少年時代

新浜 星路

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解せぬ

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あぁ、学校生活ってなんていいんだろう。
家にいると、姉やら両親に振り回されてるから
今が! 今が! 至福だぁ~
ともちゃんといるときが一番落ち着く~
「ねぇ、ゆいちゃん」
「なに、ともちゃん」
「2bの大地くんって……」
ゑ。桂木って、あのちょっと暗くて変わってる子……なんていえねえべさ。
「あのちょっと大人しい?」
「え、そんなおとなしくもないよ。私といるときはバリバリ喋るよ。
ちょっとロボっぽいけど」
いやロボっぽいってあんさん、それ、まともに喋れてないだけじゃないじゃん。
「そ、そうなんだ」
「それで、どうしたら……」
おいおい、まさか告白か。告白の相談しちゃう?私の友人があんな奴好きでいいのか。
「ゑ、告白?」
「しないよー」
うん、そうしてほしい。
私の友人が根暗っぽい子に取られるのは嫌だから……ぜーったい嫌だから。
「されちゃったけど、えへ」
「そうなんだ、よかったじゃん」
あっあっああああああああああああああああああ。
どういうこと! ねぇどういうことなの!
富士山噴火!地盤沈下!私の世界が一瞬で荒廃したああああああああ。
「ゑ?付き合うの?」
「うん、ゆいちゃんには最初に言おうと思って」
照れて恥ずかしそうにしてるうううううう。
「そ、そう」
爆弾投下された気分だよおおおお、どうすればいいんだよおおおおお。
「応援……してくれるかな?」
「なにいってんの、あた、当たり前じゃん」
気づいた!きづいちゃったよおおおおおお!
もうすでに大地にとられてるじゃん!私のともちゃんとられてるじゃん!
「今度のクラスの出し物に付き合ってほしいって……」
「え?デートじゃなくて」
「わ、私にとってはデートだよおー」
私を軽く小突くともちゃん。
そこの部分だけ私の心にダイレクトでえぐられていく。
「な、なんだ。そっかー、私てっきり恋愛的な意味かと」
「でも・・・・・・そうなりたいなぁ」
恋してる乙女のともちゃん。
ゆ、許せぬ!大地ぃいいいいいいい許せぬ!
許せぇええええぬルパン!私は恋の泥棒になってやるう。盗み取ってやるうう。
セミが鳴り響く教室の中でそう固く誓った私だった。
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