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会長室 2
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石畳の大通りの両脇を覆う人の群れ。
先頭を走る馬車の上には様々な管楽器や打楽器の演奏者が乗車しており、行進曲のような勇ましい音を奏でていた。
悠々と進んでくる隊列を、地上の様子が一望出来るバルコニーから見おろす。
それはまさに壮観と呼ぶに相応しい眺めであった。
「……なんだか、支配者にでもなった気分だな」
「支配者ならもっとお尻に優しい、豪華な椅子に座ってると思いますよ」
座面とお尻の間に手を挟んだ姿勢をとりながらそう言うセリカ。
セリカさん、あなた耐衝撃に優れてそうなお尻してるじゃないですか。
俺はケツを少し浮かせて、尾てい骨を中心にジンジンとしてきた尻を擦る。
そう、これは背もたれも肘掛も存在しない、硬く何の飾り気も無い丸椅子。
おまけに面積は狭く座る時間が長くなればなる程、尻にダメージが蓄積していきそうな椅子だ。
「あれが英雄サイモンか……」
「なんというか、ものすごくピカピカしてますね」
「輝いて見えるな、物理的な意味で」
陽の光を集めて辺り一面に眩い光を撒布させる、黄金のプレートアーマー。
ハイパーモードよろしく光輝くその姿に向かって、街頭に集まった人々が口々に歓声を上げている。
しかし、全身鎧とはいえサイモンのガタイは大きかった。
後ろに座り斧を携えた、胸筋を惜しげも無く露わにした男性の五割増しはあるんじゃなかろうかと思える体格。
サイモンの隣に座っているスタイルの良い女性が、まるで子供のように見えるサイズ比だ。
「さっきのロビーに居た連中も着けてたが、あの腕輪この世界で流行ってるのか?」
オープンカーのような豪華な馬車の上に座るサイモン含めた四人、そして馬車の前を馬に単独騎乗した者が数名、馬車の後ろを三列縦隊で歩く人々、皆同じような腕輪を身に着けている事が気になった。
「あれはシーカーとして活動する者に協会から付与される腕輪だよ。 シーカーとしての証と所有者の等級がわかるようになっているんだ」
トレーを持ったマリアが部屋の中から現れ、そう教えてくれた。
どうやらお揃いのアクセサリーってわけじゃないらしい。
「武装して色んな場所に赴くわけだからね、一目見て何者かわからないと厄介事になりかねないだろう。 あと、お茶も出さずに失礼したね」
「いえ、お気遣いありがとうございます。 そうですよね、街中で武器を持った人がウロウロするなんて物騒でしかないですもんね」
説明しながら、テーブルの上にティーカップを二つ差し出すとマリアは部屋へと戻っていった。
身分証明および、武器防具を身に纏って人前を練り歩くための免罪符ってことか。
デザインは統一されているが、腕輪に埋め込まれた宝石のような物がそれぞれ異なるようだ。
「……書庫で襲ってきた悪魔が宝石の名前を口にしていましたが、あの腕輪の宝石の事だったんでしょうね」
ティーカップの柄を指で摘まみ、中の液体が回転するように揺すりながらセリカがそう口にする。
「あぁ、サファイアがどうのって叫んでいたような気がする」
サイモンと共に馬車に乗る三人の腕輪から覗く、青色に輝く宝石を見つつ俺は悪魔の放った言葉を思い出す。
そうこう話していると、眼下に望むゆっくりと行進を続けていた一団が、ちょうど俺達の前に差し掛かる。
最も俺達に接近する位置へ到達した瞬間、ただひたすらに正面を見据えていたヘルムがこちらに向けられた。
次の瞬間、全身が石になってしまったかのような錯覚を抱く。
実際に彼の眼が見えたわけではないが、視線に射抜かれたかのように俺は身じろぎ一つ出来なくなった。
まるで金縛りにでもあったかのように、指一本ですら自分の意思で動かすことが出来ないくらいに全身がすくんだ。
鳥肌が立ち、背筋に脂汗が浮かぶのが分かった。
見上げるようにしてこちらを捉えていた彼のヘルムが再び定位置に収まるまで、俺は息をすることさえ忘れていた。
「ぷ……はぁ、なんだったんだ今のは!」
身体に自由が戻り、テーブルに突っ伏しながら大きく息を吸い込む。
恐怖や驚きといったものとは違う、別の何らかの力による干渉を受けたとしか思えなかった。
「ご主人さまっ、急に様子がおかしくなりましたが、……どうかなさいましたか?」
「いや、気にしないでくれ。 白昼夢でも見ていたのかもしれない、もう平気だ」
事実、異変はほんの一瞬の間だけだった。
その一瞬だけ、自分の身体が自分の身体では無くなるようなそんな感覚。
「んー、本当に、大丈夫ですか? 体調が悪くなったんならすぐに言って下さいね」
椅子から乗り出し、不安そうにこちらを見つめるセリカに、精一杯のポーカーフェイスを送りつつ、ティーカップを手に取り内容物を一気に喉へと流し込んだ。
「……目の前を金色の鎧が通り過ぎた時、何か感じなかったか?」
「サイモンさんが通った時ですか? 別に何も感じませんでしたよ」
「そうだよな、俺の気のせいか。 おかしな事を聞いて悪い」
「んー、でも……」
顎に手を当て考え込むような仕草をするセリカ。
「隣に座っていた綺麗な女性から……、何だか冷たい視線を感じたような気がしますね」
確かに綺麗な女性だったが、特に違和感は無かった。
自分の身に起きた現象が何なのかは皆目見当がつかなかったが、特に身体に異常は見られないので、俺達はバルコニーから室内へと戻ることにした。
「どうだい、楽しんでもらえたかな? おや、アンジューは顔色がすぐれないようだが何かあったのか?」
猫が大喜びして跳びつきそうな、白く長い羽根ペンで書きものをしていたマリアが顔を上げペンを止めた。
「大丈夫だ、なんでもない。 それよりも、ここに置いておくぞ」
積み上げられた書類を避け、テーブルの隅っこに空のティーカップを置く。
風貌は別として、仮にもシーカーズ協会という組織の会長。
俺が平静を装っていることぐらい看破出来る洞察力があるはず、そう思いたい。
つまり、先程知り合ったばかりの人間にも見透かされるぐらいに俺の表情は酷い有様なのだろう。
「良い場所を貸してくれてありがとう。 長居しても悪いし、そろそろおいとまするとしようか」
特にこれから用事があるわけでもない、あとは神殿へと帰るだけ、別に急いでいる訳でもない。
先程の奇妙な感覚から逃れたい、その一心だった。
「いやぁ、色々済まなかったね。 有益な情報をくれた礼だ、この部屋にある武器でも防具でも、なんでも一つ好きなのを持って帰ってくれ」
ぞんざいな手つきで真っ白い羽根を瓶に放り込むと、マリアは親指を立てながらそう口にした。
……好きなものと言われましても、とんでもなく高そうなのもあるんですが。
壁に掛けられた、刀身に細かい彫刻が彫られたような剣が目に入る。
「心配しなくても伝説級の武器は無いから安心してくれ。 君が見ている剣は、昔ながらの模様鍛接で造られた剣だよ」
「こんなもん貰ったところで振り上げただけで脱臼しそうだな」
鍛え上げられた幅広な鋼から伝わる、冷たい感触を指先で愉しんでいると背後から、
「ほらほら、見て下さい。 すごく背が高くなりましたよ!」
ハイヒールのような靴を履いてはしゃいでいるセリカにつむじを見下ろされる。
女性としては高身長な彼女が履くと迫力が凄まじい。
「全力ダッシュしたら確実に足がぐねっといきそうな靴だな」
「全力疾走するなら大人しく脱いで走ると思いますよ」
元の膝下丈ぐらいのピッタリとしたブーツへ、片足立ちで履き替えながらそう答える。
セリカさん、そんな履き替え方するとパンツが丸見えになるのでやめて下さい。
俺の眉辺りの身長に戻ったセリカが、どこから取り出したのか、闇と確実に同化出来そうな真っ黒なローブの端と端を摘まみ掲げる。
「これと一緒に、甲冑の横に置いてあったので履いてみたんです」
20センチはあろうかというヒールの靴……。
足元まですっぽりと覆えそうなローブ……。
そのセットとマリアを交互に見比べる。
俺はピンときた。
「貴公、そうまでして身長を誤魔化したいか」
「アンジュー、……君は気付いてはいけない秘密に気が付いてしまったようだね」
特徴的な尖った耳を、先端まで赤くして俯くマリア。
誰もが一つや二つ、コンプレックスというものを抱えているのは世の常であろう。
先頭を走る馬車の上には様々な管楽器や打楽器の演奏者が乗車しており、行進曲のような勇ましい音を奏でていた。
悠々と進んでくる隊列を、地上の様子が一望出来るバルコニーから見おろす。
それはまさに壮観と呼ぶに相応しい眺めであった。
「……なんだか、支配者にでもなった気分だな」
「支配者ならもっとお尻に優しい、豪華な椅子に座ってると思いますよ」
座面とお尻の間に手を挟んだ姿勢をとりながらそう言うセリカ。
セリカさん、あなた耐衝撃に優れてそうなお尻してるじゃないですか。
俺はケツを少し浮かせて、尾てい骨を中心にジンジンとしてきた尻を擦る。
そう、これは背もたれも肘掛も存在しない、硬く何の飾り気も無い丸椅子。
おまけに面積は狭く座る時間が長くなればなる程、尻にダメージが蓄積していきそうな椅子だ。
「あれが英雄サイモンか……」
「なんというか、ものすごくピカピカしてますね」
「輝いて見えるな、物理的な意味で」
陽の光を集めて辺り一面に眩い光を撒布させる、黄金のプレートアーマー。
ハイパーモードよろしく光輝くその姿に向かって、街頭に集まった人々が口々に歓声を上げている。
しかし、全身鎧とはいえサイモンのガタイは大きかった。
後ろに座り斧を携えた、胸筋を惜しげも無く露わにした男性の五割増しはあるんじゃなかろうかと思える体格。
サイモンの隣に座っているスタイルの良い女性が、まるで子供のように見えるサイズ比だ。
「さっきのロビーに居た連中も着けてたが、あの腕輪この世界で流行ってるのか?」
オープンカーのような豪華な馬車の上に座るサイモン含めた四人、そして馬車の前を馬に単独騎乗した者が数名、馬車の後ろを三列縦隊で歩く人々、皆同じような腕輪を身に着けている事が気になった。
「あれはシーカーとして活動する者に協会から付与される腕輪だよ。 シーカーとしての証と所有者の等級がわかるようになっているんだ」
トレーを持ったマリアが部屋の中から現れ、そう教えてくれた。
どうやらお揃いのアクセサリーってわけじゃないらしい。
「武装して色んな場所に赴くわけだからね、一目見て何者かわからないと厄介事になりかねないだろう。 あと、お茶も出さずに失礼したね」
「いえ、お気遣いありがとうございます。 そうですよね、街中で武器を持った人がウロウロするなんて物騒でしかないですもんね」
説明しながら、テーブルの上にティーカップを二つ差し出すとマリアは部屋へと戻っていった。
身分証明および、武器防具を身に纏って人前を練り歩くための免罪符ってことか。
デザインは統一されているが、腕輪に埋め込まれた宝石のような物がそれぞれ異なるようだ。
「……書庫で襲ってきた悪魔が宝石の名前を口にしていましたが、あの腕輪の宝石の事だったんでしょうね」
ティーカップの柄を指で摘まみ、中の液体が回転するように揺すりながらセリカがそう口にする。
「あぁ、サファイアがどうのって叫んでいたような気がする」
サイモンと共に馬車に乗る三人の腕輪から覗く、青色に輝く宝石を見つつ俺は悪魔の放った言葉を思い出す。
そうこう話していると、眼下に望むゆっくりと行進を続けていた一団が、ちょうど俺達の前に差し掛かる。
最も俺達に接近する位置へ到達した瞬間、ただひたすらに正面を見据えていたヘルムがこちらに向けられた。
次の瞬間、全身が石になってしまったかのような錯覚を抱く。
実際に彼の眼が見えたわけではないが、視線に射抜かれたかのように俺は身じろぎ一つ出来なくなった。
まるで金縛りにでもあったかのように、指一本ですら自分の意思で動かすことが出来ないくらいに全身がすくんだ。
鳥肌が立ち、背筋に脂汗が浮かぶのが分かった。
見上げるようにしてこちらを捉えていた彼のヘルムが再び定位置に収まるまで、俺は息をすることさえ忘れていた。
「ぷ……はぁ、なんだったんだ今のは!」
身体に自由が戻り、テーブルに突っ伏しながら大きく息を吸い込む。
恐怖や驚きといったものとは違う、別の何らかの力による干渉を受けたとしか思えなかった。
「ご主人さまっ、急に様子がおかしくなりましたが、……どうかなさいましたか?」
「いや、気にしないでくれ。 白昼夢でも見ていたのかもしれない、もう平気だ」
事実、異変はほんの一瞬の間だけだった。
その一瞬だけ、自分の身体が自分の身体では無くなるようなそんな感覚。
「んー、本当に、大丈夫ですか? 体調が悪くなったんならすぐに言って下さいね」
椅子から乗り出し、不安そうにこちらを見つめるセリカに、精一杯のポーカーフェイスを送りつつ、ティーカップを手に取り内容物を一気に喉へと流し込んだ。
「……目の前を金色の鎧が通り過ぎた時、何か感じなかったか?」
「サイモンさんが通った時ですか? 別に何も感じませんでしたよ」
「そうだよな、俺の気のせいか。 おかしな事を聞いて悪い」
「んー、でも……」
顎に手を当て考え込むような仕草をするセリカ。
「隣に座っていた綺麗な女性から……、何だか冷たい視線を感じたような気がしますね」
確かに綺麗な女性だったが、特に違和感は無かった。
自分の身に起きた現象が何なのかは皆目見当がつかなかったが、特に身体に異常は見られないので、俺達はバルコニーから室内へと戻ることにした。
「どうだい、楽しんでもらえたかな? おや、アンジューは顔色がすぐれないようだが何かあったのか?」
猫が大喜びして跳びつきそうな、白く長い羽根ペンで書きものをしていたマリアが顔を上げペンを止めた。
「大丈夫だ、なんでもない。 それよりも、ここに置いておくぞ」
積み上げられた書類を避け、テーブルの隅っこに空のティーカップを置く。
風貌は別として、仮にもシーカーズ協会という組織の会長。
俺が平静を装っていることぐらい看破出来る洞察力があるはず、そう思いたい。
つまり、先程知り合ったばかりの人間にも見透かされるぐらいに俺の表情は酷い有様なのだろう。
「良い場所を貸してくれてありがとう。 長居しても悪いし、そろそろおいとまするとしようか」
特にこれから用事があるわけでもない、あとは神殿へと帰るだけ、別に急いでいる訳でもない。
先程の奇妙な感覚から逃れたい、その一心だった。
「いやぁ、色々済まなかったね。 有益な情報をくれた礼だ、この部屋にある武器でも防具でも、なんでも一つ好きなのを持って帰ってくれ」
ぞんざいな手つきで真っ白い羽根を瓶に放り込むと、マリアは親指を立てながらそう口にした。
……好きなものと言われましても、とんでもなく高そうなのもあるんですが。
壁に掛けられた、刀身に細かい彫刻が彫られたような剣が目に入る。
「心配しなくても伝説級の武器は無いから安心してくれ。 君が見ている剣は、昔ながらの模様鍛接で造られた剣だよ」
「こんなもん貰ったところで振り上げただけで脱臼しそうだな」
鍛え上げられた幅広な鋼から伝わる、冷たい感触を指先で愉しんでいると背後から、
「ほらほら、見て下さい。 すごく背が高くなりましたよ!」
ハイヒールのような靴を履いてはしゃいでいるセリカにつむじを見下ろされる。
女性としては高身長な彼女が履くと迫力が凄まじい。
「全力ダッシュしたら確実に足がぐねっといきそうな靴だな」
「全力疾走するなら大人しく脱いで走ると思いますよ」
元の膝下丈ぐらいのピッタリとしたブーツへ、片足立ちで履き替えながらそう答える。
セリカさん、そんな履き替え方するとパンツが丸見えになるのでやめて下さい。
俺の眉辺りの身長に戻ったセリカが、どこから取り出したのか、闇と確実に同化出来そうな真っ黒なローブの端と端を摘まみ掲げる。
「これと一緒に、甲冑の横に置いてあったので履いてみたんです」
20センチはあろうかというヒールの靴……。
足元まですっぽりと覆えそうなローブ……。
そのセットとマリアを交互に見比べる。
俺はピンときた。
「貴公、そうまでして身長を誤魔化したいか」
「アンジュー、……君は気付いてはいけない秘密に気が付いてしまったようだね」
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