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第4章
第55話 新たな旅路での出会い
俺は今、のんびりと街道を馬車で進んでいる。
ダンジョン管理も一段落し、その後の計画を仲間たちにまかせた俺は、異世界観光旅行の続きをすることにしたのだ。
俺の仲間になった女の子たちは、宿屋の管理やダンジョン製作のために向こうに残っている。今の俺は、自由な一人旅を続けていた。
そんな俺の旅路に、新たな出会いが起きる。
「ありがとうございます!」
ドルチアーノ王国という新たな国でのんびり旅をしている道中に、野盗に襲われていた女の子二人組みを助けたのだ。
俺に向かって深く頭を下げながら、お礼の言葉を言っているのがアンヌちゃん。
アンヌちゃんは身長150センチメートルほどの体に赤いロングヘアーを伸ばして、青い瞳がクリクリとしているかわいい女の子だ。
そんなアンヌちゃんは黒いメイド服の格好をしており、彼女が誰かの従者としてこの場所にいることがうかがえる。
彼女が着ているメイド服には、まだ成長途中だと思われるEカップほどの胸がプルンとふくらんでおり、いまは16歳だと教えてくれるアンヌちゃんの頬に残る素朴なそばかすと合わさることで、抜群の破壊力を誇っていた。
「危ないところを、ありがとうございました!」
そして、アンヌちゃんと同じく俺に感謝の言葉を伝えてくれているもう一人の女の子が、マルグリットちゃん。
マルグリットちゃんは身長150センチメートルほどの体に、きれいな金色のロングヘヤーと澄んだ青色の瞳をした、お人形さんのようにかわいい15歳の女の子だ。
彼女が身につけているセーラー服のような水色のワンピースと胸元にふくらむCカップくらいの双丘が合わさることで、この世に極上の清涼感を生み出している。
そんなマルグリットちゃんが着ている服の上質さと、彼女の髪にかざられた水色の髪飾りの質の良さから、マリグリットちゃんがどこか身分の高い家柄出身であることが簡単に推察できた。
「実は私たち、とある目的で旅をしていまして……」
そして彼女たちは、自分たちがイスタリア王国の貴族であるという身分を明かしながら、俺に対して丁寧な態度で目的地まで護衛をしてくれないかと依頼をしてくる。
どうやら彼女たちは、ドルチアーノ王国にあるマルグリットちゃんの許嫁の家に向かう途中で、野盗に襲われてしまったようだ。
「俺がその街まで、馬車で送るよ」
「いいんですか!?ありがとうございます!」
野盗の襲撃によって馬車を破壊されてしまった彼女たちに俺は、目的の街まで送るという提案を返す。すると彼女たちは、ホッとした様子で俺に対してお礼の言葉を言っていた。
そして馬車を走らせながら詳しく事情を聞くと、今まで護衛として自分たちを守ってくれていた男たちが、急に野盗たちと合流をして寝返ってしまったという状況を教えてくれた。
(なんだか、きな臭いな……)
俺はマルグリットちゃんとアンヌちゃんの話を聞きながら、そんなことを思う。
理由は、俺が撃退した野盗たちが妙にきれいな身なりをしていて、統率もまるで軍隊のようにとれていた集団だったからだ。
異世界辞典
野盗(エルドス帝国兵士が偽装中)
さらに俺が野盗たちの正体を調べようと異世界辞典のスキルを使った際、彼らはエルドス帝国の兵士が野盗に偽装した集団だと表示されていた。
どうやら、マルグリットちゃんとアンヌちゃんは、なにかの事件に巻き込まれてしまっているらしい。
こんなにもかわいい女の子二人組が、怪しい事件に巻き込まれて不幸になるなんて絶対に許せない。
そう思った俺は、彼女たちを護衛しながら目的地まで送ることを提案したのだ。
きままな一人旅だ。目的地などない。せっかくだし、かわいい女の子たちと一緒に旅をすれば、俺の気分が盛り上がる。そういう目的もあった。
理由は、俺は女の子が大好きだからだ。
「今日は、この宿屋に泊まろうか」
「はい!」
そして街道に馬車を走らせた俺たちは道中の街に立ち寄ると、今日の宿屋に泊まることにする。続きの移動は、明日になってからだ。
ちなみに、宿屋の料金はぜんぶ俺持ちである。彼女たちもお金を払いたそうにしているが、野盗から逃げるときに、目くらましのためにお財布の中身を派手にばらまいてしまったために今は無一文らしい。
金貨を地面にばらまいても野盗たちは目もくれずにマルグリットちゃんたちを追いかけ続けてきていて、すごく不思議だったそうだ。
目的地に到着したら必ずお礼をすると伝えている彼女たちの言葉を聞きながら、俺は宿屋にお金を前払いする。
俺は一人部屋。マルグリットちゃんとアンヌちゃんは二人部屋。部屋の組み合わせはこうだ。さすがに眠るときにも、彼女たちと一緒というわけにはいかない。
――トントン
「はーい」
「アンヌです。アマネさん。起きてますか?」
しかし、夜遅くになると、俺の部屋にアンヌちゃんが訪ねてきた。こんな時間に、いったいなんのようだろう。
「どうしたの?アンヌちゃん?」
「あの、今日のお礼をと思いまして……」
俺が疑問を浮かべながらドアを開けると、薄いネグリジェ姿になったアンヌちゃんが頬を赤らめながら俺の部屋の前に立っていた。
昼間の素朴な印象の彼女とは違い、夜になった彼女はすごくセクシーである。
どうやら彼女は、俺に今日のお礼をしたいらしい。
俺はアンヌちゃんの言葉に従って彼女を部屋に招待すると、そのまま彼女の話を聞くことにした。
そして詳しく話を聞くと、アンヌちゃんはマルグリットちゃんの家に代々仕える家系の出身だということを教えてくれる。
遠い異国の地で護衛たちに裏切られて孤立してしまった彼女は、どんなことをしてでも、マルグリットちゃんのことを守りたいとのことだった。
一応、スキルで確認をしているが、アンヌちゃんはまったく嘘をついてはいない。
どうやら、マルグリットちゃんを守りたいという、彼女の思いは本物のようだ。
そしてアンヌちゃんは、野盗の集団を簡単に一人で撃退してしまう俺をなんとしてでも味方に引き込みたいようだった。
俺は、真剣に自分の気持ちを語るアンヌちゃんの姿を見て、彼女の気持ちを素直に受け取ることにする。
「俺が絶対に、目的地まであなたたちを送り届けますから、安心してください」
そして俺は寝間着姿で不安そうな顔をしているアンヌちゃんに、俺が目的地まで責任をもって護衛を務めると宣言するのである。
「ありがとうございます!」
そんな俺の宣言を聞いて、不安に涙を浮かべていたアンヌちゃんが安心したように笑っていた。
「そ、それでは、お礼についてですが……」
そしてオドオドと緊張しながらも、アンヌちゃんが謝礼についての話題を持ち出す。
……
……
……
……ジュルぅぅぅっ♡……グジュルぅぅぅっ♡……ムチュぅっ♡
「……男の人には♡……こうするのが♡……一番のお礼だと♡……聞いています♡……ムチゅぅ♡……ムチゅぅ♡」
俺はなにも遠慮することなく、アンヌちゃんからの、とあるお礼を受け取っていた。
……くぱぁ♡
「……初めてですが♡……お好きにお使いくださいませ♡」
そばかすの残った素朴な頬を恥ずかしそうにピンク色に染めたアンヌちゃんが、うるんだ瞳で俺を見つめている。
……
……
……
……にゅううううん♡
「……わたし♡……アマネさんに♡……大人にされちゃった♡」
……ヌプぅ♡……ヌプぅ♡
「……あっ♡……あっ♡……んっ♡」
……
……
……
――グヂュっ♡――グヂュっ♡――グヂュっ♡
「……あぁぁぁぁぁんっ♡……なにこれぇ???……すっごい♡……こんなの!!!……知らないぃぃぃ!!!――っ♡――っ♡」
こうして旅の途中で、俺に新たな出会いが生まれたのであった。
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