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本編
35話 秋のはじまり その7
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「折角完成したのだがのー」
翌日、六花商会の事務所にレアンの寂しいそうな声が響き、
「そうですね、でも、エレイン会長も忙しい時期ですから」
ライニールがレアンを優しく慰めつつ、
「そうよ、そんな顔してはいけませんよ、テラさんにもケイランにも失礼です」
ユスティーナが柔らかく窘めた、レアンはムゥと小さく唸り、
「申し訳ありません、急に少しばかり遠方へ出かける事になってしまいまして」
テラが申し訳なさそうにしている、
「まぁ、良い、ケイランもテラさんもおる事だしな、第一今日は明日の準備じゃ、エレイン会長よりもこちら側が頑張らねばならんからな」
レアンは鼻息を荒くして思考を切り替えた様子である、
「ありがとうございます、では、先に私どもの方から済ませたいのですが宜しいでしょうか」
テラが一礼する、しかし、どこかよそよそしい感じではある、テラとしては相手が相手であるだけにタメ口を使うなどもってのほかであるし、エレインのように関係を深めた訳でもない、まして、貴族に連なる立場でも無い為、経験上、仕事相手として遇するしかやりようがないのである、
「うむ、調理法の木簡であったな」
「はい、こちらです、で、こちらを参考にして実際に作った場合の例ですね」
ケイランがテラを補佐するように立ち回る、エレインが急に不在となった為、テラの補佐兼レアン達との架け橋となるようエレインに頼まれていたのであった、
「まぁ、形は良いですね」
「なるほど、型を使えば皆同じになるのだな、でも」
レアンとユスティーナの前に木簡とクレオの一時が数枚の皿に盛られて供された、昨日、エレインが食堂で打ち合わせをしている間に、テラとケイランとマフレナが中心となって、婦人部の従業員を対象に調理法を記した木簡の再構成とそれを元にしてクレオの一時を実際に調理してみたのである、
「だいぶ色味が変わるものだな、それぞれに違いがあるものだ」
「そうね、それにカスタードの厚みも焼き菓子の厚みも全然違うのも面白いわね」
レアンとユスティーナが皿を見渡してそう評する、二人共に実に真剣なまなざしである、
「はい、やはり生地の分量の違いですね、それと焼時間と焼き方・・・竈を使った場合と、溶岩板を使用した場合で大きく変わる様子です、しかしやはり大きいのはそれぞれの好みとか性格ですかね、カスタードの厚みにしろ焼き菓子の厚みにしろ・・・見た目は違って見えますし、味も風味も若干異なって面白いですよ」
テラが解説し、どうぞお試し下さいと続けた、レアンとユスティーナはこくりと頷くと、それぞれの皿に手を伸ばし、静かに口にする、
「ふむ、以前食した物とはまた違った風味じゃの」
「そうね、こっちは菓子の部分がサクサクですが、こっちは若干硬い感じですね、あら、こちらは柔らかい・・・」
「そうですね、カスタードの甘味も全然違っております、うん、これは楽しいかも」
「そうね、これは別の菓子と言われてもそうかしらって思うわね」
二人は静かに頷いた、
「はい、会長とも話したのですが、このような形で、それぞれにそれぞれの家庭の味になるのではないかと思います、あの家のクレオの一時は甘くて、こっちの家のは甘くないけどミカンの味が濃いとか」
「ふむ、家庭の味か、なるほど、面白いのう」
「そうね、でも、うん、そうね、そういうものなのかもね」
「はい、私どもとしましてはそれもまた楽しい変化なのではないかと考えます、勿論、私どもの店舗で供する場合は一定の味を維持するように努めますが、それも日によって、調理担当によって微妙に変わると思います、そこはあらゆる飲食店が抱える問題点でもあるのですが、ま、そこは置いておいて、こういった変化もまたこの菓子が持つ発展性と考えれば魅力の一つになるのではないかと・・・いかがでしょうか」
テラは二人の表情を伺う、
「うん、母上、私は良いと思います、それぞれの家にクレオの一時やユストクッキーの味が生まれるのは楽しそうです」
「そうね、それにカスタードの味も徐々に変化して増えいくのでしょうね、それとミカンの代わりにブドウとか、様々な味が増えるでしょうからね、ふふ、面白そうです」
「良かった、お二人ならそう言って下さる筈と、会長も」
テラは優しく微笑む、
「うん、で、木簡がこれか」
レアンが木簡へ手を伸ばす、木簡には順序だてて焼き菓子の調理法が記載されており、その裏にはレアンクッキーと大きく表記され、その下には「娘と共にあった時間、母と共にありし時」そう小さく書かれている、
「む、これは、どういう事じゃ」
レアンは不思議そうにその一文を指差す、
「はい、この3種の木簡を並べますと」
テラは木簡を裏にしてテーブルに並べた、ユストクッキー、レアンクッキー、クレオの一時と料理名が並び、その下の文言は、
「あの頃の美しい思い出と楽しい日々と」「娘と共にあった時間、母と共にありし時」「母と娘と父と共に、かけがえのない一時を家族で」
とそれぞれの短文は独立しつつも繋がっているような一文となる、
「あ、もしかして、先日聞いた物語の事ですの?」
ユスティーナはまぁと驚いた、
「はい、エレイン会長のおしゃっていた物語を文章にして表記しようと思いましたが、それぞれ独立したものにもしたいなと・・・様々に悩んで・・・それでこちらはケイランさんがこれでどうかと、まとめたものですね」
テラは背後に立つケイランへ視線を送り、ケイランは恥ずかしそうに俯いた、
「まぁ、なるほど、これは可愛らしいと思いますわ」
「そうですね、はい、うん、優しくて温かい感じです」
「そうなんです、なんというか、それぞれの菓子の来歴を表現しつつ、それらを優しく包み込んでいる感じがするのですよ、商品名も大事ですが、このように時間とか空間を想像できる文言があると、また、印象が変わるのかなと、今一つと思われるのであれば、商品名のみにする事もできますが、如何でしょうか」
テラは静かに二人へ問い、ケイランも恥ずかしいのか顔を赤くしている、
「いや、これは良いと思います」
レアンがユスティーナへ視線を送り、
「そうね、嬉しいわね、うん」
ユスティーナは何度も頷いた、
「・・・良かった」
ケイランが静かに呟いて、安堵したのか肩の力をスッと抜いた、
「うむ、これはこれで完成なのか?父上にも見せてやりたいのだが」
「はい、こちらはお持ち帰り下さい、但し、まだ完成ではありません、この商品名が表記された面にもう少し装飾をしようと考えております」
「ほう、どうなる?」
「えっと、焼き印を作ろうかと思っておりました、角に花と蔓を模した焼き印を入れまして、六花商会の紋章も入れたいなと、その上で、こちらの面を棚に飾って置けるようなそんな風に出来たらなと」
「なるほど、あれか、タイル細工のようなものか、うん、良いぞ、良いと思うぞ」
レアンは興奮気味にはしゃぎ、ユスティーナも嬉しそうに微笑んだ、
「ふふ、良かったです、完成をお待ち下さい」
テラは柔らかく笑みを浮かべ、ケイランも優しい瞳で二人を見つめるのであった。
「では、こちらからだな、ライニール」
レアンは鼻息を荒くすると話題を変えた、木簡を重ねてライニールへ渡すとテーブルに空間を作り、そこへライニールは静かに豪奢な木箱を置いた、
「ようやっと、満足のいく物が出来ての、まずは5組ほど持ってきた、エレイン会長の意見も伺いたかったが、ま、後でも良いじゃろ」
レアンは木箱を開けるとテラへ回して見せる、
「まぁ、これは綺麗な・・・なるほど、これは素晴らしい・・・」
「はい、美しいです」
テラとケイランはその中身を一瞥して感嘆の吐息を漏らす、
「そうであろう、見た目の豪華さも必要と思っての、職人と芸術家に気張らせたのじゃ」
レアンはどうだと言わんばかりに胸を張る、木箱には赤いサテン生地の上に銀食器が並んでいた、ナイフとスプーンそれから4本フォークが一揃いとなり、それが5組、整然と鈍い輝きを放っている、
「なるほど、確かにこれは私では語る口が無いです・・・恥ずかしながら、しかし、この花の装飾の細やかさといい、流れるような造作といい、素晴らしいとしか言えません」
テラがその輝きに目を奪われる、テラが語るようにその銀食器は柄の部分に細かな細工が施されており、それは柄の先に大きく開いた花に向かって枝と葉が流れるような造作となっている、
「まぁ、それほどのものではないですよ、これもいずれ貴族の間では当たり前になる品になるだろうと、カラミッド様もね」
「そうです、4本フォークは発明であると思うが、スプーンもナイフも既にあるものだからの、装飾を施したに過ぎない、しかし、食事の作法の確立という大命題に一つずつ近づいておるからの、市販に向けて生産を進めているからな、いずれ、六花商会でも取扱ってもらうぞ」
「なるほど、道具に過ぎないとそういう認識で宜しいのでしょうか」
「そうだの、食事作法の構築という命題に対する一歩目じゃの、で、二歩目となる料理の開発じゃな、その為の準備じゃ」
レアンは箱を閉じると、ズイッとテラへ押し出し、
「でじゃ、明日なのだが」
レアンは明日の勉強会へ向けての準備へと話題を移した、テラとケイランは居住まいを正しつつ傾聴し、ユスティーナとライニールは雄弁に語るレアンを頼もしく見下ろした。
翌日、六花商会の事務所にレアンの寂しいそうな声が響き、
「そうですね、でも、エレイン会長も忙しい時期ですから」
ライニールがレアンを優しく慰めつつ、
「そうよ、そんな顔してはいけませんよ、テラさんにもケイランにも失礼です」
ユスティーナが柔らかく窘めた、レアンはムゥと小さく唸り、
「申し訳ありません、急に少しばかり遠方へ出かける事になってしまいまして」
テラが申し訳なさそうにしている、
「まぁ、良い、ケイランもテラさんもおる事だしな、第一今日は明日の準備じゃ、エレイン会長よりもこちら側が頑張らねばならんからな」
レアンは鼻息を荒くして思考を切り替えた様子である、
「ありがとうございます、では、先に私どもの方から済ませたいのですが宜しいでしょうか」
テラが一礼する、しかし、どこかよそよそしい感じではある、テラとしては相手が相手であるだけにタメ口を使うなどもってのほかであるし、エレインのように関係を深めた訳でもない、まして、貴族に連なる立場でも無い為、経験上、仕事相手として遇するしかやりようがないのである、
「うむ、調理法の木簡であったな」
「はい、こちらです、で、こちらを参考にして実際に作った場合の例ですね」
ケイランがテラを補佐するように立ち回る、エレインが急に不在となった為、テラの補佐兼レアン達との架け橋となるようエレインに頼まれていたのであった、
「まぁ、形は良いですね」
「なるほど、型を使えば皆同じになるのだな、でも」
レアンとユスティーナの前に木簡とクレオの一時が数枚の皿に盛られて供された、昨日、エレインが食堂で打ち合わせをしている間に、テラとケイランとマフレナが中心となって、婦人部の従業員を対象に調理法を記した木簡の再構成とそれを元にしてクレオの一時を実際に調理してみたのである、
「だいぶ色味が変わるものだな、それぞれに違いがあるものだ」
「そうね、それにカスタードの厚みも焼き菓子の厚みも全然違うのも面白いわね」
レアンとユスティーナが皿を見渡してそう評する、二人共に実に真剣なまなざしである、
「はい、やはり生地の分量の違いですね、それと焼時間と焼き方・・・竈を使った場合と、溶岩板を使用した場合で大きく変わる様子です、しかしやはり大きいのはそれぞれの好みとか性格ですかね、カスタードの厚みにしろ焼き菓子の厚みにしろ・・・見た目は違って見えますし、味も風味も若干異なって面白いですよ」
テラが解説し、どうぞお試し下さいと続けた、レアンとユスティーナはこくりと頷くと、それぞれの皿に手を伸ばし、静かに口にする、
「ふむ、以前食した物とはまた違った風味じゃの」
「そうね、こっちは菓子の部分がサクサクですが、こっちは若干硬い感じですね、あら、こちらは柔らかい・・・」
「そうですね、カスタードの甘味も全然違っております、うん、これは楽しいかも」
「そうね、これは別の菓子と言われてもそうかしらって思うわね」
二人は静かに頷いた、
「はい、会長とも話したのですが、このような形で、それぞれにそれぞれの家庭の味になるのではないかと思います、あの家のクレオの一時は甘くて、こっちの家のは甘くないけどミカンの味が濃いとか」
「ふむ、家庭の味か、なるほど、面白いのう」
「そうね、でも、うん、そうね、そういうものなのかもね」
「はい、私どもとしましてはそれもまた楽しい変化なのではないかと考えます、勿論、私どもの店舗で供する場合は一定の味を維持するように努めますが、それも日によって、調理担当によって微妙に変わると思います、そこはあらゆる飲食店が抱える問題点でもあるのですが、ま、そこは置いておいて、こういった変化もまたこの菓子が持つ発展性と考えれば魅力の一つになるのではないかと・・・いかがでしょうか」
テラは二人の表情を伺う、
「うん、母上、私は良いと思います、それぞれの家にクレオの一時やユストクッキーの味が生まれるのは楽しそうです」
「そうね、それにカスタードの味も徐々に変化して増えいくのでしょうね、それとミカンの代わりにブドウとか、様々な味が増えるでしょうからね、ふふ、面白そうです」
「良かった、お二人ならそう言って下さる筈と、会長も」
テラは優しく微笑む、
「うん、で、木簡がこれか」
レアンが木簡へ手を伸ばす、木簡には順序だてて焼き菓子の調理法が記載されており、その裏にはレアンクッキーと大きく表記され、その下には「娘と共にあった時間、母と共にありし時」そう小さく書かれている、
「む、これは、どういう事じゃ」
レアンは不思議そうにその一文を指差す、
「はい、この3種の木簡を並べますと」
テラは木簡を裏にしてテーブルに並べた、ユストクッキー、レアンクッキー、クレオの一時と料理名が並び、その下の文言は、
「あの頃の美しい思い出と楽しい日々と」「娘と共にあった時間、母と共にありし時」「母と娘と父と共に、かけがえのない一時を家族で」
とそれぞれの短文は独立しつつも繋がっているような一文となる、
「あ、もしかして、先日聞いた物語の事ですの?」
ユスティーナはまぁと驚いた、
「はい、エレイン会長のおしゃっていた物語を文章にして表記しようと思いましたが、それぞれ独立したものにもしたいなと・・・様々に悩んで・・・それでこちらはケイランさんがこれでどうかと、まとめたものですね」
テラは背後に立つケイランへ視線を送り、ケイランは恥ずかしそうに俯いた、
「まぁ、なるほど、これは可愛らしいと思いますわ」
「そうですね、はい、うん、優しくて温かい感じです」
「そうなんです、なんというか、それぞれの菓子の来歴を表現しつつ、それらを優しく包み込んでいる感じがするのですよ、商品名も大事ですが、このように時間とか空間を想像できる文言があると、また、印象が変わるのかなと、今一つと思われるのであれば、商品名のみにする事もできますが、如何でしょうか」
テラは静かに二人へ問い、ケイランも恥ずかしいのか顔を赤くしている、
「いや、これは良いと思います」
レアンがユスティーナへ視線を送り、
「そうね、嬉しいわね、うん」
ユスティーナは何度も頷いた、
「・・・良かった」
ケイランが静かに呟いて、安堵したのか肩の力をスッと抜いた、
「うむ、これはこれで完成なのか?父上にも見せてやりたいのだが」
「はい、こちらはお持ち帰り下さい、但し、まだ完成ではありません、この商品名が表記された面にもう少し装飾をしようと考えております」
「ほう、どうなる?」
「えっと、焼き印を作ろうかと思っておりました、角に花と蔓を模した焼き印を入れまして、六花商会の紋章も入れたいなと、その上で、こちらの面を棚に飾って置けるようなそんな風に出来たらなと」
「なるほど、あれか、タイル細工のようなものか、うん、良いぞ、良いと思うぞ」
レアンは興奮気味にはしゃぎ、ユスティーナも嬉しそうに微笑んだ、
「ふふ、良かったです、完成をお待ち下さい」
テラは柔らかく笑みを浮かべ、ケイランも優しい瞳で二人を見つめるのであった。
「では、こちらからだな、ライニール」
レアンは鼻息を荒くすると話題を変えた、木簡を重ねてライニールへ渡すとテーブルに空間を作り、そこへライニールは静かに豪奢な木箱を置いた、
「ようやっと、満足のいく物が出来ての、まずは5組ほど持ってきた、エレイン会長の意見も伺いたかったが、ま、後でも良いじゃろ」
レアンは木箱を開けるとテラへ回して見せる、
「まぁ、これは綺麗な・・・なるほど、これは素晴らしい・・・」
「はい、美しいです」
テラとケイランはその中身を一瞥して感嘆の吐息を漏らす、
「そうであろう、見た目の豪華さも必要と思っての、職人と芸術家に気張らせたのじゃ」
レアンはどうだと言わんばかりに胸を張る、木箱には赤いサテン生地の上に銀食器が並んでいた、ナイフとスプーンそれから4本フォークが一揃いとなり、それが5組、整然と鈍い輝きを放っている、
「なるほど、確かにこれは私では語る口が無いです・・・恥ずかしながら、しかし、この花の装飾の細やかさといい、流れるような造作といい、素晴らしいとしか言えません」
テラがその輝きに目を奪われる、テラが語るようにその銀食器は柄の部分に細かな細工が施されており、それは柄の先に大きく開いた花に向かって枝と葉が流れるような造作となっている、
「まぁ、それほどのものではないですよ、これもいずれ貴族の間では当たり前になる品になるだろうと、カラミッド様もね」
「そうです、4本フォークは発明であると思うが、スプーンもナイフも既にあるものだからの、装飾を施したに過ぎない、しかし、食事の作法の確立という大命題に一つずつ近づいておるからの、市販に向けて生産を進めているからな、いずれ、六花商会でも取扱ってもらうぞ」
「なるほど、道具に過ぎないとそういう認識で宜しいのでしょうか」
「そうだの、食事作法の構築という命題に対する一歩目じゃの、で、二歩目となる料理の開発じゃな、その為の準備じゃ」
レアンは箱を閉じると、ズイッとテラへ押し出し、
「でじゃ、明日なのだが」
レアンは明日の勉強会へ向けての準備へと話題を移した、テラとケイランは居住まいを正しつつ傾聴し、ユスティーナとライニールは雄弁に語るレアンを頼もしく見下ろした。
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