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何だろう。小さな悪魔の所業は、人間が普段無意識にやっていることと変わらない。相手を利用し、素知らぬ顔で見て見ぬフリ。いるよ、こういう人間。自分も覚えがあるよ、そういう感覚……みたいな。特に善悪の認識が左右されやすい子供の内は、周囲に流されることも多くて。そういう意味では、子供は無垢な悪魔であるのだと――。大人になるにつれて明確な善悪を身に刻んでいくのだと――。
今回も悪魔に自分を重ねて(え?)、色々想いながら読ませていただきました。
ありがとうございます!
今回もお読み下さりありがとうございます!
無垢な悪魔――、本当に。小さな子どものいじわるは、明確な悪意があるとは思えない。でもそこに楽しさはある。そんな風に見えます。自分の楽しさよりも、相手の受ける痛みや悔しさ悲しさに共感し、申し訳なさを覚えるようになれたら、自分の中の小さな悪魔をコントロールできるようになるのかな、などと、うちの“小さいの”を眺めながら物思いに耽るこの頃です。
善悪を身につけるには、おっしゃる通り、いろんな感情や経験を経て“身に刻む”ことが不可欠なのかもしれませんね。
小さな悪魔を否定せず、排除せず、自分を重ねて(笑)読んでくださって本当にありがとうございます!
日々、少しずつ読ませていただきましたが――。
何てシュールな……。1話目のラストから、もうショッキングで、悪魔的(あ、悪魔か)笑!
善も悪も知らない幼子のような小さい悪魔は、人間がいうところの禁忌も持たず、魂ではなく、器を求めて人間たちと関わろうとする。それでもいつも満足できない。可哀そうと言えるかどうか――。人間なら「改めなさい」と言うところですが、悪魔に言うのも……。
人間の器を被って人と関わっていた時よりも、悪魔のままの自分と関わってくれたひとに感じた、小さな悪魔の心が垣間見えた時、彼が求めていたものにひとりぼっちの寂しさを感じました。
いや、だからと言って、彼が人の心を持つようになるとは思えないのですが。悪魔ですし。
自分で自分の求めるものが解らないままに悪魔の所業を繰り返す――それ故の悪魔なのだと思います。
個人的には、ずっと樹を揺すり続ける救われない魂のことが、ずっと心の片隅で気になりました。
長い間、いただいていたことに気づかず、申し訳ありません!
改めまして、お読み下さり、ご感想下さりありがとうございます。
自分で言うのもなんですが、後口の悪い連作短編だと思います。
この世の嫌な事すべて、悪魔の仕業かも――。などと思いながら始めた本作なのですが、この小さな悪魔が、解らないことを解るようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。(←要は練れてないのです…。思いついたら更新の本作を読んでいただいて、逆に申し訳ない)
男の子の魂の行く末だけは、ラストで決まっています。いつになったら、たどり着けるか。とほほ。
嫌な事があると形になる小さな悪魔、更新がないのは作者が平和だから、という困ったパラドックスに陥ってしまっているのですが、ここは切り離して、物語として完成できるよう精進します!