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一日の終わり
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目覚めてから随分と長い時間が経過したように思う。
時間が流れる感覚が元の世界と同じかどうか、それすらそもそも謎ではあるが。
本当に一日が長いのか、それとも短いのか……。
一日が24時間という感覚が染み付いているせいか、今の時刻をつい何時くらいだろうかと推測してしまう。
長年、時間という概念に縛られて生活してきた性というやつだろう。
背丈よりだいぶ高い砂時計を前にそんなことを考える。
中の砂が全て落ち、反転すると次の一日が始まるのだという。
つまり、この世界においても時間という考え方自体は存在するってことだ。
分刻みに拘束される現代日本のそれとは違って、だいぶアバウトな感じのようだが。
そう多くない残りの砂が流れる様子を見つめながら、どういう仕組みで反転するのかと思案していると胃の不快感でそれどころではなくなった。
久しぶりの食事を摂った事により、ひ弱な俺の胃が悲鳴をあげている。
スープとこぶし大のパンを食べただけでこの有様とは。
胃薬があるならば今すぐ流し込みたい気分だ。
「まだ苦しそうな顔してますけど、大丈夫ですか?」
膝に手を着きぐったりとしている俺を心配そうな顔で覗き込むセリカ。
「あぁ、大丈夫だ。 歩いたせいで少し胃が気持ち悪くなっただけだ」
ここは二階へと続く階段の途中に設けられた踊り場。
その踊り場の真ん中に砂時計が鎮座している。
俺が歩みを止めたのは、この巨大な砂時計とにらめっこをするためではない。
このまま歩き続けて、ゲロを撒く訳にはいかないので立ち止まったに過ぎない。
「もう少し休んでいきましょうか?」
うなだれる俺の顔の位置に合わせる様に、セリカが更に前屈みになって尋ねてくる。
あの、セリカさん、……顔の前に谷間がくるので立ち上がって下さい。
「このまま砂が落ちていくのをただ見ていても仕方ないしな、戻るとしよう」
視線の先を悟られたくない俺は地面へと視線を落とした。
幾何学模様の装飾が施された光沢ある床が目に映る。
次々と分泌されていく胃液達に抗うべく気力を振り絞り、今日俺が目覚めた部屋へと歩を進めた。
一日で二度もリバースしそうになるとは……。
「……やっと着いたか」
ようやく部屋に戻れたことによる安堵と、常日頃からの体力の無さから、俺は椅子にもたれかかりながら肩で息をする。
胃のむかつきは多少マシになり、内容物が昇降運動を繰り返すことは無くなった。
「本当に広い建物ですよね。 お疲れでしょうし、早く就寝しましょう」
椅子に支えられた俺に爽やかな表情でセリカがそう提案した。
ともあれ、この部屋はなんとなく安心出来る気がする。
目を覚ました俺が最初に見た場所ということもあるが、無駄に豪華な調度品が存在しないからだろうか。
キングサイズかというデカさのベッドは気になるが、その他にはテーブルと椅子が置かれているだけだ。
常日頃、六畳一間で寝起きしている身としては、この贅沢すぎる空間の使い方に思うところはあるが、規格外なスケールのこの神殿の中では比較的簡素な部屋なのだろう。
「まさかとは思うが、その……、一緒に寝る訳じゃないよな?」
呼吸の落ち着きを取り戻した俺は、身を預けていた椅子に座り直してからセリカに疑問を投げかける。
「もちろんそのつもりですけど、何か問題でもありますか?」
あの、普通に考えて問題しかないと思うんですが。
さも当然のように言われ、一瞬思考が停止した。
「昨日も一昨日もそうでしたよ」
……そなた、唐突に何を申すか。
そんなカミングアウトは聞きたくなかったです。
つまり、全裸状態の俺と二晩同じベッドで過ごしたという事なんですが。
「それに今まで何度も一緒に寝屋を共にしてきたじゃないですか」
あの、セリカさん、いやらしい言い方してるけど、……それただの車中泊です。
「いや、あれだ、昨日、一昨日そういう事実があったとして、それは不可抗力であって俺は全力で覚えてないというか……」
「いやらしいことして捕まった人って、大体そういう言い逃れするんですよね?」
弁明する俺にボソっとそう投げかけるセリカ。
おい、どこでそんな知識を手に入れた?
「ごめんなさい、困らせてしまいましたね」
何故か言い訳をするように言い淀んでしまった俺を見て、口元を押さえクスクスと笑うセリカ。
「冗談ですっ」
本日三度目のこのくだり。
またもや例の、ウインクしながら人差し指を口に沿える仕草をする。
何度見てもあざといとしか言いようが無いポーズだが、そんな彼女に小悪魔的な魅力を感じずにはいられなかった。
しかしネタばらしするまで、本気で言っているとしか思えないところが非常に心臓に悪い。
「私はこの机にうつ伏せて寝てましたから安心して下さい。 なので、同じベッドで寝るのは特別な日にとっておきますねっ」
俺の目の前にある机をツーっと撫でながら言う。
何がなのでなのかは理解出来ないし、特別な日も引っかかるが、……ひとまず一緒の布団で夜を明かしたという事実は無いようで一安心。
薄々感じてはいたが、俺が目覚めるまで付きっきりでいてくれたようだ。
そんな姿勢じゃろくに熟睡出来なかっただろう……。
「ずっと診ていてくれたんだな、……ありがとう」
彼女の自分を顧みない健気さに、俺は報いることが出来るのだろうか。
人の想いに応えたいなんて発想が脳裏に浮かんできた事に自分自身で驚いてしまった。
「私がそうしたかっただけですから、そんな顔しないで下さい。 それにご主人さまを見守るのは私の特権ですから」
「すまない、感謝を伝えるような表情じゃなかったな……」
無感情に過ごしてきた反動か、こういう時に自分がどんな顔をすれば良いのかわからない。
恐らく、俺の表情には困惑の色が浮かんでいたのだろう。
「それに、これからは見守るだけじゃないですから、覚悟して下さいねっ」
満面の笑みを浮かべてそう言うと、セリカはくるっと向きを変えてドアに向かって歩きだした。
覚悟って、一体何をするつもりなんだ……。
「おやすみ、また明日な。 ……それと、改めてこれからもよろしく」
俺は座ったままで、ドアを開けるセリカに声を掛けた。
「おやすみなさい、明日のデート、楽しみにしてますね。 私は隣の部屋で寝ますから寂しくなっても忍び込んじゃダメですよ」
ドアの向こうで手を振るセリカに小さく手を振り返し見送る。
考えなければいけないことは山のようにあるのだが、疲労が思考を上回った。
俺は重い身体をなんとか立ち上がらせると、そのまま倒れるようにベッドへと身を預ける。
ベッドに沈み込む身体を覆う柔らかな羽毛布団の感触に、すぐに眠りの世界へと誘われそうだ。
こうして見知らぬ世界での長い一日は終わりを告げた。
時間が流れる感覚が元の世界と同じかどうか、それすらそもそも謎ではあるが。
本当に一日が長いのか、それとも短いのか……。
一日が24時間という感覚が染み付いているせいか、今の時刻をつい何時くらいだろうかと推測してしまう。
長年、時間という概念に縛られて生活してきた性というやつだろう。
背丈よりだいぶ高い砂時計を前にそんなことを考える。
中の砂が全て落ち、反転すると次の一日が始まるのだという。
つまり、この世界においても時間という考え方自体は存在するってことだ。
分刻みに拘束される現代日本のそれとは違って、だいぶアバウトな感じのようだが。
そう多くない残りの砂が流れる様子を見つめながら、どういう仕組みで反転するのかと思案していると胃の不快感でそれどころではなくなった。
久しぶりの食事を摂った事により、ひ弱な俺の胃が悲鳴をあげている。
スープとこぶし大のパンを食べただけでこの有様とは。
胃薬があるならば今すぐ流し込みたい気分だ。
「まだ苦しそうな顔してますけど、大丈夫ですか?」
膝に手を着きぐったりとしている俺を心配そうな顔で覗き込むセリカ。
「あぁ、大丈夫だ。 歩いたせいで少し胃が気持ち悪くなっただけだ」
ここは二階へと続く階段の途中に設けられた踊り場。
その踊り場の真ん中に砂時計が鎮座している。
俺が歩みを止めたのは、この巨大な砂時計とにらめっこをするためではない。
このまま歩き続けて、ゲロを撒く訳にはいかないので立ち止まったに過ぎない。
「もう少し休んでいきましょうか?」
うなだれる俺の顔の位置に合わせる様に、セリカが更に前屈みになって尋ねてくる。
あの、セリカさん、……顔の前に谷間がくるので立ち上がって下さい。
「このまま砂が落ちていくのをただ見ていても仕方ないしな、戻るとしよう」
視線の先を悟られたくない俺は地面へと視線を落とした。
幾何学模様の装飾が施された光沢ある床が目に映る。
次々と分泌されていく胃液達に抗うべく気力を振り絞り、今日俺が目覚めた部屋へと歩を進めた。
一日で二度もリバースしそうになるとは……。
「……やっと着いたか」
ようやく部屋に戻れたことによる安堵と、常日頃からの体力の無さから、俺は椅子にもたれかかりながら肩で息をする。
胃のむかつきは多少マシになり、内容物が昇降運動を繰り返すことは無くなった。
「本当に広い建物ですよね。 お疲れでしょうし、早く就寝しましょう」
椅子に支えられた俺に爽やかな表情でセリカがそう提案した。
ともあれ、この部屋はなんとなく安心出来る気がする。
目を覚ました俺が最初に見た場所ということもあるが、無駄に豪華な調度品が存在しないからだろうか。
キングサイズかというデカさのベッドは気になるが、その他にはテーブルと椅子が置かれているだけだ。
常日頃、六畳一間で寝起きしている身としては、この贅沢すぎる空間の使い方に思うところはあるが、規格外なスケールのこの神殿の中では比較的簡素な部屋なのだろう。
「まさかとは思うが、その……、一緒に寝る訳じゃないよな?」
呼吸の落ち着きを取り戻した俺は、身を預けていた椅子に座り直してからセリカに疑問を投げかける。
「もちろんそのつもりですけど、何か問題でもありますか?」
あの、普通に考えて問題しかないと思うんですが。
さも当然のように言われ、一瞬思考が停止した。
「昨日も一昨日もそうでしたよ」
……そなた、唐突に何を申すか。
そんなカミングアウトは聞きたくなかったです。
つまり、全裸状態の俺と二晩同じベッドで過ごしたという事なんですが。
「それに今まで何度も一緒に寝屋を共にしてきたじゃないですか」
あの、セリカさん、いやらしい言い方してるけど、……それただの車中泊です。
「いや、あれだ、昨日、一昨日そういう事実があったとして、それは不可抗力であって俺は全力で覚えてないというか……」
「いやらしいことして捕まった人って、大体そういう言い逃れするんですよね?」
弁明する俺にボソっとそう投げかけるセリカ。
おい、どこでそんな知識を手に入れた?
「ごめんなさい、困らせてしまいましたね」
何故か言い訳をするように言い淀んでしまった俺を見て、口元を押さえクスクスと笑うセリカ。
「冗談ですっ」
本日三度目のこのくだり。
またもや例の、ウインクしながら人差し指を口に沿える仕草をする。
何度見てもあざといとしか言いようが無いポーズだが、そんな彼女に小悪魔的な魅力を感じずにはいられなかった。
しかしネタばらしするまで、本気で言っているとしか思えないところが非常に心臓に悪い。
「私はこの机にうつ伏せて寝てましたから安心して下さい。 なので、同じベッドで寝るのは特別な日にとっておきますねっ」
俺の目の前にある机をツーっと撫でながら言う。
何がなのでなのかは理解出来ないし、特別な日も引っかかるが、……ひとまず一緒の布団で夜を明かしたという事実は無いようで一安心。
薄々感じてはいたが、俺が目覚めるまで付きっきりでいてくれたようだ。
そんな姿勢じゃろくに熟睡出来なかっただろう……。
「ずっと診ていてくれたんだな、……ありがとう」
彼女の自分を顧みない健気さに、俺は報いることが出来るのだろうか。
人の想いに応えたいなんて発想が脳裏に浮かんできた事に自分自身で驚いてしまった。
「私がそうしたかっただけですから、そんな顔しないで下さい。 それにご主人さまを見守るのは私の特権ですから」
「すまない、感謝を伝えるような表情じゃなかったな……」
無感情に過ごしてきた反動か、こういう時に自分がどんな顔をすれば良いのかわからない。
恐らく、俺の表情には困惑の色が浮かんでいたのだろう。
「それに、これからは見守るだけじゃないですから、覚悟して下さいねっ」
満面の笑みを浮かべてそう言うと、セリカはくるっと向きを変えてドアに向かって歩きだした。
覚悟って、一体何をするつもりなんだ……。
「おやすみ、また明日な。 ……それと、改めてこれからもよろしく」
俺は座ったままで、ドアを開けるセリカに声を掛けた。
「おやすみなさい、明日のデート、楽しみにしてますね。 私は隣の部屋で寝ますから寂しくなっても忍び込んじゃダメですよ」
ドアの向こうで手を振るセリカに小さく手を振り返し見送る。
考えなければいけないことは山のようにあるのだが、疲労が思考を上回った。
俺は重い身体をなんとか立ち上がらせると、そのまま倒れるようにベッドへと身を預ける。
ベッドに沈み込む身体を覆う柔らかな羽毛布団の感触に、すぐに眠りの世界へと誘われそうだ。
こうして見知らぬ世界での長い一日は終わりを告げた。
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