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第6章 頂点に立つ
動き出す思惑
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────はぁん! だめぇですぅ! 剣得さぁん! 気持ちよすぎます!
───やめろ…楓彩……くっ!
剣得の上で腰を振り続ける楓彩。
また締め付けるような気持ちよさ、吸い上げられていく大切な物。
───出してください! 欲しいです!
───くっ!
ここ最近同じ夢を見ている気がする。
全裸の楓彩が自分の腰にまたがり、行為に走る。
そして、
───いっぱい出たね…剣得…
その液体を人差し指ですくい、口元に持っていくショウの姿。
───ふふっ…濃いお味…私もっと欲しいよ…
ショウは尚、腰を振り続け、吸い上げようとする。
───やめろ…もう…出ない…
───はや君…もっと…もっと
───美桜《みさ》───
「ん………またこの夢か…」
剣得はいつも通りの淫夢で目を覚ます。
それも決まって深夜2時に。
「はぁ…何なんだよ…」
翌朝
「おはよ、楓彩」
未だに目覚めない楓彩に挨拶をして、少し撫でた後、居間へ向かう。
「あっ! おはよう! 剣得!」
6時と早朝に、パジャマ用着物姿の花麗が元気よく挨拶してくる。
「おはよう、花麗ちゃん。今日も朝ご飯作ったの?」
「うん!」
「何か手伝おうか?」
「じゃあ、客間に運ぶから手伝ってくれるか?」
その後、剣得は花麗と一緒に広い客間に置いてあるテーブルに花麗の作った料理を並べていく。
「そういえば、瑛太は?」
「? 今は稽古をしているぞ? あっ、飯時だから呼んできてくれるか?」
「はいよ」
剣得が格技場へ向かうと、廊下にサンドバッグを叩く音と、床が擦れる高い音が聞こえてくる。
格技場に入ると、中心にぶら下がった青色のサンドバッグの周りを軽快なフットワークで動き、四方八方から叩き込んでいる瑛太の姿があった。
「おっ…やってるなぁ…」
「シッ! ……ふぅ…あっ、総督!」
瑛太は剣得の姿に気づき、手を止め、浅くお辞儀をする。
「ボクシングねぇ…」
「やりませんよ?」
「へ?」
「いや、何でもないです…」
瑛太はどうやらショウにされた事が若干トラウマになっているようだ。
「そうか…で? 足はもういいのか?」
「はい! ショウさんの治療のおかげで!」
「まぁ流石だな……ショウは」
なぜか、例の夢を思い出して赤面しかける剣得だった。
「はぁ、瑛太は彼女とかいるのか?」
唐突に話を切り出す剣得。
「え? あ…いませんけど…花麗が怒りますし…」
「そうだね…自称奥さん? だっけ? (笑)」
「花麗が勝手に行ってますけどね…? 本当は俺以外の人を探して欲しいんです…花麗には…。総督には彼女さんは……いる…ん…で」
聞こうと、剣得を見る瑛太だったが、マジて深刻そうな顔の前に言葉を詰まらせてしまう。
「いねぇよ…昔はいたけどな」
「───いたんですか!?」
と、瑛太は無意識に失礼なほどビックリしてしまう。
「驚くなよ!! いやほら! 俺って割と顔イケてるよな!? な?」
と、剣得は瑛太に迫るが、顔を逸らされてしまう。
「なぁに後輩に迫ってんだよ、童貞」
「童貞言うな!! って…ショウ…」
剣得がその声に振り向くとそこにはショウがポケットに両手を入れて立っていた。
「あんたの顔がイケてる分けないでしょーが! 花麗が待ってるから早く行くよ!」
と、ショウは剣得の後ろ襟を掴んで引っ張る。
『ねーねー! ボクはいつになったら出れるの? ボクも遊びたいなぁー』
『貴様はまだ不安定だ、ベルフェゴールを喰って、安定するようだったら考える…』
『えぇぇ…? 早く遊びたいなぁ…アスモデウスとぉ…』
そんな2人の会話を聞いていたのは
「ちっ、やっぱり僕は餌か…逃げようか…でもどこへ…?」
怠惰──ベルフェゴールだった。
「畜生…どの道、ここにいたら僕に将来は無い…か…」
『ふっ…無様だな…よもや怠惰をすて、生きるために勤勉になろうとするとは…』
「っ!!」
ベルフェゴールが振り向くと、暗闇の中に隠れるような黒のローブを全身に身にまとった背の高い人が立っていた。
そして、男とも女とも捉えられない不思議な声。
『まぁ、貴様が生きたいと言うのなら手を貸そう…』
「え? サタン?」
『手を出せ───』
「楓彩は未だに目を覚まさない…か…」
ショウは楓彩が寝ている枕元で正座をして診察していた。
すると、襖が開き、剣得が入ってくる。
「どうだ? 何か分かりそうか?」
「うーん…分からないなぁ…なんで起きないんだろ…夢も見てないようだし…でも、意識はあるんだよ呼吸も正常、尿意もあるし、腹も減る」
楓彩は今オムツを付けたり、ショウの出す栄養剤で生活をしている。
「んーー」
「やはり、こいつの体質なんだな…」
「研究のため、楓彩を私に預けてくれない?」
「あ、あぁ、分かった今から運ぼう」
その頃、セラフィス外壁上。
『さァ…復讐ノ時間だ…!』
───やめろ…楓彩……くっ!
剣得の上で腰を振り続ける楓彩。
また締め付けるような気持ちよさ、吸い上げられていく大切な物。
───出してください! 欲しいです!
───くっ!
ここ最近同じ夢を見ている気がする。
全裸の楓彩が自分の腰にまたがり、行為に走る。
そして、
───いっぱい出たね…剣得…
その液体を人差し指ですくい、口元に持っていくショウの姿。
───ふふっ…濃いお味…私もっと欲しいよ…
ショウは尚、腰を振り続け、吸い上げようとする。
───やめろ…もう…出ない…
───はや君…もっと…もっと
───美桜《みさ》───
「ん………またこの夢か…」
剣得はいつも通りの淫夢で目を覚ます。
それも決まって深夜2時に。
「はぁ…何なんだよ…」
翌朝
「おはよ、楓彩」
未だに目覚めない楓彩に挨拶をして、少し撫でた後、居間へ向かう。
「あっ! おはよう! 剣得!」
6時と早朝に、パジャマ用着物姿の花麗が元気よく挨拶してくる。
「おはよう、花麗ちゃん。今日も朝ご飯作ったの?」
「うん!」
「何か手伝おうか?」
「じゃあ、客間に運ぶから手伝ってくれるか?」
その後、剣得は花麗と一緒に広い客間に置いてあるテーブルに花麗の作った料理を並べていく。
「そういえば、瑛太は?」
「? 今は稽古をしているぞ? あっ、飯時だから呼んできてくれるか?」
「はいよ」
剣得が格技場へ向かうと、廊下にサンドバッグを叩く音と、床が擦れる高い音が聞こえてくる。
格技場に入ると、中心にぶら下がった青色のサンドバッグの周りを軽快なフットワークで動き、四方八方から叩き込んでいる瑛太の姿があった。
「おっ…やってるなぁ…」
「シッ! ……ふぅ…あっ、総督!」
瑛太は剣得の姿に気づき、手を止め、浅くお辞儀をする。
「ボクシングねぇ…」
「やりませんよ?」
「へ?」
「いや、何でもないです…」
瑛太はどうやらショウにされた事が若干トラウマになっているようだ。
「そうか…で? 足はもういいのか?」
「はい! ショウさんの治療のおかげで!」
「まぁ流石だな……ショウは」
なぜか、例の夢を思い出して赤面しかける剣得だった。
「はぁ、瑛太は彼女とかいるのか?」
唐突に話を切り出す剣得。
「え? あ…いませんけど…花麗が怒りますし…」
「そうだね…自称奥さん? だっけ? (笑)」
「花麗が勝手に行ってますけどね…? 本当は俺以外の人を探して欲しいんです…花麗には…。総督には彼女さんは……いる…ん…で」
聞こうと、剣得を見る瑛太だったが、マジて深刻そうな顔の前に言葉を詰まらせてしまう。
「いねぇよ…昔はいたけどな」
「───いたんですか!?」
と、瑛太は無意識に失礼なほどビックリしてしまう。
「驚くなよ!! いやほら! 俺って割と顔イケてるよな!? な?」
と、剣得は瑛太に迫るが、顔を逸らされてしまう。
「なぁに後輩に迫ってんだよ、童貞」
「童貞言うな!! って…ショウ…」
剣得がその声に振り向くとそこにはショウがポケットに両手を入れて立っていた。
「あんたの顔がイケてる分けないでしょーが! 花麗が待ってるから早く行くよ!」
と、ショウは剣得の後ろ襟を掴んで引っ張る。
『ねーねー! ボクはいつになったら出れるの? ボクも遊びたいなぁー』
『貴様はまだ不安定だ、ベルフェゴールを喰って、安定するようだったら考える…』
『えぇぇ…? 早く遊びたいなぁ…アスモデウスとぉ…』
そんな2人の会話を聞いていたのは
「ちっ、やっぱり僕は餌か…逃げようか…でもどこへ…?」
怠惰──ベルフェゴールだった。
「畜生…どの道、ここにいたら僕に将来は無い…か…」
『ふっ…無様だな…よもや怠惰をすて、生きるために勤勉になろうとするとは…』
「っ!!」
ベルフェゴールが振り向くと、暗闇の中に隠れるような黒のローブを全身に身にまとった背の高い人が立っていた。
そして、男とも女とも捉えられない不思議な声。
『まぁ、貴様が生きたいと言うのなら手を貸そう…』
「え? サタン?」
『手を出せ───』
「楓彩は未だに目を覚まさない…か…」
ショウは楓彩が寝ている枕元で正座をして診察していた。
すると、襖が開き、剣得が入ってくる。
「どうだ? 何か分かりそうか?」
「うーん…分からないなぁ…なんで起きないんだろ…夢も見てないようだし…でも、意識はあるんだよ呼吸も正常、尿意もあるし、腹も減る」
楓彩は今オムツを付けたり、ショウの出す栄養剤で生活をしている。
「んーー」
「やはり、こいつの体質なんだな…」
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