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会長室 3
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「武器や防具ばっかりだと思ってましたが、これって鏡ですよね?」
室内を物色していたセリカが壁を背にしてたずねる。
二着のプレートアーマーに挟まれるようにしてこちらを向くその姿が、騎士に両脇を固められるように見えて可笑しかった。
全身鎧の後ろの壁には、一面を覆い隠す真っ白い布があった。
覆い被さった布の右端一部が捲れ、王冠のような装飾と鏡面がわずかに姿をのぞかせている。
武具展示会場のようなこの部屋には、およそ不釣合いに映るきらびやかな装飾。
セリカが目一杯手を伸ばして届くかどうかの位置に捲れた部分あることから、姿見としては無駄に大きい。
「すまないセリカ、その鏡はあげられないよ」
コンプレックスを暴かれたマリアの羞恥に耐える表情はすでに消えていた。
貰ったところでそんなもん、どうやってテイクアウトするんだ?
この建物から出るまでに割って粉々にする自信がある。
「それは『真実の目』っていう特殊な魔導具なんだ」
ソファーに腰掛けていたマリアが、鏡の前まで大股で歩み寄る。
そして、捲れた部分に手をかけようと伸ばした手を一瞬で引っ込めると、そのまま静止した。
あぁ……、それは無謀ってもんだ。
「おい、手が届かないならさっきの靴を履いたらどうだ?」
その行為が意図するところを察した俺は、更なる追撃を加えた。
「う、うるさいっ、放っておいてくれ」
しまった、という表情をしたマリアが布の捲れていない、自らの手が届く中ほど部分をぞんざいな手つきで引っ張る。
どうやら彼女は物の扱いが、わりあい乱暴なようだ。
「で、この鏡にはどんな便利機能があるんだ?」
俺の中ではすでに、『魔導具=便利グッズ』という方程式が出来上がっていた。
「聞いて驚かないでくれよ。 鏡を通して、映った者の強さと適性を見ることが出来るんだ」
腰に両手を当てるポーズで鏡の正面に相対するマリア。
鏡越しに目の合う映し身からは、大量の赤い煙のようなものが迸っている。
「顕在化したオーラの量が多ければ多い程、強大な力があるってわけさ。 色はどんな戦闘スタイルに適性があるのかを示しているんだ」
比較対象を目にしていないので、彼女の強さがどの程度のものなのかは計りかねるが、自信満々な様子から見てそれなりに強いのだろう。
「もっとも、力の総量を数値として可視できるのは、この鏡の所有者であるボクだけなんだけどね。 個人の力量を判断する一つの指標として、便宜上うちでは総力値って呼んでいる。」
どうやらスカ○ター的な何かのようだ。
「君がどの程度のものか見てあげよう、アンジュー」
次はお前の番だと言わんばかりに、手招きするマリアにそそのかされ、すごすごと歩いていく。
全く乗り気では無かったが、俺は鏡と向き合う。
そう言えば、この世界にきて自分の顔を見るのは初めてだ。
「……おい、この鏡はエフェクト機能以外にも加工機能が付いているのか?」
頬のこけた蒼白い、不健康さが張り付いたような見慣れた顔とは完全に別人がそこに映っていた。
もともと性別を間違えられることは良くあったのだが、鏡に映し出された己の顔は更に女性よりに偏倚している。
どうりですれ違う通行人達が、侮蔑の視線で俺を見なかったわけだ。
どこからどう見ても女じゃないか……。
自分で言うのも悲しいけど、目付きの悪さだけは健在だが。
「言っている意味は良くわからないが、君のオーラは……」
映し出された自身の姿に気を取られ、肝心な便利機能について頭から抜け落ちていた。
「ご主人さまが映ってるだけですね」
「おい、何も映ってないぞ」
「いやぁ、あるにはあるんだが、これは透明だね」
目を凝らすと全身に、心霊写真で有りがちなもやのようなものが立ち込める様子が見て取れた。
脳内で心霊写真に施されるそれと同じように、異常箇所に赤丸をつける。
「非常に残念なお知らせだが、……アンジュー、君の適性は何も無いようだね」
ありがとうございます、突然の能無し認定をいただきました。
憐憫に溢れる眼差しで俺に語りかけるその様子から、いかんともしがたいことなのだろう。
くっ、初対面の人物にこんな憐れみの視線を向けられるなんて。
「不思議なことに適性は全く何も無いんだけど、総力値が一万もあるんだ」
おぉ、それが戦闘力だったらバー○ック並じゃないか!
だがこの世界に来て、力が強くなったとかの身体能力が向上したと思える兆しは一切見えなかった。
「それは良いことなのか?」
「なかなか高い数値だと思うよ。 まぁ、攻撃力のみ、魔力のみっていう個別の数値がわかるわけじゃなくて、全ての能力を合計したものが数値として見えるだけなんだけどね」
これは俺に何らかの潜在能力が有るということだろうか?
有ったところでそれが何なのかわからなければ使いようが無い。
「じゃあ、次は私の番ですね」
カツンカツンと重たい音と、頭上より高い位置からセリカの声が聞こえる。
「何故その靴を履くんだ。 まさか、気に入ったのか?」
「いえ、どんな感じに見えるのかなと気になりまして」
いつの間に履き替えたのか、シークレットにならないレベルで存在感を放つ、かさ増し靴に換装済みのセリカが鏡の前に立つ。
こういうお茶目なところが、パーフェクトといっても過言ではない見た目と相俟って、彼女の魅力を増幅させるシナジー効果を生み出している気がする。
「おい、別にそのポーズは必須条件じゃないと思うぞ」
「えー、そうなんですか? お二人が同じ格好をしてたので、私もやらなきゃいけないのかと」
腰に両手を当て胸を張るポーズで鏡に向かうセリカに指摘する。
どうやら無意識に俺もそのポーズをしていたようだ。
「あら、どれぐらい背が高くなるか見たかったんですが、これじゃ良く見えませんね」
シルエットだけがかろうじて視認出来る程度、金色の濃霧に飲み込まれたかのように全身が被覆された像。
あー、……こんな心霊写真も良くあるな。
「に、に、に、……にじっ、二十五万っ!?」
腰を抜かしたマリアがその場にへたり込む。
二十五万って、それ、走行距離じゃねぇかっ!
口を半開きにして目を剥くという、幼女が絶対に晒してはいけない表情。
そのまま絶句するマリアに問い掛ける。
「金色の砂嵐みたいになってるんだが、あれはどういうことだ?」
俺の呼びかけに、ハッと我に返ったかのように立ち上がるマリア。
「全適性だよ。 他にこの色のオーラを持つ者をボクは一人しか知らない」
「あの全身金鎧か」
「良くわかったね、しかし彼でさえ総力値十万だというのに……」
「おいおい、英雄さんの倍以上じゃないか……」
「もっとも、それは単純な総力値であって、サイモンは一瞬だけその力を何倍も爆発的に高めることが出来るんだけどね」
どうやら英雄は、界○拳を使う事が出来るようだ。
「人の身であるセリカにどうしてそこまでの力があるのか、ボクにはとても理解出来ない。 けど、この事実を知ってしまった以上、このまま見過ごすわけにはいかない」
唇の端から彼女が緊張しているのが伺い知れた。
再度、片足立ちでブーツへと履き替えるセリカ。
セリカさん、それはパンツを見せつけてるんでしょうか。
マリアとは対照的に緊張感ゼロである。
その後、重要な話が有ると改めてソファーへ座らされ、マリアと向き合う俺達。
「強大な力を持つ者を野放しには出来ない、そういうことか?」
「そういうことだね。 ボクとしては君達に同志になって貰えたら幸いなんだけどな」
「俺は魔物と戦ったりするのは御免だぞ」
報酬が貰えるとしても、自ら率先して危険な目に遭う必要があるのか。
そもそも、悪魔に襲われた際に単なる役立たずであった事実から、自身に魔物と戦える力があるとも思えない。
マリアからすると、俺はセリカの付属品にしか過ぎないのだろうけど。
「協会に所属するからといって、戦いを強要するつもりは無いよ。 もちろんこの事態を他言するつもりも無い」
マリアの話とは端的に言えばスカウトみたいなものだった。
意図するところは監視下に置きたい、そういうことなのだろうが。
外見にそぐわぬ食わせ者、そんな印象を受けた俺はもう少しマリアの意図を聞き出すことにした。
「そっちに利益はあるのか?」
「大有りだよ。 力ある者と友好関係を築きたい、ってのは至極当然のことだと思わないかい? それに、神殿との繋がりが増えるってのも大きいね」
大仰に手振りを交えながらマリアがそう言う。
セラとは旧知の仲だと言っていたにも関わらず、神殿との繋がりを欲する点がどうにも腑に落ちない。
――ドンドンドンッ!
突如、乱暴に扉を叩く音が鳴り響く。
――ドンドンドンドンッ!
再度、返答を待つことなく殴りつけるように扉を打つ。
なんともせっかちな来客なようだ。
「やれやれ、何事だい? 開いてるから入ってくれ」
ダンッ、と勢い良く開け放たれる。
「こんなところに姿を見せるなんて、今更なんの用事かしら?」
扉の向こうの人物は、開口一番高飛車な物言いをすると、唾棄すべき相手を見るような視線を俺に送る。
そのたわわに実った谷間を惜しげもなく露わにしたオフショルダーの服を着て、大胆におはだけする女性に一切の面識は無かった。
室内を物色していたセリカが壁を背にしてたずねる。
二着のプレートアーマーに挟まれるようにしてこちらを向くその姿が、騎士に両脇を固められるように見えて可笑しかった。
全身鎧の後ろの壁には、一面を覆い隠す真っ白い布があった。
覆い被さった布の右端一部が捲れ、王冠のような装飾と鏡面がわずかに姿をのぞかせている。
武具展示会場のようなこの部屋には、およそ不釣合いに映るきらびやかな装飾。
セリカが目一杯手を伸ばして届くかどうかの位置に捲れた部分あることから、姿見としては無駄に大きい。
「すまないセリカ、その鏡はあげられないよ」
コンプレックスを暴かれたマリアの羞恥に耐える表情はすでに消えていた。
貰ったところでそんなもん、どうやってテイクアウトするんだ?
この建物から出るまでに割って粉々にする自信がある。
「それは『真実の目』っていう特殊な魔導具なんだ」
ソファーに腰掛けていたマリアが、鏡の前まで大股で歩み寄る。
そして、捲れた部分に手をかけようと伸ばした手を一瞬で引っ込めると、そのまま静止した。
あぁ……、それは無謀ってもんだ。
「おい、手が届かないならさっきの靴を履いたらどうだ?」
その行為が意図するところを察した俺は、更なる追撃を加えた。
「う、うるさいっ、放っておいてくれ」
しまった、という表情をしたマリアが布の捲れていない、自らの手が届く中ほど部分をぞんざいな手つきで引っ張る。
どうやら彼女は物の扱いが、わりあい乱暴なようだ。
「で、この鏡にはどんな便利機能があるんだ?」
俺の中ではすでに、『魔導具=便利グッズ』という方程式が出来上がっていた。
「聞いて驚かないでくれよ。 鏡を通して、映った者の強さと適性を見ることが出来るんだ」
腰に両手を当てるポーズで鏡の正面に相対するマリア。
鏡越しに目の合う映し身からは、大量の赤い煙のようなものが迸っている。
「顕在化したオーラの量が多ければ多い程、強大な力があるってわけさ。 色はどんな戦闘スタイルに適性があるのかを示しているんだ」
比較対象を目にしていないので、彼女の強さがどの程度のものなのかは計りかねるが、自信満々な様子から見てそれなりに強いのだろう。
「もっとも、力の総量を数値として可視できるのは、この鏡の所有者であるボクだけなんだけどね。 個人の力量を判断する一つの指標として、便宜上うちでは総力値って呼んでいる。」
どうやらスカ○ター的な何かのようだ。
「君がどの程度のものか見てあげよう、アンジュー」
次はお前の番だと言わんばかりに、手招きするマリアにそそのかされ、すごすごと歩いていく。
全く乗り気では無かったが、俺は鏡と向き合う。
そう言えば、この世界にきて自分の顔を見るのは初めてだ。
「……おい、この鏡はエフェクト機能以外にも加工機能が付いているのか?」
頬のこけた蒼白い、不健康さが張り付いたような見慣れた顔とは完全に別人がそこに映っていた。
もともと性別を間違えられることは良くあったのだが、鏡に映し出された己の顔は更に女性よりに偏倚している。
どうりですれ違う通行人達が、侮蔑の視線で俺を見なかったわけだ。
どこからどう見ても女じゃないか……。
自分で言うのも悲しいけど、目付きの悪さだけは健在だが。
「言っている意味は良くわからないが、君のオーラは……」
映し出された自身の姿に気を取られ、肝心な便利機能について頭から抜け落ちていた。
「ご主人さまが映ってるだけですね」
「おい、何も映ってないぞ」
「いやぁ、あるにはあるんだが、これは透明だね」
目を凝らすと全身に、心霊写真で有りがちなもやのようなものが立ち込める様子が見て取れた。
脳内で心霊写真に施されるそれと同じように、異常箇所に赤丸をつける。
「非常に残念なお知らせだが、……アンジュー、君の適性は何も無いようだね」
ありがとうございます、突然の能無し認定をいただきました。
憐憫に溢れる眼差しで俺に語りかけるその様子から、いかんともしがたいことなのだろう。
くっ、初対面の人物にこんな憐れみの視線を向けられるなんて。
「不思議なことに適性は全く何も無いんだけど、総力値が一万もあるんだ」
おぉ、それが戦闘力だったらバー○ック並じゃないか!
だがこの世界に来て、力が強くなったとかの身体能力が向上したと思える兆しは一切見えなかった。
「それは良いことなのか?」
「なかなか高い数値だと思うよ。 まぁ、攻撃力のみ、魔力のみっていう個別の数値がわかるわけじゃなくて、全ての能力を合計したものが数値として見えるだけなんだけどね」
これは俺に何らかの潜在能力が有るということだろうか?
有ったところでそれが何なのかわからなければ使いようが無い。
「じゃあ、次は私の番ですね」
カツンカツンと重たい音と、頭上より高い位置からセリカの声が聞こえる。
「何故その靴を履くんだ。 まさか、気に入ったのか?」
「いえ、どんな感じに見えるのかなと気になりまして」
いつの間に履き替えたのか、シークレットにならないレベルで存在感を放つ、かさ増し靴に換装済みのセリカが鏡の前に立つ。
こういうお茶目なところが、パーフェクトといっても過言ではない見た目と相俟って、彼女の魅力を増幅させるシナジー効果を生み出している気がする。
「おい、別にそのポーズは必須条件じゃないと思うぞ」
「えー、そうなんですか? お二人が同じ格好をしてたので、私もやらなきゃいけないのかと」
腰に両手を当て胸を張るポーズで鏡に向かうセリカに指摘する。
どうやら無意識に俺もそのポーズをしていたようだ。
「あら、どれぐらい背が高くなるか見たかったんですが、これじゃ良く見えませんね」
シルエットだけがかろうじて視認出来る程度、金色の濃霧に飲み込まれたかのように全身が被覆された像。
あー、……こんな心霊写真も良くあるな。
「に、に、に、……にじっ、二十五万っ!?」
腰を抜かしたマリアがその場にへたり込む。
二十五万って、それ、走行距離じゃねぇかっ!
口を半開きにして目を剥くという、幼女が絶対に晒してはいけない表情。
そのまま絶句するマリアに問い掛ける。
「金色の砂嵐みたいになってるんだが、あれはどういうことだ?」
俺の呼びかけに、ハッと我に返ったかのように立ち上がるマリア。
「全適性だよ。 他にこの色のオーラを持つ者をボクは一人しか知らない」
「あの全身金鎧か」
「良くわかったね、しかし彼でさえ総力値十万だというのに……」
「おいおい、英雄さんの倍以上じゃないか……」
「もっとも、それは単純な総力値であって、サイモンは一瞬だけその力を何倍も爆発的に高めることが出来るんだけどね」
どうやら英雄は、界○拳を使う事が出来るようだ。
「人の身であるセリカにどうしてそこまでの力があるのか、ボクにはとても理解出来ない。 けど、この事実を知ってしまった以上、このまま見過ごすわけにはいかない」
唇の端から彼女が緊張しているのが伺い知れた。
再度、片足立ちでブーツへと履き替えるセリカ。
セリカさん、それはパンツを見せつけてるんでしょうか。
マリアとは対照的に緊張感ゼロである。
その後、重要な話が有ると改めてソファーへ座らされ、マリアと向き合う俺達。
「強大な力を持つ者を野放しには出来ない、そういうことか?」
「そういうことだね。 ボクとしては君達に同志になって貰えたら幸いなんだけどな」
「俺は魔物と戦ったりするのは御免だぞ」
報酬が貰えるとしても、自ら率先して危険な目に遭う必要があるのか。
そもそも、悪魔に襲われた際に単なる役立たずであった事実から、自身に魔物と戦える力があるとも思えない。
マリアからすると、俺はセリカの付属品にしか過ぎないのだろうけど。
「協会に所属するからといって、戦いを強要するつもりは無いよ。 もちろんこの事態を他言するつもりも無い」
マリアの話とは端的に言えばスカウトみたいなものだった。
意図するところは監視下に置きたい、そういうことなのだろうが。
外見にそぐわぬ食わせ者、そんな印象を受けた俺はもう少しマリアの意図を聞き出すことにした。
「そっちに利益はあるのか?」
「大有りだよ。 力ある者と友好関係を築きたい、ってのは至極当然のことだと思わないかい? それに、神殿との繋がりが増えるってのも大きいね」
大仰に手振りを交えながらマリアがそう言う。
セラとは旧知の仲だと言っていたにも関わらず、神殿との繋がりを欲する点がどうにも腑に落ちない。
――ドンドンドンッ!
突如、乱暴に扉を叩く音が鳴り響く。
――ドンドンドンドンッ!
再度、返答を待つことなく殴りつけるように扉を打つ。
なんともせっかちな来客なようだ。
「やれやれ、何事だい? 開いてるから入ってくれ」
ダンッ、と勢い良く開け放たれる。
「こんなところに姿を見せるなんて、今更なんの用事かしら?」
扉の向こうの人物は、開口一番高飛車な物言いをすると、唾棄すべき相手を見るような視線を俺に送る。
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