46 / 159
第3章「奪還」編
突撃
しおりを挟む
待機時間ということで、臨は脳をできる限り休めるために睡眠をとり、いろは は目をつむって瞑想していた。
特にすることがない瑛太と楓彩はたわいの無いことを話していた。
「そう言えば鬼月さん、スカートなんだね…」
「え? ダメなんですか?」
「いや、動きにくくない?」
楓彩は目線を自分の下半身に向け、スカートをつまみ上げる。
「んん、動きやすいですよ?」
「いや待って……パンツ丸見えだから…」
「っ!!」
楓彩はスカートをすぐに戻す。
「むぅ、瑛太さん…割とえっちですね…」
「へ?」
素っ頓狂な声を上げてしまう瑛太。
その時。
「は!」「ん…来たか」
次の瞬間、まだ静けさがある街に轟音が響く。
臨は伏せていた机から顔を上げて、立ち上がる。
いろは は目を開けて、置いてあった刀を手に取る。
「移動するぞ…」
その いろは の声に、他の3人は武装を手に取り、いろは の体に触れる。
──刹那
一行は馴染み深い、否、馴染み深かった、G,S,A本部のエントランスにいた。
「さぁ、分かれるぞ…」
楓彩、瑛太は雨地 晴雲や人道 幹哉がいるであろう、戦闘実演室を回るルート。
臨は、屋上の妨害電波を発している機会を破壊しに向かう。
いろは は敵戦力を滅しながら人道を狙う。
4人はそれぞれの目的日向けて走り始める。
臨がしばらく館内の薄暗い廊下を走ると
「へぇ、けっこう集まってるね…どけ」
洗脳された隊員、敵兵を、臨は自分の道を開けるかのように凄まじい念力で人混みを蹴散らす。
「んー、雑魚しかいないなぁ」
臨は走りながらそんな事をボヤいていた。
その後、5分くらい走り続け、目標と会うことが出来なかったが、臨は気にせず館内の敵を蹴散らしながら、そして、狙撃の目を活かすために、外に通づる大穴を開けながら疾走した。
その頃、いろは は
「ここが当たりか…」
「ふっ、やはり裏切りか…ええ? クラブ…」
薄暗い、司令室。
自我を持たない傀儡の群れを盾に、不敵な笑を浮べる、黒いローブに身を包み、頬のしたの2本の切り傷跡が特徴的な男性。
「人道…」
その頃、楓彩と瑛太は戦闘実演室の前に到着していた。
楓彩が、瑛太を引っ張ったため、迅速に駆けつけることが出来た。
「ぜェ…ぜェ」
瑛太は肩で息をしていた。
「鬼月さん…速すぎ…」
「? 瑛太さん…そう言えばまた『鬼月さん』って呼んでますよ?」
「え? あぁ、うん、俺はこの呼び方がいいかな…」
「え? そうですか…まぁ、別にいいですけど…」
楓彩は少し残念そうに戦闘実演室の扉に向き直る。
「さぁ、入りますよ…」
そして
「っ!!」
いつも通り、明るく、広く、おかしくなりそうな程白く、何も無い戦闘実演室の部屋の中央に立っていたのは
「は、剣得…さん?」
見間違えるはずもない。
ツンツンした金髪、鋭い目つき、肩からふくらはぎの当たりまでかかっているG,S,Aの隊員服。
王志 剣得…。
「しまった、鬼月さん! 出られなくなった!」
楓彩が目の前に立っている剣得を見ているうちに、扉は閉められ、開けることが出来なくなっていた。
「っ! これは…」
「わ、罠だね…」
仕方なく、楓彩は抜刀する、いつも通り楓彩が手にする刀に鋭利な刃は無かった。
瑛太も隣で楓彩も肌に感じる位の電気を帯びていた。
───刹那
冷徹に染まる剣得の顔と拳は楓彩の前まで迫っていた。
「───!!」
かわしきれるはずも無く、楓彩は一瞬で吹き飛び、瑛太が気づいた時には壁に埋まっていた。
「鬼月───」
瑛太の左脇腹に、剣得の足が触れた瞬間、瑛太は遠くの壁に打ちつけられる。
「──かはっ!!」
その頃、いろは は人道が操る傀儡を相手に苦戦を強いていた。
「ちっ、次から次へと…!」
いろは はG,S,Aの隊員服を着た人に対しては峰で叩きのめし、SABERの戦闘員は容赦なく、切りかかっていた。
平民が撃つ弾丸など、いろは には当たらない。
しかし、これが続けば、持久戦では上限のある いろは とまだ体力を使っていない人道とでは勝敗は見えている。
「(まずいな…)」
いろは は、司令室と言う閉鎖空間から脱出するために、一度廊下に出る。
「逃がさん…」
いろは はテレポートを点々と繰り返して、好条件の位置を探りながら人道を誘導していた。
「どこまで逃げる気だ…クラブ…!」
その時、暗く、長い廊下に、一筋の光が見える。
「(…帝が開けた穴か…もしくは先日の襲撃で開いた穴か…どちらにせよ、この穴を利用した狙撃を期待する…しかないようだな…)」
いろは はその穴を背に、迫り来る洗脳された人々を見る。
「さぁ、テレポートで逃げるもいいが、それはお前のプライドが許さないか…くっ、愚かな奴だ…」
「……戯け! 右に避けろ!」
「はっ!?」
───刹那
いろは の後方、ビル群の隙間から見えたマズルフラッシュ。
直後、人道の左頬を銃弾がかすめる。
人道は衝撃により、その場に倒れ込んだ。
右に少しでも避けていなかったら当たっていただろう…。
「ちっ、何でかわせるんだよ…」
ショウは狙撃ポイントを移動するため、銃器を持ち上げながらボヤいていた。
「さすがに、俺の獲物を横取りはされたくないのでね…援護だけはしてもらった…」
人道がよろけた拍子に傀儡もぐらついた。
それを見逃さなかった いろは に勝機が見えた。
「まぁ、追い詰められたのは、オメェの方だ、幹哉…」
「ちっ!」
特にすることがない瑛太と楓彩はたわいの無いことを話していた。
「そう言えば鬼月さん、スカートなんだね…」
「え? ダメなんですか?」
「いや、動きにくくない?」
楓彩は目線を自分の下半身に向け、スカートをつまみ上げる。
「んん、動きやすいですよ?」
「いや待って……パンツ丸見えだから…」
「っ!!」
楓彩はスカートをすぐに戻す。
「むぅ、瑛太さん…割とえっちですね…」
「へ?」
素っ頓狂な声を上げてしまう瑛太。
その時。
「は!」「ん…来たか」
次の瞬間、まだ静けさがある街に轟音が響く。
臨は伏せていた机から顔を上げて、立ち上がる。
いろは は目を開けて、置いてあった刀を手に取る。
「移動するぞ…」
その いろは の声に、他の3人は武装を手に取り、いろは の体に触れる。
──刹那
一行は馴染み深い、否、馴染み深かった、G,S,A本部のエントランスにいた。
「さぁ、分かれるぞ…」
楓彩、瑛太は雨地 晴雲や人道 幹哉がいるであろう、戦闘実演室を回るルート。
臨は、屋上の妨害電波を発している機会を破壊しに向かう。
いろは は敵戦力を滅しながら人道を狙う。
4人はそれぞれの目的日向けて走り始める。
臨がしばらく館内の薄暗い廊下を走ると
「へぇ、けっこう集まってるね…どけ」
洗脳された隊員、敵兵を、臨は自分の道を開けるかのように凄まじい念力で人混みを蹴散らす。
「んー、雑魚しかいないなぁ」
臨は走りながらそんな事をボヤいていた。
その後、5分くらい走り続け、目標と会うことが出来なかったが、臨は気にせず館内の敵を蹴散らしながら、そして、狙撃の目を活かすために、外に通づる大穴を開けながら疾走した。
その頃、いろは は
「ここが当たりか…」
「ふっ、やはり裏切りか…ええ? クラブ…」
薄暗い、司令室。
自我を持たない傀儡の群れを盾に、不敵な笑を浮べる、黒いローブに身を包み、頬のしたの2本の切り傷跡が特徴的な男性。
「人道…」
その頃、楓彩と瑛太は戦闘実演室の前に到着していた。
楓彩が、瑛太を引っ張ったため、迅速に駆けつけることが出来た。
「ぜェ…ぜェ」
瑛太は肩で息をしていた。
「鬼月さん…速すぎ…」
「? 瑛太さん…そう言えばまた『鬼月さん』って呼んでますよ?」
「え? あぁ、うん、俺はこの呼び方がいいかな…」
「え? そうですか…まぁ、別にいいですけど…」
楓彩は少し残念そうに戦闘実演室の扉に向き直る。
「さぁ、入りますよ…」
そして
「っ!!」
いつも通り、明るく、広く、おかしくなりそうな程白く、何も無い戦闘実演室の部屋の中央に立っていたのは
「は、剣得…さん?」
見間違えるはずもない。
ツンツンした金髪、鋭い目つき、肩からふくらはぎの当たりまでかかっているG,S,Aの隊員服。
王志 剣得…。
「しまった、鬼月さん! 出られなくなった!」
楓彩が目の前に立っている剣得を見ているうちに、扉は閉められ、開けることが出来なくなっていた。
「っ! これは…」
「わ、罠だね…」
仕方なく、楓彩は抜刀する、いつも通り楓彩が手にする刀に鋭利な刃は無かった。
瑛太も隣で楓彩も肌に感じる位の電気を帯びていた。
───刹那
冷徹に染まる剣得の顔と拳は楓彩の前まで迫っていた。
「───!!」
かわしきれるはずも無く、楓彩は一瞬で吹き飛び、瑛太が気づいた時には壁に埋まっていた。
「鬼月───」
瑛太の左脇腹に、剣得の足が触れた瞬間、瑛太は遠くの壁に打ちつけられる。
「──かはっ!!」
その頃、いろは は人道が操る傀儡を相手に苦戦を強いていた。
「ちっ、次から次へと…!」
いろは はG,S,Aの隊員服を着た人に対しては峰で叩きのめし、SABERの戦闘員は容赦なく、切りかかっていた。
平民が撃つ弾丸など、いろは には当たらない。
しかし、これが続けば、持久戦では上限のある いろは とまだ体力を使っていない人道とでは勝敗は見えている。
「(まずいな…)」
いろは は、司令室と言う閉鎖空間から脱出するために、一度廊下に出る。
「逃がさん…」
いろは はテレポートを点々と繰り返して、好条件の位置を探りながら人道を誘導していた。
「どこまで逃げる気だ…クラブ…!」
その時、暗く、長い廊下に、一筋の光が見える。
「(…帝が開けた穴か…もしくは先日の襲撃で開いた穴か…どちらにせよ、この穴を利用した狙撃を期待する…しかないようだな…)」
いろは はその穴を背に、迫り来る洗脳された人々を見る。
「さぁ、テレポートで逃げるもいいが、それはお前のプライドが許さないか…くっ、愚かな奴だ…」
「……戯け! 右に避けろ!」
「はっ!?」
───刹那
いろは の後方、ビル群の隙間から見えたマズルフラッシュ。
直後、人道の左頬を銃弾がかすめる。
人道は衝撃により、その場に倒れ込んだ。
右に少しでも避けていなかったら当たっていただろう…。
「ちっ、何でかわせるんだよ…」
ショウは狙撃ポイントを移動するため、銃器を持ち上げながらボヤいていた。
「さすがに、俺の獲物を横取りはされたくないのでね…援護だけはしてもらった…」
人道がよろけた拍子に傀儡もぐらついた。
それを見逃さなかった いろは に勝機が見えた。
「まぁ、追い詰められたのは、オメェの方だ、幹哉…」
「ちっ!」
0
あなたにおすすめの小説
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
転生令嬢はやんちゃする
ナギ
恋愛
【完結しました!】
猫を助けてぐしゃっといって。
そして私はどこぞのファンタジー世界の令嬢でした。
木登り落下事件から蘇えった前世の記憶。
でも私は私、まいぺぇす。
2017年5月18日 完結しました。
わぁいながい!
お付き合いいただきありがとうございました!
でもまだちょっとばかり、与太話でおまけを書くと思います。
いえ、やっぱりちょっとじゃないかもしれない。
【感謝】
感想ありがとうございます!
楽しんでいただけてたんだなぁとほっこり。
完結後に頂いた感想は、全部ネタバリ有りにさせていただいてます。
与太話、中身なくて、楽しい。
最近息子ちゃんをいじってます。
息子ちゃん編は、まとめてちゃんと書くことにしました。
が、大まかな、美味しいとこどりの流れはこちらにひとまず。
ひとくぎりがつくまでは。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
追放悪役令嬢、辺境の荒れ地を楽園に!元夫の求婚?ざまぁ、今更遅いです!
黒崎隼人
ファンタジー
皇太子カイルから「政治的理由」で離婚を宣告され、辺境へ追放された悪役令嬢レイナ。しかし彼女は、前世の農業知識と、偶然出会った神獣フェンリルの力を得て、荒れ地を豊かな楽園へと変えていく。
そんな彼女の元に現れたのは、離婚したはずの元夫。「離婚は君を守るためだった」と告白し、復縁を迫るカイルだが、レイナの答えは「ノー」。
「離婚したからこそ、本当の幸せが見つかった」
これは、悪女のレッテルを貼られた令嬢が、自らの手で未来を切り拓き、元夫と「夫婦ではない」最高のパートナーシップを築く、成り上がりと新しい絆の物語。
貧乏奨学生の子爵令嬢は、特許で稼ぐ夢を見る 〜レイシアは、今日も我が道つき進む!~
みちのあかり
ファンタジー
同じゼミに通う王子から、ありえないプロポーズを受ける貧乏奨学生のレイシア。
何でこんなことに? レイシアは今までの生き方を振り返り始めた。
第一部(領地でスローライフ)
5歳の誕生日。お父様とお母様にお祝いされ、教会で祝福を受ける。教会で孤児と一緒に勉強をはじめるレイシアは、その才能が開花し非常に優秀に育っていく。お母様が里帰り出産。生まれてくる弟のために、料理やメイド仕事を覚えようと必死に頑張るレイシア。
お母様も戻り、家族で幸せな生活を送るレイシア。
しかし、未曽有の災害が起こり、領地は借金を負うことに。
貧乏でも明るく生きるレイシアの、ハートフルコメディ。
第二部(学園無双)
貧乏なため、奨学生として貴族が通う学園に入学したレイシア。
貴族としての進学は奨学生では無理? 平民に落ちても生きていけるコースを選ぶ。
だが、様々な思惑により貴族のコースも受けなければいけないレイシア。お金持ちの貴族の女子には嫌われ相手にされない。
そんなことは気にもせず、お金儲け、特許取得を目指すレイシア。
ところが、いきなり王子からプロポーズを受け・・・
学園無双の痛快コメディ
カクヨムで240万PV頂いています。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
商人の男と貴族の女~婚約破棄から始まる成り上がり~
葉月奈津・男
恋愛
「あなたとの婚約、破棄させていただきます!」
王立学院の舞踏会。
全校生徒が見守る中、商家の三男カロスタークは、貴族令嬢セザールから一方的に婚約破棄を突きつけられる。
努力も誠意も、すべて「退屈だった」の一言で切り捨てられ、彼女は王子様気取りの子爵家の三男と新たな婚約を宣言する。
だが、カロスタークは折れなかった。
「商人の子せがれにだって、意地はあるんだ!」
怒りと屈辱を胸に、彼は商人としての才覚を武器に、静かなる反撃を開始する。
舞踏会の翌日、元婚約者の実家に突如として訪れる債権者たち。
差し押さえ、債権買収、そして“後ろ盾”の意味を思い知らせる逆襲劇が幕を開ける!
これは、貴族社会の常識を覆す、ひとりの青年の成り上がりの物語。
誇りを踏みにじられた男が、金と知恵で世界を変える――!
ゴミ鑑定だと追放された元研究者、神眼と植物知識で異世界最高の商会を立ち上げます
黒崎隼人
ファンタジー
元植物学の研究者、相川慧(あいかわ けい)が転生して得たのは【素材鑑定】スキル。――しかし、その効果は素材の名前しか分からず「ゴミ鑑定」と蔑まれる日々。所属ギルド「紅蓮の牙」では、ギルドマスターの息子・ダリオに無能と罵られ、ついには濡れ衣を着せられて追放されてしまう。
だが、それは全ての始まりだった! 誰にも理解されなかったゴミスキルは、慧の知識と経験によって【神眼鑑定】へと進化! それは、素材に隠された真の効果や、奇跡の組み合わせ(レシピ)すら見抜く超チートスキルだったのだ!
捨てられていたガラクタ素材から伝説級ポーションを錬金し、瞬く間に大金持ちに! 慕ってくれる仲間と大商会を立ち上げ、追放された男が、今、圧倒的な知識と生産力で成り上がる! 一方、慧を追い出した元ギルドは、偽物の薬草のせいで自滅の道をたどり……?
無能と蔑まれた生産職の、痛快無比なざまぁ&成り上がりファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる