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「……お嬢様。最後に一度だけ申し上げます。その『悟りを開いた直後のような微笑み』は、学園の門をくぐった瞬間に、あらぬ誤解を招く恐れがあります」
王立学園の正門前。馬車の扉が開く寸前、サイラスが真顔で私の身だしなみを整えながら囁いた。
「あらぬ誤解? 慈愛に満ちた公爵令嬢として、全生徒に癒やしを与えるだけですわ。どこに誤解の余地があるのかしら?」
私は扇子を口元に当て、目を細めて微笑んでみせた。練習の成果だ。もはや鏡を見ずとも、顔面の筋肉を「聖女モード」に固定できる。
「周囲は『アステリア公爵令嬢が、ついに自分以外の全人類を家畜と見なす段階に達した』と戦慄するでしょう。あまりにも浮世離れしすぎていて、逆に攻撃性が高く見えます」
「……うるさいわね。いいのよ、目立たなければ。私は今日から空気、あるいは道端の可憐な小石になるんだから」
「金髪縦ロールの小石など、この世に存在しませんがね。……では、お気をつけて。お嬢様の『化けの皮』が剥がれ落ちる頃にお迎えに上がります」
「剥がれないわよ! いってきますわ!」
私はサイラスの手を借りて、颯爽と馬車から降り立った。
目の前に広がるのは、国中の貴族子女が集まるエリートの殿堂。そして、私の破滅フラグが乱立する地獄の入り口だ。
(落ち着け、ローリー。まずは第一印象よ。これまでのように『道を開けなさい!』と叫びながら歩くのは卒業。今日からは『皆様お先にどうぞ』の精神よ!)
私が一歩、校舎へと足を踏み出すと、周囲の空気が一変した。
「……おい、見ろよ。アステリア公爵家の……」
「ローリー様だわ。今日もまた、誰かを泣かせにいらっしゃるのかしら……」
ひそひそという囁き声が、刺すように飛んでくる。これまでの私の悪行三昧を考えれば、当然の反応だ。
そこへ、一人の令嬢が震えながら私の前を通り過ぎようとした。以前、私が「そのリボン、安っぽくて吐き気がするわ」と罵倒した記憶のある、伯爵令嬢のエマだ。
彼女は私と目が合った瞬間、顔を真っ青にして足を止めた。
「あ……ロ、ローリー様……。ご、ごきげんよう……」
(さあ、来たわ! ここが最初のテストよ!)
私は、内側から溢れ出す「その髪型、寝癖かしら?」という毒舌を全力で握りつぶした。
「あら、エマ様。ごきげんよう。……今日も、その……とても、春の陽だまりのような素敵な装いですわね」
私は、精一杯の「慈愛」を込めて、彼女の肩にそっと手を置いた。
「……っ!?」
エマが、ヒッ、という短い悲鳴を上げて飛び退いた。
「な、何を……! 私、今日は何も失礼なことはしていませんわ! あ、謝ります! リボン、すぐにお色のいいものに変えますから! どうか、お父様に言いつけるのだけは!」
「ち、違いますわ、エマ様! 私はただ、純粋にあなたを褒めたかっただけで……」
「嘘ですわ! ローリー様が人を褒めるなんて、裏があるに決まっています! ひ、酷いわ、あんな風に優しく微笑みながら、裏では私の実家を潰す算段をなさっているなんて……!」
エマは半べそをかきながら、脱兎の如く逃げ去っていった。
周囲の生徒たちが、さらに怯えたような視線で私を遠巻きにする。
「見たか……? ローリー様、エマ様に呪いをかけたぞ」
「あの微笑み、獲物を仕留める前の捕食者の顔だわ……」
(ちょっと待ちなさいよ! 褒めたのよ!? 私、今、生まれて初めて人を心から(物理的に)褒めたのよ!?)
私は扇子の陰で、ギリリと奥歯を噛み締めた。
予想はしていた。予想はしていたけれど、これほどまでに私の信頼残高がマイナスだとは。
「……ふふっ。皆さん、何を驚いていらっしゃいますの? 私はただ、皆さんと仲良くしたいだけですわ」
私が周囲を見渡すと、モーゼの十戒のように人の波が左右に割れた。
誰も目を合わせようとしない。むしろ、石像のように硬直して私の通過を待っている。
(これじゃ、聖女どころか死神じゃないの……!)
私は孤独に廊下を突き進んだ。目標は、自分の教室だ。
廊下を曲がろうとしたその時、向こう側から勢いよく走ってきた影と、激しくぶつかった。
「いたっ……!」
「あ、きゃっ……!」
私は公爵令嬢としての体幹でなんとか踏みとどまったが、相手の少女は床に尻餅をつき、教科書を四方八方にぶちまけていた。
(……このシチュエーション。まさか)
私はゆっくりと視線を下ろした。
そこには、地味だが整った顔立ちをした、一人の少女がいた。特待生の制服を着ている。
間違いない。この、「物語」のヒロイン枠……ミア・ルナールだ。
「ご、ごめんなさい! 私、急いでいたもので……!」
ミアが慌てて顔を上げる。彼女の大きな瞳に、私の姿が映った。
(出たわね! ここで私が『無礼者!』と罵り、彼女の教科書を泥靴で踏みつけるのが、本来のルート……!)
けれど、私は知っている。そんなことをすれば、どこからともなくセドリック様が現れて、「君の傲慢さには反吐が出る」と言い放つのだ。
「……お怪我はありませんか? ミア様」
私は、ミアが差し出すよりも早く、床に膝をついた。
「え……?」
「さあ、本を拾いましょう。……ふふっ、これだけの知識を抱えて走るなんて、あなたはとても勉強熱心なんですわね」
私は、泥のついた教科書を自分の高級なハンカチで拭き取り、ミアに差し出した。
ミアは呆然として、私と教科書を交互に見つめている。
「あ、あの……あ、ありがとうございます……。でも、ローリー様……お洋服が汚れて……」
「これくらい、気にしなくてよろしいのよ。服の汚れは洗えば落ちますが、あなたの知性は、一度損なわれれば取り戻せませんもの」
(よし、今の台詞は知的で聖女っぽかったわよね!?)
私は立ち上がり、呆然とするミアに向けて、この日一番の「猫かぶりスマイル」を披露した。
「……では、失礼。授業に遅れないよう、お気をつけなさいな」
私は颯爽とその場を去った。
背後で、ミアが「……女神様?」と呟いた声が聞こえたような気がしたが、それは私の自意識過剰かもしれない。
(ふふ、ふふふ……。これでよし。ヒロインとの最初の遭遇を、慈愛のイベントに書き換えてやったわ!)
私は、勝利を確信しながら教室の扉を開けた。
だが、そこにはすでに、冷ややかな瞳で私を待つセドリック様の姿があった。
「……ローリー。随分と遅かったな。廊下でまた、誰かをいじめていたのか?」
(……この王子、やっぱり一発殴ってから国外追放されたいかもしれないわ……!)
私の学園生活は、初日から前途多難。
聖女の皮を被った私の内側で、かつての悪役令嬢が「おーっほっほ!」と暴れ出そうとしていた。
王立学園の正門前。馬車の扉が開く寸前、サイラスが真顔で私の身だしなみを整えながら囁いた。
「あらぬ誤解? 慈愛に満ちた公爵令嬢として、全生徒に癒やしを与えるだけですわ。どこに誤解の余地があるのかしら?」
私は扇子を口元に当て、目を細めて微笑んでみせた。練習の成果だ。もはや鏡を見ずとも、顔面の筋肉を「聖女モード」に固定できる。
「周囲は『アステリア公爵令嬢が、ついに自分以外の全人類を家畜と見なす段階に達した』と戦慄するでしょう。あまりにも浮世離れしすぎていて、逆に攻撃性が高く見えます」
「……うるさいわね。いいのよ、目立たなければ。私は今日から空気、あるいは道端の可憐な小石になるんだから」
「金髪縦ロールの小石など、この世に存在しませんがね。……では、お気をつけて。お嬢様の『化けの皮』が剥がれ落ちる頃にお迎えに上がります」
「剥がれないわよ! いってきますわ!」
私はサイラスの手を借りて、颯爽と馬車から降り立った。
目の前に広がるのは、国中の貴族子女が集まるエリートの殿堂。そして、私の破滅フラグが乱立する地獄の入り口だ。
(落ち着け、ローリー。まずは第一印象よ。これまでのように『道を開けなさい!』と叫びながら歩くのは卒業。今日からは『皆様お先にどうぞ』の精神よ!)
私が一歩、校舎へと足を踏み出すと、周囲の空気が一変した。
「……おい、見ろよ。アステリア公爵家の……」
「ローリー様だわ。今日もまた、誰かを泣かせにいらっしゃるのかしら……」
ひそひそという囁き声が、刺すように飛んでくる。これまでの私の悪行三昧を考えれば、当然の反応だ。
そこへ、一人の令嬢が震えながら私の前を通り過ぎようとした。以前、私が「そのリボン、安っぽくて吐き気がするわ」と罵倒した記憶のある、伯爵令嬢のエマだ。
彼女は私と目が合った瞬間、顔を真っ青にして足を止めた。
「あ……ロ、ローリー様……。ご、ごきげんよう……」
(さあ、来たわ! ここが最初のテストよ!)
私は、内側から溢れ出す「その髪型、寝癖かしら?」という毒舌を全力で握りつぶした。
「あら、エマ様。ごきげんよう。……今日も、その……とても、春の陽だまりのような素敵な装いですわね」
私は、精一杯の「慈愛」を込めて、彼女の肩にそっと手を置いた。
「……っ!?」
エマが、ヒッ、という短い悲鳴を上げて飛び退いた。
「な、何を……! 私、今日は何も失礼なことはしていませんわ! あ、謝ります! リボン、すぐにお色のいいものに変えますから! どうか、お父様に言いつけるのだけは!」
「ち、違いますわ、エマ様! 私はただ、純粋にあなたを褒めたかっただけで……」
「嘘ですわ! ローリー様が人を褒めるなんて、裏があるに決まっています! ひ、酷いわ、あんな風に優しく微笑みながら、裏では私の実家を潰す算段をなさっているなんて……!」
エマは半べそをかきながら、脱兎の如く逃げ去っていった。
周囲の生徒たちが、さらに怯えたような視線で私を遠巻きにする。
「見たか……? ローリー様、エマ様に呪いをかけたぞ」
「あの微笑み、獲物を仕留める前の捕食者の顔だわ……」
(ちょっと待ちなさいよ! 褒めたのよ!? 私、今、生まれて初めて人を心から(物理的に)褒めたのよ!?)
私は扇子の陰で、ギリリと奥歯を噛み締めた。
予想はしていた。予想はしていたけれど、これほどまでに私の信頼残高がマイナスだとは。
「……ふふっ。皆さん、何を驚いていらっしゃいますの? 私はただ、皆さんと仲良くしたいだけですわ」
私が周囲を見渡すと、モーゼの十戒のように人の波が左右に割れた。
誰も目を合わせようとしない。むしろ、石像のように硬直して私の通過を待っている。
(これじゃ、聖女どころか死神じゃないの……!)
私は孤独に廊下を突き進んだ。目標は、自分の教室だ。
廊下を曲がろうとしたその時、向こう側から勢いよく走ってきた影と、激しくぶつかった。
「いたっ……!」
「あ、きゃっ……!」
私は公爵令嬢としての体幹でなんとか踏みとどまったが、相手の少女は床に尻餅をつき、教科書を四方八方にぶちまけていた。
(……このシチュエーション。まさか)
私はゆっくりと視線を下ろした。
そこには、地味だが整った顔立ちをした、一人の少女がいた。特待生の制服を着ている。
間違いない。この、「物語」のヒロイン枠……ミア・ルナールだ。
「ご、ごめんなさい! 私、急いでいたもので……!」
ミアが慌てて顔を上げる。彼女の大きな瞳に、私の姿が映った。
(出たわね! ここで私が『無礼者!』と罵り、彼女の教科書を泥靴で踏みつけるのが、本来のルート……!)
けれど、私は知っている。そんなことをすれば、どこからともなくセドリック様が現れて、「君の傲慢さには反吐が出る」と言い放つのだ。
「……お怪我はありませんか? ミア様」
私は、ミアが差し出すよりも早く、床に膝をついた。
「え……?」
「さあ、本を拾いましょう。……ふふっ、これだけの知識を抱えて走るなんて、あなたはとても勉強熱心なんですわね」
私は、泥のついた教科書を自分の高級なハンカチで拭き取り、ミアに差し出した。
ミアは呆然として、私と教科書を交互に見つめている。
「あ、あの……あ、ありがとうございます……。でも、ローリー様……お洋服が汚れて……」
「これくらい、気にしなくてよろしいのよ。服の汚れは洗えば落ちますが、あなたの知性は、一度損なわれれば取り戻せませんもの」
(よし、今の台詞は知的で聖女っぽかったわよね!?)
私は立ち上がり、呆然とするミアに向けて、この日一番の「猫かぶりスマイル」を披露した。
「……では、失礼。授業に遅れないよう、お気をつけなさいな」
私は颯爽とその場を去った。
背後で、ミアが「……女神様?」と呟いた声が聞こえたような気がしたが、それは私の自意識過剰かもしれない。
(ふふ、ふふふ……。これでよし。ヒロインとの最初の遭遇を、慈愛のイベントに書き換えてやったわ!)
私は、勝利を確信しながら教室の扉を開けた。
だが、そこにはすでに、冷ややかな瞳で私を待つセドリック様の姿があった。
「……ローリー。随分と遅かったな。廊下でまた、誰かをいじめていたのか?」
(……この王子、やっぱり一発殴ってから国外追放されたいかもしれないわ……!)
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