50 / 74
第3章
第42話 宿屋経営
俺はダンジョンを作ると同時に、ダンジョンの前に宿屋も建設することした。
理由は、ダンジョンマスターであるという身分を隠して、ダンジョン前に宿屋を経営するというのが俺のあこがれだったからだ。
もちろん趣味ばかりではなく、きちんと実用的な理由もある。
俺はダンジョンを作った土地の周囲も、ダンジョンの地上一階部分として取り込んでいる。つまりは俺の宿屋に誰かが滞在すると、ダンジョンポイントが加算されるのだ。
俺はいずれ街のような規模にまでダンジョンを拡大して、そこに大量の人々に長期滞在をしてもらうことでダンジョンポイントを手に入れていく予定だ。これはその計画の、第一歩でもある。
宿屋があれば冒険者もダンジョンにきやすいし、商人や他の人も滞在を始めるだろう。この世界でダンジョンは鉱山資源の扱いだし、いずれ街ができるのなら始めからダンジョンとして取り込んでポイント獲得に利用しようというわけだ。
少しずつ異世界観光をしつつも、のんびりと宿屋経営とダンジョン運営をしていく。ようやく、俺の異世界生活が形になってきた。
そして宿屋建設と同時に、俺は麗しの庭園の誓い三人とも合流する。街への恩義を返し終えた彼女たちが、俺を追って旅をしてきてくれたのだ。
新たに仲間になったユルハさんたち五人と、麗しの庭園の誓い三人組が初対面をした時に生まれた謎の緊迫感が印象的だった。笑顔の彼女たちのあいだの空気が、なぜか歪んでいたように思う。
ちなみに、ひさしぶりに俺と再会した麗しの庭園の誓い三人組は飢えたように何かを求めていた。だから俺は彼女たちが満足な顔で気絶するくらいまで、穴と棒を使ったとある遊びを楽しむことになる。
そして今は、宿屋経営をみんなに手伝ってもらうことになった。マーリンさんのアイテムショップやミュゼルさんの武器防具工房が併設され、俺の宿屋はなんでも屋のように成長する。
RPGでたまに存在する、武器防具屋と道具屋が併設されたダンジョン前の宿屋を想像してもらえばいいだろう。俺の宿屋は、そんな感じだった。
さらには宿屋の業務はアマンダさん、マリー、ターニャ、レイチェル、ネネムゥがメイド服姿で対応をしてくれている。宿屋のカウンター業務や食堂の接客、ハウスキーピングの仕事などを交代で彼女たちにお願いした。
また、家事系の仕事が絶望的に下手だったユルハさんには宿屋の用心棒と、ダンジョン管理の統括者になってもらうことにする。元退魔のシノビ特殊部隊出身であることを俺に教えてくれたユルハさんは、罠の設置の仕方が抜群にうまかった。一番の適任である。
ちなみにユルハさん以外にも、他の仲間全員が俺のダンジョンを管理する権限を持っている。
魔王である俺の魔力を含む体液をとある理由で体の一部から大量に吸収したことで、彼女たち全員の種族が俺の眷属に変わった。その結果、みんながダンジョンを管理する権限を手に入れることになる。
どうやら魔王の眷属に変わることが、ダンジョンコアを操作する権限を手に入れる条件のようだ。そして俺の許可を受けると、ダンジョン作りに参加可能になる。
基本的にダンジョンの管理と宿屋の運営は、全部彼女たちにやってもらうことになった。俺の仕事は、宿屋の責任者としての業務だけだ。
なんだかヒモみたいな立ち位置になってしまったが、むしろ彼女たちが俺を働かせてくれない。俺が働くくらいなら、休憩中の女の子たちととある遊びをしてくれと俺はお願いされてしまった。
だから俺の宿屋では、休憩室に入ったメイド服姿の女の子が顔をツヤツヤにして帰ってくるという現象がたまに起きる。
以上が、俺が新たに建設した宿屋に関する情報だ。
これからの俺の生活は転移魔法で宿屋に帰ってきつつ、のんびりと異世界を観光するという生活に変わる。今の俺は、ソファーに座ってそういったことを考えていた。
「……アマネの♡……ここの匂い♡……すっごい好き♡」
……ちゅぷ♡……ちゅぷ♡
そしてソファーに座る俺の隣りでは、休憩に入ったアマンダさんが美味しそうな声を出しながら俺のどこかに口を押し付けるようにして頭を上下させている。正直、めちゃくちゃに気持ちいい。
……ぬぷぷぷ♡
「……あっ♡……入ったぁ♡……奥ぅ♡……届く♡」
何かが硬くなったことに嬉しそうな顔をしたアマンダさんが俺と向かい合うようにして上にまたがると、体を落としたあとにゆさゆさとお尻を振り始める。
生温かくてヌルヌルした何かが、俺の一部をねっとりと包み込んで前後に動いていった。
「……あぁぁぁぁん♡……下から♡……突いたら♡……らめぇ♡……ん゛っ♡……あ゛っ♡……イグぅ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
俺が自分の体を動かすと、俺の肩に両手でしがみつきながらアマンダさんがゾクゾクと体を丸めて気持ちよさそうな声を出す。
俺の異世界のんびりスローライフ計画が、ようやく始まった。
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男女比1対5000世界で俺はどうすれバインダー…
アルファカッター
ファンタジー
ひょんな事から男女比1対5000の世界に移動した学生の忠野タケル。
そこで生活していく内に色々なトラブルや問題に巻き込まれながら生活していくものがたりである!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。