堂々と浮気?それなら婚約破棄を希望します。

パリパリかぷちーの

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アルベルト公爵の反逆罪は、記憶水晶に記録された動かぬ証拠と共に、パーティー会場に集まった全ての貴族たちの前で明らかにされた。

大広間は、水を打ったように静まり返り、やがて、大きなどよめきに変わった。温厚で知られた公爵が、国を揺るがす大罪を犯そうとしていた事実に、誰もが言葉を失っていた。

アルベルト公爵は、全ての爵位と財産を剥奪され、国事犯として幽閉されることが、国王自らの口から宣告された。見苦しくわめきながら連行されていくその姿は、まさに自業自得、見事な「ざまぁ」と言える末路だった。

全ての騒動が収まった後、国王は、今回の事件解決におけるアリア・ロセッティの貢献を称え、彼女を王家の庇護下に置くことを宣言した。彼女の持つ稀有な体質は、国家の宝として、今後厳重に守られることになる。

壇上から降りてきたアリアは、フィオナとアレクシスの前に立つと、涙を浮かべながら深く頭を下げた。

「クレスウェル様、王太子殿下……。本当に、ありがとうございました。お二人のご恩は、一生忘れません」

「もう、お顔を上げて、アリア様。これからは、ご自身の幸せだけを考えて、穏やかにお過ごしください」

フィオナが優しく微笑みかけると、アリアは「はい」と、ようやく心からの笑顔を見せた。

これで、アレクシスとアリアを巡る「偽りの浮気」の噂も、完全に終わりを告げるだろう。アリアにも、ようやく平穏な日々が訪れるのだ。

そして、事件の解決を見届けたシルヴァンが、少し照れくさそうにフィオナの元へやってきた。

「フィオナ、やったな。……それと、王太子殿下。あんたのこと、少し見直したぜ」

「マーシャル騎士。君の協力にも感謝する」

素直じゃないシルヴァンの言葉に、アレクシスも柔らかく微笑む。二人の間には、もう一方的なライバル心ではなく、互いを認め合う、奇妙な友情のようなものが芽生え始めていた。

全てのわだかまりが解け、大広間には、再び穏やかな空気が戻り始めていた。
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