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王都は想像よりも凄いところだった。
自分のところの領にも港があるため人が多いが、王都はそれをあっさり上回った。
様々なお店が所狭しとあり、多くの人が行き交う光景は圧巻だった。
「お姉様!あちらの食べ物はなんでしょう!初めてみましたわ!」
「ミッシェル!あの雑貨屋さんも気になりません?見た事無いものばかり!」
「あら?」
すっかり浮かれ気味の私たちはあるものに気づく。
「あれは……、ラーメンですわよね?」
「あちらはチョコレートでは?」
「これは豚カツですわね……」
これらはミッシェルが作った料理ではなかっただろうか。それとも王都にすでにあったものだろうか。
不思議に思いつつも、今日は王都巡りだ。
大量の荷物を抱え、王都のシュタワイナ侯爵邸に戻ってきた私たちは、ベッドに寝転ぶ。
「あー、もうこのまま寝たいですわね」
「疲れましたわ!お腹空きましたわ!」
明日のパーティーの面倒くささから目を逸らしていると、激しく音を立てて開く扉。
「アリア!ミッシェル!何をしているのです!」
「お母様!」
お母様の強制連行により、だらだらした時間は直ぐに終わってしまった。
ミッシェルと一緒にお母様の着せ替え人形と化した私だったが、ミッシェルを犠牲にして、私はまた都に舞い戻った。
お母様に捕まったら長い。せっかくの王都だし、非日常を楽しみたいものだ。
ただ、2ヶ月後にはここ王都にあるイリーン学園に入学し、寮に入る。
どうせなら学園でも見ていくか、と思い、イリーン学園の場所を通りすがりの人に聞いて行った。
「これは、迷いましたわね……」
木々が整備された道で唖然と呟く。
学園には来れた。なぜか学園内は結構開放的らしく、あっさり入れた。
すごく広い公園の様なところで、平民にも図書館や食堂などを開放しているのだという。
入って大きな通りをまっすぐ行くまでに様々な建物があった。
そうして行った先には学園内にある建物の中で一番大きな建物があり、その煌びやかと言ったら素晴らしかった。
これが校舎だろうというのは分かったし、流石にその中には入れなかったが、あと二ヶ月後にはここに通うのだと思うと不思議な気持ちだった。
ずっと校舎を見て、不審がられても困るのでとりあえず右に曲がった。右のほうが人が少なく感じたのだ。
左側は庭園だった。あまりの広さに歩いても歩いても終わりが見えない。そのまま真っ直ぐ行くか、戻れば良かったのに、曲がり道があったから、好奇心で入ってしまった。
そこからの道はどんどん複雑になっていき、ついつい進んでいったらすっかり迷子になった。今いる道は最初の道より随分と狭い。
思わず立ち止まり辺りを見渡す。
ずっと同じような木々が並んでるだけだった。
せめて人がいればな……
ガサリ、と草木の音が聞こえ、思わず振り向く。
音が聞こえたその場所にいたのは見たことも無い、巨大な動物だった。
自分のところの領にも港があるため人が多いが、王都はそれをあっさり上回った。
様々なお店が所狭しとあり、多くの人が行き交う光景は圧巻だった。
「お姉様!あちらの食べ物はなんでしょう!初めてみましたわ!」
「ミッシェル!あの雑貨屋さんも気になりません?見た事無いものばかり!」
「あら?」
すっかり浮かれ気味の私たちはあるものに気づく。
「あれは……、ラーメンですわよね?」
「あちらはチョコレートでは?」
「これは豚カツですわね……」
これらはミッシェルが作った料理ではなかっただろうか。それとも王都にすでにあったものだろうか。
不思議に思いつつも、今日は王都巡りだ。
大量の荷物を抱え、王都のシュタワイナ侯爵邸に戻ってきた私たちは、ベッドに寝転ぶ。
「あー、もうこのまま寝たいですわね」
「疲れましたわ!お腹空きましたわ!」
明日のパーティーの面倒くささから目を逸らしていると、激しく音を立てて開く扉。
「アリア!ミッシェル!何をしているのです!」
「お母様!」
お母様の強制連行により、だらだらした時間は直ぐに終わってしまった。
ミッシェルと一緒にお母様の着せ替え人形と化した私だったが、ミッシェルを犠牲にして、私はまた都に舞い戻った。
お母様に捕まったら長い。せっかくの王都だし、非日常を楽しみたいものだ。
ただ、2ヶ月後にはここ王都にあるイリーン学園に入学し、寮に入る。
どうせなら学園でも見ていくか、と思い、イリーン学園の場所を通りすがりの人に聞いて行った。
「これは、迷いましたわね……」
木々が整備された道で唖然と呟く。
学園には来れた。なぜか学園内は結構開放的らしく、あっさり入れた。
すごく広い公園の様なところで、平民にも図書館や食堂などを開放しているのだという。
入って大きな通りをまっすぐ行くまでに様々な建物があった。
そうして行った先には学園内にある建物の中で一番大きな建物があり、その煌びやかと言ったら素晴らしかった。
これが校舎だろうというのは分かったし、流石にその中には入れなかったが、あと二ヶ月後にはここに通うのだと思うと不思議な気持ちだった。
ずっと校舎を見て、不審がられても困るのでとりあえず右に曲がった。右のほうが人が少なく感じたのだ。
左側は庭園だった。あまりの広さに歩いても歩いても終わりが見えない。そのまま真っ直ぐ行くか、戻れば良かったのに、曲がり道があったから、好奇心で入ってしまった。
そこからの道はどんどん複雑になっていき、ついつい進んでいったらすっかり迷子になった。今いる道は最初の道より随分と狭い。
思わず立ち止まり辺りを見渡す。
ずっと同じような木々が並んでるだけだった。
せめて人がいればな……
ガサリ、と草木の音が聞こえ、思わず振り向く。
音が聞こえたその場所にいたのは見たことも無い、巨大な動物だった。
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