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第6章 頂点に立つ
雷鳴走破
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その頃、ショウは彩楓と話していた。
「で? あんたは楓彩をどうしたいの?」
ショウは自分の散らかったデスクに肘をつき、ソファに腰をかけている彩楓に訊ねる。
「そうだな…」
彩楓は上を見上げて息を吐き出す。
「俺はあいつの兄貴…それだけでいい…それ以外は望まない。それに、俺がどうこうできるような事じゃないだろ…」
「そう? もっと一緒にいたい! とか無いの?」
「ないね…。陰ながら見守るつもりだが…」
その時、彩楓はアスモデウスに唇を奪われた事を思い出し、右手で口を抑える。
「はぁ…」
「ん? どうした?」
あれから、剣得はショウに話していないのだろう。会話に出してこないあたりから、彩楓と楓彩がキスをしたことは知らないのだろう。
「いや、なんでもない…」
彩楓は今度は下を向いて赤面を隠す。
「? なんか隠してる?」
「いや? (鋭いな…)」
「とにかく、ベルフェゴールのところに行く方法を考えないとね。剣得はいつごろ帰ってくるのやら…──ん? 電話? 臨から」
ショウはバイブレーションに気づき、電話に出る。
その頃、東北地区の大通りに雷鳴が轟いていた。
『なんダ! 貴様!』
瑛太は以前見せた、自身に電気エネルギーを最大まで溜め込み、そのエネルギーを推進力とした超スピードでベルフェゴールを圧倒している。
剣得と、臨の姿は無く、どうやら撤退したようだ。
瑛太のそのスピードは楓彩や剣得に匹敵する程、否、それ以上だろう。
─────刹那
瑛太の光速の飛び蹴りはベルフェゴールの頭部を胸元にかけて吹き飛ばした。
「───やった!」
ベルフェゴールの辺りは瑛太が通った黒焦げたラインと、ベルフェゴール自身の血液に浸された。
────刹那
破裂音と、共に油断した瑛太の顔面にベルフェゴールの右前腕から伸びた鋭利な爪が迫る。
だが、光速を体験した瑛太には止まって見えた。
「───ふっ!」
瑛太は大勢を逸らすことでかわすことが出来た。
そして、瑛太は先程の超速で、重力を無視した動きをすると、ベルフェゴールから距離を取る。
「よし、総督たちも撤退したようだし、俺も逃げるか…」
ベルフェゴールは頭部を元通りにすると、瑛太をしっかりと見つめる。
その姿は以前の人間らしい姿ではなく、「怪物」その物だった。
全身を緑色の鱗で覆い、両腕の前腕から伸びた鋭い刃物に近い爪。
そして、黒光りする眼光。
『コロス! ……コロス!!』
ベルフェゴールは怠惰の悪魔だが、その様相から憤怒を感じた。
「すごいな…」
圧倒的な再生力。下手をすれば一撃で絶命するような攻撃。瑛太の本気のスピードに着いてくるような反射神経。
どのステータスも互角。否、ベルフェゴールはまだ、本気を出していないだろう。
───刹那
撤退しようとした瑛太の目の前にベルフェゴールが瞬時にして立ちふさがる。
「───っ!!」
瑛太は咄嗟に近くの建物に電磁気を当て、自分の体を電磁石とすることで緊急回避を行う。
この行為は体制が悪くても、瞬時に距離を取ることが出来る。
しかし、
「(あっぶねぇー…死ぬかと…)」
空中で気付いた。
瑛太の胸には横一線に切り傷が出来ていた。
その傷はみるみる広がり、血が大量に吹き出た。
もう少し反応が遅れたら、瑛太の命は無かっただろう。
「くっ!!」
着地する間もなく、ベルフェゴールは超速で距離を詰めてくる。
『死ねェ!!』
その時、
「──っ!?」
『───っ!?』
ベルフェゴールと瑛太の間に見えない障壁が張られる。
「──この障壁は…」
「大丈夫? 瑛太くん!」
瑛太が振り返ると、そこに、臨が駆け寄って来ているのが見えた。
「帝さん!」
そして、障壁は弾け飛び、ベルフェゴールを大きく吹き飛ばす。
「安心して! 剣得さんは逃げた! 援軍はオレ!」
「え!? でも大丈夫なんですか!?」
「なに? オレが援軍じゃ不安?」
「いえ! 頼もしいです! けど!」
「作戦がある!」
臨は先程、ショウと連絡し、何やら打開策を引っ提げて舞い戻ってきたようだ。
その作戦とは、
「オレが今から30秒、バリアを張るから、全力でベルフェゴールの注意を引いて。そしたらショウが援護射撃で頭を吹き飛ばすから、その傷口から奴の体内に瑛太くんの全力を食らわせてあげて?」
「はい…けど、もう“充電”がなくて…」
「えっ? 何そのシステム…まぁいいや、補充はできそう?」
「えぇ、まぁ、責任取れませんよ?」
「?」
そう言うと、瑛太は近くの電柱に手を触れる。
「まさか…瑛太くん?」
「ふっ!」
その時、瑛太の黒髪が少しだけ、静電気の影響か逆立つ。
そして、周りの昼間でもついている店の明かりや、屋内の電気が消える。
「お、終わりました…」
「よし、バリア張るよ───」
────刹那
またもや瑛太を狙ったベルフェゴールの鋭利な一撃は臨の障壁によって阻まれる。
「っ!! 間に合った!!」
「っ!! ───シッ!」
そして、瑛太は右ストレートを出すが、その攻撃も障壁に阻まれてしまう。
だが、その拳に吹き飛ばされたようにベルフェゴールの体は再度吹き飛ぶ。
「なっ!?」
「ごめん! 飛び道具だけにして!! 体の中から出さずに、空気から出す感じで!」
「簡単に言ってくれますね!! (避雷針があればそれを利用できるけど…)」
その時、
「はい、避雷針!」
と、臨は自分の持っていた簡易薙刀3本ほど、瑛太に渡す。
「察し良すぎ!!」
「さぁ、やるよ!」
その頃、G,S,A本部の屋上ではショウと、彩楓が東北地区の方角を向いて立っていた。
「臨からの報告があったのはあっちの方角。…ベルフェゴールの状況から察するに、極感状態にあると推測。…スナイパーライフルでの長距離狙撃ではマズルフラッシュや銃声に反応されかわされる確率が高い。いや、それ以前にこの位置からでは狙えない」
ショウは懐から銀色の拳銃を取り出す。その拳銃は銀色の液体に溶けだすと、ショウの右手のひらに三日月型で収まる。
弓だ。
「よって、この作が最善。手初の時間まで約20秒ここで決める。外したら臨と瑛太は助からない」
「まさか、そんな方法があるとはな」
「まぁね、どんなコンディションでも私に不可能は無いよ」
そう言ってショウは余った液体金属で、1本の銀色の矢を生成し、それを持って弓を引く。
とても見事な射型だ。
「(風を読んで…方物の角度…獲物の位置…)」
瑛太はベルフェゴールの周りを三角形を描くように簡易薙刀を突き立て、避雷針として、利用して、雷撃を浴びせ続けることでベルフェゴールの動きを止めていた。
『グォぉぉぉ!!!!』
「いいぞ! あと10秒!」
そしてその時は来た。
ベルフェゴールの頭に銀色の矢が刺さったかと思うと、その矢は炸裂し、ベルフェゴールの頭を吹き飛ばした。
「──今だ!!」
凄まじい爆音の中、バリアに守られた臨は聞こえないながらも瑛太に指示を出す。
瑛太はそれが聞こえたかのように、超速でベルフェゴールの肩に両足を乗せ、ありったけの電気エネルギーをベルフェゴールの体内に放つ。
「いっけぇぇぇぇ!!!!」
その瞬間、島全体の3/2の電気が一気に落ちたという。
「で? あんたは楓彩をどうしたいの?」
ショウは自分の散らかったデスクに肘をつき、ソファに腰をかけている彩楓に訊ねる。
「そうだな…」
彩楓は上を見上げて息を吐き出す。
「俺はあいつの兄貴…それだけでいい…それ以外は望まない。それに、俺がどうこうできるような事じゃないだろ…」
「そう? もっと一緒にいたい! とか無いの?」
「ないね…。陰ながら見守るつもりだが…」
その時、彩楓はアスモデウスに唇を奪われた事を思い出し、右手で口を抑える。
「はぁ…」
「ん? どうした?」
あれから、剣得はショウに話していないのだろう。会話に出してこないあたりから、彩楓と楓彩がキスをしたことは知らないのだろう。
「いや、なんでもない…」
彩楓は今度は下を向いて赤面を隠す。
「? なんか隠してる?」
「いや? (鋭いな…)」
「とにかく、ベルフェゴールのところに行く方法を考えないとね。剣得はいつごろ帰ってくるのやら…──ん? 電話? 臨から」
ショウはバイブレーションに気づき、電話に出る。
その頃、東北地区の大通りに雷鳴が轟いていた。
『なんダ! 貴様!』
瑛太は以前見せた、自身に電気エネルギーを最大まで溜め込み、そのエネルギーを推進力とした超スピードでベルフェゴールを圧倒している。
剣得と、臨の姿は無く、どうやら撤退したようだ。
瑛太のそのスピードは楓彩や剣得に匹敵する程、否、それ以上だろう。
─────刹那
瑛太の光速の飛び蹴りはベルフェゴールの頭部を胸元にかけて吹き飛ばした。
「───やった!」
ベルフェゴールの辺りは瑛太が通った黒焦げたラインと、ベルフェゴール自身の血液に浸された。
────刹那
破裂音と、共に油断した瑛太の顔面にベルフェゴールの右前腕から伸びた鋭利な爪が迫る。
だが、光速を体験した瑛太には止まって見えた。
「───ふっ!」
瑛太は大勢を逸らすことでかわすことが出来た。
そして、瑛太は先程の超速で、重力を無視した動きをすると、ベルフェゴールから距離を取る。
「よし、総督たちも撤退したようだし、俺も逃げるか…」
ベルフェゴールは頭部を元通りにすると、瑛太をしっかりと見つめる。
その姿は以前の人間らしい姿ではなく、「怪物」その物だった。
全身を緑色の鱗で覆い、両腕の前腕から伸びた鋭い刃物に近い爪。
そして、黒光りする眼光。
『コロス! ……コロス!!』
ベルフェゴールは怠惰の悪魔だが、その様相から憤怒を感じた。
「すごいな…」
圧倒的な再生力。下手をすれば一撃で絶命するような攻撃。瑛太の本気のスピードに着いてくるような反射神経。
どのステータスも互角。否、ベルフェゴールはまだ、本気を出していないだろう。
───刹那
撤退しようとした瑛太の目の前にベルフェゴールが瞬時にして立ちふさがる。
「───っ!!」
瑛太は咄嗟に近くの建物に電磁気を当て、自分の体を電磁石とすることで緊急回避を行う。
この行為は体制が悪くても、瞬時に距離を取ることが出来る。
しかし、
「(あっぶねぇー…死ぬかと…)」
空中で気付いた。
瑛太の胸には横一線に切り傷が出来ていた。
その傷はみるみる広がり、血が大量に吹き出た。
もう少し反応が遅れたら、瑛太の命は無かっただろう。
「くっ!!」
着地する間もなく、ベルフェゴールは超速で距離を詰めてくる。
『死ねェ!!』
その時、
「──っ!?」
『───っ!?』
ベルフェゴールと瑛太の間に見えない障壁が張られる。
「──この障壁は…」
「大丈夫? 瑛太くん!」
瑛太が振り返ると、そこに、臨が駆け寄って来ているのが見えた。
「帝さん!」
そして、障壁は弾け飛び、ベルフェゴールを大きく吹き飛ばす。
「安心して! 剣得さんは逃げた! 援軍はオレ!」
「え!? でも大丈夫なんですか!?」
「なに? オレが援軍じゃ不安?」
「いえ! 頼もしいです! けど!」
「作戦がある!」
臨は先程、ショウと連絡し、何やら打開策を引っ提げて舞い戻ってきたようだ。
その作戦とは、
「オレが今から30秒、バリアを張るから、全力でベルフェゴールの注意を引いて。そしたらショウが援護射撃で頭を吹き飛ばすから、その傷口から奴の体内に瑛太くんの全力を食らわせてあげて?」
「はい…けど、もう“充電”がなくて…」
「えっ? 何そのシステム…まぁいいや、補充はできそう?」
「えぇ、まぁ、責任取れませんよ?」
「?」
そう言うと、瑛太は近くの電柱に手を触れる。
「まさか…瑛太くん?」
「ふっ!」
その時、瑛太の黒髪が少しだけ、静電気の影響か逆立つ。
そして、周りの昼間でもついている店の明かりや、屋内の電気が消える。
「お、終わりました…」
「よし、バリア張るよ───」
────刹那
またもや瑛太を狙ったベルフェゴールの鋭利な一撃は臨の障壁によって阻まれる。
「っ!! 間に合った!!」
「っ!! ───シッ!」
そして、瑛太は右ストレートを出すが、その攻撃も障壁に阻まれてしまう。
だが、その拳に吹き飛ばされたようにベルフェゴールの体は再度吹き飛ぶ。
「なっ!?」
「ごめん! 飛び道具だけにして!! 体の中から出さずに、空気から出す感じで!」
「簡単に言ってくれますね!! (避雷針があればそれを利用できるけど…)」
その時、
「はい、避雷針!」
と、臨は自分の持っていた簡易薙刀3本ほど、瑛太に渡す。
「察し良すぎ!!」
「さぁ、やるよ!」
その頃、G,S,A本部の屋上ではショウと、彩楓が東北地区の方角を向いて立っていた。
「臨からの報告があったのはあっちの方角。…ベルフェゴールの状況から察するに、極感状態にあると推測。…スナイパーライフルでの長距離狙撃ではマズルフラッシュや銃声に反応されかわされる確率が高い。いや、それ以前にこの位置からでは狙えない」
ショウは懐から銀色の拳銃を取り出す。その拳銃は銀色の液体に溶けだすと、ショウの右手のひらに三日月型で収まる。
弓だ。
「よって、この作が最善。手初の時間まで約20秒ここで決める。外したら臨と瑛太は助からない」
「まさか、そんな方法があるとはな」
「まぁね、どんなコンディションでも私に不可能は無いよ」
そう言ってショウは余った液体金属で、1本の銀色の矢を生成し、それを持って弓を引く。
とても見事な射型だ。
「(風を読んで…方物の角度…獲物の位置…)」
瑛太はベルフェゴールの周りを三角形を描くように簡易薙刀を突き立て、避雷針として、利用して、雷撃を浴びせ続けることでベルフェゴールの動きを止めていた。
『グォぉぉぉ!!!!』
「いいぞ! あと10秒!」
そしてその時は来た。
ベルフェゴールの頭に銀色の矢が刺さったかと思うと、その矢は炸裂し、ベルフェゴールの頭を吹き飛ばした。
「──今だ!!」
凄まじい爆音の中、バリアに守られた臨は聞こえないながらも瑛太に指示を出す。
瑛太はそれが聞こえたかのように、超速でベルフェゴールの肩に両足を乗せ、ありったけの電気エネルギーをベルフェゴールの体内に放つ。
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