生き残りBAD END

とぅるすけ

文字の大きさ
116 / 159
第6章 頂点に立つ

戦火の祭典

しおりを挟む
 螺旋する蒼炎と氷瀑。
 剣得は間合いを関係としない氷の刃に苦戦しながらも、しっかりと張り合っていた。

「───ちっ!! (まるで囲まれている様だ!)」

 朝日は空気中に水分を撒き散らし、その水分を瞬時に凍らせ、刃を形成することでいたるところを武器にしていた。

「くそ…これじゃ、ジリ貧…空気ごと吹き飛ばすか!」

「ぐがぁぁっ!!!!」



 数分前、楓彩と真希菜は戦闘をしているうちに、朝日が建てた氷山の中に戦地を移していた。

「───」

 真希菜の肘から後ろに伸びた刀身と、人間には不可能な直角的な動きが楓彩を苦しめていた。
 だが、同じように、楓彩の積み重なった剣の技が真希菜に苦戦を強いていた。

────刹那

 真希菜のジェットエンジンを交えたミドルキックが楓彩の腹に直撃する。

「───くふっ!!」

 破裂音と共に楓彩の体は氷を突き破り、何も無い広い部屋に突っ込み、奥の壁にめり込む。

「───かっ!!」

 楓彩は盛大に吐血する。

「諦めてください、あなたに勝算はありません…」

 真希菜は余裕な表情で歩み寄ってくる。

「くっ…!」

 楓彩は身動きをして壁から抜け出すと、落としてしまった刀を拾い上げ、杖のようにつく。

「遊びは終わりです」

「……そうですね…私も…本気で行きます…」

「?」

「こんなことをするのはすごく心外ですが…航するしかありません…」

────《私の出番ですね…》

────えぇ、お願いします…


 次の瞬間、楓彩の目付きが一瞬にして柔和なものから鋭利な目線になる。

「ん?」

「……」

─────刹那

 真希菜は背後から強烈な殺気を感じ、右足で後ろに回し蹴りをするが、

「何してるんですか? 残像ですよ───」

「───なっ!?」

 次の瞬間、真希菜の左腕は切断され宙を舞い、右肩から左脇腹にかけて深い切り傷が入る。さらに、真希菜の左目に切り込みが入る。

 それ以上の手傷を負わないために真希菜は残された右腕の先からジェット気流を出し、その場を離れる。

「───逃がしません」

「───はっ!」

 真希菜の後ろから強烈な蹴りが入る。

「くっ! (は、速い…ホーミング機能が追いつかない…それより、目視できない!)」




 その頃、西区の公道では何度も何度も金属がぶつかり合う甲高い音が響いていた。
 それは人道と臨の槍術のぶつかりあいによるものだった。

「やるな…人道…」

「そちらこそ!」

 臨は八極拳の近い間合いに苦しんでいた。
 さらに、少しでも気を緩めればマインドコントロールの餌食になってしまう。

「くっ! (隙がない…)」

 一方の人道は攻めの姿勢だけで、防御は考えていないようだ。
 人道の手にする槍が耳元で空気を切る音は迫力そのもの。

「防御だけでは勝てんぞ!」

「ちっ!」

 その時、臨の槍が人道に踏まれてしまい、臨に隙ができる。

「───あっ!」

「───もらった!」

 その時、臨の脳内に何者かが囁く。

────なーんで、バカ正直に付き合ってんるんだ? オレ…


───刹那

 人道の体は宙に浮き、下半身と上半身が捻じ切れる。

 人道が声を上げる間もなく、体はふたつに分かれ、血の雨が降る。

「………さてと…剣得さんを援護しに行くか…」

 その瞬間を建物の影から見ていた小雨。

「……(り、臨?)」

 その光景は、殺戮者の様。
 
────これが 帝 臨……



 その頃、真希菜は楓彩に圧倒されていた。

「…くっ…ここまでとは…」

 真希菜の体のいたるところから火花が散り、パーツのようなものが辺りに散らかっていた。

「さてと…局面ですね…降伏は許しません…」

「…」
 
 壁を背もたれにぐったりしている真希菜に歩み寄る楓彩の目は冷徹だった。

「自分は…負けられない! 朝日さんのためにも!」

「?」

 真希菜は右腕を持ち上げ、手のひらについている砲口を楓彩へ向けてくる。

「全エネルギーを…」

 真希菜の周囲に陽炎が浮かび、砲口に光が集まっていく。

「……」

「喰ら───」

───刹那

 真希菜の右手首が切断される。

「溜め時間が長すぎです…」

「───!! ……くっ!…まだ──ひっ!」

 真希菜が楓彩を見上げるとそこにあったのは恐怖を煽る楓彩の表情。


────え? なにこれ…私は機械…痛くないし、怖くもない…なのに、何で自分の体は動かない?

 真希菜の恐怖に支配された目と目が合うと、楓彩はふと、我に帰る。

────も、もうやめましょう…

────《殺さないんですか?》

────うん、罪はあるかもですけど、そこまでしなくていいです…

────《そう、じゃあ、後は任せます》

「ありがとうございます…」

「?」

 楓彩の目に光が戻る。

「真希菜さん? 立てますか? もうこんなことやめましょう」

「……」

 楓彩は床に刀を突き刺し、刀を手にしていた右手を真希菜に差し伸べる。

「真希菜さん?」

「………な」 

「?」

「ふざけるな!!」

 次の瞬間、肘から伸びていた刀身が射出し、楓彩の右肩を貫通する。

「───っ!? ぎゃぁぁぁあ!!!!」

 楓彩は真希菜から離れ、肩に刺さっている刀身を思い切って抜き取る。

「くっ! ぎっ…はぁ…はぁ…ま、真希菜さ…ん…?」

 楓彩は真希菜の方を見ると

「!?」

 真希菜は電源が切れたようにぐったりとして動くことは無かった。

「楓彩ー!」

 その時、自分たちが入ってきた時にあいた穴からショウが入ってくる。

「ショ、ショウさん…?」

「か、楓彩!? 怪我してるじゃん! 真希菜は?」

 ショウは楓彩の近くでぐったりしている真希菜を見て、状況を察した。

「とりあえず、手当するから…動かないで」

 その後、汚れたり破けたりしたG,S,Aの制服を捨て、楓彩の上半身は裸にサラシと、すごくワイルドな格好になった。
 その他にも体の様々な所に包帯が巻かれた。

「うーん、スカート…動きにくいですね」

 すると、楓彩はスカートの裾を縦に引き裂き左太ももが露出する、また、ワイルドな格好になる。

「なんか、エロいね、楓彩」

「ふぇ!? え、えろい?」

「さてと、上着いる? 寒いでしょ?」

「そうですね……へっくちゅ!!」

 確かに、戦闘を終えた直後で体が温まり気が付かなかったが、周りは氷に覆われ、気温はすごく低い。

「あはは…さぁ、少し休憩したら剣得の場所に行こう」

 その時、楓彩はふと、疑問か浮かぶ。

「あの、もう1人の方はどうしたんですか?」

「え? あぁ、倒したよ?」

「流石です!」

 ショウは自分の着ていたG,S,Aの制服を楓彩に着せ、ショウが寒そうな黒のノンスリーブのへそ出しルックになる。

「むふー…ショウさんのいい匂いがします!」

「は、恥ずかしいな…さぁ行こう!」

「はい!」




「あれーーー? もう行っちゃうのーー?」




 楓彩とショウ以外の声に2人は各々の武器を持って振り向く。

「あ、あなたは…」

 楓彩はその少女に見覚えがあった。
 夜色のアキレス腱まで伸びた髪の毛、薄汚れた腕全体を出した白のワンピース。
 
 楓彩はその強さを知っている。

「やぁ、アスモデウス…ん? 鬼月 楓彩って言ったっけ?」

 楓彩は恐怖を覚え、ショウの手首を掴む。

「ショウさん…に、逃げましょう…今は勝てません! ショウさん!」

 楓彩はショウを見上げる。

「っ!」

 ショウはその少女を見つめて動かない。

「んーー逃げようとしないでよぉ…冷たいなぁ」

「…………ロ、ロウ……だよね……?」

「?」

 ショウの中ではとある人物と容姿が一致した。

───ショウちゃん! ショウちゃん! ご飯ご飯!

───ショウちゃん! 遊ぼ! 遊ぼ!

───んん…ボクっていうのおかしい?

───ショウちゃん! 大好き!




「……ロウ」

 それはショウが剣得と出会う前、ショウの目の前で生存者《サバイバー》の餌食になった6歳の少女、ロウだ。
 


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜

るあか
ファンタジー
 僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。  でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。  どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。  そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。  家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。

真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』" ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。 社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー…… ……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!? ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。 「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」 「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族! 「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」 かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、 竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。 「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」 人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、 やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。 ——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、 「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。 世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、 最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕! ※小説家になろう様にも掲載しています。

王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません

きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」 「正直なところ、不安を感じている」 久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー 激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。 アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。 第2幕、連載開始しました! お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。 以下、1章のあらすじです。 アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。 表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。 常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。 それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。 サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。 しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。 盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。 アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?

後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~

菱沼あゆ
キャラ文芸
 突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。  洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。  天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。  洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。  中華後宮ラブコメディ。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。 大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。 そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。 しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。 戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。 「面白いじゃん?」 アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。

気弱令嬢の悪役令嬢化計画

みおな
ファンタジー
 事故で死んだ私が転生した先は、前世の小説の世界?  しかも、婚約者に不当に扱われても、家族から冷たくされても、反論ひとつ出来ない気弱令嬢?  いやいやいや。 そんなことだから、冤罪で処刑されるんでしょ!  せっかく生まれ変わったんだから、処刑ルートなんて真っ平ごめん。  屑な婚約者も冷たい家族も要らないと思っていたのに・・・?

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

処理中です...