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終章
事態は忙しく……ない?
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朝、皆は寝慣れない違和感と共に目覚め、互いの安否を無言で確認する。
「おはようございます…」
楓彩はショウと真希菜の姿がないことに気がついた。
「あれ? ショウさんと真希菜さんは?」
「ここにいるよ…」
ショウは楓彩が掛けていた掛け布団から出てきた。
「ぬわっ!! ショ、ショウさん!?」
「ん…これ…?」
その時、楓彩は下半身がスースーすることに気がつく。
「……あっ!!」
ショウがつまみ上げている水色と白の縞模様のパンツ。
「ショウさん…!! それって…」
「楓彩のパンツ? これ…スー」
ショウはそのパンツを顔に当てて匂いを嗅ぎ始めた。
「ぎぃやぁぁぁああ!!!!」
「さぁ、皆! ここの安全区域が分かったから行こっか!」
と、頬にもみじを作ったショウは元気よく下の階に降りることを促す。
「もう大丈夫なのか?」
彩楓は半ば心配そうに尋ねる。
「うん、真希菜が夜通し調べてくれたから…」
「で? その真希菜は?」
「下で料理を作ってるよ」
一同は稼働していないエスカレーターを使用して下の階にあるフードコートへ 向かった。
「わぁ、広いですね!」
前までなら人が溢れていたであろう場所も、今となっては静けさが不気味な雰囲気を醸し出す場所となってしまった。
その時、並ぶ店の一角から香しい匂いが漂っていることに気がつく。
「この匂い…」
近づいていけば分かった。
卵と砂糖の甘い匂い。フレンチトーストだろうか。
「あ、おはようございます、皆さん、朝はフレンチトーストにしようと思いまして」
店のカウンターから真希菜がひょっこり顔を出す。
数分後、フードコートの席に皆は腰を下ろし、真希菜が作ったフレンチトーストをいただいた。
「しっかし、よく食料があったな…」
「はい、自分も驚きました。どうやらココ一帯にはまだ材料は残っているみたいですね」
その後は皆、やることが無かった。
快適すぎるのだ。
食料も遠目は大丈夫だ。
更には神ヶ丘邸の時と同様、生存者《サバイバー》の嫌う成分を含むバリケードを張れば、生存者《サバイバー》という強大な壁が出来上がる。
それさえあれば外の人間による侵入は困難を極まる。
彩楓と楓彩はここでも、スペースを見つけては打ち合っていた。
小雨は何もすることがないので家具屋のベッドで横になり、寝るわけでもなく、ただ時が流れるのを待っていた。
その中でも、ショウだけは見落としがないか、これからどうするのか、机に着いて方針を考えていた。
「ショウさん…お茶です」
「ありがとう、真希菜。さて、生存者《サバイバー》の壁は人間には効果的かもしれないけど、“生存者《サバイバー》には無意味”だな…」
「それはどういう?」
「“七つの大罪”が楓彩を狙って襲ってきたら、ここ(砦)も一瞬で陥落するってこと…」
「その場合はどうすれば…」
「んー…彩楓に任せるしかないかな…だからなるべく皆いつでも逃げれるように固まっていよう」
「そうですね」
「それと、これから活動範囲を上へ広げていこうと思う」
「ん? どうしてですか?」
「瑛太の捜索のため。上に行けば視野が広がるし、私の道具も使いやすくなる」
「なるほど」
「不謹慎だけど、瑛太が生きてれば…ね…」
「……生存確率は低いでしょうね…生存者《サバイバー》に加え、謎の人間達…」
「うん…生きていてくれた方が何かと都合がいいからね…」
「おはようございます…」
楓彩はショウと真希菜の姿がないことに気がついた。
「あれ? ショウさんと真希菜さんは?」
「ここにいるよ…」
ショウは楓彩が掛けていた掛け布団から出てきた。
「ぬわっ!! ショ、ショウさん!?」
「ん…これ…?」
その時、楓彩は下半身がスースーすることに気がつく。
「……あっ!!」
ショウがつまみ上げている水色と白の縞模様のパンツ。
「ショウさん…!! それって…」
「楓彩のパンツ? これ…スー」
ショウはそのパンツを顔に当てて匂いを嗅ぎ始めた。
「ぎぃやぁぁぁああ!!!!」
「さぁ、皆! ここの安全区域が分かったから行こっか!」
と、頬にもみじを作ったショウは元気よく下の階に降りることを促す。
「もう大丈夫なのか?」
彩楓は半ば心配そうに尋ねる。
「うん、真希菜が夜通し調べてくれたから…」
「で? その真希菜は?」
「下で料理を作ってるよ」
一同は稼働していないエスカレーターを使用して下の階にあるフードコートへ 向かった。
「わぁ、広いですね!」
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その時、並ぶ店の一角から香しい匂いが漂っていることに気がつく。
「この匂い…」
近づいていけば分かった。
卵と砂糖の甘い匂い。フレンチトーストだろうか。
「あ、おはようございます、皆さん、朝はフレンチトーストにしようと思いまして」
店のカウンターから真希菜がひょっこり顔を出す。
数分後、フードコートの席に皆は腰を下ろし、真希菜が作ったフレンチトーストをいただいた。
「しっかし、よく食料があったな…」
「はい、自分も驚きました。どうやらココ一帯にはまだ材料は残っているみたいですね」
その後は皆、やることが無かった。
快適すぎるのだ。
食料も遠目は大丈夫だ。
更には神ヶ丘邸の時と同様、生存者《サバイバー》の嫌う成分を含むバリケードを張れば、生存者《サバイバー》という強大な壁が出来上がる。
それさえあれば外の人間による侵入は困難を極まる。
彩楓と楓彩はここでも、スペースを見つけては打ち合っていた。
小雨は何もすることがないので家具屋のベッドで横になり、寝るわけでもなく、ただ時が流れるのを待っていた。
その中でも、ショウだけは見落としがないか、これからどうするのか、机に着いて方針を考えていた。
「ショウさん…お茶です」
「ありがとう、真希菜。さて、生存者《サバイバー》の壁は人間には効果的かもしれないけど、“生存者《サバイバー》には無意味”だな…」
「それはどういう?」
「“七つの大罪”が楓彩を狙って襲ってきたら、ここ(砦)も一瞬で陥落するってこと…」
「その場合はどうすれば…」
「んー…彩楓に任せるしかないかな…だからなるべく皆いつでも逃げれるように固まっていよう」
「そうですね」
「それと、これから活動範囲を上へ広げていこうと思う」
「ん? どうしてですか?」
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「なるほど」
「不謹慎だけど、瑛太が生きてれば…ね…」
「……生存確率は低いでしょうね…生存者《サバイバー》に加え、謎の人間達…」
「うん…生きていてくれた方が何かと都合がいいからね…」
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