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ミッシェルはパーティーの2日後の朝、隣の部屋で寝ている私の部屋まで届く声で叫んだ。
「お姉様!! お姉様は乙女ゲームの悪役令嬢ですわーーー!!!!」
「は?」
ミッシェルの叫び声に思わず飛び起きたが、え? 私? しかも悪役って……なんの話?
「お姉様!!」
「ミッシェル!?」
扉を破壊するんじゃないかという勢いで開け転がり込んできたミッシェルは思いっきり転び、床に寝転びながら叫ぶ。
「ここは乙女ゲームの世界ですわ! お姉様は第一王子の婚約者になるけれど、王子からは常に一定の距離を置かれてお姉様は黒魔術が好きだったので、周りに嫌われて、最終的にはヒロインに降ってきた様々な不幸が全てお姉様のせいになると同時に不正が色々出てしまい処刑されて、シュタワイナ侯爵家は没落ですわーー!!!!」
「えっ」
知らない単語が出てきてよく分からないけど、私可哀想じゃない?
「けど、私別に黒魔術なんて好きじゃないわよ?」
「お姉様が黒魔術に興味を持つのは私たち家族が全員死んだからですわ!」
「えっ!? どういうことなの?」
家族が死ぬだとかいうとんでもないミッシェルの色々なところに飛ぶ説明を纏めると、こうだ。
ここはミッシェルの前世では物語の世界で、乙女ゲームというものの1つなんだとか。
乙女ゲームとは絵付き小説のようなもので、色々な選択肢を選んで話を進めるらしい。その中で私、アリアは不気味な人物だったようだ。
まず、私が9歳のとき、シュタワイナ家を狙った暗殺者がやってきて、お父様、お母様、ミッシェル、リトは殺されてしまう。しかし、私は侍女が庇ってくれたおかげで、身体に傷は残りつつも生き残るのだ。
だが、ミッシェルたちは今生きている。それはなぜか。最終的に二人で出した結論は後ろに乗せてくれた熊を庭でしばらく飼っていたからでは? ということになった。確か熊に二人で乗って帰ったのは9歳のときで、庭にしばらく熊がいたのだ。すごいときは仲間が集まってきて8匹ほどいたような気がする。
それ以外の理由が特に何も思い浮かばなかった。
そして一人になってしまったアリアには後見人として4代前の侯爵の弟の息子の次男が婿に行った隣国の子爵の三男の家族がアリアが侯爵を継ぐまでの代理人になったという。
なぜそんなことを覚えているのか聞いたら、もし家族全員死んだらシュタワイナ侯爵は誰がなるのとお父様に聞いたらそう返ってきたらしい。いやお父様。ほぼ他人じゃないか。一体誰なんだ。
その家族はアリアを適当に使用人に任せ、侯爵家のお金を使い込んで不正にも手を出したらしい。
そんな環境の中でアリアは死んだ家族に会いたいがために黒魔術にのめり込んでいったという。
時がたち、学園入学前の王子主催のパーティーで、だいぶお金を使い込み、借金不正まみれだった侯爵家はアリアを第一王子の婚約者に仕立てあげた。アリアを王族に嫁がせれば、爵位は自分たちが継げるし、権力も揺るぎないものになるだろうという浅はかな考えだった。
あのパーティーで身分が最も高い令嬢はアリアであった。
また王族はシュタワイナ侯爵家の不正について調べていたため、証拠を掴むためにアリアを婚約者にしたという。
学園では、王子からは笑顔ながらも義務のように接せられ、一緒に行動することもなく、距離を置かれ、教室では黒魔術に関する本を読んでた為か周りからは距離を置かれ常に一人。一人執事がいたらしいがそれも身の回りの世話をするだけで、特になにか交流があるわけでもなく、孤独だったという。
最終的に不正は王子とその執事によって暴かれ、私と後見人で侯爵代理の家族は全員処刑が決定と同時になぜか魔王が復活。この魔王復活はアリアのせいとなりついでにヒロインという主人公の女の子のいじめや様々起きた事件の原因もアリアのせいとなった。処刑前になにか一言あるかと聞かれたアリアは、
「ーーーやっと、家族に会える」
と言って、処刑されたそうだ。
ミッシェルの身振り手振りの説明を聞きながら思う。
いや私が可哀想にも程があるでしょ。
「お姉様!! お姉様は乙女ゲームの悪役令嬢ですわーーー!!!!」
「は?」
ミッシェルの叫び声に思わず飛び起きたが、え? 私? しかも悪役って……なんの話?
「お姉様!!」
「ミッシェル!?」
扉を破壊するんじゃないかという勢いで開け転がり込んできたミッシェルは思いっきり転び、床に寝転びながら叫ぶ。
「ここは乙女ゲームの世界ですわ! お姉様は第一王子の婚約者になるけれど、王子からは常に一定の距離を置かれてお姉様は黒魔術が好きだったので、周りに嫌われて、最終的にはヒロインに降ってきた様々な不幸が全てお姉様のせいになると同時に不正が色々出てしまい処刑されて、シュタワイナ侯爵家は没落ですわーー!!!!」
「えっ」
知らない単語が出てきてよく分からないけど、私可哀想じゃない?
「けど、私別に黒魔術なんて好きじゃないわよ?」
「お姉様が黒魔術に興味を持つのは私たち家族が全員死んだからですわ!」
「えっ!? どういうことなの?」
家族が死ぬだとかいうとんでもないミッシェルの色々なところに飛ぶ説明を纏めると、こうだ。
ここはミッシェルの前世では物語の世界で、乙女ゲームというものの1つなんだとか。
乙女ゲームとは絵付き小説のようなもので、色々な選択肢を選んで話を進めるらしい。その中で私、アリアは不気味な人物だったようだ。
まず、私が9歳のとき、シュタワイナ家を狙った暗殺者がやってきて、お父様、お母様、ミッシェル、リトは殺されてしまう。しかし、私は侍女が庇ってくれたおかげで、身体に傷は残りつつも生き残るのだ。
だが、ミッシェルたちは今生きている。それはなぜか。最終的に二人で出した結論は後ろに乗せてくれた熊を庭でしばらく飼っていたからでは? ということになった。確か熊に二人で乗って帰ったのは9歳のときで、庭にしばらく熊がいたのだ。すごいときは仲間が集まってきて8匹ほどいたような気がする。
それ以外の理由が特に何も思い浮かばなかった。
そして一人になってしまったアリアには後見人として4代前の侯爵の弟の息子の次男が婿に行った隣国の子爵の三男の家族がアリアが侯爵を継ぐまでの代理人になったという。
なぜそんなことを覚えているのか聞いたら、もし家族全員死んだらシュタワイナ侯爵は誰がなるのとお父様に聞いたらそう返ってきたらしい。いやお父様。ほぼ他人じゃないか。一体誰なんだ。
その家族はアリアを適当に使用人に任せ、侯爵家のお金を使い込んで不正にも手を出したらしい。
そんな環境の中でアリアは死んだ家族に会いたいがために黒魔術にのめり込んでいったという。
時がたち、学園入学前の王子主催のパーティーで、だいぶお金を使い込み、借金不正まみれだった侯爵家はアリアを第一王子の婚約者に仕立てあげた。アリアを王族に嫁がせれば、爵位は自分たちが継げるし、権力も揺るぎないものになるだろうという浅はかな考えだった。
あのパーティーで身分が最も高い令嬢はアリアであった。
また王族はシュタワイナ侯爵家の不正について調べていたため、証拠を掴むためにアリアを婚約者にしたという。
学園では、王子からは笑顔ながらも義務のように接せられ、一緒に行動することもなく、距離を置かれ、教室では黒魔術に関する本を読んでた為か周りからは距離を置かれ常に一人。一人執事がいたらしいがそれも身の回りの世話をするだけで、特になにか交流があるわけでもなく、孤独だったという。
最終的に不正は王子とその執事によって暴かれ、私と後見人で侯爵代理の家族は全員処刑が決定と同時になぜか魔王が復活。この魔王復活はアリアのせいとなりついでにヒロインという主人公の女の子のいじめや様々起きた事件の原因もアリアのせいとなった。処刑前になにか一言あるかと聞かれたアリアは、
「ーーーやっと、家族に会える」
と言って、処刑されたそうだ。
ミッシェルの身振り手振りの説明を聞きながら思う。
いや私が可哀想にも程があるでしょ。
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