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おまじないと抱き枕 前 〚葵〛
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いつも通り残り物を食べ、後片付けをして部屋に戻った。
まだ制服のままだけど、お風呂のときに着替えればいいや。
時刻は21時すぎ。いつも23時すぎにお風呂だから、まだ結構時間がある。
荷物はちょっとずつ運べばいいと言われてるけど、あんまり何回も取りに来るのも面倒だから、今のうちにまとめてしまおう。
幸い、小さな部屋に持っていくようなものはほとんどない。
学校関連のものを除けば、数枚の服とじいちゃんの写真とカメラと…………。
(あれ…?ない。)
ほとんど唯一の私物と言ってもいい、志摩とのやりとりを貼ったノート。
恋としては悲惨な散り方をしたけれど、あのやりとりは何度も読み返していた。
大事なカメラと一緒に、この部屋にひとつしかない棚に入れておいたのに。
最後に見たのはいつだっけ、テスト週間は勉強に集中してたから、その前?
「ノートなら、捨てたよ。」
後ろから投げつけられた冷ややかな声に驚いて振り返る。
声だけは似ていると言われるのに、知らない誰かの声みたいだ。
俺とはまったく似ていない美しい顔立ちが、憎々しげに歪んでいる。
―――茜。
どう、して…………という言葉は勝手に口から零れ出た。
「だって、いらないでしょ?あーあしまったな、あんなん持ってるからてっきり志摩狙いだと思ってたのに。本命は早苗だったなんて。」
わざとらしく肩を竦めるけど、目が笑っていない。
いつかのあの日みたいに、ぎらぎらと強く俺を射すくめる。
―――こわい。
剣呑に細められた焦げ茶の瞳。
気圧されるようにじりりと後ずされば、足にベッドが当たった。
元物置の狭い部屋だ。もう、逃げ場もない。
からからの喉からなんとか茜の名前を絞り出すけど、掠れて小さな声しか出なかった。
一歩一歩近づいてきた茜が、ぐっとシャツの襟を掴む。
そして、何かに驚いたように大きく目を見開いて、舌打ちをして。
力まかせにベッドに突き飛ばされた。
「いっ……………!!!」
衝撃に目をつぶった途端首にぎりぎりと噛みつかれて、あまりの痛さに悲鳴が漏れる。
なんで、なにが、どうして、
いたい、
やだ、あかね、
情けなく涙声で訴えたら、茜があははと笑い声を立てた。
楽しそうな、けどひどく冷たい、笑い声。
「大人しくしてなよ、オニイチャン。………どうせ処女じゃないんだ、ひとりもふたりも一緒だろ?」
びっ、と胸元で音がする。
ぶちっ、というのはボタンが飛んだ音か。
のしかかられて、片手で肩を押さえつけられて。
もう片手で、服を剥いでいるのか。
―――くそ、早苗、見せつけやがって、
そんな言葉と共に、首筋の噛まれたところをれろりと舐めあげられて鳥肌が立つ。
―――さなえ。早苗。……………ゆうき。
『おまじない。』
『練習のこと、覚えてる?』
『ぜったい、わすれないでね。』
頭の中に低い声が響いて、それに導かれるまま茜の手を掴んだ。
小指だけを掴んで思い切り逆さにねじり上げて、無我夢中でのしかかる体を蹴り上げて。
「―――っ、あおいっ!」
まとめた荷物も何も持たず、無惨な制服姿のまま走り出した。
叫び声が後ろから追いかけてくるけど、振り切るように逃げて。
財布はない。けど、携帯がある。
とりあえずバスに飛び乗って、侑生に連絡して。
『何かあったら、迷わずおいで。』
耳元で、優しい声がよみがえる。
ただそれだけを便りに、夜闇の中を駆け抜けた。
✢
ちょうどよく来たバスに飛び乗って、携帯を開いた。
連絡を取ろうとして、かたかたと手が震えていることに気づく。
とても文字を打つことなんてできずに、誰も乗っていないのをいいことに電話をかけた。
「あおい?」
わずか1コール。
それだけで出てくれた侑生に、耳元で聞こえる優しい声に、ぶわっと涙が溢れ出す。
声なんて、出せない。
歯がかちかちと鳴って、目からは滂沱の涙がこぼれて。
「あおい。落ち着いて。今バスだね?停留所で待ってるから。」
なんで、何も言わなくてもわかってくれるんだろ。
そしてなんで、電話も切らないでいてくれるんだろ。
電話の向こうでごそごそ動いている気配がするし、片手だと色々動きにくいのに。
なのに、きっと俺のために、切らないでいてくれてる。
―――あおい。大丈夫。
そこに怖いものはないし、ちゃんとバスが俺のところに運んでくれる。
俺の家に来たら、ホットミルクを出すよ。
はちみつを多めにいれて、うんと甘くしたやつね。
お茶請けにチョコレートもつけようか。あとは―――
優しい言葉が耳に溶けていく。
大丈夫。なんども繰り返されるその言葉に、がちがちになっていた身体がほどけて。
少しずつ、感覚が戻ってきて。
ずっとずっと侑生の声しか聞こえてなかった耳が、周囲の音を拾った。
ゆっくりとバスが減速して、アナウンスが学校のひとつ前の停留所を告げる。
いつの間にそんなに経ったんだろう。
次のバス停で、もう侑生は待ってるのかな。
窓の外に目を凝らすけど、涙でにじんでよく見えない。
泣きすぎて痺れた手で目をこすろうとして、―――その手が掴まれた。
「あおい。」
ふわっと笑った侑生に、落ち着きかけていた涙がまた溢れ出す。
あたたかい胸に自分から飛び込めば、侑生は何も言わずに抱きしめてくれた。
✢
「―――落ち着いた?」
あたたかい部屋。
あまいホットミルク。
指からじんわりと伝わる温かさにこくりと頷けば、侑生がくしゃりと顔を歪めた。
どこか痛みを堪えるような表情のまま出ていって、濡れタオルと箱を持って帰ってくる。
温かいタオルを手渡されて顔を拭くように言われて。
言われるがままに動いたら、俺の前に侑生がしゃがみこんだ。
「………ここ。血が出てる。手当てしてもいい?」
自分の首元を指差して、じっと見つめて聞いてくる。
そういえば、めちゃくちゃに噛まれて痛かった。
自分では見えないし、見るのも怖い。
間近にあった、ぎらぎらとした瞳とか。
押さえつけられて、のしかかられた重みとか。
ひどく冷たく、嗤う声とか。
恐怖がまざまざと蘇ってきて、また身体が震え出して―――ぽん、と頭に手が置かれた。
何度か軽く頭を叩いて、わしゃりと髪をかき混ぜる。
大きな手。
あたたかくて、優しくて。
―――触るね。ちょっと滲みるよ。
囁くようにそう伝えられて、頭が傾けられた。
力を抜いて頭を預けると、首筋に冷たい液体がかかる。
消毒液だろうか、確かに滲みる。
―――だから、これは、滲みたせい。
涙が溢れて止まらないのも。
それがやけに熱いのも。
✢
てきぱきと手当てをしてくれた侑生が寝間着も貸してくれて、それにもそもそと着替えた。
泣きすぎて瞼が腫れぼったいし、頭はがんがんするし、手足も痺れている感じがする。
―――なんで、あんなことになったんだろう。
またじわっと涙が浮かんできて、慌てて目をしばたいた。
涙腺がおかしくなっていて、まともに考えることも難しい。
情けなくてくちびるを噛んだら、ふわーぁとわざとらしい欠伸の音。
ベッドに乗っかった侑生が、脇に佇む俺の服をつんつんと引っ張る。
「……………ねぇ、だきまくらくん。俺そろそろ眠たいなぁ。」
抱き枕がないと、寝れないんだけどな?
そんなふうに茶目っ気たっぷりに笑う侑生につられて思わず笑いがこぼれた。
そんな、子供じゃないんだから。
こんなに大っきいくせに、困ったひとだ。
ぐいっと引っ張られて、布団の中に引きずり込まれて、抱きかかえられるまでわずか3秒。
ぎゅうっと背中から抱きしめられて、前に回った手が俺の手を掴む。
大きさを確かめるみたいに重ねてから、指を絡めて握りしめて。
「―――おやすみ、だきまくらくん。」
またひとつわざとらしい欠伸をしてから、侑生がまた一段とくっついてくる。
首筋にあたる髪がくすぐったい。
―――ああ、ここは、大丈夫だ。
なんでああなったのか。
茜は何がしたかったのか。
そんなことは何もわからないし、何も解決だってしてないけど。
ここにいたら、怖いことはない。
無性に安心して身体の力を抜けば腫れぼったい瞼が重くなってきて。
それに逆らわずに目を閉じる。
大きい手を抱きしめるみたいに胸に抱え込めば、そこが少しあたたかくなった。
まだ制服のままだけど、お風呂のときに着替えればいいや。
時刻は21時すぎ。いつも23時すぎにお風呂だから、まだ結構時間がある。
荷物はちょっとずつ運べばいいと言われてるけど、あんまり何回も取りに来るのも面倒だから、今のうちにまとめてしまおう。
幸い、小さな部屋に持っていくようなものはほとんどない。
学校関連のものを除けば、数枚の服とじいちゃんの写真とカメラと…………。
(あれ…?ない。)
ほとんど唯一の私物と言ってもいい、志摩とのやりとりを貼ったノート。
恋としては悲惨な散り方をしたけれど、あのやりとりは何度も読み返していた。
大事なカメラと一緒に、この部屋にひとつしかない棚に入れておいたのに。
最後に見たのはいつだっけ、テスト週間は勉強に集中してたから、その前?
「ノートなら、捨てたよ。」
後ろから投げつけられた冷ややかな声に驚いて振り返る。
声だけは似ていると言われるのに、知らない誰かの声みたいだ。
俺とはまったく似ていない美しい顔立ちが、憎々しげに歪んでいる。
―――茜。
どう、して…………という言葉は勝手に口から零れ出た。
「だって、いらないでしょ?あーあしまったな、あんなん持ってるからてっきり志摩狙いだと思ってたのに。本命は早苗だったなんて。」
わざとらしく肩を竦めるけど、目が笑っていない。
いつかのあの日みたいに、ぎらぎらと強く俺を射すくめる。
―――こわい。
剣呑に細められた焦げ茶の瞳。
気圧されるようにじりりと後ずされば、足にベッドが当たった。
元物置の狭い部屋だ。もう、逃げ場もない。
からからの喉からなんとか茜の名前を絞り出すけど、掠れて小さな声しか出なかった。
一歩一歩近づいてきた茜が、ぐっとシャツの襟を掴む。
そして、何かに驚いたように大きく目を見開いて、舌打ちをして。
力まかせにベッドに突き飛ばされた。
「いっ……………!!!」
衝撃に目をつぶった途端首にぎりぎりと噛みつかれて、あまりの痛さに悲鳴が漏れる。
なんで、なにが、どうして、
いたい、
やだ、あかね、
情けなく涙声で訴えたら、茜があははと笑い声を立てた。
楽しそうな、けどひどく冷たい、笑い声。
「大人しくしてなよ、オニイチャン。………どうせ処女じゃないんだ、ひとりもふたりも一緒だろ?」
びっ、と胸元で音がする。
ぶちっ、というのはボタンが飛んだ音か。
のしかかられて、片手で肩を押さえつけられて。
もう片手で、服を剥いでいるのか。
―――くそ、早苗、見せつけやがって、
そんな言葉と共に、首筋の噛まれたところをれろりと舐めあげられて鳥肌が立つ。
―――さなえ。早苗。……………ゆうき。
『おまじない。』
『練習のこと、覚えてる?』
『ぜったい、わすれないでね。』
頭の中に低い声が響いて、それに導かれるまま茜の手を掴んだ。
小指だけを掴んで思い切り逆さにねじり上げて、無我夢中でのしかかる体を蹴り上げて。
「―――っ、あおいっ!」
まとめた荷物も何も持たず、無惨な制服姿のまま走り出した。
叫び声が後ろから追いかけてくるけど、振り切るように逃げて。
財布はない。けど、携帯がある。
とりあえずバスに飛び乗って、侑生に連絡して。
『何かあったら、迷わずおいで。』
耳元で、優しい声がよみがえる。
ただそれだけを便りに、夜闇の中を駆け抜けた。
✢
ちょうどよく来たバスに飛び乗って、携帯を開いた。
連絡を取ろうとして、かたかたと手が震えていることに気づく。
とても文字を打つことなんてできずに、誰も乗っていないのをいいことに電話をかけた。
「あおい?」
わずか1コール。
それだけで出てくれた侑生に、耳元で聞こえる優しい声に、ぶわっと涙が溢れ出す。
声なんて、出せない。
歯がかちかちと鳴って、目からは滂沱の涙がこぼれて。
「あおい。落ち着いて。今バスだね?停留所で待ってるから。」
なんで、何も言わなくてもわかってくれるんだろ。
そしてなんで、電話も切らないでいてくれるんだろ。
電話の向こうでごそごそ動いている気配がするし、片手だと色々動きにくいのに。
なのに、きっと俺のために、切らないでいてくれてる。
―――あおい。大丈夫。
そこに怖いものはないし、ちゃんとバスが俺のところに運んでくれる。
俺の家に来たら、ホットミルクを出すよ。
はちみつを多めにいれて、うんと甘くしたやつね。
お茶請けにチョコレートもつけようか。あとは―――
優しい言葉が耳に溶けていく。
大丈夫。なんども繰り返されるその言葉に、がちがちになっていた身体がほどけて。
少しずつ、感覚が戻ってきて。
ずっとずっと侑生の声しか聞こえてなかった耳が、周囲の音を拾った。
ゆっくりとバスが減速して、アナウンスが学校のひとつ前の停留所を告げる。
いつの間にそんなに経ったんだろう。
次のバス停で、もう侑生は待ってるのかな。
窓の外に目を凝らすけど、涙でにじんでよく見えない。
泣きすぎて痺れた手で目をこすろうとして、―――その手が掴まれた。
「あおい。」
ふわっと笑った侑生に、落ち着きかけていた涙がまた溢れ出す。
あたたかい胸に自分から飛び込めば、侑生は何も言わずに抱きしめてくれた。
✢
「―――落ち着いた?」
あたたかい部屋。
あまいホットミルク。
指からじんわりと伝わる温かさにこくりと頷けば、侑生がくしゃりと顔を歪めた。
どこか痛みを堪えるような表情のまま出ていって、濡れタオルと箱を持って帰ってくる。
温かいタオルを手渡されて顔を拭くように言われて。
言われるがままに動いたら、俺の前に侑生がしゃがみこんだ。
「………ここ。血が出てる。手当てしてもいい?」
自分の首元を指差して、じっと見つめて聞いてくる。
そういえば、めちゃくちゃに噛まれて痛かった。
自分では見えないし、見るのも怖い。
間近にあった、ぎらぎらとした瞳とか。
押さえつけられて、のしかかられた重みとか。
ひどく冷たく、嗤う声とか。
恐怖がまざまざと蘇ってきて、また身体が震え出して―――ぽん、と頭に手が置かれた。
何度か軽く頭を叩いて、わしゃりと髪をかき混ぜる。
大きな手。
あたたかくて、優しくて。
―――触るね。ちょっと滲みるよ。
囁くようにそう伝えられて、頭が傾けられた。
力を抜いて頭を預けると、首筋に冷たい液体がかかる。
消毒液だろうか、確かに滲みる。
―――だから、これは、滲みたせい。
涙が溢れて止まらないのも。
それがやけに熱いのも。
✢
てきぱきと手当てをしてくれた侑生が寝間着も貸してくれて、それにもそもそと着替えた。
泣きすぎて瞼が腫れぼったいし、頭はがんがんするし、手足も痺れている感じがする。
―――なんで、あんなことになったんだろう。
またじわっと涙が浮かんできて、慌てて目をしばたいた。
涙腺がおかしくなっていて、まともに考えることも難しい。
情けなくてくちびるを噛んだら、ふわーぁとわざとらしい欠伸の音。
ベッドに乗っかった侑生が、脇に佇む俺の服をつんつんと引っ張る。
「……………ねぇ、だきまくらくん。俺そろそろ眠たいなぁ。」
抱き枕がないと、寝れないんだけどな?
そんなふうに茶目っ気たっぷりに笑う侑生につられて思わず笑いがこぼれた。
そんな、子供じゃないんだから。
こんなに大っきいくせに、困ったひとだ。
ぐいっと引っ張られて、布団の中に引きずり込まれて、抱きかかえられるまでわずか3秒。
ぎゅうっと背中から抱きしめられて、前に回った手が俺の手を掴む。
大きさを確かめるみたいに重ねてから、指を絡めて握りしめて。
「―――おやすみ、だきまくらくん。」
またひとつわざとらしい欠伸をしてから、侑生がまた一段とくっついてくる。
首筋にあたる髪がくすぐったい。
―――ああ、ここは、大丈夫だ。
なんでああなったのか。
茜は何がしたかったのか。
そんなことは何もわからないし、何も解決だってしてないけど。
ここにいたら、怖いことはない。
無性に安心して身体の力を抜けば腫れぼったい瞼が重くなってきて。
それに逆らわずに目を閉じる。
大きい手を抱きしめるみたいに胸に抱え込めば、そこが少しあたたかくなった。
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