堂々と浮気?それなら婚約破棄を希望します。

パリパリかぷちーの

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全ての騒動が終わり、パーティーが和やかな雰囲気を取り戻した頃、アレクシスは、マイクの前に立つと、会場の注目を集めた。

「皆、静粛に。最後に、私から、今回の事件解決における最大の功労者を紹介したい」

会場が、しんと静まり返る。

「その名は、フィオナ・クレスウェル。私の、誇り高き婚約者だ」

アレクシスは、壇上からフィオナに手を差し伸べた。促されるまま、フィオナが壇上へと上がる。

アレクシスは、集まった全ての貴族たちを前に、フィオナがいかに聡明で、勇気ある女性であるかを語り始めた。彼女の薬草学の知識が、いかにして敵を退けたか。彼女の立てた作戦が、いかにして黒幕を追い詰めたか。

「彼女は、ただ守られるだけのか弱い令嬢ではない。自らの知恵と勇気で、国を救った英雄だ。そして、何より……私が、心の底から愛する、唯一無二の女性だ」

その言葉に、会場がどよめく。

そして、次の瞬間、アレクシスは、全ての者が見守る前で、フィオナの前に跪いた。

彼の手には、夜空の星を閉じ込めたような、美しいサファイアの指輪が握られている。それは、以前フィオナが「気持ち悪い」と戸棚にしまい込んだネックレスと同じ、彼女の瞳の色をした宝石だった。

「フィオナ・クレスウェル」

アレクシスは、真剣な、そして愛情に満ちた眼差しで、フィオナを見上げた。

「君は、私の光だ。私の隣で、未来永劫、私を支え、共に歩んでほしい。君のいない未来など、私には考えられない。どうか、私の妃になってくれないか?」

それは、王太子としてではなく、一人の男としての、魂からのプロポーズだった。

静まり返った大広間で、全ての視線が、フィオナの返事を待っていた。
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