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第4章
第58話 とある少女の回想3
マルグリット視点
「マルグリットちゃん、起きてる?」
「……ひゃぁ!!!」
ある日、寝たふりをしながらアマネさんとアンヌの秘密をのぞき見し終わったあとに、静まり返った馬車の中で私はアマネさんから声をかけられました。
先程までアマネさんと乱れていたアンヌは、いまは力つきたようにスースーと寝息を立てて眠ってしまっています。今日の行為は一段と激しく、抑えきれなくなったアンヌの声が、すっごく大きく馬車の中に響き渡っていました。
「……アマネさん♡……だ、ダメですぅ♡……っ♡……あっ♡」
そして寝たふりを続ける私のベッドの中に、アマネさんがモゾモゾと潜り込んできてしまいます。
突然のできごとにおどろいた私は彼を押し返そうとしますが、先程までアンヌがしていたように私もアマネさんを受け入れてみたいという欲望によって、そのまま無抵抗で彼をベッドに受け入れてしまいました。
でも、許嫁がいる身である私は、絶対に純潔を守らなければなりません。
しかし、アンヌが彼としていたことと同じことをしたら、私はどれくらい気持ちよくなることができるのだろう。
そう妄想をしてしまった私の心を誘惑するようにして、アマネさんの魔力がゆっくりと私の中に侵入してきています。
貴族として純潔を守らなくてはならないのに、私の心から次々とあふれ出てくる欲望が止まりません。
そして私の意識の中はあっというまに、すっごく気持ちよくてふわふわするアマネさんの魔力に包み込まれてしまいました。
私の目の前が一気にピンク色に染まり、私の頭の中が、気持ちよくなることだけしか考えられなくなっていきます。こんなこと、初めての経験でした。
……クチュ♡クチュ♡クチュ♡
「……んっ♡……くぅぅぅぅぅっ♡……ふっ♡……あっ♡」
(……貴族の♡……淑女は♡……こんなことしちゃ♡……いけないのに♡……これ♡……すっごい♡……気持ちいいよぉぉぉ♡)
私の体の中でアマネさんの魔力がゆらゆらと揺らめいていくと、私の全身に、ドロッとした種類の快感が一気にぶわりと広がっていきます。
その全身の魔力を内側からトロトロにいじくり回されているような極上の気持ちよさによって、私の全身がビクンビクンと勝手に跳ね始めました。
こんな淫らではしたない行為はいますぐにやめなければならないのに、信じられないくらいに興奮してしまった私の心がもうそれを止めてくれません。
暴走してしまった私の心が、もっともっと気持ちよくなりたいという欲望を奥底から蜜のようにトロトロと甘く搾り出しながら、私の体をさらに無抵抗に変えていきます。
そして気持ちよくなりすぎてしまった私の全身がふにゃりと脱力しきり、私はまったく身動きがとれなくなっていました。
私はもう、アマネさんにされるがままなのです。
私が許嫁としてベッケンバウム家に嫁ぐというのは、イスタリア王国とドルチアーノ王国の両国の未来のために大切なのこと。その義務のために、私は清い身を維持しなければなりません。
それなのに、私の心からは、国のために貴族として、自分の身を犠牲にしなければいけないという義務感が少しずつ消えていきました。
その代わりに、私の心のすべてを上塗りするような形で生まれでてきたのは、純粋にもっと気持ちよくなりたいという感情。
(……純潔を守れば♡……魔力リンクだけだったら♡……ばれないし♡……大丈夫だよね♡)
……クチュル♡……ムチュぅ♡……ムチュっ♡
「……あっ♡……んっ♡……もっと♡……気持ちよくして♡」
ついに心が流された私は、はしたなくも同じベッドの中に潜り込んだアマネさんの体に抱きつきながら、もっと魔力をかき回してほしいとおねだりしてしまいます。
許嫁として嫁ぐためにはこの体の純潔を守らなければなりませんが、魔力だけだったらきっと大丈夫。理性が外れてしまった私の心が、そう言い訳を始めます。
ただ、もっと気持ちよくなりたいという感情に従って行動しているだけなのに、その欲望が、私の心をグチャグチャに壊していきました。
私の心が、知らない世界に堕ちていくのがわかります。
……ニ゛ジュゥ♡……ヂュク♡……ヂュク♡……ヂュク♡
「……ひゃぁぁんっ♡……んふぅぅぅ♡……んっ♡……あっ♡……イクぅ♡」
ヒク♡ヒク♡ヒク♡
魔力秘孔が痙攣を起こし、私の全身がヒクヒクと震える心地いい魔力解放の中で、アマネさんが私にとある提案をしてきます。
なにやらアマネさんの故郷には、純潔を守りながらでも女の子がすごく気持ちよくなれる方法があるそうなのです。
……クヂュ♡……ニ゛ジュ♡……ムチュぅ♡
「……それ♡……するぅ♡……もっと♡……私を♡……気持ちよくして♡」
すでに知らない快楽によって頭の中をしあわせなトロトロでいっぱいにされていた私は、イケナイ世界に堕ちるようにしてその方法を彼に教えてもらうことにしました。
アマネさんいわく、もう一つの場所を使うとのことですが、彼が言っている意味がよくわからなかった私は、気持ちよく揺らめく意識の中で、彼のなすがままにされることを選んでしまいます。
……にゅううううううん♡
「――ひゃぁぁぁんっ♡――そんなところぉ♡――らめぇ♡――っ♡――あ゛っ♡」
……ヂュぷぅ♡……ヂュぷぅ♡
「……どうしよう♡……わたし♡……こんなに♡……はしたない場所で♡……気持ちよく♡……なっちゃ♡……うっ♡……あっ♡……んっ♡」
……
……
……
……ぢゅぷっ♡……ぐぷぅっ♡……くぷっ♡……グヂュルっ♡
「――なにこれぇっ♡――こんなのっ♡――知らないっ♡――頭の中ぁっ♡――イケナイ場所でぇ♡――溶かされちゃうっ♡――あっ♡――そんな♡――はしたないのにぃ♡――わたしっ♡――どうしよう♡――イクっ♡」
ガク♡ガク♡ガク♡
初めは怖かったけど、私は、アマネさんにすっごく気持ちいいコトを教えてもらいました。
そうして私は純潔を失うことなく、アンヌに隠れてする、アマネさんとの気持ちいい関係に溺れていくことになります。
その後、私たち三人の秘密の関係は、メヴェールの街にたどり着くまで続いてしまったのです。
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