生き残りBAD END

とぅるすけ

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第2章 「征」編

反省

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「死にたくはないか…」

───死にたくない

「自分に素直だな」

───我慢は嫌い

「ふっ、助けてやろう、せいぜい、残りの人生を無駄に過ごすがいい」



「───………ん……?」

 目を覚ますと清潔感に溢れる天井が見える。

「───ウさん!!」

まだ耳がよく聞こえない。

「………?」

 目も、まだぼやけて近くにいる人の顔が認識出来ない。
 次第に、薄ら聞こえている声が自分の名前を呼ぶ馴染み深い声だと気づく。

「……か……ぇ……で……?」

 まだ、目がぼやける。

「ショウさん!!……良かった!!」


 その後しばらく経つと、ショウの容態は上体を起こして話せるようになるまで回復した。

「はぁ、楓彩、心配かけたね。」

 と顔の右半分に手を当てながら言う。

「ショウさんが生きてて良かったです」 

 楓彩は涙に濡れた目でニッコリと笑う。
その時、白のカーテンの隙間から差す光が楓彩を女神まで昇格させた。
 そう、ショウの目には映っていた。

「?(まだ、目がぼやけるな……)」

 と両目を擦る。

「?どうしたんですか?ショウさん」

 楓彩は心配そうにショウの顔をのぞき込む。

「いや、小雨の気持ちがわかった気する。死にそうになったあと、楓彩が目の前にいると泣きそうになるよね」
「え? え? わ、私何かしましたか?」

 真面目に泣きそうな顔をしているショウを見て、あたふたする楓彩。

 そんな楓彩にショウは右腕を伸ばし

「……ありがとう」

 と頭を撫でる。
 楓彩もショウに頭を撫でられるのが新鮮なのか、まるで猫みたいな反応をする。

「な、撫でないでください……」
「…すごく、嬉しそうだけど……?」
「そ、そんなことないです」

 と赤面する。

「…そうだ楓彩、体拭いてくれる?」

 と楓彩の頭から手を離す。

「いいですよ?」

 楓彩は近くにあったタオルを水に濡らし、ショウの病衣を脱がす。

「楓彩!?」
「なんですか?脱がないと拭けませんよ?」
「そ、そうだけど……(他人に服を脱がされるってなんだか変な気持ちだな)」
「じゃあ、背中から拭きますね?」
「うん、お願い──ひゃぁっ!!」

 タオルがあまりにも冷たかったので可愛らしい声を出してしまった。

「だ、大丈夫ですか!?」
「う、うん、少しびっくりしただけ……」

その時

「ショウ?入るぞー」

と剣得がドアを開けながら入室する。

「容態は───あっ」
「「あっ」」

しばらくの沈黙の後

「ぬおわぁぁっ!! ご!ごめん!!」

ピシャリとドアを閉める。

「「………」」 

 ショウと楓彩は今だに唖然としていた。

「ショ、ショウさん……?」
「み、見られた……ガッツリ……」

 とこの世の終わりのような顔をして、胸を隠していた。

「さ、さっさと拭いちゃいましょう!」

 楓彩は気を利かして、手を早く動かす。

「(やべーふっつーに見ちゃったよ……)」

 剣得は廊下で1人、両目を手で押さえ込んで赤面していた。
 その時

「剣得ー入っていいよー」

 ドアの向こうからショウの声。
 剣得はドアを開ける。

「だ、大丈夫か?ショウ」

 と申し訳なさそうに言う。

「う、うん体は大丈夫」
「そうか良かった」
「心は傷付いた」
「かふっ!」

 ショウは剣得を睨んでいた。

「ごめんって!」

 剣得はショウの寝ているベッドに近づき、両手を合わせる。

「もう……お嫁に行けない……」

 と両目に手を当て、泣いているそぶりを見せる。

「……行く気ないだろ……」

とジト目を向ける。

「まさかぁーー? そう」

 どうやら本当に結婚する気は無いようだ。
 剣得はショウが寝ているベッドに腰をかける。

「まぁ、死ななくてよかったよ」
「あっ、そうだ、あの男は? どうなったの?」

 ショウは思い出したように聞く。

「あぁ、それが────」


18時間前

「そうか……死にたくないか……なら、助けてやろう」

 男は燃え盛る炎を背に瀕死のショウの前に立っていた。
 そして、男は屈み、ショウの肩に触れる。
 すると、瞬時にしてさっきまで感じていた熱気が無くなる。
 どうやら、男は自身の体とショウの体を爆発の熱気が届かない場所まで移動させたようだ。

「ったく……俺は何を考えているんだか……」

 瀕死のショウと立ち尽くす男を夜の静寂が包む。
 既にショウは気を失っている。
その時だった。

「ショウから離れろーー!!」

 男は左から飛んできた拳を抜刀した日本刀の鎬で防ぐ。

「───また貴様かっ!!(この拳! 王志 剣得かっ!!)」
「(この刀!奴か!てことは、発勁はっけいが飛んでくる)」

 その後の、剣得の発勁を警戒した回し蹴りをあざやかにかわすと、男は体制を立て直す。
 剣得は様子がおかしいことに気づき

「お前、何者だ」

 剣得は戦闘態勢を解く。

「さぁな、今自分がしている事が正しいのか間違っているのか分からない、ただの迷子だよ」

 と首を横に振る。

「どういう事だ?」
「自分でもわからん、だが、俺は人殺しだ、お前達の仲間や警官を惨殺したのも俺だ」
「っ!!」

 剣得の目は急変する。いつもの正義を執行する時の目だ。

「だがな……」
「?」
「俺がしてきたことはただの制裁だ、それが正しいことだったのか……」

 心無しか、男の目は悲しみに満ちた目をしているように剣得には見えた。

「……そうか、だがな、お前がしてきたことは人殺しだ。どう足掻いてもこの事実は変わらない、償うべきだ」
「そうか……なら、俺は大人しくお縄につこう。もう俺の役目は終わった。制裁した。否、し切れなかったか……」

 男は何か吹っ切れたような顔して、そう言うとその場に胡座あぐらをかいた。

「?」

 剣得は急なこと過ぎて、理解が追いつかなかったが、その男は遅れて到着したG,S,Aにより大人しく逮捕された。


「そんなことが……その男は?今どこに……」
「今は、G,S,Aの檻の中だ」
「そう……、あの人、能力がテレポートだから、檻とか意味ないんだけど…」

 と、ショウは困った表情で笑う。

「っええ!? それは初耳だぞ!」

と焦りの表情を見せる。

「まぁ、逃げ出さないとは思うけど、檻を作っとくよ」


 その後、ショウは医師の意見を押し切り、自分の判断で退院した。
 だが、両足の裂傷具合は酷く、まだ、回復までに時間がかかるため、車椅子での生活を余儀なくされた。
 楓彩は「ショウちゃんの工房」までの道のりをショウの車椅子を引いて歩いていた。

「なぁ、楓彩、代わるぞ?」

 剣得は少し重そうに車椅子を押している楓彩を気遣い、代わろうとする。

「大丈夫ですよ!」

 と力を込めた返事が返ってきた。

「私そんなに重くないよ!?」

 ショウは赤面していた。
 その時、剣得は何かに気づく。

「おい、楓彩、これ、ストッパーかかってんぞ?」

 と楓彩を止める。

「へ?」

 確かに、本来上がっているはずのレバーが下がっていた。

「もぅ!ショウさん!?」
「え?あ、いや……」

 ショウはあたふたすると

「く、車椅子初めてだから♪」

 と舌を出す。

「可愛い……」
「可愛くしても無駄だバカちんが!」

 楓彩は見とれていたが剣得は的確にツッコミを入れる。
 その後、楓彩はストッパーを外し、スムーズに車椅子を引くことが出来た。が
その時

「楓彩……?」

 ショウは楓彩にしか聞こえない声で楓彩を呼ぶ。

「ん?どうしたんですか?ショウさん」

 楓彩は車椅子を押しながら、ショウの顔に自分の顔を近づける。

「……ト、トイレ……」

 ショウはもじもじしながら言う。 

「あ、はい、分かりました。(今日のショウさん、本当に可愛い!!)」

 楓彩はそう言って

「剣得さん! ショウさんにコーヒーを買ってきてあげてください」

と剣得に頼む。

「ん? いいけど、無糖?」
「は、はいそれで!」

 その後、剣得はコーヒーを買うために楓彩とショウから離れる。

 楓彩はショウの車椅子を近くの女性用トイレまで引いていく。
 トイレの個室の前で楓彩はショウの腰のあたりを抱えて便座に座らせると、ドアを閉める。

「終わったら呼んでくださいねー」
「ごめんねー、ありがとうー」 

───♪しばらくお待ちください♪───

 ショウは用が終わると

「楓彩ーお願いー」
「はーい、っ!はい!!」

 油断した楓彩。
 楓彩はショウを車椅子に移し、再度工房へ向かう。

「不便ですね?」

 楓彩は笑い混じりに言う。

「はぁ、ホントだよ」

 ショウもため息混じりに言う。

「あ、言うの遅れましたけど、私がしばらく、ショウさんのお世話しますからね?」

 と、いい笑顔を見せる。

「はぁ!?」
「はい! 責任を果たそうと思って! あの時何もできませんでしたから…」
「いやいやいや!!あれは私が考えた作戦だから!」

 と顔の前で手を振る。

「だって……あの時、私がお力に慣れていれば……ショウさんはこんな怪我を負わなかったかもしれないのに……」

 と悔しそうな顔をする。

「は? ふざけないで」
「え?」

 その下がった声のトーンに楓彩は驚く。

「あの時、実戦経験豊富な私が時間を稼いで援軍を待ったほうが効率的だし、仮に楓彩が戦ったとして、あの時楓彩が持っていたのは木刀でしょ? そんなので来られてもはっきり言って邪魔」
「っ!!」

 冷徹な発言だった。
 確かに、楓彩の発言は軽率だった。
 あの時、ショウも考えずに楓彩に指示を出した訳では無い。
 それに、判断力、思考力ともにショウはとても優秀だ。
 それに従わない方が愚かだろう。

「えっ、えっと……」
「何も考えないで私に後悔させようとしないで!」

 トドメの一撃。

「………」
「………(言い過ぎた……)」 

 数分の沈黙。

「と、とにかく、怪我が治るまで私がお世話します、なので東区にも付いてきてください」

 楓彩は驚く程に素っ気なかった。

「………うん」

 その後、ショウは自分の工房のデスクまでたどり着き、逮捕した男性用の檻を作るため、作業を開始する。

「ショ、ショウさん……」
「な、何?」

 楓彩は何かを言いたい顔だったが

「な、なんでもありません…安静にしててください」
「うん」

 楓彩は悲しそうな顔をして工房を後にした。 


「あれ? あいつ無糖なんか飲むっけ?」

 剣得は自販機でコーヒーを買い、工房へ向かっている途中だった。
 その時

「ん?楓彩か?」

廊下の向こうから俯いて歩いてくる楓彩の姿が見えた。

「おーい楓彩」

楓彩を呼ぶ。

「あ、剣得さん……」

 楓彩は顔をあげて剣得と目を合わせる。

「どうした? そんな顔して」
「いえ、私は……家に戻ってます」
「え?」

 剣得はいきなりどうしたのか、尋ねようとしたが、楓彩の虚ろな表情に何かを察し、楓彩が歩き離れていくのを見送った。


───やれやれ次から次へと

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