生き残りBAD END

とぅるすけ

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第1章 犯罪制裁 編

犯罪制裁

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 ──2時間前

「さぁて、もうそろそろ今日のパトロールもお終いだ!」
「うーーーっ、今日は疲れました!」 

 楓彩とショウは夕日に照らされる街を伸びをしながら歩く。

「確かに色々な事あったしねー? まぁこれからも大変だけど頑張れよー?(特に朝日との会話とか…)」

 と先輩を無理矢理演じてみるショウ。

「はい!」

 楓彩は返事を伸ばさないように意識しながら返事をする。

「しっかし、今日も何も無いかー、いい加減暇だね」
「何も無いことはいい事です、ってショウさん前に言ってました。」

 と目を細めて言う楓彩。

「あれ? そうだっけ?」

 とぼけた様子だった。

「ショウさんショウさん、この制服似合ってますか? 私…」

 と両腕を広げてショウの方を向く。 

「んーー、似合ってるけど…暑くないの? 私はこの制服、ちょっと改造して冷えるようになってるから夏でも日焼け防止として長袖でいられるけど」

 確かに楓彩の制服は長袖で楓彩の手が半分隠れるくらいの大きさで、襟が頬に当たるくらい長さがある。
 現在は五月末だが、季節は夏と言ってもいい。

「ちょっと暑いです」
「そう、んじゃ今度、楓彩の制服にも私が手を加えよう」

 と誇らしげな顔をする。

「ありがとうございます!」

その時だった。

「? スンスン、何か匂いませんか?」

 楓彩は顎を上げ、何かの匂いを感じ取りその匂いのする方向へ体を傾ける。

「匂い?」

 周囲を見渡すと、飲食店が多数あるため、様々な料理の匂いが混合してそう感じるのかもしれない。

「こっちです」

 楓彩は匂いのする方向へ向けて歩き始める。

「ピザでもあるのかな?」

 ショウは楓彩の戯言だと思い、安堵の表情で付いていく。
 すると、段々周りに人気が無くなってくる。

「楓彩?」
「こっちです!……この匂い……」

 ショウも段々鼻が慣れてくる。

「こ、この臭いは!!」

 ショウはこの血腥い悪臭を発しているものの正体に気づく。
 そして楓彩が前の角を曲がろうとしたその時、ショウは楓彩の視線を手で遮る。

「見るな!!」
「っ!?」

 暗がりで楓彩にはハッキリ見えなかったが、ショウにはハッキリ見えた。
 人の臓物や切断された手足が無惨に散らかっている光景を。
 よく見ると、警察官の制服や一般人の私服、そして、G,S,Aの制服。
 ショウの頭には怒りよりも先に楓彩の心の安全を確保することだった。

「楓彩? 落ち着いて聞いて?」

 ショウは楓彩の両目から手を離さずに話し始める。

「はい」
「この場所を本部に行って、伝えてきてもらえる? 楓彩の足の速さが役に立つ時だ」
「わ、分かりました」

 その時だった。

「ん?」

 ショウは死体で埋め尽くされた地面の先に1人、立ち尽くしている人物を確認する。
 フードを被った、背丈的に男だろうか。
 そして、向こうもこちらの存在に気づく。

「楓彩、行って」

 ショウは男の視線から楓彩を出すように、建物の影に押し出す。

「ショウさん?」
「早く!!」

 その声に、一瞬にして緊張感が最高潮になり、楓彩は走り出した。
 その後、ショウと男を残した空間に静寂が訪れる。

「……聞くまでもないけど、あんたがこれをやったでいいんだよね」

 ショウは感情を押し殺して尋ねる。
 すると、男はショウの方に体を向ける。
 その時、ショウの目に見えた男が手にしている物。

「っ!」

 そう、血に塗られた日本刀。
 それがショウに対する男の答えだった。
 ショウは暗がりでも物の判断はつく程の視力を持っている。
 しかし、目に見えるものだけではなく、その男からの殺気も凄まじいものだった。

「武器を捨てて降伏すれば、た、助けてあげてもいいけど……」

 ダメもとで降伏を促す。
 すると、男性は持っていた刀を鞘に収める。

「………?」

少し判断が鈍った。

「(なに? こいつ! 何のつもり?)」

 その男を包む静寂がまた、不気味さを増幅させていた。
 その時、死体の中からうめき声が上がる。

「……あ……あぁ…た、……けて…う…れ……!」

 男性の声

「……っ!」

 ショウは助けに行こうとするが男性の放つ殺気は

“1歩でも動けば殺される。”

 そう彼女の本能に促していた。

「(抜刀していないのになぜ!?体が動かない!)」

 その時

「……なぁ」

 男が口を開く。

「お前は死にたくないのか?」

 おかしな質問だ。

「こいつのように、立ち向かっては殺される」

 ──刹那、男は微動だにしていないのに、瀕死の男性から血飛沫があがる。

「────なっ!?」
「命ってこうやって使うと、無駄になるよな……なら、全人類のために、自分の生涯を後世に繋げるために、使った方がいいとは思わないか?」

 殺気ばしった、そして、狂気に満ちた人殺しの目。

「…………(やっぱり、SABERか)」

 ショウはとっさに、右裾からショットガンを、左裾からハンドガンを両手に収めると、双方、男に照準を合わせる。

「はぁ、貴様もか、自分の命を無駄にする。俺はその愚かな考えに“制裁”を降しているだけだ」
「……違う、あんたがやってるのはただの人殺しだ! あんたが人を裁く権利を持っているわけじゃない!」
「そうか、では───」
「っ!?」

 ───刹那、ショウは顎の下に鋭利な物を感じ、状態を反らす。
 反らした状態で男の持っていた日本刀が視界に入る。

「───ふっ!!」

 ショウは次の左から来る斬撃を予測し、ショットガンとハンドガンを盾にする。

───キィィン!!

 金属と金属がぶつかる音、防ぐことに成功した。
 だが、ショットガンとハンドガンは両断されてしまった。

「ちっ!!」

 ショウはとっさに、予備のハンドガンを取り出し構えるが、眼前に男の姿は無かった。

「っ!?」

───下がれ───

 男の声が右耳元で聞こえる。
 直後、ショウの左脇腹に鈍い衝撃が奔る。

「ぐっ!!」

 その後、みぞ落ちに男の日本刀の柄がめり込み、ショウの体は大きく吹き飛んだ。

「───かはっ!!」

 ショウは壁に叩きつけられる。
 何が起こったのか、ショウには一度攻撃をうけただけで判断がついた。

「………くっ! ごはっ!!」

 ショウは敵の攻撃の正体を掴んだが、吐血してしまう。

「どうだ? 死ぬのは怖いだろ?」

男は納刀して歩み寄ってくる。

「……は…はははっ、攻撃の正体が分かればどうってことない……かな?(一撃一撃が重い!)」

 ショウは既に虫の息だった。

「ふっ、虫の息ではないか」
「(あいつの攻撃、速さ、尋常じゃないという訳では無い、あいつ自体は速くない、そう)あんたの能力」
「ほぉ? その目、気づいたのか、早いな。」
「“空間転移テレポート”!!」

 そう、男の能力は空間と空間を繋げ、自身の座標を瞬時に移動させる、即ち、テレポート。

「(やっかいな能力だな)」

 ショウは少し考えてから立ち上がり、制服の懐に右手を入れる。

「? まだ、歯向かうのか?」
「寝ぼけたこと言ってないで、少しは警戒しな!」

 ショウは驚きの早撃ちを魅せる。
 だが、男はテレポートし、ショウの眼前に来る。

「終わりだ」
「お前がな!!」
「何っ!?」

 ショウが取り出した銃から分裂した、物体は銃を持っている右手とは逆の手に収まり、短刀を型どる。

そして

 ショウは瞬時に第二撃を出す。

「───しっ!!」

 男の首を狙った鋭い一撃。

「(抜刀するよりも速───)」

 確実に捉え──

「残念だったな」

 ショウが気づいた時には、自分の尻は地面に着き、左手に手にしていた短刀は宙を待っていた。

「テレポートできるのは身体だけだと思ったか?」
「──あ……あぁっ!!」

 ショウが目にしたのは自分の両足を貫いた2本の敵の短刀。
 足に力が入らない。

「あああぁぁっ!!」
「それに、こっちだってだてに接近戦用の武器を提げているわけじゃない」

 男はどうやら刹那の内に持っていた日本刀を抜刀せずにショウの攻撃を柄で打ち払ったようだ。
 圧倒的過ぎる。
 機動力を奪われ、武器も最後の一つになってしまった。
 だが、ショウも馬鹿ではない。

「まだ……」
「?」
「まだ……負けてない!!」
「そうか、あの世でもそうほざいてろ」

 男は静かに抜刀し、高く振り上げる。

「──油断したな!」

 ショウは右手に持っていた銃をショットガンに変形させ、至近距離で打ち込む。
 放たれた散弾は狭い路地の壁を深く傷付けた。

「っ!!」

 ショウは片腕で打ってしまったため、右肩を脱臼した。
 男はテレポートで瞬時にショウから距離をとる。

「ふっ……やっぱり……あの時──」

 そう、ショウが勝算としてかけていたのはあの時、男の初めの第一撃。
 テレポートを初めて使った時だ。
 あの時、男はショウの腕を切断するくらいの余裕はあったはずだ。
 それなのに、男はショットガンを明らかに警戒し、優先して壊しにかかった。
 そう、男はテレポートを使うにあたって強力な範囲攻撃を連発できるショットガンは厄介そのものだった。

「……そいうことか……っ!!」

 男はテレポート先に飛んできたショットガンの散弾の一発を右肩に受け、出血していた。
 男は右肩を抑え、体制を立て直す。

「さぁ? これからどうする?その自在に変形する銃でまだ戦うか? 悪いが貴様の攻撃はもう見切れる」

 男は焦ることなく、ショウを煽る。

「ふっ……やっぱり私は天才だね、お前の負けだ!」
「っ!?」

 ショウはもう一度、銃を変形させ左手に持ち替え、引き金を引く。
 そして放たれる弾丸。
 男にはショウの放った弾丸の回転、軌道が見えていた。

「(どこを狙っている……────)」

 男は着弾点に視線を送ると、先程のショットガンの散弾の玉がガス管に穴を開け、そこからガスが漏れていた。

「しまっ────」



摩天楼

「おい、すごい爆発だぞ!」
「なになに!?」
「おいあれ!」

 剣得と朝日が飲み交わしていたバーは騒然としていた。
 見下ろした街の一角から火の手が上がっていたからだ。

「お、おい、剣得!」
「……楓彩」

 剣得はその火を見て何かを悟ったようだ。

「え?」

 すると剣得は

「マスター! 窓ガラスはいずれ弁償する!請求してくれ!」
「へ?」

 店主はキョトンとした。
 それに対し朝日は剣得がこれからしようとしていることに気づき

「すまねぇ!これ借りるぞ!」

 カウンターに置いてあったお冷が入った容器を手に取る。

 そして、剣得は高さ数十mもあるビルにあるバーの窓ガラスを突き破り外に飛び出した。
 それと同時に、朝日は飛び散ったガラスの破片全体に水がかかるように容器の中の水をばら撒き、ばら撒いた水を凍結させる。
 剣得は夜の街に落ちていき、朝日がガラスと破片を凍結させた事で、ガラスの破片は下に落ちることは無かった。


 その後、剣得はものすごい高さからのダイブを感じさせない着地を見せ、車を寄せ付けないスピードで走り出す。

「(ビルの上を伝ったほうが早いか)」

 剣得は大ジャンプすると近くのちょっとしたビルの屋上に着地する。

「あっちか……」

 剣得は火の手が上がっている方角へむけてビルの屋上から屋上へと飛び伝っていく。
 その時だった。
 剣得がとあるビルの屋上に着地した瞬間。

「っ!?」

 凄まじい風が剣得を襲う。
 次の瞬間、剣得の右肩に馴染み深い手が乗る。

「はぁ、はぁ……や、やっと追いつきました!!」
「楓彩!?」

 剣得が振り返るとそこには新品の制服を少し汚し、疲れきった様子の楓彩いた。

「楓彩……無事だったか……」

 剣得は安堵に包まれる。
 しかし

「…ショ、ショウさんが!!」
「っ!?」



「(ん? あれからどうなったんだ? 熱いな、やっぱり爆発に巻き込まれたか……)」

 ショウの意識は朦朧としていて、目の前で燃え盛っている炎が分かるくらいに視界がぼやける。
 焦げ臭い、生き物が焼ける臭いだ。

「はぁ……死ぬのか……」

 今だにショウの両足は動かないどころか激痛が奔る。
 それに、またガスが爆発しないとは限らない。
その時

「驚いたよ、久しぶりに自ら死を悟った」

 男の姿、纏っていたフードは無くなり顔が明らかになっていたが、ショウにはもう認識できなかった。

「まぁいい、死ぬ間際、誇りに思えることが出来たな……俺は手を下さない」
「?」

 意外な言葉に少しながらも驚愕する。

「あとは、お前の運に任せる」
「……犯罪……制裁……」
「ん?」
「犯罪……には……変わり……無いけど……あんたは……正しいことを…している…」

 ショウは力を振り絞り、男に伝えた。

「そうか、今までしてきたことは正しいと思うか? 貴様も」

 ショウは頷く力すら残っておらず、そのまま視界が狭くなっていく。



───うん、正しいよ、お前は
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