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第5章 「罪」偏
暇なんて無いですよ!そうですよ!
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朝、楓彩が目を覚ましたのは臨の病室にある机だった。
どうやら机に伏せて寝てしまったようだ。
「ん……」
背中には肌色の毛布がかかっていた。
顔を上げ、後ろを向くと臨の寝ているベッドの上に誰が連れてきたのか、シロンが丸まって寝ていた。
「あっ! 楓彩ちゃん? 起きた?」
ドアが開き、小雨が花瓶を両手で持ち、胸を揺らしながら近づいてくる。
「小雨さん…おはようございます…」
「おはよっ」
小雨は楓彩の隣においてあった丸椅子に座る。
楓彩はぐったりして、尚、机に伏せる。
「今何時ですか?」
「まだ朝の6時だよ? 早起きだね!」
「小雨さんも早起きですよぉ…」
楓彩は欠伸をしながら言う。
「どうする? 朝ご飯にする?」
と、小雨は楓彩の頭を優しく撫でる。
なんだか楓彩の頭は撫でたくなるような雰囲気をかもし出しているのだ。
「そうですね…」
楓彩は上体を起こして立ち上がる。
その頃、ショウの工房では
「結構酷いね…!」
ショウは剣得の体に包帯を巻いていた。
まだ、所々火傷あとが残っているが、ショウの治療は的確かつ、迅速だ。
「悪いな…」
顔などの火傷跡が酷く、剣得はほぼ外見ミイラ状態だった。
「ぷふっ! もう誰か分かんないね」
ショウはそんな剣得を笑う。
「あぁ、これじゃあ楓彩にも怖がられるな…」
「火を出す包帯男って「志々雄 真実」じゃん!」
腹を抱えて笑うショウ。
「そこまで笑うか!?」
「いやぁ…ほんと…無茶するんじゃないよ…!」
急に真剣な眼差しを向けるショウ。
恐らく色々なことがあったからか、彼女は少し不安定な様だ。
「あ、あぁ…大丈夫か? ショウ…」
「まったく…大丈夫なわけないじゃん!」
ショウの目には怒りと涙が浮かんでいた。
「毎回勝手に怪我して来ないでよ…私を心配させんなよ……!」
ショウは膝に両手を当てて手の甲に涙を落とす。
「すまない…」
「次、変なことしたら私が殺すからね!!」
その後、剣得はショウの工房から出ていった。
「だめだ…最近感情的になっちゃうなぁ…」
ショウはパソコンの前の椅子に座り、上を見上げるように体を後ろに反らす。
「………」
────ムシャクシャするなぁ…
「久しぶりに……」
ショウは部屋の鍵を占め、もう一度椅子に戻り自分の足の付け根に手を伸ばす。
「…んっ……んっ……!」
衣服の中に指を入れていく。
「…あっ……っ!」
────私は剣得の…なんなの…剣得の頭には楓彩しかいないの? …何のために私を拾ったの……──
「───オナってる最中悪いが邪魔す───」
「───ぎゃあああああ!!!!」
ショウは刹那の内に銃を手に取って振り向き、5発の弾丸を撃ち込む。
「──っぶねぇな……いきなり何だよ…」
後ろにいたのは彩楓だった。
彩楓は刀を鞘から少し抜いて、鎬《しのぎ》で弾丸を全て弾いていた。
「いいいいいつから!!」
「ん? 下着の中に手を入れ始めた頃から…」
「ほぼ最初っから!?」
ショウは再度、銃を構える。
「まてまて、悪かったよ…話がある」
「な、なによ…」
その頃、
「あっ! 剣得さん! って…」
G,S,Aの食堂で朝食を摂っていた楓彩と小雨の元へ、剣得が現れる。
「おっす!」
「「誰っ!?」」
包帯だらけの剣得は挨拶するが、楓彩と小雨は目を丸くする。
「あはは…だよな…」
剣得は楓彩と小雨が向かい合っている席の楓彩の隣に座る。
「剣得くん…酷い目にあったね…」
「大丈夫ですか?」
「あぁ、しばらく不便な生活が続くがな…」
カレー、うどん、カツ丼などヘビィな料理を食べている楓彩とサンドウィッチのみの小雨に対して、剣得の前には水だけが置いてあった。
「剣得さん! 気分転換でもしませんか?」
「こんな空気の中で?」
剣得の言う通り、食堂の大窓から外を見る。
外は視界が悪く、尚も、紫色の瘴気に覆われていて、外を歩く人影も数人しかいない。
その人たちも、ガスマスクを装着している様だ。
「あはは…そうですね…」
楓彩は苦笑いして、肩を落とす。
「楓彩ちゃん? 寝泊まりはどうするの?」
小雨は楓彩に尋ねる。
「大半の人はここで寝泊まりするんだけど…帰る人は送迎バスが出てるよ?」
「んん…剣得さん?」
「俺と楓彩はここで寝泊まりするよ…身の安全のためにもな?」
剣得の顔は包帯で隠れよく見えないが、おそらく笑っているのだろう。
「むー…あっ! そうだ! 小雨さん! 小雨さんって格闘しますか?」
楓彩は唐突に小雨に尋ねる。
「ん? まぁするけど…護身用に…」
「おい…楓彩…止めてお──」
「さぁ! 行きましょう!」
剣得の忠告を聞く前に、楓彩と小雨は立ち上がり、戦闘実演室へ向かっていた。
「おい…また俺が片付けるのか…」
剣得の前には楓彩と小雨が食べ散らかした食器だけが残された。
剣得は遅れて戦闘実演室に入った。
白い壁や天井に囲まれる中、薄い素材の黒に青いラインが入ったトレーニングウェアを着た楓彩と、胸にサラシを巻いて潰し、白い道着に黒帯という格好だった。
何とも金髪と合わない格好だ。
「あーあ…」
そして、始まる。
「お願いします…」
「あっ…うん…楓彩ちゃ──」
───刹那
楓彩の右足は空中で小雨の左頬を捉えていた。
「───ぶっ!!」
続く第二撃の左足での後ろ回し蹴りは、楓彩が着地する前に飛んできた。
それも、左頬にクリーンヒットヒットする。
楓彩は能力の出し惜しみをせずに本気でぶつかっていく。
着地すると、左足でミドルキック、ハイキック、ローキックをほぼ同時に撃ち込んでいく。
「っ!!」
ハイキックはガードされるものの、ミドルキックとローキックによって小雨の大勢は大きく崩れる。
そして、楓彩は少しジャンプし、前中からのかかと落とし2連。
その時、
「どうしたんですか! 小雨さん!」
小雨は立ち上がり、右足を引く。
それに気づかない楓彩は尚も見事な足技を繰り出していく。
────刹那
「───昇龍拳!!」
「───ぐべっふ!!」
楓彩の腹にヒット。
「───竜巻旋風脚!!」
まともや楓彩の腹にヒット。
「───波動……これは止めておこう…」
小雨が、自制した時には楓彩は遠くに吹き飛び、ぐったりしていた。
「あっ…やりすぎた…」
小雨は楓彩に駆け寄る。
「だから止めとけって言おうとしたのに…小雨は重度のス〇リートファイ〇ー好きで、G,S,Aの格闘技大会優勝常連者だ……」
どうやら机に伏せて寝てしまったようだ。
「ん……」
背中には肌色の毛布がかかっていた。
顔を上げ、後ろを向くと臨の寝ているベッドの上に誰が連れてきたのか、シロンが丸まって寝ていた。
「あっ! 楓彩ちゃん? 起きた?」
ドアが開き、小雨が花瓶を両手で持ち、胸を揺らしながら近づいてくる。
「小雨さん…おはようございます…」
「おはよっ」
小雨は楓彩の隣においてあった丸椅子に座る。
楓彩はぐったりして、尚、机に伏せる。
「今何時ですか?」
「まだ朝の6時だよ? 早起きだね!」
「小雨さんも早起きですよぉ…」
楓彩は欠伸をしながら言う。
「どうする? 朝ご飯にする?」
と、小雨は楓彩の頭を優しく撫でる。
なんだか楓彩の頭は撫でたくなるような雰囲気をかもし出しているのだ。
「そうですね…」
楓彩は上体を起こして立ち上がる。
その頃、ショウの工房では
「結構酷いね…!」
ショウは剣得の体に包帯を巻いていた。
まだ、所々火傷あとが残っているが、ショウの治療は的確かつ、迅速だ。
「悪いな…」
顔などの火傷跡が酷く、剣得はほぼ外見ミイラ状態だった。
「ぷふっ! もう誰か分かんないね」
ショウはそんな剣得を笑う。
「あぁ、これじゃあ楓彩にも怖がられるな…」
「火を出す包帯男って「志々雄 真実」じゃん!」
腹を抱えて笑うショウ。
「そこまで笑うか!?」
「いやぁ…ほんと…無茶するんじゃないよ…!」
急に真剣な眼差しを向けるショウ。
恐らく色々なことがあったからか、彼女は少し不安定な様だ。
「あ、あぁ…大丈夫か? ショウ…」
「まったく…大丈夫なわけないじゃん!」
ショウの目には怒りと涙が浮かんでいた。
「毎回勝手に怪我して来ないでよ…私を心配させんなよ……!」
ショウは膝に両手を当てて手の甲に涙を落とす。
「すまない…」
「次、変なことしたら私が殺すからね!!」
その後、剣得はショウの工房から出ていった。
「だめだ…最近感情的になっちゃうなぁ…」
ショウはパソコンの前の椅子に座り、上を見上げるように体を後ろに反らす。
「………」
────ムシャクシャするなぁ…
「久しぶりに……」
ショウは部屋の鍵を占め、もう一度椅子に戻り自分の足の付け根に手を伸ばす。
「…んっ……んっ……!」
衣服の中に指を入れていく。
「…あっ……っ!」
────私は剣得の…なんなの…剣得の頭には楓彩しかいないの? …何のために私を拾ったの……──
「───オナってる最中悪いが邪魔す───」
「───ぎゃあああああ!!!!」
ショウは刹那の内に銃を手に取って振り向き、5発の弾丸を撃ち込む。
「──っぶねぇな……いきなり何だよ…」
後ろにいたのは彩楓だった。
彩楓は刀を鞘から少し抜いて、鎬《しのぎ》で弾丸を全て弾いていた。
「いいいいいつから!!」
「ん? 下着の中に手を入れ始めた頃から…」
「ほぼ最初っから!?」
ショウは再度、銃を構える。
「まてまて、悪かったよ…話がある」
「な、なによ…」
その頃、
「あっ! 剣得さん! って…」
G,S,Aの食堂で朝食を摂っていた楓彩と小雨の元へ、剣得が現れる。
「おっす!」
「「誰っ!?」」
包帯だらけの剣得は挨拶するが、楓彩と小雨は目を丸くする。
「あはは…だよな…」
剣得は楓彩と小雨が向かい合っている席の楓彩の隣に座る。
「剣得くん…酷い目にあったね…」
「大丈夫ですか?」
「あぁ、しばらく不便な生活が続くがな…」
カレー、うどん、カツ丼などヘビィな料理を食べている楓彩とサンドウィッチのみの小雨に対して、剣得の前には水だけが置いてあった。
「剣得さん! 気分転換でもしませんか?」
「こんな空気の中で?」
剣得の言う通り、食堂の大窓から外を見る。
外は視界が悪く、尚も、紫色の瘴気に覆われていて、外を歩く人影も数人しかいない。
その人たちも、ガスマスクを装着している様だ。
「あはは…そうですね…」
楓彩は苦笑いして、肩を落とす。
「楓彩ちゃん? 寝泊まりはどうするの?」
小雨は楓彩に尋ねる。
「大半の人はここで寝泊まりするんだけど…帰る人は送迎バスが出てるよ?」
「んん…剣得さん?」
「俺と楓彩はここで寝泊まりするよ…身の安全のためにもな?」
剣得の顔は包帯で隠れよく見えないが、おそらく笑っているのだろう。
「むー…あっ! そうだ! 小雨さん! 小雨さんって格闘しますか?」
楓彩は唐突に小雨に尋ねる。
「ん? まぁするけど…護身用に…」
「おい…楓彩…止めてお──」
「さぁ! 行きましょう!」
剣得の忠告を聞く前に、楓彩と小雨は立ち上がり、戦闘実演室へ向かっていた。
「おい…また俺が片付けるのか…」
剣得の前には楓彩と小雨が食べ散らかした食器だけが残された。
剣得は遅れて戦闘実演室に入った。
白い壁や天井に囲まれる中、薄い素材の黒に青いラインが入ったトレーニングウェアを着た楓彩と、胸にサラシを巻いて潰し、白い道着に黒帯という格好だった。
何とも金髪と合わない格好だ。
「あーあ…」
そして、始まる。
「お願いします…」
「あっ…うん…楓彩ちゃ──」
───刹那
楓彩の右足は空中で小雨の左頬を捉えていた。
「───ぶっ!!」
続く第二撃の左足での後ろ回し蹴りは、楓彩が着地する前に飛んできた。
それも、左頬にクリーンヒットヒットする。
楓彩は能力の出し惜しみをせずに本気でぶつかっていく。
着地すると、左足でミドルキック、ハイキック、ローキックをほぼ同時に撃ち込んでいく。
「っ!!」
ハイキックはガードされるものの、ミドルキックとローキックによって小雨の大勢は大きく崩れる。
そして、楓彩は少しジャンプし、前中からのかかと落とし2連。
その時、
「どうしたんですか! 小雨さん!」
小雨は立ち上がり、右足を引く。
それに気づかない楓彩は尚も見事な足技を繰り出していく。
────刹那
「───昇龍拳!!」
「───ぐべっふ!!」
楓彩の腹にヒット。
「───竜巻旋風脚!!」
まともや楓彩の腹にヒット。
「───波動……これは止めておこう…」
小雨が、自制した時には楓彩は遠くに吹き飛び、ぐったりしていた。
「あっ…やりすぎた…」
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