120 / 159
第6章 頂点に立つ
頂点に立つ者
しおりを挟む
『おい、サタン…貴様…何をしている…』
「いえ、俺はもう完成した、あとはルシファーに完成されないためにも貴方がたを消すだけです…安心してください、貴方がたが生存者《サバイバー》を生み出し、世界を混沌に陥れたことは黙っておきます…俺には関係ありませんので」
『サ、サタン!! 貴様ぁぁぁあ!!』
「死ね…“俺の仇”だ…」
そこはかつて栄えた日本───東京。
そこに出来た巨大なクレーターの中心にこの世全ての謎を知っている者は立っていた。
────あぁ、腐った世界…か…
その頃、アスモデウスとルシファーの戦闘には終わりが見え始めていた。
「くっ! かはっ!!」
膝をつき、吐血するルシファー。
「諦めさなさい…ルシファー…“大罪の力”ではなく、“能力”しか使えない貴女に勝ち目は無い」
その他のショウ、瑛太、彩楓、そして剣得は唖然としていた。
「…(な、何が起こってるの? …楓彩は立っていただけ…)」
「…(どういう事だ…奴の攻撃が楓彩に当たる度に奴がダメージを受けて…)」
楓彩…もとい、アスモデウスは欠伸をして
「…まぁ、私は貴女ほど遊び好きじゃないからねぇ…決着は早めにつけるよ?」
「──うふふふ…」
「?」
「そうだよねぇ…ボクに“大罪の力”を使われると厄介だもんねぇ…」
「まさか…」
「使えるに決まってるだろ!! ばぁぁかぁぁ!!」
「っ!」
次の瞬間、辺りは暗闇に覆われ、その深淵から声が聞こえてくる。
「其は全てを虐げる者、故に限界を知らず…汝は吾の下でその命を燃やす…」
「まずいねぇ…(あちゃー…こっちも使うしかないのかー…というか、使えることにビックリ)」
「さぁ、アスモデウス…キミに本気を出させてあげる」
その時、アスモデウスの体を鋭い圧迫感が襲う。
まるで薔薇の蔓に巻き使えれているような。
「…其は全てを沈める者…」
「!?」
「汝は欲望のままに吾を欲し、全ては快楽と共に溶け落ちる」
────刹那
アスモデウスの目の前に、剣得が躍り出る。
「…?」
その直後、暗闇は溶け落ちるように晴れ、辺りの風景が元通りになる。
「───…あっ…あぁぁぁあ!!!!」
そして、ルシファーは頭を抱えてもがき苦しみ始めた。
「“大罪の力”それは即ち『核』その物。それを溶かした…。貴女はもう“大罪の力”を使えない。そして、ルシファーの名も捨てた方がいい…(しかし…なんだろう…私は狙われたのか? 恐怖を感じなかった…)」
「なぁ!! 舐めるなぁ!!」
「?」
「あはっ! あはははっ!! ボクが狙ったのはキミじゃない!!」
その言葉に悪寒を感じたアスモデウスは後ろに居た剣得の方を見る。
「────」
剣得は仰向けになり目を見開いたまま、石のように動かなくなっていた。
「そいつの魂を壊した! もう蘇らない! あはははっ!」
その時だった。
アスモデウスの中で、何かが目覚める。
「……くっ! まって! …“出てきてはダメ”!! (馬鹿な男…私達の世界にこの娘を庇いに入ってきたから…)」
「? あぁ、そうだろうねぇ、キミ《アスモデウス》は彼の死をなんとも思わなくても 鬼月 楓彩は黙ってないだろうねぇーー?」
「くっ!!」
アスモデウスは胸を押さえつけてその場に膝まづく。
────痛い
─────寂しい
─────苦しい
─────憎い!!
────…憎い…憎い…
─────憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い───────────────────
「殺す─────」
─────刹那
楓彩の体を黒い瘴気が覆い尽くす。
「「「「っ!!??」」」」
その瘴気は一瞬にして辺りに離散し、楓彩でもアスモデウスでも無い、額から黒光りする禍々しく美しい一角を生やした生物が姿を現す。
「───なっ!? ロウ!? 何が起こってるの? ロウ!!」
ショウは真っ先にロウに訊ねる。
「───っ! あ、お、鬼月 楓彩…アスモデウスと一体化しやがった…そんな事が…予想と違う! 自壊するはずだ! なんで…! …も、もう無理だ…ボクには手に負えない…」
姿は楓彩、中にいる者は全く別の化け物。
「すまないけど…さすがのボクも逃げさせてもらうよ───」
────刹那
ロウの体は腰あたりで上半身と下半身に分かれる。
「───なっ!!」
ロウは即座に反撃しようと触手を伸ばすが、楓彩の体に直撃する前に何かに切り刻まれたようにバラバラになる。
『─────あぁぁぁ…』
それだけでは無い、ロウ以外のその場にいた者を襲った肌が引き裂けんばかりの鋭い空気。
その正体とは、
「──くっ! この感覚…まさか…殺気なのか……殺気が具現化している」
彩楓はいち早くその正体に気づき、瑛太、ショウ、そして剣得の亡骸を室内の隅に自分と一緒にテレポートさせる。
『────あぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!』
「「「「!!!!」」」」
その咆哮にその場にいた全員は耳を塞ぐ。
気がつけば遠くにいたはずのショウ達の体に新しい切り傷が次々と出来ていく。
「なっ! なにこれ!」
「ちっ! (まずいなぁ…ボクも死ぬかも…)」
ロウは下半身と合体して元の姿に戻ると6本の触手を形成し、バケモノに襲いかかる。
『────』
────刹那────
瑛太が目を覚ますと、見慣れない木製の天井が視界を支配する。
「あれ、ここは…」
「あ、起きた? 瑛太…」
「ショウさん?」
瑛太が重い上体を起こすとショウが瑛太を見守るように瑛太が寝ているベッドの横に座っていた。
「ここは!」
「ハワイ島だよ…瑛太だけがあの衝撃に耐えれなかったんだ…」
「そうですか……。? お、鬼月さんは!?」
瑛太は思い出したように楓彩を尋ねる。
「ん…」
ショウはおもむろに背にしていたカーテンを開け、隣のベッドを瑛太に見せる。
そこには楓彩が寝ているベッドがあった。
「よかった…っ! そ、総督は! 総督はどうなったんですか!?」
ショウは静かに俯いて、瑛太と目を合わせなくなった。
「そ、そんな……」
「いえ、俺はもう完成した、あとはルシファーに完成されないためにも貴方がたを消すだけです…安心してください、貴方がたが生存者《サバイバー》を生み出し、世界を混沌に陥れたことは黙っておきます…俺には関係ありませんので」
『サ、サタン!! 貴様ぁぁぁあ!!』
「死ね…“俺の仇”だ…」
そこはかつて栄えた日本───東京。
そこに出来た巨大なクレーターの中心にこの世全ての謎を知っている者は立っていた。
────あぁ、腐った世界…か…
その頃、アスモデウスとルシファーの戦闘には終わりが見え始めていた。
「くっ! かはっ!!」
膝をつき、吐血するルシファー。
「諦めさなさい…ルシファー…“大罪の力”ではなく、“能力”しか使えない貴女に勝ち目は無い」
その他のショウ、瑛太、彩楓、そして剣得は唖然としていた。
「…(な、何が起こってるの? …楓彩は立っていただけ…)」
「…(どういう事だ…奴の攻撃が楓彩に当たる度に奴がダメージを受けて…)」
楓彩…もとい、アスモデウスは欠伸をして
「…まぁ、私は貴女ほど遊び好きじゃないからねぇ…決着は早めにつけるよ?」
「──うふふふ…」
「?」
「そうだよねぇ…ボクに“大罪の力”を使われると厄介だもんねぇ…」
「まさか…」
「使えるに決まってるだろ!! ばぁぁかぁぁ!!」
「っ!」
次の瞬間、辺りは暗闇に覆われ、その深淵から声が聞こえてくる。
「其は全てを虐げる者、故に限界を知らず…汝は吾の下でその命を燃やす…」
「まずいねぇ…(あちゃー…こっちも使うしかないのかー…というか、使えることにビックリ)」
「さぁ、アスモデウス…キミに本気を出させてあげる」
その時、アスモデウスの体を鋭い圧迫感が襲う。
まるで薔薇の蔓に巻き使えれているような。
「…其は全てを沈める者…」
「!?」
「汝は欲望のままに吾を欲し、全ては快楽と共に溶け落ちる」
────刹那
アスモデウスの目の前に、剣得が躍り出る。
「…?」
その直後、暗闇は溶け落ちるように晴れ、辺りの風景が元通りになる。
「───…あっ…あぁぁぁあ!!!!」
そして、ルシファーは頭を抱えてもがき苦しみ始めた。
「“大罪の力”それは即ち『核』その物。それを溶かした…。貴女はもう“大罪の力”を使えない。そして、ルシファーの名も捨てた方がいい…(しかし…なんだろう…私は狙われたのか? 恐怖を感じなかった…)」
「なぁ!! 舐めるなぁ!!」
「?」
「あはっ! あはははっ!! ボクが狙ったのはキミじゃない!!」
その言葉に悪寒を感じたアスモデウスは後ろに居た剣得の方を見る。
「────」
剣得は仰向けになり目を見開いたまま、石のように動かなくなっていた。
「そいつの魂を壊した! もう蘇らない! あはははっ!」
その時だった。
アスモデウスの中で、何かが目覚める。
「……くっ! まって! …“出てきてはダメ”!! (馬鹿な男…私達の世界にこの娘を庇いに入ってきたから…)」
「? あぁ、そうだろうねぇ、キミ《アスモデウス》は彼の死をなんとも思わなくても 鬼月 楓彩は黙ってないだろうねぇーー?」
「くっ!!」
アスモデウスは胸を押さえつけてその場に膝まづく。
────痛い
─────寂しい
─────苦しい
─────憎い!!
────…憎い…憎い…
─────憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い───────────────────
「殺す─────」
─────刹那
楓彩の体を黒い瘴気が覆い尽くす。
「「「「っ!!??」」」」
その瘴気は一瞬にして辺りに離散し、楓彩でもアスモデウスでも無い、額から黒光りする禍々しく美しい一角を生やした生物が姿を現す。
「───なっ!? ロウ!? 何が起こってるの? ロウ!!」
ショウは真っ先にロウに訊ねる。
「───っ! あ、お、鬼月 楓彩…アスモデウスと一体化しやがった…そんな事が…予想と違う! 自壊するはずだ! なんで…! …も、もう無理だ…ボクには手に負えない…」
姿は楓彩、中にいる者は全く別の化け物。
「すまないけど…さすがのボクも逃げさせてもらうよ───」
────刹那
ロウの体は腰あたりで上半身と下半身に分かれる。
「───なっ!!」
ロウは即座に反撃しようと触手を伸ばすが、楓彩の体に直撃する前に何かに切り刻まれたようにバラバラになる。
『─────あぁぁぁ…』
それだけでは無い、ロウ以外のその場にいた者を襲った肌が引き裂けんばかりの鋭い空気。
その正体とは、
「──くっ! この感覚…まさか…殺気なのか……殺気が具現化している」
彩楓はいち早くその正体に気づき、瑛太、ショウ、そして剣得の亡骸を室内の隅に自分と一緒にテレポートさせる。
『────あぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!』
「「「「!!!!」」」」
その咆哮にその場にいた全員は耳を塞ぐ。
気がつけば遠くにいたはずのショウ達の体に新しい切り傷が次々と出来ていく。
「なっ! なにこれ!」
「ちっ! (まずいなぁ…ボクも死ぬかも…)」
ロウは下半身と合体して元の姿に戻ると6本の触手を形成し、バケモノに襲いかかる。
『────』
────刹那────
瑛太が目を覚ますと、見慣れない木製の天井が視界を支配する。
「あれ、ここは…」
「あ、起きた? 瑛太…」
「ショウさん?」
瑛太が重い上体を起こすとショウが瑛太を見守るように瑛太が寝ているベッドの横に座っていた。
「ここは!」
「ハワイ島だよ…瑛太だけがあの衝撃に耐えれなかったんだ…」
「そうですか……。? お、鬼月さんは!?」
瑛太は思い出したように楓彩を尋ねる。
「ん…」
ショウはおもむろに背にしていたカーテンを開け、隣のベッドを瑛太に見せる。
そこには楓彩が寝ているベッドがあった。
「よかった…っ! そ、総督は! 総督はどうなったんですか!?」
ショウは静かに俯いて、瑛太と目を合わせなくなった。
「そ、そんな……」
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された元OL悪役令嬢、コンサル知識で潰れかけのギルドを王国一に再建します
黒崎隼人
ファンタジー
エルムガンド王国の第一王子から、卒業パーティーの最中に婚約破棄を宣告された公爵令嬢イザベラ。
断罪のショックで、彼女は自分が現代日本で経営コンサルタントとして働いていた前世の記憶を取り戻す。
ここは乙女ゲームの世界。このままでは爵位剥奪、領地没収の破滅ルートが待っている!
「冗談じゃない。そんな未来、絶対に受け入れてなるものか」
イザベラは破滅フラグを回避するため、父の道楽である赤字続きの冒険者ギルド「白銀の獅子」の運営を引き継ぐことを宣言。
前世で培った現状分析、プロジェクト管理、成果報酬制度などのビジネススキルを駆使し、潰れかけのギルドの改革に乗り出す。
クエストの可視化、新人教育、そしてエルフの賢者や獣人ギルドのマスターとの異種族間連携。
最初は彼女を馬鹿にしていた荒くれ者の冒険者たちも、その圧倒的な手腕とカリスマ性に惹かれ、いつしか彼女の頼もしい仲間となっていく。
やがて彼女のギルドは王都最大の組織へと成長し、彼女を陥れた敵の陰謀すらも打ち砕く!
恋愛よりも仕事! 最高の仲間たちと共に、すべての種族が笑って暮らせる未来を創り上げる、元悪役令嬢の痛快お仕事ファンタジー、開幕!
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。
無自覚チートで無双する気はなかったのに、小石を投げたら山が崩れ、クシャミをしたら魔王が滅びた。俺はただ、平穏に暮らしたいだけなんです!
黒崎隼人
ファンタジー
トラックに轢かれ、平凡な人生を終えたはずのサラリーマン、ユウキ。彼が次に目覚めたのは、剣と魔法の異世界だった。
「あれ?なんか身体が軽いな」
その程度の認識で放った小石が岩を砕き、ただのジャンプが木々を越える。本人は自分の異常さに全く気づかないまま、ゴブリンを避けようとして一撃でなぎ倒し、怪我人を見つけて「血、止まらないかな」と願えば傷が癒える。
これは、自分の持つ規格外の力に一切気づかない男が、善意と天然で周囲の度肝を抜き、勘違いされながら意図せず英雄へと成り上がっていく、無自覚無双ファンタジー!
気弱令嬢の悪役令嬢化計画
みおな
ファンタジー
事故で死んだ私が転生した先は、前世の小説の世界?
しかも、婚約者に不当に扱われても、家族から冷たくされても、反論ひとつ出来ない気弱令嬢?
いやいやいや。
そんなことだから、冤罪で処刑されるんでしょ!
せっかく生まれ変わったんだから、処刑ルートなんて真っ平ごめん。
屑な婚約者も冷たい家族も要らないと思っていたのに・・・?
【最強モブの努力無双】~ゲームで名前も登場しないようなモブに転生したオレ、一途な努力とゲーム知識で最強になる~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
アベル・ヴィアラットは、五歳の時、ベッドから転げ落ちてその拍子に前世の記憶を思い出した。
大人気ゲーム『ヒーローズ・ジャーニー』の世界に転生したアベルは、ゲームの知識を使って全男の子の憧れである“最強”になることを決意する。
そのために努力を続け、順調に強くなっていくアベル。
しかしこの世界にはゲームには無かった知識ばかり。
戦闘もただスキルをブッパすればいいだけのゲームとはまったく違っていた。
「面白いじゃん?」
アベルはめげることなく、辺境最強の父と優しい母に見守られてすくすくと成長していくのだった。
異世界に降り立った刀匠の孫─真打─
リゥル
ファンタジー
異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!
主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。
亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。
召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。
そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。
それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。
過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。
――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。
カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。
感情の贈与税 〜光の加護より、確かな契約。没落令嬢による国家再生録〜
しょくぱん
恋愛
「君のような地味な女、僕の隣にふさわしくない」
魔王軍を討伐し、凱旋した公爵令息カシアンが放ったのは、婚約者エレナへの冷酷な決別だった。
彼の傍らには、可憐な「救国の聖女」レティシア。
だがカシアンは忘れていた。彼の眩い金髪も、魔王を圧倒した剣技も、すべてはエレナが十年間「愛の贈与」として捧げ続けた魔力の賜物であることを。
「……承知いたしました。では、滞納分を含め、全魔力を今この場で『徴収』いたします」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる