
後方に控えていた男が、杖を掲げた。
「火球(ファイアボール)!」
紅蓮の炎が、ギルバートめがけて放たれる。
ギルバートは剣で迎撃しようとするが、魔法は剣では斬れない。
「ちっ……!」
「――角度修正、左三〇度!」
アムリーの声が響いた。
彼女は懐から取り出した、銀色に輝く平たい板――高級ステンレス製の『書類用バインダー』をフリスビーのように投げた。
ヒュン!
バインダーは美しい弧を描き、火球の側面に直撃した。
物理的な衝撃で、火球の軌道がわずかにズレる。
ドォォォン!
炎はギルバートの横をすり抜け、誰もいない壁に着弾した。
「なっ!? 魔法を弾いた!?」
魔法使いが驚愕する。
アムリーは予備のバインダーを構え、眼鏡を光らせた。
「魔法も物理現象の一種。質量とベクトル計算さえ間違えなければ、干渉は可能です」
「……君は本当に、何者なんだ?」
ギルバートが呆れつつも笑う。
「ただの事務員です。ですが、定時退社を邪魔する者には容赦しません!」
アムリーは叫ぶと同時に、懐から万年筆を三本取り出した。
「くらえ! 決裁ペン・ミサイル!」
シュシュシュッ!
投擲された万年筆は、魔法使いの杖を持つ手、そして膝の皿に正確に突き刺さった。
「ぎゃああああ!」
「命中率一〇〇%。次は眉間を狙いますよ?」
アムリーの殺気に、襲撃者たちがたじろぐ。
その隙を、ギルバートが見逃すはずがない。
「隙あり!」
彼は残りの敵を一瞬で制圧していった。
剣の峰で急所を打ち、次々と意識を刈り取っていく。
わずか三分後。
路地裏には、気絶した黒装束たちが山積みになっていた。
「……終了だな」
ギルバートが剣を納める。
乱れた息一つしていない。
「お怪我はありませんか、閣下」
「ああ。君の援護のおかげだ。……そのバインダー、投げるものだったのか?」
「多機能文具です。盾にも武器にもなります」
アムリーはバインダーを回収し、袖口で汚れを拭った。
そして、唯一意識を残しておいたリーダー格の男の前にしゃがみ込んだ。
「さて、取り調べ(ヒアリング)の時間です」
アムリーは男の胸ぐらを掴み、笑顔を見せた。
「貴方たちの雇い主は誰ですか? 黙秘権はありません。喋らない場合、貴方の装備品を全て剥ぎ取り、下着姿で大通りに放置します」
「ひっ……!」
男は震え上がった。
目の前の令嬢が、冗談で言っているのではないと悟ったからだ。
「は、吐く! 全部吐く! 俺たちは『黒鷲(シュバルツ・アドラー)』だ!」
「黒鷲? 隣国の傭兵団か」
ギルバートが眉をひそめる。
「誰の依頼だ?」
「し、知らねえ! ただ、『ピンクのドレスを着た小娘』から手紙と前金が届いたんだ! 『邪魔な女を消して、宝物を奪え』ってな!」
「ピンクのドレス……」
アムリーとギルバートは顔を見合わせた。
「ミナ様ですね」
「……あのバカ女、傭兵まで雇っていたのか」
「いえ、違います」
アムリーは首を振った。
「ミナ様に、傭兵団への連絡手段や、前金を用意する資金力はありません。……手紙の筆跡は?」
「そ、それは……代筆っぽかったが、封蝋はあいつの実家の男爵家の紋章だった!」
「なるほど。偽装工作(なりすまし)ですね」
アムリーは立ち上がった。
「ミナ様を利用し、王家の宝物を奪い、さらに私を消そうとする何者か。……傭兵を使ってまで強行するとは、相当焦っているようです」
「宝物の中に、奴らにとって『絶対に回収したいもの』が含まれていたのか?」
ギルバートが回収した袋を見る。
アムリーは袋の中身を脳内で検索した。
金目のものばかりだが、その中に一つだけ、異質なものがあった。
『管理番号099・古びた鍵』
装飾もなく、ただの鉄屑に見える鍵。
カイルたちが「これも金になるかも」と適当に放り込んだものだ。
「……閣下。一度、全ての宝物を詳細に鑑定する必要があります。特に、価値のなさそうなものほど怪しい」
「分かった。屋敷に戻って精査しよう」
ギルバートは部下に指示を出し、襲撃者たちを連行させた。
そして、アムリーに向き直る。
「……怖くなかったか?」
「いえ。恐怖よりも怒りが勝りました」
「怒り?」
「私のモンブランを台無しにした罪。……彼らには、一生かかっても償えないほどの労働奉仕を課すべきです」
アムリーが本気で悔しがっているのを見て、ギルバートは吹き出した。
「くくっ、ははは! 君らしいな」
彼はアムリーの肩を抱き寄せた。
「すまなかった。モンブランの代わりにはならないが、私の専属シェフに最高のお菓子を作らせよう」
「本当ですか! では、特大パフェをお願いします!」
「ああ、約束する」
二人は瓦礫の山を背に、歩き出した。
襲撃すらも「業務上のトラブル」として処理してしまうアムリー。
しかし、事態は彼女の予想を超えて、国家間の陰謀へと発展しようとしていた。
◇
翌日。
王都の地下牢。
そこに、質素な囚人服を着せられたカイルとミナの姿があった。
「出してくれぇ! ここはカビ臭いんだ!」
「お腹空きましたぁ……。マカロン食べたいですぅ……」
二人は鉄格子の前で泣き言を言っていた。
そこへ、看守が近づいてくる。
「面会だ」
現れたのは、フードを目深に被った謎の人物だった。
「……誰だ?」
カイルが尋ねる。
人物はフードを少しだけ上げ、口元に笑みを浮かべた。
「助けに来ましたよ、愛しい駒たち」
その声を聞いた瞬間、ミナの顔がパッと輝いた。
「ああっ! 貴方は……!」
「シッ。静かに」
人物は指を立てた。
「ここから出してあげます。その代わり……もう一度だけ、働いてもらいますよ?」
その手には、怪しく光る鍵が握られていた。
アムリーたちが「黒幕」の正体にたどり着く前に、敵の手が再び動き出そうとしていた。
1
あなたにおすすめの小説
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
不吉だと捨てられた令嬢が拾ったのは、呪われた王子殿下でした ~正体を隠し王宮に上がります~
長井よる
恋愛
フローレス侯爵家の次女のレティシアは、この国で忌み嫌われる紫の髪と瞳を持って生まれたため、父親から疎まれ、ついには十歳の時に捨てられてしまう。
孤児となり、死にかけていたレティシアは、この国の高名な魔法使いに拾われ、彼の弟子として新たな人生を歩むことになる。
レティシアが十七歳になったある日、事故に遭い瀕死の王子アンドレアスを介抱する。アンドレアスの体には呪いがかけられており、成人まで生きられないという運命が待ち受けていた。レティシアは試行錯誤の末、何とか呪いの進行を止めることに成功する。
アンドレアスから、王宮に来てほしいと懇願されたレティシアは、正体を隠し王宮に上がることを決意するが……。
呪われた王子×秘密を抱えた令嬢(魔法使いの弟子)のラブストーリーです。
※残酷な描写注意
10/30:主要登場人物•事件設定をUPしました。
悪役令嬢まさかの『家出』
にとこん。
恋愛
王国の侯爵令嬢ルゥナ=フェリシェは、些細なすれ違いから突発的に家出をする。本人にとっては軽いお散歩のつもりだったが、方向音痴の彼女はそのまま隣国の帝国に迷い込み、なぜか牢獄に収監される羽目に。しかし無自覚な怪力と天然ぶりで脱獄してしまい、道に迷うたびに騒動を巻き起こす。
一方、婚約破棄を告げようとした王子レオニスは、当日にルゥナが失踪したことで騒然。王宮も侯爵家も大混乱となり、レオニス自身が捜索に出るが、恐らく最後まで彼女とは一度も出会えない。
ルゥナは道に迷っただけなのに、なぜか人助けを繰り返し、帝国の各地で英雄視されていく。そして気づけば彼女を慕う男たちが集まり始め、逆ハーレムの中心に。だが本人は一切自覚がなく、むしろ全員の好意に対して煙たがっている。
帰るつもりもなく、目的もなく、ただ好奇心のままに彷徨う“無害で最強な天然令嬢”による、帝国大騒動ギャグ恋愛コメディ、ここに開幕!
【完結】メルティは諦めない~立派なレディになったなら
すみ 小桜(sumitan)
恋愛
レドゼンツ伯爵家の次女メルティは、水面に映る未来を見る(予言)事ができた。ある日、父親が事故に遭う事を知りそれを止めた事によって、聖女となり第二王子と婚約する事になるが、なぜか姉であるクラリサがそれらを手にする事に――。51話で完結です。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
一夜限りの関係だったはずなのに、責任を取れと迫られてます。
甘寧
恋愛
魔女であるシャルロッテは、偉才と呼ばれる魔導師ルイースとひょんなことから身体の関係を持ってしまう。
だがそれはお互いに同意の上で一夜限りという約束だった。
それなのに、ルイースはシャルロッテの元を訪れ「責任を取ってもらう」と言い出した。
後腐れのない関係を好むシャルロッテは、何とかして逃げようと考える。しかし、逃げれば逃げるだけ愛が重くなっていくルイース…
身体から始まる恋愛模様◎
※タイトル一部変更しました。
5分前契約した没落令嬢は、辺境伯の花嫁暮らしを楽しむうちに大国の皇帝の妻になる
西野歌夏
恋愛
ロザーラ・アリーシャ・エヴルーは、美しい顔と妖艶な体を誇る没落令嬢であった。お家の窮状は深刻だ。そこに半年前に陛下から連絡があってー
私の本当の人生は大陸を横断して、辺境の伯爵家に嫁ぐところから始まる。ただ、その前に最初の契約について語らなければならない。没落令嬢のロザーラには、秘密があった。陛下との契約の背景には、秘密の契約が存在した。やがて、ロザーラは花嫁となりながらも、大国ジークベインリードハルトの皇帝選抜に巻き込まれ、陰謀と暗号にまみれた旅路を駆け抜けることになる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる