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第1章
第17話 武器製作
前回に引き続き、今日の俺は街の外に出て、武器製作に勤しんでいる。
まず俺が最初に作ったのは、銃身が二股に別れた銃。この銃は俺の身長の半分ほどの大きさでライフルのような形をしており、機能としてはまず俺が魔力を込めると、二股に別れた銃身の間にアイアンバレットが生成されることになる。
さらに俺が魔力を込めていくと銃身には電気が流れ始め、その周囲には強力な磁界が出現する。この時点での二股に分かれた銃身の間に生成されたアイアンバレットは、銃に刻まれた魔法回路による魔力制御によってその場に静止をしており、まだ何の推進力も得てはいない。
そして銃に魔力がチャージされきってから引き金を引くと、魔法回路による制御が外れ、磁力により押し出されたアイアンバレットが前方に勢いよく飛び出していく。いわゆるレールガンだ。
俺は自分が持つ武器として、このレールガンを制作した。
せっかく武器を作るのなら、ロマン兵器にするのがいいからな。創造魔法とは、かくも便利なものなのだ。
早速、俺は制作したレールガンの試射をしてみることにする。
――キュィィィィィィィン
俺がレールガンに魔力を込め始めると、銃に装飾として刻まれた魔法陣がグリップのあたりから順に薄く光り輝いていく。銃全体に刻まれた魔法陣に光が満ちることで、レールガンが魔力のチャージ完了を知らせてくれるというロマン仕様を俺は採用した。
バチバチバチ!
魔力が充填されることで銃に刻んだ魔力回路が機能を始め、レールとなる銃身に電流が発生する。そしてむき出しになったレールから周囲に暴力的な雷を撒き散らしながら、俺はレールガンにさらに魔力をチャージさせていく。
「……よし、チャージ完了だ」
銃全体に刻まれた魔法陣に光が満ちたことで、魔力が完全にチャージされきったことを視認した俺は近くの木に狙いを定めると、ゆっくりとレールガンの引き金を引いた。
――ズガァァァァァァン!!!!!
空気を切り裂く轟音とともに前方に飛び出したアイアンバレットによって、試射のターゲットにした近くの木々が粉々に砕け散る。うむ。素晴らしい威力だ。これを俺のメイン武器の一つにしよう。
自分の作ったレールガンの性能を見て満足をした俺は、さらに武器の製作を続けていく。
実はさらに高い威力を持ち、発射された弾が高速すぎてプラズマ化してしまうようなレールガンも作ってみたのだが、そんなレールガンをこんな場所で試射するわけにはいかない。これはアイテムボックスに封印しておく。
次に俺が作ったのは、ドローンミサイル。魔力リンクを使い、ドローンのように操作して敵を爆撃するミサイルだ。魔力リンクによって、ドローンミサイルが捉える視界を確認することも出来る。
魔力リンクによってではなく、手元にあるコントローラーを使って搭載されたカメラの映像から、ドローンの周囲を確認することが出来るアナログ式ドローンミサイルも開発した。
また、直接敵に体当たりをすることで目標を破壊するドローンミサイルの他にも、空中に散開して魔力弾を打ち続けることが可能なドローン兵器も俺は同時に製作をしていた。このドローン兵器からはロックバレットの他にも、ファイアーボールやウォーターボールと、各種属性弾を発射することが可能だ。
これらのドローンを魔力リンクによって複数同時に自分の周囲に展開して敵と戦うのが、この世界での俺の基本戦闘スタイルになるだろう。そしてさらに遠距離に関しては、レールガンで攻撃と。
量子を打ち出す荷電粒子砲や重粒子砲の類も作ってみようと思ったのだが、ロマン火力はこれくらいにしておく。でもそのうち、高周波振動剣を作ってみるのもいいかもしれないな。
気持ちを切り替えて次に俺が製作したのは、青色をした剣と赤色をした剣。それぞれの剣をそのまま、青の剣、赤の剣と名付けることにした。どちらも片手剣だ。
青の剣は、氷属性が付与された剣。赤の剣は、炎属性が付与された剣となっている。
俺が作った青の剣と赤の剣は、剣から湧き出る魔力を鱗粉のように周囲に展開することで、範囲魔法を発動することが出来る機能を搭載した。粉塵爆発の魔法版みたいなものを想像してもらえばいい。
剣を触媒にして魔法を発動すると周辺に舞う魔力の鱗粉が爆発するように急激な変化を起こして、赤の剣の場合は周囲を焼き尽くす蝶の形をした赤い炎が舞い、青の剣の場合は周辺一帯を凍りつかせる青いバラが咲く。
この二つの剣は魔力の鱗粉を多く展開すればするほどに、発動する魔法の威力も範囲も上がるという美しい武器だ。
遠距離攻撃ばかりに傾倒して、敵に接近されたらすぐに倒されるようではマズイからな。戦闘においては、しっかりと接近戦にも対応できなくてはならない。
逆に、俺を魔法使いだとナメて安易に接近してきた敵を一撃で倒せるくらいが、丁度いいだろう。
なぜ俺が今回剣を製作したのかと言うと、突然、俺が剣を使えるようになったからだ。
これも、寝取りスキルの効果である。
寝取りスキルの効果の一つに、俺とゴニョゴニョをした女性が所持している技能を学び、俺も使えるようになるという効果があった。
つまり俺はアマンダさんとゴニョゴニョをしたから、剣が使えるようになったというわけだ。あと俺は、基本的な魔法も一通り使えるようになっている。理由はマーリンさんと俺が、ゴニョゴニョをしたからだ。
まあ、スキル目当てで女性を堕としたりすることはしない。インストールというスキルを創造魔法で作り、アプリをインストールするような感覚で俺は知識を手に入れることが出来るようになったからだ。だから俺は他にも、いろいろな技能を自分にインストールをしている。なにも、寝取りスキルだけに頼ることはないのだ。
俺が当たり前のように使っている魔法回路の知識も、実はインストールのスキルによって入手していた。
「ふー。今日は、これくらいにしておくか!」
一通り武器を作り終わった俺は、そろそろ街に戻ることにする。さて、これからの俺にはどんな異世界生活が待っているのやら。楽しみで仕方がない。
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