5 / 28
5
しおりを挟む
「はあ……。なんでわたくしが、こんな天気の良い日に王宮に来なければならないの」
王宮の広大な庭園。
色とりどりのバラが咲き誇る美しい小道を、わたくしは死んだ魚のような目で歩いておりました。
昨夜、アレクセイ様(悪魔)からの呼び出し状を受け取り、絶望の朝を迎えたわたくし。
しかし、公爵邸に向かう前に、一つだけ済ませなければならない用事がありました。
それは、王太子殿下との婚約破棄の正式な書類手続きです。
「サイン一つ書くだけで済むかと思ったら、王妃様への挨拶だの、侍従長からの説教だの……。長かったですわ……」
解放されたのは、太陽が中天に差し掛かる頃。
わたくしのHPは既に赤色点滅状態です。
(早く帰りたい。いや、この後は公爵邸に行かなければならないんだった。……人生、詰んでませんこと?)
ベンチを見つけ、どっこいしょと座り込んだその時です。
ガサガサッ!
背後の茂みが激しく揺れました。
「カテリーナ! 探しましたわよ!」
「ひえっ!?」
飛び出してきたのは、本日も気合の入った縦ロールを揺らすイザベラ様でした。
ドレスの裾に葉っぱがついていますが、気にする様子もありません。
「イ、イザベラ様? なぜ茂みから?」
「あなたを待ち伏せしていたのです! 正面から行くと、衛兵に止められますからね!」
「(不審者扱いされてますわ……)」
イザベラ様はわたくしの隣にドカッと座り込むと、鬼気迫る表情で詰め寄ってきました。
「カテリーナ、相談がありますの!」
「相談? わたくしにですか?」
「ええ。昨日の今日で癪ですが、あなたしか頼れる人がいないのです!」
イザベラ様はハンカチを取り出し、グスンと鼻を鳴らしました。
その目は少し赤く腫れています。
「殿下と……うまく会話ができないのです」
「……はい?」
わたくしは耳を疑いました。
あれほど熱烈に愛を叫んでいたお二人が?
「どういうことですの? 殿下は貴女様を『最高の装飾品』と褒めていらっしゃいましたのに」
「それが……! あの方、わたくしが何を言っても『君の瞳に乾杯』しか言わないのです!」
「ああ……(通常運転ですわね)」
「わたくしが『今日のドレスはいかが?』と聞いても『君の瞳に乾杯』。『お天気の話』をしても『君の瞳に乾杯』。……会話になりませんわ!」
イザベラ様が頭を抱えました。
「それに、デート中もずっと鏡を見ていらっしゃるし、わたくしの手作りクッキーを食べた感想が『僕の口内炎が治りそうだ』って……意味がわかりません!」
「(治癒魔法か何かだと思っているのかしら)」
わたくしは同情しました。
イザベラ様は、根は真面目な常識人なのです。
ただ、殿下への恋心が強すぎて盲目になっていただけ。
婚約者という立場になり、至近距離で殿下の奇行を目の当たりにして、ようやく「あれ? この人おかしいのでは?」と気づき始めたのでしょう。
しかし。
ここで「殿下はやめておいた方がいい」などとアドバイスしては、元の木阿弥です。
婚約破棄が白紙に戻され、わたくしが再び殿下の婚約者に返り咲く――それだけは絶対に阻止しなければなりません!
わたくしは居住まいを正し、聖女の微笑みを浮かべました。
「イザベラ様。それは貴女様の修行不足ですわ」
「しゅ、修行!?」
「ええ。殿下は高次元の存在。凡人の言葉など、もはやノイズに過ぎないのです」
「ノ、ノイズ……」
「ですから、イザベラ様。貴女がすべきことは『会話』ではありません。『拝聴』です」
「拝聴……?」
わたくしは人差し指を立てて、レクチャーを開始しました。
これぞ、わたくしが数年間の王太子妃教育で培った「対フレデリック用・脳死会話メソッド」です。
「いいですか。殿下が何かおっしゃったら、まず『さすがですわ!』と言ってください」
「さ、さすがですわ?」
「はい。次に『初めて知りました!』。そして『凄いですわ!』『センスがありますわね!』『そう来ましたか!』――この五つをローテーションで回すのです」
「そ、それだけでいいのですか? もっとこう、政治の話とか……」
「いけません! 殿下に難しい話をしてはいけません。彼の脳みそ……いえ、彼の繊細な思考回路がショートしてしまいます」
「は、はあ」
「殿下が求めているのは、議論のできるパートナーではありません。自分の声を反響させてくれる、性能の良い『壁』です」
「か、壁……?」
イザベラ様がポカンとしています。
少し言いすぎたでしょうか。
いいえ、これくらい言っておかないと、彼女の精神が持ちません。
「イザベラ様、貴女は壁におなりなさい。美しく、優雅で、決して否定しない壁に。そうすれば、殿下は安心して貴女のそばに居続けます」
「壁になる……」
イザベラ様はブツブツと呟きながら、何かを反芻しているようです。
やがて、カッと目を見開きました。
「わかりましたわ! つまり、わたくしが殿下の全てを受け止める、包容力のある女になればいいのですね!」
「(だいぶ解釈が違いますが)その通りです!」
「さすがカテリーナ! やはりあなたは、わたくしの師匠ですわ!」
ガシッ!
イザベラ様がわたくしの手を握りしめました。
その瞳は、尊敬の眼差しで輝いています。
「ありがとう! 早速実践してきますわ! 今から殿下とランチなのです!」
「ええ、頑張ってくださいませ(被害が拡大しないことを祈ります)」
イザベラ様はドレスの裾を翻し、嵐のように去っていきました。
「さすがですわー! 凄いですわー!」と練習する声が聞こえてきます。
「……ふぅ」
わたくしはベンチに背中を預け、虚空を見上げました。
「罪深いことをしましたわ……」
純真な令嬢に、虚無への入り口を教えてしまった罪悪感。
しかし、これもわたくしの平穏な老後のため。
イザベラ様には、人柱……いえ、愛の力で頑張っていただくしかありません。
「さて、と」
そろそろ行かなければなりません。
王宮の次は、魔王城(公爵邸)です。
「……帰りたい」
本日二度目の切実な願いを口にしながら、わたくしは重い腰を上げました。
その背後で。
先ほどまでわたくしたちが座っていたベンチの裏から、一人の男が姿を現したことに、わたくしは気づきませんでした。
「……『性能の良い壁』か。言い得て妙だな」
クスリと笑う声は、風の音にかき消されていきました。
王宮の広大な庭園。
色とりどりのバラが咲き誇る美しい小道を、わたくしは死んだ魚のような目で歩いておりました。
昨夜、アレクセイ様(悪魔)からの呼び出し状を受け取り、絶望の朝を迎えたわたくし。
しかし、公爵邸に向かう前に、一つだけ済ませなければならない用事がありました。
それは、王太子殿下との婚約破棄の正式な書類手続きです。
「サイン一つ書くだけで済むかと思ったら、王妃様への挨拶だの、侍従長からの説教だの……。長かったですわ……」
解放されたのは、太陽が中天に差し掛かる頃。
わたくしのHPは既に赤色点滅状態です。
(早く帰りたい。いや、この後は公爵邸に行かなければならないんだった。……人生、詰んでませんこと?)
ベンチを見つけ、どっこいしょと座り込んだその時です。
ガサガサッ!
背後の茂みが激しく揺れました。
「カテリーナ! 探しましたわよ!」
「ひえっ!?」
飛び出してきたのは、本日も気合の入った縦ロールを揺らすイザベラ様でした。
ドレスの裾に葉っぱがついていますが、気にする様子もありません。
「イ、イザベラ様? なぜ茂みから?」
「あなたを待ち伏せしていたのです! 正面から行くと、衛兵に止められますからね!」
「(不審者扱いされてますわ……)」
イザベラ様はわたくしの隣にドカッと座り込むと、鬼気迫る表情で詰め寄ってきました。
「カテリーナ、相談がありますの!」
「相談? わたくしにですか?」
「ええ。昨日の今日で癪ですが、あなたしか頼れる人がいないのです!」
イザベラ様はハンカチを取り出し、グスンと鼻を鳴らしました。
その目は少し赤く腫れています。
「殿下と……うまく会話ができないのです」
「……はい?」
わたくしは耳を疑いました。
あれほど熱烈に愛を叫んでいたお二人が?
「どういうことですの? 殿下は貴女様を『最高の装飾品』と褒めていらっしゃいましたのに」
「それが……! あの方、わたくしが何を言っても『君の瞳に乾杯』しか言わないのです!」
「ああ……(通常運転ですわね)」
「わたくしが『今日のドレスはいかが?』と聞いても『君の瞳に乾杯』。『お天気の話』をしても『君の瞳に乾杯』。……会話になりませんわ!」
イザベラ様が頭を抱えました。
「それに、デート中もずっと鏡を見ていらっしゃるし、わたくしの手作りクッキーを食べた感想が『僕の口内炎が治りそうだ』って……意味がわかりません!」
「(治癒魔法か何かだと思っているのかしら)」
わたくしは同情しました。
イザベラ様は、根は真面目な常識人なのです。
ただ、殿下への恋心が強すぎて盲目になっていただけ。
婚約者という立場になり、至近距離で殿下の奇行を目の当たりにして、ようやく「あれ? この人おかしいのでは?」と気づき始めたのでしょう。
しかし。
ここで「殿下はやめておいた方がいい」などとアドバイスしては、元の木阿弥です。
婚約破棄が白紙に戻され、わたくしが再び殿下の婚約者に返り咲く――それだけは絶対に阻止しなければなりません!
わたくしは居住まいを正し、聖女の微笑みを浮かべました。
「イザベラ様。それは貴女様の修行不足ですわ」
「しゅ、修行!?」
「ええ。殿下は高次元の存在。凡人の言葉など、もはやノイズに過ぎないのです」
「ノ、ノイズ……」
「ですから、イザベラ様。貴女がすべきことは『会話』ではありません。『拝聴』です」
「拝聴……?」
わたくしは人差し指を立てて、レクチャーを開始しました。
これぞ、わたくしが数年間の王太子妃教育で培った「対フレデリック用・脳死会話メソッド」です。
「いいですか。殿下が何かおっしゃったら、まず『さすがですわ!』と言ってください」
「さ、さすがですわ?」
「はい。次に『初めて知りました!』。そして『凄いですわ!』『センスがありますわね!』『そう来ましたか!』――この五つをローテーションで回すのです」
「そ、それだけでいいのですか? もっとこう、政治の話とか……」
「いけません! 殿下に難しい話をしてはいけません。彼の脳みそ……いえ、彼の繊細な思考回路がショートしてしまいます」
「は、はあ」
「殿下が求めているのは、議論のできるパートナーではありません。自分の声を反響させてくれる、性能の良い『壁』です」
「か、壁……?」
イザベラ様がポカンとしています。
少し言いすぎたでしょうか。
いいえ、これくらい言っておかないと、彼女の精神が持ちません。
「イザベラ様、貴女は壁におなりなさい。美しく、優雅で、決して否定しない壁に。そうすれば、殿下は安心して貴女のそばに居続けます」
「壁になる……」
イザベラ様はブツブツと呟きながら、何かを反芻しているようです。
やがて、カッと目を見開きました。
「わかりましたわ! つまり、わたくしが殿下の全てを受け止める、包容力のある女になればいいのですね!」
「(だいぶ解釈が違いますが)その通りです!」
「さすがカテリーナ! やはりあなたは、わたくしの師匠ですわ!」
ガシッ!
イザベラ様がわたくしの手を握りしめました。
その瞳は、尊敬の眼差しで輝いています。
「ありがとう! 早速実践してきますわ! 今から殿下とランチなのです!」
「ええ、頑張ってくださいませ(被害が拡大しないことを祈ります)」
イザベラ様はドレスの裾を翻し、嵐のように去っていきました。
「さすがですわー! 凄いですわー!」と練習する声が聞こえてきます。
「……ふぅ」
わたくしはベンチに背中を預け、虚空を見上げました。
「罪深いことをしましたわ……」
純真な令嬢に、虚無への入り口を教えてしまった罪悪感。
しかし、これもわたくしの平穏な老後のため。
イザベラ様には、人柱……いえ、愛の力で頑張っていただくしかありません。
「さて、と」
そろそろ行かなければなりません。
王宮の次は、魔王城(公爵邸)です。
「……帰りたい」
本日二度目の切実な願いを口にしながら、わたくしは重い腰を上げました。
その背後で。
先ほどまでわたくしたちが座っていたベンチの裏から、一人の男が姿を現したことに、わたくしは気づきませんでした。
「……『性能の良い壁』か。言い得て妙だな」
クスリと笑う声は、風の音にかき消されていきました。
20
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
「お前との婚約はなかったことに」と言われたので、全財産持って逃げました
ほーみ
恋愛
その日、私は生まれて初めて「人間ってここまで自己中心的になれるんだ」と知った。
「レイナ・エルンスト。お前との婚約は、なかったことにしたい」
そう言ったのは、私の婚約者であり王太子であるエドワルド殿下だった。
「……は?」
まぬけな声が出た。無理もない。私は何の前触れもなく、突然、婚約を破棄されたのだから。
【完結】男装して会いに行ったら婚約破棄されていたので、近衛として地味に復讐したいと思います。
銀杏鹿
恋愛
次期皇后のアイリスは、婚約者である王に会うついでに驚かせようと、男に変装し近衛として近づく。
しかし、王が自分以外の者と結婚しようとしていると知り、怒りに震えた彼女は、男装を解かないまま、復讐しようと考える。
しかし、男装が完璧過ぎたのか、王の意中の相手やら、王弟殿下やら、その従者に目をつけられてしまい……
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
白い結婚を告げようとした王子は、冷遇していた妻に恋をする
夏生 羽都
恋愛
ランゲル王国の王太子ヘンリックは結婚式を挙げた夜の寝室で、妻となったローゼリアに白い結婚を宣言する、
……つもりだった。
夫婦の寝室に姿を見せたヘンリックを待っていたのは、妻と同じ髪と瞳の色を持った見知らぬ美しい女性だった。
「『愛するマリーナのために、私はキミとは白い結婚とする』でしたか? 早くおっしゃってくださいな」
そう言って椅子に座っていた美しい女性は悠然と立ち上がる。
「そ、その声はっ、ローゼリア……なのか?」
女性の声を聞いた事で、ヘンリックはやっと彼女が自分の妻となったローゼリアなのだと気付いたのだが、驚きのあまり白い結婚を宣言する事も出来ずに逃げるように自分の部屋へと戻ってしまうのだった。
※こちらは「裏切られた令嬢は、30歳も年上の伯爵さまに嫁ぎましたが、白い結婚ですわ。」のIFストーリーです。
ヘンリック(王太子)が主役となります。
また、上記作品をお読みにならなくてもお楽しみ頂ける内容となっております。
【完結】旦那は堂々と不倫行為をするようになったのですが離婚もさせてくれないので、王子とお父様を味方につけました
よどら文鳥
恋愛
ルーンブレイス国の国家予算に匹敵するほどの資産を持つハイマーネ家のソフィア令嬢は、サーヴィン=アウトロ男爵と恋愛結婚をした。
ソフィアは幸せな人生を送っていけると思っていたのだが、とある日サーヴィンの不倫行為が発覚した。それも一度や二度ではなかった。
ソフィアの気持ちは既に冷めていたため離婚を切り出すも、サーヴィンは立場を理由に認めようとしない。
更にサーヴィンは第二夫妻候補としてラランカという愛人を連れてくる。
再度離婚を申し立てようとするが、ソフィアの財閥と金だけを理由にして一向に離婚を認めようとしなかった。
ソフィアは家から飛び出しピンチになるが、救世主が現れる。
後に全ての成り行きを話し、ロミオ=ルーンブレイス第一王子を味方につけ、更にソフィアの父をも味方につけた。
ソフィアが想定していなかったほどの制裁が始まる。
〖完結〗旦那様が愛していたのは、私ではありませんでした……
藍川みいな
恋愛
「アナベル、俺と結婚して欲しい。」
大好きだったエルビン様に結婚を申し込まれ、私達は結婚しました。優しくて大好きなエルビン様と、幸せな日々を過ごしていたのですが……
ある日、お姉様とエルビン様が密会しているのを見てしまいました。
「アナベルと結婚したら、こうして君に会うことが出来ると思ったんだ。俺達は家族だから、怪しまれる心配なくこの邸に出入り出来るだろ?」
エルビン様はお姉様にそう言った後、愛してると囁いた。私は1度も、エルビン様に愛してると言われたことがありませんでした。
エルビン様は私ではなくお姉様を愛していたと知っても、私はエルビン様のことを愛していたのですが、ある事件がきっかけで、私の心はエルビン様から離れていく。
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
かなり気分が悪い展開のお話が2話あるのですが、読まなくても本編の内容に影響ありません。(36話37話)
全44話で完結になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる