57 / 159
第4章 見えた世界 偏
仕切り直し
しおりを挟む
その夜。
時刻は8時40分。
剣得は楓彩の寝ている布団にお邪魔していた。
…楓彩の命令で…。
「楓彩? 寝れないのか?」
剣得は横目にこちらを向いて目を開けたままぼーっとしている楓彩に話しかける。
「いえ…あんなことをカミングアウトされた後ですから…胸が高鳴って…」
楓彩が寝れないと言っているのは大した問題ではないが、実のところ、剣得自身も、彩楓の初げに対しては、ものすごく衝撃を受けている。
すると、
「ちょっと、おしっこ行ってきます…」
「うん」
楓彩はかかっているタオルケットを剣得の方に寄せて立ち上がり、静かに襖を開けて部屋の外へ出ていく。
「やれやれ…」
一難去ってまた一難。
この事のためにある言葉だと実感する剣得。
剣得は暗闇の中、襲い来る睡魔に逆らわず、そのまま、天井の木目を見ながら目を閉じた。
楓彩は頭の中を白くして暗い廊下を歩いていた。
その時、左側の壁が無くなり月明かりが差し込む廊下に差し掛かる。
「あ」
そこの縁側に座っていたのは、
「よぉ、楓彩…」
「彩楓さん…」
「座れよ…話がある」
と言われたが、
「も、漏れちゃいそうなので…待ってください…」
と、モジモジしながら彩楓の後ろを通過する。
「はぁ…!」
彩楓も、少し顔を赤くして強くため息をする。
(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
「お、お待たせしました」
「あぁ、座れ」
「失礼しますね」
楓彩は彩楓の座っている縁側に腰をかける。
「あ、あの?」
「……」
楓彩は月明かりに照らされた彩楓の鋭い横顔を見つめる。
「なんだ…」
「いえ、本当に私の…お、お兄さん…なんですね」
「信じられないか?」
「まだ、夢のようです……まだ私に血の繋がる人がいるなんて…」
楓彩も、彩楓の見上げる月を見る。
綺麗な半月。
夜風が心地いい。
「なぁ、楓彩」
「はい」
「一緒に暮らさないか?」
「え?」
楓彩はその言葉に半月から目を離し、彩楓を見つめる。
「これまで一緒にいられなかった分、せめて俺と一緒にいてくれ」
彩楓も楓彩の瞳を見返す。
彩楓のその目は悲しさを含んだ真剣な目だった。
「わ、私は…」
先程もそうだが、楓彩は自分の人生を誰かに…剣得にゆだねてきた。
言わなければならない、自分の気持ちを。
「剣得さんと、暮らしてきたのでこれからも剣得さんと暮らします」
その力強い言葉に、彩楓は自分の言っている事が恥ずかしくなったのか、
「あぁ、そうだよな…悪い、変なことを聞いてしまって」
「いえ。剣得さんが許すなら3人で暮らすのもいいと思います」
「それはやめておく…これ以上王志に恩を貸すわけには行かないからな」
「ははっ。そうですね」
楓彩はクスクスと笑う。
「楓彩?」
「はい?」
「これからよろしく頼む」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします…お、お兄さん?」
「っ!! や、やめてくれ」
彩楓は恥ずかしくなったのか、立ち上がって、暗い廊下に消えていった。
時刻は8時55分。
楓彩に例の睡魔が襲ってきた。
「なんですかね…急に眠いです…」
楓彩は立ち上がって、壁伝いに元いた部屋を目指す。
翌朝
午前5時。
剣得は目覚め、視界に映る、薄明かりに照らされた天井の木目を確認すると同時に、左手のひらに柔らかい感触を感じる。
「ん?」
だが、その感触は割とモフモフしていた。
「なんだ、シロンか…」
と、思いつつ、寝返りを打ち二度寝を試みた、その時、
「っ!!」
左に寝返ると、可愛らしい寝顔で剣得の隣で寝息を立てている花麗の姿が。
「スースー…」
「み、花麗ちゃんか…」
剣得はゾッとした、もし、今左手で揉んだのがシロンではなく花麗だったら、人様の家の看板娘にセクハラをしてしまっていた。
などと考えていると、
「ん? 剣得か…おはよぉ」
と、花麗は目を半分開けて横になったまま、気持ちよさそうに伸びをする。
「…おはよう、ってもう起きるの?」
「うん…朝ごはんを作るのでな…」
右手を猫の手のような形にして自分の猫耳を擦りながら弱々しい声で言う。
「手伝おうか?」
「瑛太に手伝ってもらうからいい」
花麗はそう言って、まだ、横になっている剣得を置いて部屋から出る。
「…えらいなぁ…って、楓彩はどこいった?」
楓彩の姿が室内に無いことに気づく。
その時。
「ああああぁぁ!!!!」
襖越しに、廊下から花麗の悲鳴が聞こえる。
その声に剣得は飛び起きて、廊下に飛び出て花麗の元へ向かう。
「どうした!? 花麗ちゃん!」
駆けつけた剣得が目にしたのは衝撃を受けた表情で部屋の中を見る花麗。
剣得も花麗の視線の先に視線を送る。
そこには、今度は熱帯夜だったにもかかわらず、深く抱き合って寝ている瑛太と楓彩の姿が。
「え…瑛太が寝取られたぁ!!」
花麗はそう叫んだ後、2人目掛けてジャンプし、空中できりもみ回転して見事なボディプレスを2人の腹に決める。
「ぐはっ!!」
「ぎゃあっ!!」
2人とも鈍い悲鳴を上げる。
花麗はぐったりしている瑛太の左頬に平手打ちをかましたあと、楓彩の胸ぐらを掴み、上体を起こさせて前後に振る。
「あうあうあう…」
楓彩は寝起きで状況が掴めないまま頭を首振り人形の様にかくんかくんさせていた。
「よくもぉ!! 瑛太を!!」
花麗の平手打ちで目が覚めた瑛太は花麗が楓彩の胸ぐら掴んでいるのを見て、
「こ、こらぁ! 花麗!!」
と言って花麗の両肩を掴んで楓彩から引き離す。
急に手を離された楓彩はそのまま元の体制に戻る。
「んんんー…何事ですかぁ…?」
楓彩はあれだけのことをされてまだ意識がハッキリしていない。
「くぅーー!!」
猫耳の毛を逆立てて、弱点の尻尾が露出しているにも関わらず、花麗は瑛太に取り押さえられながらも楓彩を威嚇していた。
「え? えっ!? み…花麗さん? な…なんで怒ってるんですか?」
楓彩は上体を起こして、花麗を見つめたあと、あたりを見回す。
花麗の両肩を抑えている瑛太。
左手を額に当てて「やれやれ」という表情の剣得。
どう見ても剣得の部屋ではないようだ。
「あれ? ここ…瑛太さんの部屋…」
「おい! お主! なぜ瑛太を狙った!」
「え?」
涙目の花麗。
楓彩はそれを見てただ事ではないと察した。
「うっ…ぐすっ…瑛太を取るのはずるいだろぉ…」
その声に瑛太の手が緩む。
「花麗…お前…」
「…瑛太はウチの旦那さんだぞ!!」
「「「え?」」」
ついに瑛太の拘束から逃れた花麗は楓彩に飛びかかる。
「きゃあ!」
楓彩と花麗の取っ組み合いを瑛太はぼーっと見ていた。
「もぉーこんな朝っぱらから何ー? オレまだ眠いんだけどー」
騒ぎを聞きつけた臨が目を擦りながら部屋を覗きに来る。
「おう…おはよう…臨」
「あっ、おはようございます…剣得さん…どうしたんですか」
「あぁ、なんだろうな…俺も頭の理解が追いついていなくてな」
臨は「はぁ」っと息をついて念力で花麗と楓彩を引きはがす。
「むぅー! このバカもの!!」
手が出せなくなった花麗は楓彩に向かって暴言を吐き始めた。
「むっ! ば、ばかとはなんですか!!」
楓彩も顔を赤くして頬膨らませる。
「私はあなたの年上ですよ!?」
「関係ないぞ! マヌケ!!」
「うぅっ…れ…礼儀というものが…」
「バーカバーカ!」
「う、うわぁぁん!」
楓彩は両拳で花麗の頭をポコポコと叩き始める。
「痛っ…痛っ! なにをする! このー」
臨が引き離したにもかかわらず、またお互いを叩き合い始める2人。
と、その時、
「ひゃあ!?」
楓彩の幼い胸を包む柔らかいもの…。
「む?」
「ななななんですか!!」
楓彩と花麗の胸は接触し、どうやら花麗の胸は楓彩の胸を包み込むほど大き……貧乳を包み込む程の貧乳。
「ふふ…年上…ね」
「うわぁぁぁん!! 剣得さぁん!!」
その後、楓彩が戦意喪失して剣得に抱きついて離れないため、花麗は勝ち誇った顔で台所へ向かった。
食事ができるまでの間、瑛太は「稽古をする」と言って格技場へ
その他の皆は客間で座って待っていた。
もちろん楓彩は剣得の腰に抱きついて嗚咽しながら。
「あれ? 臨? ショウは?」
「あ、はい…昨日『子供が壊された』と言ってずっと部屋で落ち込んでいます」
「そうか…(偵察機か?)」
時刻は8時40分。
剣得は楓彩の寝ている布団にお邪魔していた。
…楓彩の命令で…。
「楓彩? 寝れないのか?」
剣得は横目にこちらを向いて目を開けたままぼーっとしている楓彩に話しかける。
「いえ…あんなことをカミングアウトされた後ですから…胸が高鳴って…」
楓彩が寝れないと言っているのは大した問題ではないが、実のところ、剣得自身も、彩楓の初げに対しては、ものすごく衝撃を受けている。
すると、
「ちょっと、おしっこ行ってきます…」
「うん」
楓彩はかかっているタオルケットを剣得の方に寄せて立ち上がり、静かに襖を開けて部屋の外へ出ていく。
「やれやれ…」
一難去ってまた一難。
この事のためにある言葉だと実感する剣得。
剣得は暗闇の中、襲い来る睡魔に逆らわず、そのまま、天井の木目を見ながら目を閉じた。
楓彩は頭の中を白くして暗い廊下を歩いていた。
その時、左側の壁が無くなり月明かりが差し込む廊下に差し掛かる。
「あ」
そこの縁側に座っていたのは、
「よぉ、楓彩…」
「彩楓さん…」
「座れよ…話がある」
と言われたが、
「も、漏れちゃいそうなので…待ってください…」
と、モジモジしながら彩楓の後ろを通過する。
「はぁ…!」
彩楓も、少し顔を赤くして強くため息をする。
(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°
「お、お待たせしました」
「あぁ、座れ」
「失礼しますね」
楓彩は彩楓の座っている縁側に腰をかける。
「あ、あの?」
「……」
楓彩は月明かりに照らされた彩楓の鋭い横顔を見つめる。
「なんだ…」
「いえ、本当に私の…お、お兄さん…なんですね」
「信じられないか?」
「まだ、夢のようです……まだ私に血の繋がる人がいるなんて…」
楓彩も、彩楓の見上げる月を見る。
綺麗な半月。
夜風が心地いい。
「なぁ、楓彩」
「はい」
「一緒に暮らさないか?」
「え?」
楓彩はその言葉に半月から目を離し、彩楓を見つめる。
「これまで一緒にいられなかった分、せめて俺と一緒にいてくれ」
彩楓も楓彩の瞳を見返す。
彩楓のその目は悲しさを含んだ真剣な目だった。
「わ、私は…」
先程もそうだが、楓彩は自分の人生を誰かに…剣得にゆだねてきた。
言わなければならない、自分の気持ちを。
「剣得さんと、暮らしてきたのでこれからも剣得さんと暮らします」
その力強い言葉に、彩楓は自分の言っている事が恥ずかしくなったのか、
「あぁ、そうだよな…悪い、変なことを聞いてしまって」
「いえ。剣得さんが許すなら3人で暮らすのもいいと思います」
「それはやめておく…これ以上王志に恩を貸すわけには行かないからな」
「ははっ。そうですね」
楓彩はクスクスと笑う。
「楓彩?」
「はい?」
「これからよろしく頼む」
「はい、こちらこそ宜しくお願いします…お、お兄さん?」
「っ!! や、やめてくれ」
彩楓は恥ずかしくなったのか、立ち上がって、暗い廊下に消えていった。
時刻は8時55分。
楓彩に例の睡魔が襲ってきた。
「なんですかね…急に眠いです…」
楓彩は立ち上がって、壁伝いに元いた部屋を目指す。
翌朝
午前5時。
剣得は目覚め、視界に映る、薄明かりに照らされた天井の木目を確認すると同時に、左手のひらに柔らかい感触を感じる。
「ん?」
だが、その感触は割とモフモフしていた。
「なんだ、シロンか…」
と、思いつつ、寝返りを打ち二度寝を試みた、その時、
「っ!!」
左に寝返ると、可愛らしい寝顔で剣得の隣で寝息を立てている花麗の姿が。
「スースー…」
「み、花麗ちゃんか…」
剣得はゾッとした、もし、今左手で揉んだのがシロンではなく花麗だったら、人様の家の看板娘にセクハラをしてしまっていた。
などと考えていると、
「ん? 剣得か…おはよぉ」
と、花麗は目を半分開けて横になったまま、気持ちよさそうに伸びをする。
「…おはよう、ってもう起きるの?」
「うん…朝ごはんを作るのでな…」
右手を猫の手のような形にして自分の猫耳を擦りながら弱々しい声で言う。
「手伝おうか?」
「瑛太に手伝ってもらうからいい」
花麗はそう言って、まだ、横になっている剣得を置いて部屋から出る。
「…えらいなぁ…って、楓彩はどこいった?」
楓彩の姿が室内に無いことに気づく。
その時。
「ああああぁぁ!!!!」
襖越しに、廊下から花麗の悲鳴が聞こえる。
その声に剣得は飛び起きて、廊下に飛び出て花麗の元へ向かう。
「どうした!? 花麗ちゃん!」
駆けつけた剣得が目にしたのは衝撃を受けた表情で部屋の中を見る花麗。
剣得も花麗の視線の先に視線を送る。
そこには、今度は熱帯夜だったにもかかわらず、深く抱き合って寝ている瑛太と楓彩の姿が。
「え…瑛太が寝取られたぁ!!」
花麗はそう叫んだ後、2人目掛けてジャンプし、空中できりもみ回転して見事なボディプレスを2人の腹に決める。
「ぐはっ!!」
「ぎゃあっ!!」
2人とも鈍い悲鳴を上げる。
花麗はぐったりしている瑛太の左頬に平手打ちをかましたあと、楓彩の胸ぐらを掴み、上体を起こさせて前後に振る。
「あうあうあう…」
楓彩は寝起きで状況が掴めないまま頭を首振り人形の様にかくんかくんさせていた。
「よくもぉ!! 瑛太を!!」
花麗の平手打ちで目が覚めた瑛太は花麗が楓彩の胸ぐら掴んでいるのを見て、
「こ、こらぁ! 花麗!!」
と言って花麗の両肩を掴んで楓彩から引き離す。
急に手を離された楓彩はそのまま元の体制に戻る。
「んんんー…何事ですかぁ…?」
楓彩はあれだけのことをされてまだ意識がハッキリしていない。
「くぅーー!!」
猫耳の毛を逆立てて、弱点の尻尾が露出しているにも関わらず、花麗は瑛太に取り押さえられながらも楓彩を威嚇していた。
「え? えっ!? み…花麗さん? な…なんで怒ってるんですか?」
楓彩は上体を起こして、花麗を見つめたあと、あたりを見回す。
花麗の両肩を抑えている瑛太。
左手を額に当てて「やれやれ」という表情の剣得。
どう見ても剣得の部屋ではないようだ。
「あれ? ここ…瑛太さんの部屋…」
「おい! お主! なぜ瑛太を狙った!」
「え?」
涙目の花麗。
楓彩はそれを見てただ事ではないと察した。
「うっ…ぐすっ…瑛太を取るのはずるいだろぉ…」
その声に瑛太の手が緩む。
「花麗…お前…」
「…瑛太はウチの旦那さんだぞ!!」
「「「え?」」」
ついに瑛太の拘束から逃れた花麗は楓彩に飛びかかる。
「きゃあ!」
楓彩と花麗の取っ組み合いを瑛太はぼーっと見ていた。
「もぉーこんな朝っぱらから何ー? オレまだ眠いんだけどー」
騒ぎを聞きつけた臨が目を擦りながら部屋を覗きに来る。
「おう…おはよう…臨」
「あっ、おはようございます…剣得さん…どうしたんですか」
「あぁ、なんだろうな…俺も頭の理解が追いついていなくてな」
臨は「はぁ」っと息をついて念力で花麗と楓彩を引きはがす。
「むぅー! このバカもの!!」
手が出せなくなった花麗は楓彩に向かって暴言を吐き始めた。
「むっ! ば、ばかとはなんですか!!」
楓彩も顔を赤くして頬膨らませる。
「私はあなたの年上ですよ!?」
「関係ないぞ! マヌケ!!」
「うぅっ…れ…礼儀というものが…」
「バーカバーカ!」
「う、うわぁぁん!」
楓彩は両拳で花麗の頭をポコポコと叩き始める。
「痛っ…痛っ! なにをする! このー」
臨が引き離したにもかかわらず、またお互いを叩き合い始める2人。
と、その時、
「ひゃあ!?」
楓彩の幼い胸を包む柔らかいもの…。
「む?」
「ななななんですか!!」
楓彩と花麗の胸は接触し、どうやら花麗の胸は楓彩の胸を包み込むほど大き……貧乳を包み込む程の貧乳。
「ふふ…年上…ね」
「うわぁぁぁん!! 剣得さぁん!!」
その後、楓彩が戦意喪失して剣得に抱きついて離れないため、花麗は勝ち誇った顔で台所へ向かった。
食事ができるまでの間、瑛太は「稽古をする」と言って格技場へ
その他の皆は客間で座って待っていた。
もちろん楓彩は剣得の腰に抱きついて嗚咽しながら。
「あれ? 臨? ショウは?」
「あ、はい…昨日『子供が壊された』と言ってずっと部屋で落ち込んでいます」
「そうか…(偵察機か?)」
0
あなたにおすすめの小説
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
追放悪役令嬢、辺境の荒れ地を楽園に!元夫の求婚?ざまぁ、今更遅いです!
黒崎隼人
ファンタジー
皇太子カイルから「政治的理由」で離婚を宣告され、辺境へ追放された悪役令嬢レイナ。しかし彼女は、前世の農業知識と、偶然出会った神獣フェンリルの力を得て、荒れ地を豊かな楽園へと変えていく。
そんな彼女の元に現れたのは、離婚したはずの元夫。「離婚は君を守るためだった」と告白し、復縁を迫るカイルだが、レイナの答えは「ノー」。
「離婚したからこそ、本当の幸せが見つかった」
これは、悪女のレッテルを貼られた令嬢が、自らの手で未来を切り拓き、元夫と「夫婦ではない」最高のパートナーシップを築く、成り上がりと新しい絆の物語。
異世界に迷い込んだ盾職おっさんは『使えない』といわれ町ぐるみで追放されましたが、現在女の子の保護者になってます。
古嶺こいし
ファンタジー
異世界に神隠しに遭い、そのまま10年以上過ごした主人公、北城辰也はある日突然パーティーメンバーから『盾しか能がないおっさんは使えない』という理由で突然解雇されてしまう。勝手に冒険者資格も剥奪され、しかも家まで壊されて居場所を完全に失ってしまった。
頼りもない孤独な主人公はこれからどうしようと海辺で黄昏ていると、海に女の子が浮かんでいるのを発見する。
「うおおおおお!!??」
慌てて救助したことによって、北城辰也の物語が幕を開けたのだった。
基本出来上がり投稿となります!
無自覚チートで無双する気はなかったのに、小石を投げたら山が崩れ、クシャミをしたら魔王が滅びた。俺はただ、平穏に暮らしたいだけなんです!
黒崎隼人
ファンタジー
トラックに轢かれ、平凡な人生を終えたはずのサラリーマン、ユウキ。彼が次に目覚めたのは、剣と魔法の異世界だった。
「あれ?なんか身体が軽いな」
その程度の認識で放った小石が岩を砕き、ただのジャンプが木々を越える。本人は自分の異常さに全く気づかないまま、ゴブリンを避けようとして一撃でなぎ倒し、怪我人を見つけて「血、止まらないかな」と願えば傷が癒える。
これは、自分の持つ規格外の力に一切気づかない男が、善意と天然で周囲の度肝を抜き、勘違いされながら意図せず英雄へと成り上がっていく、無自覚無双ファンタジー!
異世界召喚されたけどスキルが地味だったので、現代知識とアイテムボックスで絶品料理を作ったら大商会になっちゃいました
黒崎隼人
ファンタジー
手違いで剣も魔法もない異世界に召喚された、しがない日本のサラリーマン、湊カイリ。
彼に与えられたのは、無限に物が入る【アイテムボックス】と、物の名前が分かる【鑑定】という、あまりにも地味な二つのスキルだけだった。
戦闘能力は皆無。途方に暮れるカイリだったが、異世界の食事が絶望的に不味いことを知り、大きなチャンスに気づく。
現代日本の「当たり前」の知識は、この世界ではとんでもない「宝」なのだと!
「醤油?味噌?そんなものがあれば、この世界の食文化はひっくり返るぞ!」
ひょんなことから出会った没落貴族の美少女・リリアナと共に、カイリは現代知識と地味スキルを駆使して屋台から商売をスタート。
絶品料理で人々の胃袋を掴み、さらには便利な生活用品を次々と発明していく。
伝説の神獣の幼体「フェン」やドワーフの鍛冶師など、頼れる仲間たちも加わり、彼らが立ち上げた「サンライズ商会」は瞬く間に大躍進!
迫り来る悪徳商会や腐敗した貴族の妨害も、現代のマーケティング術と知恵で痛快に打ち破る!
これは、平凡なサラリーマンが異世界の常識を覆し、食と生活に革命を起こして一代で大商会を築き上げる、痛快成り上がりファンタジー!
美味しい料理と、もふもふな相棒、そして仲間との絆。
人生、逆転できないことなんて何もない!
【完結】前代未聞の婚約破棄~なぜあなたが言うの?~【長編】
暖夢 由
恋愛
「サリー・ナシェルカ伯爵令嬢、あなたの婚約は破棄いたします!」
高らかに宣言された婚約破棄の言葉。
ドルマン侯爵主催のガーデンパーティーの庭にその声は響き渡った。
でもその婚約破棄、どうしてあなたが言うのですか?
*********
以前投稿した小説を長編版にリメイクして投稿しております。
内容も少し変わっておりますので、お楽し頂ければ嬉しいです。
アガルタ・クライシス ―接点―
来栖とむ
SF
神話や物語で語られる異世界は、空想上の世界ではなかった。
九州で発見され盗難された古代の石板には、異世界につながる何かが記されていた。
同時に発見された古い指輪に偶然触れた瞬間、平凡な高校生・結衣は不思議な力に目覚める。
不審な動きをする他国の艦船と怪しい組織。そんな中、異世界からの来訪者が現れる。政府の秘密組織も行動を開始する。
古代から権力者たちによって秘密にされてきた異世界との関係。地球とアガルタ、二つの世界を巻き込む陰謀の渦中で、古代の謎が解き明かされていく。
【完結】まもの牧場へようこそ!~転移先は魔物牧場でした ~-ドラゴンの子育てから始める異世界田舎暮らし-
いっぺいちゃん
ファンタジー
平凡なサラリーマン、相原正人が目を覚ましたのは、
見知らぬ草原に佇むひとつの牧場だった。
そこは、人に捨てられ、行き場を失った魔物の孤児たちが集う場所。
泣き虫の赤子ドラゴン「リュー」。
やんちゃなフェンリルの仔「ギン」。
臆病なユニコーンの仔「フィーネ」。
ぷるぷる働き者のスライム「モチョ」。
彼らを「処分すべき危険種」と呼ぶ声が、王都や冒険者から届く。
けれど正人は誓う。
――この子たちは、ただの“危険”なんかじゃない。
――ここは、家族の居場所だ。
癒やしのスキル【癒やしの手】を頼りに、
命を守り、日々を紡ぎ、
“人と魔物が共に生きる未来”を探していく。
◇
🐉 癒やしと涙と、もふもふと。
――これは、小さな牧場から始まる大きな物語。
――世界に抗いながら、共に暮らすことを選んだ者たちの、優しい日常譚。
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる