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第2章
第38話 マリーの故郷
俺たちは、マリーの故郷である村へとたどり着く。エルフの国だからといって森の奥深くにあるというわけでもなく、国交が開かれている今は普通の国と交通事情は変わらないようだ。
俺たちは木の外壁に守られた簡素な村の入口を、マリーに先導されながらくぐっていった。
「ここが、私の育った村だよ!」
昨日の夜、俺との魔力リンクで甘くよがりまくっていたことを感じさせない無邪気な態度で、マリーが俺たちを案内してくれている。
しかし村の中を歩いて少し経つと、俺たちを熱烈に歓迎してくれる村人が現れることになった。
「下等な種族である人間と獣人が、この村に何の用かしら」
俺たちを生意気な顔で見下す女の子が、突然話しかけてくる。彼女は金髪に赤い瞳、褐色肌をしたダークエルフで、身長150センチメートルくらいのツルペタな体に黒色のエルフ服を着ていた。
「ターニャちゃん。そういうことは、言っちゃダメだよ」
いたずらが大好きそうな顔をした女の子に、マリーはお姉さんの声になって話しかけている。どうやら彼女たちは、知り合いのようだ。
「なんでマリーは、人間なんかの味方をするのよ!人間や獣人は魔力操作が下手だから、選ばれた種族であるエルフより格下だって知らないの?」
よくわからないが、ターニャちゃんはエルフ以外の種族に偏見をもっているようだ。マリーに味方してもらえないとわかると、彼女は怒りながら走り去ってしまった。
マリーは去っていくターニャちゃんの後ろ姿を見て、昔はあんな子じゃなかったと俺たちに教えてくれる。きっと今は150歳くらいで思春期だから、彼女はああいうことを言いたくなってしまうのよとマリーはやさしく見守っていた。
そして俺たちは村の中にある、宿屋へとチェックインを済ませる。マリーの実家はすでに取り壊されていて、もうこの村には存在しないようだ。彼女の父親は流行病ですでにこの世を去り、母親はマリーを育て終わった後に一人で世界中を旅していると聞いた。
「えへへ!それじゃあ私、彼氏に会ってくるね!」
宿屋まで俺たちを案内すると、マリーは笑顔で嬉しそうに彼氏に会いに行く。他の三人は旅の疲れ(意味深)を癒やしたいと、一息ついて部屋で休憩するそうだ。
何故か元気の有り余っていた俺は、この時間に村の中を一人で散策してみることにする。異世界観光の一つとして、エルフの村の風情を堪能したいからな。
「人間が、この村をウロチョロするんじゃないわよ!」
しかし村の中で一人歩いていた俺を見かけたターニャちゃんが、また生意気に絡んでくることになった。俺を見てニマニマと笑う彼女の様子を観察してあることを思いついた俺は、ターニャちゃんに勝負を仕掛けてみることにする。せっかくだし、彼女と深い交流を持ってみよう。
「そんなこと言って、俺の魔法の方が上手だったらターニャちゃんはどうするつもり?」
「エルフである私が、人間に魔法で負けるわけないじゃない!それに、気安く名前を呼ばないで!」
ドヤ顔で俺を見下しているターニャちゃんを少し挑発してみると、彼女は人間なんかに私が負けるわけないと俺の言葉に乗ってきてしまう。俺はそのままターニャちゃんに対する挑発を続けながら、俺と魔法勝負をするように誘導していく。
「じゃあ、俺と勝負して確かめてみる?まさかエルフが、人間と魔法で勝負するのが怖くて逃げたりしないよね」
「あったりまえじゃない!……いいわよ!負けたほうが勝ったほうの言うことを何でも聞くってルールなら、あなたと勝負してあげるわ」
そして俺の言葉に流されてしまった彼女が、負けたら何でも言うことを聞くという条件で俺との魔法勝負を快諾することになった。これは、楽しいことが起きそうだ。
勝負が始まる前から自分の勝利を確信しているターニャちゃんは、ドヤ顔のままで俺をののしっている。
「人間が、エルフに魔法で勝負を挑んでくるなんてバカね!あんたの負けよ!さて、どんなことを命令しようかしら」
こうして俺とターニャちゃんとの、魔法勝負が開始された。
……
……
……
――クチュ♡クチュ♡クチュ♡
「……はひぃ♡……はひぃ♡……ナマイキ言って♡……すみませんでしたぁ♡……も♡……無理ぃぃぃ♡――あ゛っ♡――あ゛っ♡」
「でも、ターニャちゃん。負けたら何でも言うことを聞くって約束だよね?」
「……そんにゃぁ♡……許してぇ♡……あ゛っ♡……あ゛っ♡……あ゛ぁぁぁぁぁっ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
俺との魔法勝負で負けたターニャちゃんが、今は俺の腕の中でビクンビクンと全身を痙攣させながら魔力解放を引き起こしている。
魔法勝負は俺の圧勝だった。勝負のルールはファイアーボールの的当てで、三連続ファイアーボールを発射してイキがっているターニャちゃんの後に、十連続ファイアーボールをさらに十連射するという大人げない技を使って俺は彼女を黙らせた。
「に、人間にしてはやるじゃない……しょ、しょうがないわね~。さあ、何でも言うことを聞いてあげるわ!」
そして生意気だったターニャちゃんは、強がる顔で冷や汗をかきながら俺との約束を守ることになる。ビクビクと不安な自分を隠そうと見栄を張っている彼女が、めちゃくちゃにかわいかった。
俺は勝者権限を使いターニャちゃんのお家にお邪魔して、彼女の部屋で魔力リンクをしてもらうことにする。しかし俺からの提案を聞いたターニャちゃんは、再び余裕そうな顔を取り戻すことになった。
「人間なんかが、エルフである私に魔力リンクで何かできるわけないじゃない!どんなことを命令されるかって不安になって、損しちゃったわよ。いいわ!さっさと済ませなさい!」
自分の魔力操作技術に自信があるのか、ターニャちゃんが再びドヤ顔で大きい態度を取り戻している。俺はそんな彼女と、かわいい小物で彩られた部屋の中で魔力リンクを開始した。
――にゅうううううううん♡
「……っ♡……っ♡……えっ?……こ、こんなの♡……知らないよぉ♡……どうしよう♡……ら,らめぇ♡……あっ♡……あっ♡……あっ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
俺と魔力リンクをし始めた当初の、ターニャちゃんの様子である。
実はターニャちゃんと出会ってから、ずっと俺の寝取りスキルがアラームを鳴らし続けているのだ。さらには彼女のステータスを鑑定してみたところ、洗脳の状態異常にかかっていることを俺は発見する。どうやらこの村で今、何かが起きているらしい。
――グチュ♡グチュ♡グチュ♡
「……んほぉぉぉぉぉ♡……らめぇぇぇ♡……イグの♡……もう嫌ァァァ♡……あ゛っ♡……あ゛っ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
洗脳の魔法はターニャちゃんの魔力秘孔の奥深くにまで入り込んでいるため、こうして彼女の体に魔力解放を引き起こすことで丹念に除去する他ない。俺は心を鬼にして、ターニャちゃんの体をイかせまくる。
決して、俺が生意気な彼女の体を思う存分に調教したいという邪悪な理由からではない。本当だ。
「……ナマイキ言って♡……すみませんでしたぁ♡……ターニャはこれからぁ♡……アマネの言うことを♡……何でも聞きましゅぅ♡……らからぁ♡……許ひてぇ♡」
「何でも言うことを聞くなら、ターニャちゃんはもう少しお仕置きを受けようね」
――ヌチュ♡ヌチュ♡ヌチュ♡
「……はひぃぃぃぃぃ♡……そんにゃぁ♡……あ゛っ♡……あ゛っ♡……あ゛ぁぁぁぁぁぁぁっ♡」
ヒク♡ヒク♡ヒク♡
そして俺の治療のかいあって、ターニャちゃんは無事に洗脳状態から脱出することになった。今の彼女は俺の腕の中で気持ちよさそうにビクンビクンと体を跳ねさせながら、引き続き快楽魔法によって全身を甘く溶かされている。
「……はぁぁぁぁんっ♡……あっ♡……あっ♡」
褐色ツルペタな生意気少女であるターニャちゃんは、実は洗脳魔法の被害者だった。だから、もう二度とこんなことが起きないように、俺は彼女の魔力に特別な保護をかけようと思う。これからは、そのための時間だ。
「……あはぁ♡……わたひのからだ♡……わたひじゃないみたい♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
ターニャちゃんの魔力を状態異常に強くするには、魔王である俺の魔力を使って彼女の魔力を強く変質させるのが一番いい。だから俺は、ターニャちゃんとの魔力リンクをさらに続けていくことにしたのだ。
褐色ツルペタダークエルフの強気な女の子が俺の好みだということは、この行為とは一切関係ない。これだけは、信じてくれ。
……ぐにゅううううううう♡
「……なにこれぇ♡……深いぃぃぃぃ♡……あっ♡……あっ♡……イクぅ♡」
ビクン♡ビクン♡ビクン♡
そしてターニャちゃんの魔力が、俺の魔力と混ざり合い生まれ変わっていく。彼女の赤い瞳に俺の寝取りスキルの効果によってピンク色のハートマークが浮かんでくるのは、すぐだった。
……
……
……
――にゅううううううん♡
「……どうしよう♡……私の初めて♡……アマネに♡……あげちゃったぁ♡……あっ♡……あっ♡」
「今日からターニャは、俺とずっと一緒だよ」
「……うん♡……大切にしてね♡」
そして俺の快楽魔法に身も心もどっぷりと染められたターニャが、俺の仲間に加わることとなる。
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