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第5章 「罪」偏
自我行為
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『ベルフェゴールは変なところで負けず嫌いだな…“怠惰”背負っているのに…』
『まぁ我々の計画に支障はありません…“サタン”は不安定ですけど…ルシファーは至って正常です…』
『そうか…なら他の“使者”の帰りを待つとしよう…』
────刹那
乱打の中の一瞬の隙を見逃さなかった剣得の左ストレートはベルフェゴールの右頬を捉える。
「───くっ!!」
だが、ベルフェゴールの異常な体感で体制を崩さずに、地を滑ることが出来た。
「やるねぇ…(痛てぇ…)」
ベルフェゴールは鼻と口から黒い液体を垂らしていた。
剣得は左の拳に伝わる余韻を感じると左拳を下ろす。
「ふっ…なんだ? 手を抜いてんのか? そーいえや、名前聞いてなかったな…」
「まぁ、名乗ってやるよ…ベルフェゴールだ」
「…そうか…だと思ったけどよ…」
尚、2人の殺気はぶつかり合う。
「さてと…聞きたいことがある…ベルフェゴール? あれはなんだ」
と、剣得は上を指さす。
「レヴィアタン…嫉妬深い奴さ…“マモン”を奪おうとしてるんだけど…君さ…マモンの居場所知らない?」
口から出た黒い液体をローブで拭きながら剣得に尋ねる。
「知らねぇな…そんな大事なこと俺に教えてくれちゃっていいの?」
「あぁ、これは“ゲーム”だからな…」
そう言うとベルフェゴールはローブをとっぱらって、白衣姿になる。
「僕も全力で遊ぼうかな…?」
その頃、ショウは武装を整え、G,S,A全域に臨戦状態を支持すると、一人飛び出し、ビル群の合間を両手の拳銃から出るワイヤーを使い、ワイヤーアクションで駆け抜け、「スカイネクスト」に向かっていた。
「まったく…休む暇もないね…」
その時、空中で右に気配を感じる。
「ん?」
「よっ! ショウ!」
白いG,S,Aの制服に、ショートボブを首元で2つに分けている茶髪の女性。
念力で空を飛んでいるのだ。
「臨!」
「どうしたの? 異常事態って…」
「スカイネクストに着いたら教える! って…臨…私を運んでくれてもいいんだよ?」
そういう訳で、臨の念力のおかげで予想より早く島の中心、「スカイネクスト」の展望台の屋根の上にたどり着けた。
「で? 何が起きてるの?」
ショウは上を指さす。
それに従い、臨は真上を見上げる。
そして、ショウと剣得と同じものを見る。
「な…何あれ…なんで街の人たちは気づかないの?」
「恐らくだけど、教えられない限り見つからないのかもね?」
「?」
「剣得は楓彩から、私は剣得から、そして臨は私から…第一発見者が現れない限り見つかることのない存在…よく分からんが…」
ショウは何か大型の銃を床で組み立て始めた。
「とにかく…何を狙っているのかは知らないけど…生存者《サバイバー》でしょ? どうせ…」
「ほらほら! そんなもんか? 金髪!!」
その頃、剣得はベルフェゴールの両腕による猛攻を受けていた。
緑色の鱗を生やした歪な腕や足での高速攻撃は流石の剣得もジリ貧にならざるを得なかった。
「っ!(速すぎる!)」
「反撃してこいよ!! あの時の炎はどうした!!」
これは誘いだ。
炎を出せば視界が狭まり、決定打を食らってしまう。
「ちっ!」
剣得は右腕の義手を前に突き出す。
「おっ? 来るかい?」
「──ふっ!」
次の瞬間、義手のはずの右腕の手のひらから炎が勢いよく吹き出し、その推進力で剣得は一度離脱する。
「(とりあえず、スカイネクストから遠ざけよう…)」
剣得はそのまま、ベルフェゴールが追ってくるような距離を保ちつつ、街の外を目指す。
「おっ? 逃げんのか?」
その頃、楓彩の知らせで上空に浮かぶ超巨大生物と、ベルフェゴールの存在を知った朝日や真希菜、瑛太と言った東区の先鋭達は動きのない、超巨大生物はおいて、剣得の掩護すべく、楓彩について行くことに。
「こっちです!」
皆が着いたのはベルフェゴールと接触した海道。
だが、そこには剣得とベルフェゴールの姿は無く、ただの廃墟になっていた。
「うわっ…酷でぇな…」
「鬼月さん? 本当にここなの?」
「間違いありません…」
その時、辺りを見回していた朝日があることに気がつく。
「戦いながら移動したのか…ここからあっちの方まで建物の損壊が目立つ」
と、街道の奥の方を指さす。
その道はやがては海に出る道だ。
「急ぎましょう!!」
楓彩を先頭に、その跡を追っていく。
その頃
────刹那
剣得の腹にベルフェゴールの右拳が直撃する。
「───ごぼっ!!」
そして剣得の体は浜辺に投げ出される。
砂煙をあげて剣得の体は地面を滑る。
ベルフェゴールは浜辺の上の堤防に立ち、
「おいおい! 僕を失望させないでくれよ!」
そう言うと砂浜に降り立つ。
剣得は危機を感じていた。
“今のままでは”ベルフェゴールに負けてしまう。
「使うしかないか…」
「ん?」
突如、剣得の周りを神々しい炎が包み込む。
「この期に及んで守りか…」
その炎は明るく輝き、やがて蒼色になる。
「ん?」
「…悪いな…こっちはゲームじゃない…命と生活がかかってるんだ…本気で行かせてもらう」
その蒼炎は燃え上がったかと思うと、剣得の元へ吸い込まれていく。
「…なんだ…それは…」
剣得の上半身の衣服は燃え去り、筋繊維が蒼白く発光していた。
「覚悟しろ…──」
───刹那
ベルフェゴールの視界に一筋の蒼色の一閃が見えると、背後に気配を感じる。
「───ちっ!」
ベルフェゴールは尻尾を出すが、攻撃が来たのは先方の方からだった。
「───くっ!!」
全身を覆い尽くす高温の風。
拳ではない。
「(あち!! って───)」
───刹那
炎の中から拳が飛んでくる。
ベルフェゴールの右頬に直撃し、物凄い勢いで吹き飛び、堤防を粉砕する。
「……ぷはぁーー!…はぁ…はぁ…」
剣得は口から熱気を吐き出す。
尚も体は蒼く発光している。
瓦礫の中から、起き上がるベルフェゴール。
頬の皮膚と肉は突き抜け、骨を露出していた。
「こんなもんか…やるねぇ…」
しかし、みるみる、肉が再生し、元通りになる。
「ちっ…再生すんのかよ…」
「あぁ、我々の能力でね…───」
「───じゃあ消し飛ばすしかねぇな!! ───」
『まぁ我々の計画に支障はありません…“サタン”は不安定ですけど…ルシファーは至って正常です…』
『そうか…なら他の“使者”の帰りを待つとしよう…』
────刹那
乱打の中の一瞬の隙を見逃さなかった剣得の左ストレートはベルフェゴールの右頬を捉える。
「───くっ!!」
だが、ベルフェゴールの異常な体感で体制を崩さずに、地を滑ることが出来た。
「やるねぇ…(痛てぇ…)」
ベルフェゴールは鼻と口から黒い液体を垂らしていた。
剣得は左の拳に伝わる余韻を感じると左拳を下ろす。
「ふっ…なんだ? 手を抜いてんのか? そーいえや、名前聞いてなかったな…」
「まぁ、名乗ってやるよ…ベルフェゴールだ」
「…そうか…だと思ったけどよ…」
尚、2人の殺気はぶつかり合う。
「さてと…聞きたいことがある…ベルフェゴール? あれはなんだ」
と、剣得は上を指さす。
「レヴィアタン…嫉妬深い奴さ…“マモン”を奪おうとしてるんだけど…君さ…マモンの居場所知らない?」
口から出た黒い液体をローブで拭きながら剣得に尋ねる。
「知らねぇな…そんな大事なこと俺に教えてくれちゃっていいの?」
「あぁ、これは“ゲーム”だからな…」
そう言うとベルフェゴールはローブをとっぱらって、白衣姿になる。
「僕も全力で遊ぼうかな…?」
その頃、ショウは武装を整え、G,S,A全域に臨戦状態を支持すると、一人飛び出し、ビル群の合間を両手の拳銃から出るワイヤーを使い、ワイヤーアクションで駆け抜け、「スカイネクスト」に向かっていた。
「まったく…休む暇もないね…」
その時、空中で右に気配を感じる。
「ん?」
「よっ! ショウ!」
白いG,S,Aの制服に、ショートボブを首元で2つに分けている茶髪の女性。
念力で空を飛んでいるのだ。
「臨!」
「どうしたの? 異常事態って…」
「スカイネクストに着いたら教える! って…臨…私を運んでくれてもいいんだよ?」
そういう訳で、臨の念力のおかげで予想より早く島の中心、「スカイネクスト」の展望台の屋根の上にたどり着けた。
「で? 何が起きてるの?」
ショウは上を指さす。
それに従い、臨は真上を見上げる。
そして、ショウと剣得と同じものを見る。
「な…何あれ…なんで街の人たちは気づかないの?」
「恐らくだけど、教えられない限り見つからないのかもね?」
「?」
「剣得は楓彩から、私は剣得から、そして臨は私から…第一発見者が現れない限り見つかることのない存在…よく分からんが…」
ショウは何か大型の銃を床で組み立て始めた。
「とにかく…何を狙っているのかは知らないけど…生存者《サバイバー》でしょ? どうせ…」
「ほらほら! そんなもんか? 金髪!!」
その頃、剣得はベルフェゴールの両腕による猛攻を受けていた。
緑色の鱗を生やした歪な腕や足での高速攻撃は流石の剣得もジリ貧にならざるを得なかった。
「っ!(速すぎる!)」
「反撃してこいよ!! あの時の炎はどうした!!」
これは誘いだ。
炎を出せば視界が狭まり、決定打を食らってしまう。
「ちっ!」
剣得は右腕の義手を前に突き出す。
「おっ? 来るかい?」
「──ふっ!」
次の瞬間、義手のはずの右腕の手のひらから炎が勢いよく吹き出し、その推進力で剣得は一度離脱する。
「(とりあえず、スカイネクストから遠ざけよう…)」
剣得はそのまま、ベルフェゴールが追ってくるような距離を保ちつつ、街の外を目指す。
「おっ? 逃げんのか?」
その頃、楓彩の知らせで上空に浮かぶ超巨大生物と、ベルフェゴールの存在を知った朝日や真希菜、瑛太と言った東区の先鋭達は動きのない、超巨大生物はおいて、剣得の掩護すべく、楓彩について行くことに。
「こっちです!」
皆が着いたのはベルフェゴールと接触した海道。
だが、そこには剣得とベルフェゴールの姿は無く、ただの廃墟になっていた。
「うわっ…酷でぇな…」
「鬼月さん? 本当にここなの?」
「間違いありません…」
その時、辺りを見回していた朝日があることに気がつく。
「戦いながら移動したのか…ここからあっちの方まで建物の損壊が目立つ」
と、街道の奥の方を指さす。
その道はやがては海に出る道だ。
「急ぎましょう!!」
楓彩を先頭に、その跡を追っていく。
その頃
────刹那
剣得の腹にベルフェゴールの右拳が直撃する。
「───ごぼっ!!」
そして剣得の体は浜辺に投げ出される。
砂煙をあげて剣得の体は地面を滑る。
ベルフェゴールは浜辺の上の堤防に立ち、
「おいおい! 僕を失望させないでくれよ!」
そう言うと砂浜に降り立つ。
剣得は危機を感じていた。
“今のままでは”ベルフェゴールに負けてしまう。
「使うしかないか…」
「ん?」
突如、剣得の周りを神々しい炎が包み込む。
「この期に及んで守りか…」
その炎は明るく輝き、やがて蒼色になる。
「ん?」
「…悪いな…こっちはゲームじゃない…命と生活がかかってるんだ…本気で行かせてもらう」
その蒼炎は燃え上がったかと思うと、剣得の元へ吸い込まれていく。
「…なんだ…それは…」
剣得の上半身の衣服は燃え去り、筋繊維が蒼白く発光していた。
「覚悟しろ…──」
───刹那
ベルフェゴールの視界に一筋の蒼色の一閃が見えると、背後に気配を感じる。
「───ちっ!」
ベルフェゴールは尻尾を出すが、攻撃が来たのは先方の方からだった。
「───くっ!!」
全身を覆い尽くす高温の風。
拳ではない。
「(あち!! って───)」
───刹那
炎の中から拳が飛んでくる。
ベルフェゴールの右頬に直撃し、物凄い勢いで吹き飛び、堤防を粉砕する。
「……ぷはぁーー!…はぁ…はぁ…」
剣得は口から熱気を吐き出す。
尚も体は蒼く発光している。
瓦礫の中から、起き上がるベルフェゴール。
頬の皮膚と肉は突き抜け、骨を露出していた。
「こんなもんか…やるねぇ…」
しかし、みるみる、肉が再生し、元通りになる。
「ちっ…再生すんのかよ…」
「あぁ、我々の能力でね…───」
「───じゃあ消し飛ばすしかねぇな!! ───」
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