【完結】悪役令嬢の私、婚約破棄されたはずが隣国の冷酷王太子に溺愛されています

22時完結

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戴冠式と、永遠の誓い

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了解です!

ガルディア王宮・朝の広間

柔らかな朝日が差し込むガルディア王宮。
今日は、私リリエルの戴冠式が執り行われる日。王太子妃として正式に認められ、王妃の座につくのだ。

「リリエル様、準備はよろしいですか?」

侍女長エリザベートが落ち着いた声で声をかける。

「はい……とても緊張しています」

(でも、レオニス殿下と共に歩む未来を、ここで誓いたい)

心を落ち着けるため、深呼吸をして鏡の前に立つ。
王妃の装束は、純白の絹に銀糸で王家の紋章が刺繍され、重厚ながらも優雅な光沢を放っていた。



廊下での遭遇

廊下を歩いていると、ヴィオラ嬢が現れた。
彼女も美しい礼装に身を包み、まるで今日の主役のように堂々としている。

「リリエル様、今日はおめでとうございます。…最後の勝負、ですね」

彼女は静かに微笑みながらも、目の奥には戦いの火花が灯っていた。

「はい。…今日こそ、はっきりさせます」

「そうですね、王太子殿下も私たちの覚悟を見てくださることでしょう」

短い言葉の交換だったが、胸の鼓動は高鳴った。



王宮大広間・戴冠式開始

広間は豪華な装飾で彩られ、王国の貴族や各国の使節たちが列席している。
大理石の階段の先には、レオニス殿下が王冠を携え、厳かな表情で私を待っていた。

聖歌隊の歌声が響く中、私は殿下の隣に立つ。

「リリエル、お前は王妃となることを誓うか?」

「はい。レオニス様の隣で、この国を守り、民を愛し続けることを誓います」

王冠が私の頭上にゆっくりと置かれた瞬間、感極まる気持ちが全身を包み込んだ。



ヴィオラ嬢の最終挑戦

戴冠式の後、ヴィオラ嬢が最後の勝負を挑んできた。

「レオニス様、少しお話を」

二人きりの空間で、ヴィオラは静かに話し始める。

「あなたは幼なじみの私のことを忘れてはいないでしょう?
リリエル様のことは認めます。でも、この王太子妃の地位は、実力で勝ち取るべきものです」

レオニスは冷静に答えた。

「俺は彼女を選んだ。理由は一つ、彼女が強くて優しいからだ」

「なら、あなたの覚悟を見せてください」



レオニスの誓い

「リリエルは俺の未来だ。彼女を守るためなら、どんな敵とも戦う」

レオニスは力強くヴィオラに言い放つ。

「そしてリリエル、俺はお前を一生守り抜く。共に未来を歩もう」

私の手を強く握り、彼の瞳は揺るぎない決意で輝いていた。



新たな未来の始まり

戴冠式を終え、王妃としての第一歩を踏み出した私は、レオニスと共に国民の前で誓いを新たにした。

「これからは二人でこの国を守り、繁栄へと導きます」

人々の祝福の中、私は確かに感じた。

(もう、二度と孤独じゃない)

レオニスの腕の中で、未来への希望が満ちていった。
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