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終章
静かな足音
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────ん…あれ?
────ここは…俺の布団の上か…
────ん? 腰の辺りが重いなぁ…
────瑛太ぁ…なんか…ムズムズするぞぉ…
瑛太が目にしたのは自分の腰あたりで全裸になって跨る猫耳の少女──花麗。
────花麗! な、何をやって…!!
────瑛太のこれ…ウチの中に入れるぞ…?
────よせ! やめろ!
瑛太は体を動かそうにも瑛太の体は石のように動かない。
動くのは首から上だけだった。
────んあっ!! は…いった…
────くっ…! よせ…!
────はぁ…はぁ…気持ち…いいか? 瑛太ぁ……!
瑛太の目の前には少し辛そうな顔で必死になって腰を振る花麗。
次の瞬間、
────瑛太さ…ん…! はぁ…はぁ…く、苦しいです……っ!
────鬼月さん!?
花麗の姿はショートカットの楓彩にすり替わっていた。
────はぁ…はぁ…あっ! な、なにか…来るっ!!
────や、やめ!
瑛太も、激しく弄ばれ、果てそうになっていた。
────瑛太さぁん!!
────くっ!!
─────だめだ…搾り取られる…抵抗できない……
─────何か…俺の大事なものが溶けていく……
─────あー…ごめんごめん…変な夢見せちゃったね…。この子が好きな人には私の無意識に見せちゃうみたい…。すぐに覚めるから…
「───っはぁ!! はぁ…はぁ…な、なんて夢だよ……」
瑛太は上体を起こして、額に滲み出ていた汗を前腕で拭う。
「ん?」
その時、尚も腰の辺りに重みを感じる。
「スー…スー…」
楓彩はしっかり腰に抱きついて寝息をたてていた。
髪の毛の色は昨晩と違い、夜色に戻っていた。
「鬼月さん…?」
瑛太は楓彩の寝顔を確認すると、辺りを見回す。
辺りには障子を通して朝日が差し込み部屋は薄暗かった。
だが、瑛太の中では寝過ごした感が否めなかった。
「鬼月さん?」
「ん? …むにゃぁ……瑛太……ひゃん?」
「おはよう…もう起きる時間だよ?」
「んあれ? なんで瑛太さんと寝てるんですか?」
「(やっぱり記憶は無い…か…)…色々事情があってね」
「おはようございます」
「おはようございまーす…」
瑛太と楓彩が今に訪れてから2秒。
大人4人の波が瑛太を攫う。
「瑛太ぁ!」
「瑛太!」
「神ちゃん!」
「瑛太くん!!」
4人が成す壁に押され居間から追い出される。
「何を話した?」
と彩楓。
「何もされなかった?」
と臨。
「「 中に出した!? 避妊はした!?」」
とショウと小雨。
瑛太は順番に、
「あ、はい…彩楓さん…特に何も話しませんでした…。臨さん? 何もされませんでしたよ? 小雨さん、ショウさん、黙っていてください」
瑛太は大事なことだとは思いつつ、アスモデウスとの約束は守ろうと楓彩の記憶障害のことはあえて話さなかった。
「花麗ー? 手伝うぞー…」
「花麗さん! 手伝います!」
大人達を振り切って台所に訪れた。
「……もう…持ってくだけだら…いい」
花麗はいつもより声のトーンを下げて瑛太と楓彩の間を通って料理を持って行ってしまった。
「ど、どうしたんでしょう…」
「…はぁ…(ヤキモチか…)」
「花麗さん! 今日もとても美味しいです!」
「……」
楓彩を露骨に無視する花麗。
「あ……えっと……」
「こら、花麗…態度悪いぞ…?」
瑛太は花麗に指摘する。
だが、瑛太も無視されてしまう。
「ねぇ、花麗ちゃんどうしたの?」
小雨は体を臨に寄せて耳打ちする。
「わからない…多分楓彩と瑛太が一緒に寝ちゃったからヤキモチ妬いてるんじゃないかな…」
「あー」
花麗の態度に場が少し気まずくなる。
「コホン…! じゃあ今日は瑛太はお休みして、花麗と一緒にいて?」
気を利かせたショウは今日の予定を話し始める。
「代わりに楓彩と臨で行動してくれ。小雨は私達の手伝いをして?」
「あ、うん! 分かった!」
ショウの発言に皆が便乗した。
ずっと暮らしていかもしれない、喧嘩はなるべく避けたいものだ。
「そうそう、それと、瑛太が話してくれた『ケルト』だっけ? そいつと出くわしたら必ず逃げること! 能力者のあんた達には勝ち目は無い…だから、私が奴の相手をする…いいね? 絶対に守ってよ?」
ショウの注意を聞き、皆は各々の役割のために朝食の席を立った。
楓彩と臨は臨と小雨が作り出した安全区域の中で西区へ食料散策に向かった。
警戒のため、臨は愛槍───天丸《とびまる》を手に、楓彩は心鉄器《しんてっき》───狛犬を手に。
しかし、限られた範囲内。食料は無いに等しかった。
「はぁ…何もありません…」
「そうね…いよいよ食料問題に直面するのか…」
「野菜だけじゃ栄養が偏りますしね…」
その時、2人の目の前に開けた場所が現れる。
遠くの方にキラキラした海が見える。
「こんな所から見えるんだ…海…」
「わぁ…! 何だか…懐かしいですね…」
「懐かしい……。……」
────あれ…オレ…何か感情を忘れている……
────どういう感情だっけ…たしか…怒りとか憎悪に近い……良くないものだった…
────楓彩……剣得さんといつも一緒にいた…
────あれ…剣得さん……
────剣得さん……
────ずっとそばにいたかった……なのに……
────最後までそばにいたのは………楓彩…あなた……────
─────あぁ、妬ましい────
次の瞬間、臨と楓彩に通り風が当たる。
突風とも言うべき荒々しい風だった。
「──きゃあ……すごい風…」
楓彩は髪の毛を直し、臨を見上げる。
「臨さ───」
「────きゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
「─────!?」
唐突に響く臨の断末魔。
臨はその場にうずくまり、叫び続ける。
「───臨さん!! 臨さん!?」
「あぁぁぁぁあああ!!!!」
「はっ! 携帯…! 私のは壊れちゃったから…! 臨さん! 携帯借ります!」
楓彩は少し冷静になって臨のポケットから携帯を取り出し、ショウに連絡する。
「ショウさん!」
『どうしたー? 楓彩ー』
「臨さんが!」
『臨さんがぁ!!』
「っ!? 臨に何かあったの…!? 分かったすぐに行くからその場から離れないで!」
ショウは携帯をしまい、その場にいた真希菜、小雨、彩楓を見る。
「彩楓! お願い! 小雨と真希菜は留守番してて!」
ショウは彩楓に事情を話し、楓彩の元へ飛ぶようお願いする。
「楓彩!」
「ショウさん!」
楓彩からの電話があってから3分ほどでショウは駆けつけた。
ショウが駆けつけた時には臨は叫んではおらず、疲弊した様子でぐったりしていた。
「まさか生存者狂《サバイブ化》じゃないだろうね…」
ショウは恐る恐る臨に専用機械を近づけ、数値を読み取る。
「うん、大丈夫…生存者《サバイバー》の反応は無い…」
「………」
「ん?」
その時、臨の体が急に脈を打ち始めた。
───ドクッ…ドクッ
臨の心臓の音が外にまで聞こえる。
そしてショウの手にしている機械が警告音を鳴らし始める。
「え!? こ、この数値…!」
彩楓は感の鋭さを発揮し、楓彩とショウを引き寄せて臨から少し離れた場所に移動する。
「彩楓!?」
「彩楓さん!?」
「お前ら…しっかりしろ…奴め…元から人間なんかじゃなかった…」
3人は臨のいる方向から悪寒を感じ、目線を移す。
臨は槍を杖がわりにフラフラの状態で立ち上がっていた。
「に、逃げ……ろ……──がぁっ!! ………あ…あ…あは…あはははっ!」
不気味に笑い始めた臨を彩楓は警戒し、腰に差している刀に手を掛ける。
「素晴らしいぜ…この体!! アッチの精神に耐えやがった!! あははっ!!」
訳の分からない事を言って高笑いを始める臨。
もう明白だ。
「な、なんで…臨が……」
その口調、そしてその眼光。
ショウと彩楓には心当たりがあった。
「「……レ、レヴィアタン…!」」
────ここは…俺の布団の上か…
────ん? 腰の辺りが重いなぁ…
────瑛太ぁ…なんか…ムズムズするぞぉ…
瑛太が目にしたのは自分の腰あたりで全裸になって跨る猫耳の少女──花麗。
────花麗! な、何をやって…!!
────瑛太のこれ…ウチの中に入れるぞ…?
────よせ! やめろ!
瑛太は体を動かそうにも瑛太の体は石のように動かない。
動くのは首から上だけだった。
────んあっ!! は…いった…
────くっ…! よせ…!
────はぁ…はぁ…気持ち…いいか? 瑛太ぁ……!
瑛太の目の前には少し辛そうな顔で必死になって腰を振る花麗。
次の瞬間、
────瑛太さ…ん…! はぁ…はぁ…く、苦しいです……っ!
────鬼月さん!?
花麗の姿はショートカットの楓彩にすり替わっていた。
────はぁ…はぁ…あっ! な、なにか…来るっ!!
────や、やめ!
瑛太も、激しく弄ばれ、果てそうになっていた。
────瑛太さぁん!!
────くっ!!
─────だめだ…搾り取られる…抵抗できない……
─────何か…俺の大事なものが溶けていく……
─────あー…ごめんごめん…変な夢見せちゃったね…。この子が好きな人には私の無意識に見せちゃうみたい…。すぐに覚めるから…
「───っはぁ!! はぁ…はぁ…な、なんて夢だよ……」
瑛太は上体を起こして、額に滲み出ていた汗を前腕で拭う。
「ん?」
その時、尚も腰の辺りに重みを感じる。
「スー…スー…」
楓彩はしっかり腰に抱きついて寝息をたてていた。
髪の毛の色は昨晩と違い、夜色に戻っていた。
「鬼月さん…?」
瑛太は楓彩の寝顔を確認すると、辺りを見回す。
辺りには障子を通して朝日が差し込み部屋は薄暗かった。
だが、瑛太の中では寝過ごした感が否めなかった。
「鬼月さん?」
「ん? …むにゃぁ……瑛太……ひゃん?」
「おはよう…もう起きる時間だよ?」
「んあれ? なんで瑛太さんと寝てるんですか?」
「(やっぱり記憶は無い…か…)…色々事情があってね」
「おはようございます」
「おはようございまーす…」
瑛太と楓彩が今に訪れてから2秒。
大人4人の波が瑛太を攫う。
「瑛太ぁ!」
「瑛太!」
「神ちゃん!」
「瑛太くん!!」
4人が成す壁に押され居間から追い出される。
「何を話した?」
と彩楓。
「何もされなかった?」
と臨。
「「 中に出した!? 避妊はした!?」」
とショウと小雨。
瑛太は順番に、
「あ、はい…彩楓さん…特に何も話しませんでした…。臨さん? 何もされませんでしたよ? 小雨さん、ショウさん、黙っていてください」
瑛太は大事なことだとは思いつつ、アスモデウスとの約束は守ろうと楓彩の記憶障害のことはあえて話さなかった。
「花麗ー? 手伝うぞー…」
「花麗さん! 手伝います!」
大人達を振り切って台所に訪れた。
「……もう…持ってくだけだら…いい」
花麗はいつもより声のトーンを下げて瑛太と楓彩の間を通って料理を持って行ってしまった。
「ど、どうしたんでしょう…」
「…はぁ…(ヤキモチか…)」
「花麗さん! 今日もとても美味しいです!」
「……」
楓彩を露骨に無視する花麗。
「あ……えっと……」
「こら、花麗…態度悪いぞ…?」
瑛太は花麗に指摘する。
だが、瑛太も無視されてしまう。
「ねぇ、花麗ちゃんどうしたの?」
小雨は体を臨に寄せて耳打ちする。
「わからない…多分楓彩と瑛太が一緒に寝ちゃったからヤキモチ妬いてるんじゃないかな…」
「あー」
花麗の態度に場が少し気まずくなる。
「コホン…! じゃあ今日は瑛太はお休みして、花麗と一緒にいて?」
気を利かせたショウは今日の予定を話し始める。
「代わりに楓彩と臨で行動してくれ。小雨は私達の手伝いをして?」
「あ、うん! 分かった!」
ショウの発言に皆が便乗した。
ずっと暮らしていかもしれない、喧嘩はなるべく避けたいものだ。
「そうそう、それと、瑛太が話してくれた『ケルト』だっけ? そいつと出くわしたら必ず逃げること! 能力者のあんた達には勝ち目は無い…だから、私が奴の相手をする…いいね? 絶対に守ってよ?」
ショウの注意を聞き、皆は各々の役割のために朝食の席を立った。
楓彩と臨は臨と小雨が作り出した安全区域の中で西区へ食料散策に向かった。
警戒のため、臨は愛槍───天丸《とびまる》を手に、楓彩は心鉄器《しんてっき》───狛犬を手に。
しかし、限られた範囲内。食料は無いに等しかった。
「はぁ…何もありません…」
「そうね…いよいよ食料問題に直面するのか…」
「野菜だけじゃ栄養が偏りますしね…」
その時、2人の目の前に開けた場所が現れる。
遠くの方にキラキラした海が見える。
「こんな所から見えるんだ…海…」
「わぁ…! 何だか…懐かしいですね…」
「懐かしい……。……」
────あれ…オレ…何か感情を忘れている……
────どういう感情だっけ…たしか…怒りとか憎悪に近い……良くないものだった…
────楓彩……剣得さんといつも一緒にいた…
────あれ…剣得さん……
────剣得さん……
────ずっとそばにいたかった……なのに……
────最後までそばにいたのは………楓彩…あなた……────
─────あぁ、妬ましい────
次の瞬間、臨と楓彩に通り風が当たる。
突風とも言うべき荒々しい風だった。
「──きゃあ……すごい風…」
楓彩は髪の毛を直し、臨を見上げる。
「臨さ───」
「────きゃぁぁぁぁぁぁああああ!!!!」
「─────!?」
唐突に響く臨の断末魔。
臨はその場にうずくまり、叫び続ける。
「───臨さん!! 臨さん!?」
「あぁぁぁぁあああ!!!!」
「はっ! 携帯…! 私のは壊れちゃったから…! 臨さん! 携帯借ります!」
楓彩は少し冷静になって臨のポケットから携帯を取り出し、ショウに連絡する。
「ショウさん!」
『どうしたー? 楓彩ー』
「臨さんが!」
『臨さんがぁ!!』
「っ!? 臨に何かあったの…!? 分かったすぐに行くからその場から離れないで!」
ショウは携帯をしまい、その場にいた真希菜、小雨、彩楓を見る。
「彩楓! お願い! 小雨と真希菜は留守番してて!」
ショウは彩楓に事情を話し、楓彩の元へ飛ぶようお願いする。
「楓彩!」
「ショウさん!」
楓彩からの電話があってから3分ほどでショウは駆けつけた。
ショウが駆けつけた時には臨は叫んではおらず、疲弊した様子でぐったりしていた。
「まさか生存者狂《サバイブ化》じゃないだろうね…」
ショウは恐る恐る臨に専用機械を近づけ、数値を読み取る。
「うん、大丈夫…生存者《サバイバー》の反応は無い…」
「………」
「ん?」
その時、臨の体が急に脈を打ち始めた。
───ドクッ…ドクッ
臨の心臓の音が外にまで聞こえる。
そしてショウの手にしている機械が警告音を鳴らし始める。
「え!? こ、この数値…!」
彩楓は感の鋭さを発揮し、楓彩とショウを引き寄せて臨から少し離れた場所に移動する。
「彩楓!?」
「彩楓さん!?」
「お前ら…しっかりしろ…奴め…元から人間なんかじゃなかった…」
3人は臨のいる方向から悪寒を感じ、目線を移す。
臨は槍を杖がわりにフラフラの状態で立ち上がっていた。
「に、逃げ……ろ……──がぁっ!! ………あ…あ…あは…あはははっ!」
不気味に笑い始めた臨を彩楓は警戒し、腰に差している刀に手を掛ける。
「素晴らしいぜ…この体!! アッチの精神に耐えやがった!! あははっ!!」
訳の分からない事を言って高笑いを始める臨。
もう明白だ。
「な、なんで…臨が……」
その口調、そしてその眼光。
ショウと彩楓には心当たりがあった。
「「……レ、レヴィアタン…!」」
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