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「待て、ベアトリス! まだ話は終わっていないぞ!」
意気揚々と会場を去ろうとした私の背中に、ジークフリート様の怒声が突き刺さりました。
おやおや、まだ何か言いたいことがあるのでしょうか。
私は面倒だと思いつつも、最高に優雅な所作で振り返りました。
これでも十年間、王太子妃教育という名の地獄に耐えてきたのです。お辞儀一つとっても、そこらの令嬢とは年季が違います。
「あら、ジークフリート様。まだ何か、わたくしの『罪』について語り足りないことでも?」
「当然だ! 貴様の悪辣さは、先ほど挙げたものだけではない。……リリアーナ、例の『恐怖の贈り物』を見せてやれ!」
ジークフリート様に促され、リリアーナ様が震える手で一つの小箱を取り出しました。
会場中の貴族たちが、ごくりと唾を飲み込みます。
(お、あれは……。一週間前に彼女の部屋に届けた、渾身の『びっくり箱』じゃない!)
リリアーナ様が恐る恐る箱を開けると、中からバネ仕掛けの「木彫りの生首(私の顔を模したもの)」が、ボヨヨンと勢いよく飛び出しました。
「ひぃっ……!」
リリアーナ様が悲鳴を上げ、ジークフリート様が彼女を抱き寄せます。
周囲の貴族たちからも「なんて悪趣味な……」「公爵令嬢のすることか?」とひそひそ声が漏れ聞こえてきました。
「見たか! 貴様は聖女である彼女に、このような呪いの呪具を送りつけたのだ! これを嫌がらせと言わずして何と言う!」
(違うわよ、ジークフリート様! それは呪具じゃなくて、私が三日三晩かけて彫り上げた『魔除け兼、笑いの刺客』よ! 聖女様が夜道で襲われないように、魔物も逃げ出すインパクトを追求した結果なのに!)
私はハンカチでそっと目元を押さえ、悲劇のヒロインの仮面を被り直しました。
「……まさか、わたくしの彫刻センスが、そこまで否定されるなんて……。リリアーナ様、あれを作るためにわたくし、指に豆を作ったのですよ?」
「そ、そんな……。あんなにリアルなベアトリス様の生首が飛び出してきたら、誰だって寿命が縮まりますわ……っ!」
「左様でございますか。……芸術とは、時に凡人には理解されない孤独なものですのね」
私は深く溜息をつきました。
会場の空気は「やっぱりこいつ、頭がおかしいんじゃないか」という困惑に包まれ始めています。
「さらにだ! 貴様は、我が王宮の近衛騎士たちに対し、奇怪な踊りを強要したそうではないか! 彼らは今も、精神的な後遺症で廊下を歩く際に腰を振ってしまうのだぞ!」
(それは、私が教えた『腰痛改善・ベルシュタイン流エクササイズ』よ! 重い鎧を着て立ちっぱなしの騎士たちが可哀想だったから、効率的なストレッチを伝授しただけじゃない!)
「ジークフリート様、あれは騎士の方々の健康を慮ってのこと。わたくし、彼らの健やかな肉体を守りたかっただけなのですわ」
「嘘をつけ! あれを見た者は皆、『もう二度とベアトリス様とは目を合わせたくない』と泣いていたのだぞ!」
「それは……わたくしの指導が熱血すぎたのかもしれませんわね。ほほほ」
私は扇で顔を隠し、必死に笑いを堪えました。
思い出しただけで面白い。屈強な騎士たちが「アイ・ハブ・ア・ドリーム!」と叫びながら腰を振る姿は、今思い返しても傑作でした。
「もういい! これ以上貴様の支離滅裂な弁明を聞くつもりはない! 今すぐ出て行け、この恥晒しめ!」
「承知いたしましたわ。……それでは、最後にリリアーナ様に。その生首、魔除けとして本当に優秀ですので、ぜひ枕元に置いてお休みくださいませ」
「……ひ、遠慮させていただきますわっ!」
リリアーナ様が本気で怯えた顔をしました。
どうやら、私の高度なユーモアは、この王都の人々には早すぎたようです。
私はドレスの裾を掴み、今度こそ会場を後にしました。
入り口では、私の実家であるベルシュタイン公爵家から派遣された、顔見知りの御者が待っています。
「お嬢様、お疲れ様でございました。……本当に、婚約破棄されてしまったのですね」
「ええ、大成功よ! 見て、お父様から預かった『追放先への片道切符』と、十分すぎるほどの路銀。これでもう、お妃教育という名の監獄に戻らなくていいのね!」
「お嬢様……。世間の令嬢は、それを『人生の終わり』と呼ぶのですが……」
御者の冷ややかな視線を浴びながら、私は馬車に乗り込みました。
馬車の中には、私が密かに買い集めていた「各地の面白いお土産物」や「変装用グッズ」が山積みになっています。
「さあ、出発してちょうだい! 目指すは北の最果て、ヴァランシエンヌ辺境伯領よ!」
「かしこまりました。……しかしお嬢様、あそこは一年中雪が降るような極寒の地だとか。それに、領主のカイル卿は一度も笑ったことがないという噂ですよ」
「一度も笑ったことがない? ……ふふふ、最高じゃない」
私は暗い馬車の中で、瞳を爛々と輝かせました。
「それは、私のために用意されたような舞台だわ。鉄面皮の辺境伯……。彼を爆笑させたその瞬間、私の『笑いの女王』としての伝説が完成するのよ!」
「……お嬢様が、幸せそうで何よりです」
馬車がガタゴトと動き出しました。
王都の喧騒が遠ざかり、代わりに静かな夜の帳が降りてきます。
(さらば、ジークフリート様。貴方は鏡を見て自分の筋肉を愛でていればいいわ。私は私で、極寒の地で笑いの火を灯してみせるから!)
私は窓の外に流れる王都の景色を眺めながら、次の「新作ネタ」について考え始めました。
北の地へ向かう道中は長い。その間に、辺境伯を一撃で仕留めるためのギャグを、少なくとも百個は完成させなければ。
「まずは、雪国ならではの『滑って転んで大惨事』系からかしら……? それとも、氷を使ったシュールなボケ?」
私の独り言に、御者が心なしか馬を急がせたような気がしました。
こうして、私は王都を追放され、新たな笑いの聖地へと旅立ったのです。
意気揚々と会場を去ろうとした私の背中に、ジークフリート様の怒声が突き刺さりました。
おやおや、まだ何か言いたいことがあるのでしょうか。
私は面倒だと思いつつも、最高に優雅な所作で振り返りました。
これでも十年間、王太子妃教育という名の地獄に耐えてきたのです。お辞儀一つとっても、そこらの令嬢とは年季が違います。
「あら、ジークフリート様。まだ何か、わたくしの『罪』について語り足りないことでも?」
「当然だ! 貴様の悪辣さは、先ほど挙げたものだけではない。……リリアーナ、例の『恐怖の贈り物』を見せてやれ!」
ジークフリート様に促され、リリアーナ様が震える手で一つの小箱を取り出しました。
会場中の貴族たちが、ごくりと唾を飲み込みます。
(お、あれは……。一週間前に彼女の部屋に届けた、渾身の『びっくり箱』じゃない!)
リリアーナ様が恐る恐る箱を開けると、中からバネ仕掛けの「木彫りの生首(私の顔を模したもの)」が、ボヨヨンと勢いよく飛び出しました。
「ひぃっ……!」
リリアーナ様が悲鳴を上げ、ジークフリート様が彼女を抱き寄せます。
周囲の貴族たちからも「なんて悪趣味な……」「公爵令嬢のすることか?」とひそひそ声が漏れ聞こえてきました。
「見たか! 貴様は聖女である彼女に、このような呪いの呪具を送りつけたのだ! これを嫌がらせと言わずして何と言う!」
(違うわよ、ジークフリート様! それは呪具じゃなくて、私が三日三晩かけて彫り上げた『魔除け兼、笑いの刺客』よ! 聖女様が夜道で襲われないように、魔物も逃げ出すインパクトを追求した結果なのに!)
私はハンカチでそっと目元を押さえ、悲劇のヒロインの仮面を被り直しました。
「……まさか、わたくしの彫刻センスが、そこまで否定されるなんて……。リリアーナ様、あれを作るためにわたくし、指に豆を作ったのですよ?」
「そ、そんな……。あんなにリアルなベアトリス様の生首が飛び出してきたら、誰だって寿命が縮まりますわ……っ!」
「左様でございますか。……芸術とは、時に凡人には理解されない孤独なものですのね」
私は深く溜息をつきました。
会場の空気は「やっぱりこいつ、頭がおかしいんじゃないか」という困惑に包まれ始めています。
「さらにだ! 貴様は、我が王宮の近衛騎士たちに対し、奇怪な踊りを強要したそうではないか! 彼らは今も、精神的な後遺症で廊下を歩く際に腰を振ってしまうのだぞ!」
(それは、私が教えた『腰痛改善・ベルシュタイン流エクササイズ』よ! 重い鎧を着て立ちっぱなしの騎士たちが可哀想だったから、効率的なストレッチを伝授しただけじゃない!)
「ジークフリート様、あれは騎士の方々の健康を慮ってのこと。わたくし、彼らの健やかな肉体を守りたかっただけなのですわ」
「嘘をつけ! あれを見た者は皆、『もう二度とベアトリス様とは目を合わせたくない』と泣いていたのだぞ!」
「それは……わたくしの指導が熱血すぎたのかもしれませんわね。ほほほ」
私は扇で顔を隠し、必死に笑いを堪えました。
思い出しただけで面白い。屈強な騎士たちが「アイ・ハブ・ア・ドリーム!」と叫びながら腰を振る姿は、今思い返しても傑作でした。
「もういい! これ以上貴様の支離滅裂な弁明を聞くつもりはない! 今すぐ出て行け、この恥晒しめ!」
「承知いたしましたわ。……それでは、最後にリリアーナ様に。その生首、魔除けとして本当に優秀ですので、ぜひ枕元に置いてお休みくださいませ」
「……ひ、遠慮させていただきますわっ!」
リリアーナ様が本気で怯えた顔をしました。
どうやら、私の高度なユーモアは、この王都の人々には早すぎたようです。
私はドレスの裾を掴み、今度こそ会場を後にしました。
入り口では、私の実家であるベルシュタイン公爵家から派遣された、顔見知りの御者が待っています。
「お嬢様、お疲れ様でございました。……本当に、婚約破棄されてしまったのですね」
「ええ、大成功よ! 見て、お父様から預かった『追放先への片道切符』と、十分すぎるほどの路銀。これでもう、お妃教育という名の監獄に戻らなくていいのね!」
「お嬢様……。世間の令嬢は、それを『人生の終わり』と呼ぶのですが……」
御者の冷ややかな視線を浴びながら、私は馬車に乗り込みました。
馬車の中には、私が密かに買い集めていた「各地の面白いお土産物」や「変装用グッズ」が山積みになっています。
「さあ、出発してちょうだい! 目指すは北の最果て、ヴァランシエンヌ辺境伯領よ!」
「かしこまりました。……しかしお嬢様、あそこは一年中雪が降るような極寒の地だとか。それに、領主のカイル卿は一度も笑ったことがないという噂ですよ」
「一度も笑ったことがない? ……ふふふ、最高じゃない」
私は暗い馬車の中で、瞳を爛々と輝かせました。
「それは、私のために用意されたような舞台だわ。鉄面皮の辺境伯……。彼を爆笑させたその瞬間、私の『笑いの女王』としての伝説が完成するのよ!」
「……お嬢様が、幸せそうで何よりです」
馬車がガタゴトと動き出しました。
王都の喧騒が遠ざかり、代わりに静かな夜の帳が降りてきます。
(さらば、ジークフリート様。貴方は鏡を見て自分の筋肉を愛でていればいいわ。私は私で、極寒の地で笑いの火を灯してみせるから!)
私は窓の外に流れる王都の景色を眺めながら、次の「新作ネタ」について考え始めました。
北の地へ向かう道中は長い。その間に、辺境伯を一撃で仕留めるためのギャグを、少なくとも百個は完成させなければ。
「まずは、雪国ならではの『滑って転んで大惨事』系からかしら……? それとも、氷を使ったシュールなボケ?」
私の独り言に、御者が心なしか馬を急がせたような気がしました。
こうして、私は王都を追放され、新たな笑いの聖地へと旅立ったのです。
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