魔力で繋がる新世界!邪神にチートと寝取り魔法を与えられた俺は異世界でのんびりとスローライフを送ることにします

第三世界(うたかたとわ)

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第2章

第28話 村の調査結果と……



 ネネムゥが生贄にされる村祭りが翌日となり、俺は調べた情報を整理することにした。


 まず、村長は黒。彼は生贄の儀式と称して、ネネムゥを奴隷として売るつもりだ。村長が森の中にいる秘密結社キマイラの構成員と、コンタクトを取っているのを何度も目撃した。


 村長の息子のギャギン。彼も村長の計画に加担している。秘密結社キマイラと、村長のメッセージをやり取りする役目はギャギンだった。


 ネネムゥの幼なじみのワンタ。彼も黒。ワンタは金銭をもらい、ネネムゥが生贄になる義務から逃げないようにと、彼女を精神的に追い詰めていた。


 さらに、村長は生贄の儀式のときに清めのお酒に痺れ薬を混ぜて、ネネムゥの体に乱暴をしようという計画も立てている。それに誘われたワンタは、喜び勇んで参加を肯定していた。


 そのときの会話の一部始終は、きちんとプルが映像記録球に保存してくれている。


 俺はプルに分裂をしてもらい、それぞれの分体に村の中を調査してもらった。そして、プルが映像記録球にさまざまな証拠となる会話を記録してきてくれたのだ。


 ネネムゥの幼なじみと村長が、癒着しているという証拠を持ってきてくれたのもプルだ。さすが俺の相棒である。


 それと並行し、森の中に潜伏している秘密結社キマイラの狙いも、プルに調べてもらった。体を分裂させ、分体同士を意思疎通できるプルはこういった調査が得意分野なのだ。


 事件の全容はこうだ。


 まず、秘密結社キマイラの構成員は、最強の兵士を作る交配実験につかう人間を集めるために、世界中に散らばっている。


 そして、ドルドル獣王国に派遣されたキマイラの構成員は、先祖返りした獣人の幻獣種であるネネムゥに注目し、彼女の体を手に入れようと考えた。


 しかし、ネネムゥは戦士としてかなり強い。正面から捕獲するには少し手間がかかる。だから、秘密結社キマイラの構成員は搦め手を使うことにした。


 まず、秘密結社キマイラの構成員は、森の奥に生息するフォレストボアーをけしかけて、狼人族の村の畑を荒らさせたのだ。


 その後に、荒らされた畑を補填するお金のためという名目で、狼人族の村の村長に奴隷売買の取引を持ちかけることにより、キマイラの構成員はネネムゥの体を手に入れようとした。


 ここで、別の要素が絡んでくる。


 実は、モンスターに畑を荒らされるなどの不測の事態が起きたときのためにと、狼人族の村には、村人から徴収している積立金があった。今回のトラブルもそのお金を使って村の畑を修繕し、近くの街にある冒険者ギルドにフォレストボアーの討伐を依頼すれば、簡単に解決するはずだった。


 フォレストボアーは獣人の強い戦士でも手こずると言われたが、冒険者ギルドの討伐ランクで言えばCランクだ。熟練の冒険者に頼めばすぐに討伐してくれる。


 しかし、狼人族の村の村長は冒険者ギルドに依頼ができない。彼が村の積立金を、不正に使い込んでいたことが理由だ。


 村のお金を不正に使い込んだことが、村民にバレたら一大事になる。そう焦った村長が足りなくなった積立金の補填に四苦八苦しているところにタイミングよく、秘密結社キマイラから、ネネムゥの身柄を不正に奴隷にして売買する話が持ちかけられることになった。狼人族の村の村長は、その話に飛びついたのだ。


 ネネムゥにとっては運が悪く、村長にとっては運がよかったと言える。そのあとに俺が関わることを考えると、逆なのかもしれないが。


 そして、不正に使用された村の積立金の補填のためと、最強の兵士を作るための交配実験の材料として、ネネムゥの体が利用されることになる。


 両者の利害が、一致してしまっていた。


 村祭りの当日、生贄の儀式と称して、ネネムゥを身柄の引き渡し場所に連れていくというのが生贄の儀式の全容らしい。そして、清めのお酒と称して彼女に痺れ薬を飲ませて、無力化すると。


 この計画は失敗する要素は二つ。まず一つ目は、生贄の儀式が村の外部に漏れること。生贄を要求している魔物なんて、本当は存在しないからだ。


 国や冒険者ギルドに陳情すれば、生贄を要求するようなモンスターを退治するためにハイレベルな実力者が駆けつけてくれる。そのための費用を、国が負担してくれるという制度もあった。


 生贄を要求するような魔物に領土内で好き勝手にされるなんて、国が許さない。国防のメンツに関わる。しかも、生贄を要求しているとされるデスマーダーウルフの討伐難易度は、Aランクプラス。一般市民にとっては絶望的な強さだが、国家が保有する最高戦力から見たらただの雑魚だ。


 100年以上も昔に生贄の風習が成立していたのは、当時はドルドル獣王国など建国されておらずに、狼人族の村がどこの国にも属さない、小さな部族の村だったからに過ぎない。


 だから、村の外部に生贄を要求する魔物がいるなんて知れたらまずい。冒険者や騎士が派遣されたら嘘がばれるし、それ以前に、生贄になんてならなくていいとネネムゥが保護されてしまう。


 それをごまかすために村長は、村祭りを数日後に控えた頃に、突然、生贄の儀式の再開を持ち出した。そして思いがけない出来事に、村は混乱することになる。結果、感情を整理できない人が大勢いて、俺が悲しい顔をしている村人を多数目撃することになった。


 生贄の儀式を無理やり済ませてしまえば、冒険者ギルドや国内の治安維持を担当している騎士部隊に、そのことが知られるのは狂言が終わったあとだ。


 村長は秘密結社キマイラに騙されたと言い逃れをすればいいし、秘密結社キマイラの構成員は、村の外部に嘘が露見するまでのあいだに遠くに逃げることができる。


 俺を村に引き止めたのも、フォレストボアーを討伐した謝礼などではなく、生贄の儀式が外部にばれないようにと口封じのためだ。だから、マップスキル上の村長のマーカーが赤色だった。


 生贄の儀式のついでに、狼人族の村の村長は俺のことも始末するつもりらしい。


 そして、この計画が失敗する要因の二つ目は、ネネムゥが生贄になるのを拒否することだ。彼女が逃げてしまっては、どうしようもない。ネネムゥは村で一番強い戦士だ。誰も彼女を力ずくで止めることなどできない。


 だから、村長はネネムゥが生贄になるのを拒否する確率を下げようと、さらに悪だくみを重ねる。


 ネネムゥの幼なじみであるワンタに金銭を渡し、彼女が自ら進んで生贄になるように説得してほしいと依頼したのだ。


 そして、ワンタは最悪なことに、その依頼を受けてしまう。


 幼なじみで一番信頼をしており、さらには片思いまでしているワンタに、みんなのために生贄になってくれと言われてしまっては、ネネムゥは腹をくくるしかなかった。


 そして彼女は、俺に見せていた、自分だけが犠牲になれば済むといった態度を見せるようになったのだ。


 でも、俺は、その計画をすべて壊すことに成功する。


「……アマネ♡……いいよ♡」


 今、ネネムゥの理性が、完全に崩壊したからだ。


「ネネムゥは俺が守る。俺にとって、ネネムゥは大切な女の子だよ」


「……うん♡」


 そして俺は、ネネムゥの心を完全に魅了するトドメの言葉を彼女に伝える。


 村の中で誰よりも強いネネムゥにとって、初めて異性に守ってもらえるというのは強烈な体験だった。彼女は今まで、誰かを守る側にばかりいた。


 そんなネネムゥが、俺から守ってもらえるという宣言を聞いた時の安心感は、相当なものだったようだ。彼女が身にまとっていた悲壮感と張り詰めた空気が、完全に霧散していた。


 ネネムゥがこんな風になるまで追い詰めていた三人を、俺は絶対に許さない。


「……キス♡……初めてだから♡」


「大丈夫、やさしくする」


 ……くちゅ♡……くちゅ♡


 俺はやさしい言葉と同時に快楽魔法を利用したキスをネネムゥに施し、彼女の意識と体を気持ちよく、グチャグチャに溶かして甘くかき混ぜていく。ネネムゥの心から、嫌な思い出を快感によって全部消してしまうのだ。


 ネネムゥは俺とキスをしながら、うっとりとした表情をしつつ、心地よさそうに体をビクンビクンと跳ねさせていた。


「……アマネ♡……これ♡……すっごい♡」


 俺の快楽魔法によって魔力がとろける快感色に染まっていくと、ネネムゥのステータスが魅了状態へと移行し、彼女の瞳にはピンク色のハートマークがくっきりと浮かぶ。これで、下準備は完全に整った。


 ネネムゥの心と体から力がとろりと抜けきったことを確認した俺は、彼女の体と胸のうちに限界まで溜まった恐怖と欲求不満を解消するために、ネネムゥの全身にやさしい特別なマッサージを始めていく。


 ヒク♡ヒク♡ヒク♡


「――はぁぁぁぁぁぁぁんっ♡――っ♡――っ♡」


 ネネムゥにとって蜜のように心地いい至福のひとときは、しばらく続くことになった。彼女は俺から与えられる快楽に身を任せ、すべてをさらけ出し、全身をされるがままになってしまう。


 でも、自己犠牲と極限の我慢から、あらゆるものが解き放たれたネネムゥは、解放感に満ちたとても幸せそうな顔をしていた。


 俺は彼女が見せるその至福の表情と桃色の声に達成感を感じながら、ネネムゥの肉体のとある部分を、さらに気持ちよくとろとろにほぐしていく。


 ……


 ……


 ……


「……アマネ♡……私の初めて♡……奪っていいよ♡」


 ――にゅうううううううん♡


「……あっ♡」


 その日、ネネムゥが堕ちた。


感想 12

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