俺たちの××

怜悧(サトシ)

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番外編

※Make a Birthday Wish !

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いやらしい言葉を要求する康史に東流は首を横に振って、意思を総動員したのかぐいっと体を起こすと、康史の腰をぐいと抱き寄せ体を反転させて圧し掛かる。
「……ッ、きょうは、おれ、の、たんじょうび、なんだろ」
 熱をもった表情は、飢えた獣かのように康史を見据えて、その肉竿をそっと握って開ききった後孔へと擦り付けるように押し当てる。
「ちょっと待っ……てっ……」
 焦った康史が跨ってきた東流を制そうと見返すが、荒い呼吸の中で欲情した表情に煽られて、更に肉を硬くしてしまう。
「も、ッ、まてねえ……オマエのちんぽ、くわせろ」
 軽く顎を突き出して腰を落としながら、体重を開いた自分の膝へと分散させて肉を胎内へと呑み込んでいく。
「ッ、ふ……うう、ふうッ……ンっ、はぁ、ああ、おっき、い」
 鼻に抜けるような声を漏らし、跳ねるようにして腰を上下させて胎内の肉洞に肉塊を擦りつける。
 腰の上でひょこひょこと動く東流の動きにあわせて、ぐぽぐぽと湿った音が冷えきった寝室に響きわたる。
「そ、それもそそるけど……ッて、動きづらい」
 腰を押さえ込まれた腕で固定されてしまっていて、体をゆするのが精一杯の様子だったが、腕を掴んで離させるとずんとえぐるように突き上げる。
「……ッはあ、は、あ、おく、くるっ、やす、やすっ、きもち、いいっ、ああ、ッ、はら……んなか、いっぱい……ッ」
 背中を丸めて快感に震えながら、八つに割れた腹筋の下あたりを大きな掌で撫でて、快感を逃そうと腰を引くのを許さずがつがつと追い詰めるように突き上げる。
「ッ――ひッああ、ああっ、はぁっ、ああっ……」
「っく、ホント猫っていうか……猛獣みてえ。……野生的なのもいいかも。なあ、トール、オレのちんぽ美味いかよ」
 呑み込めない唾液を顎先から胸板まで滴らせる東流の様子を眺めると、康史は加虐的な表情を浮かべて、腰をぐいぐいと突き上げて問いかける。
「ンッ、ハァッ、ハァ、う……うめえ、ああッ、やす、の、ちん、ぽ。きもひ、い、いッい、いいッ」
 体を支える膝をがくがく震わせて、収束なく達しているのか朦朧とした表情のまま喘ぐ姿に熱が滾っていく。
「すっげえエロい顔……たまんないよ。トール、奥も痙攣してちんぽおいしそうにしゃぶってるぜ」
 煽るように腰を浮かせて、眉を下げて首を横に振って悶える表情に康史は体の動きをとめて、焦らすように浅い箇所をぐるぐると出し挿れして様子を窺う。
「っは、ぁは……ッンン……ああ、ああっ、るっせ、えよ……やす、もう、ちとッ、ッ、ちゃっちゃと、うごか、せってッ……」
 焦らす動きに背筋を撓めながら、両腕でベッドヘッドを掴んでぐいぐいとペニスを軸にして腰を回転させる。
「もう、激しくしてほしいなら、そう言いなよ。ちんぽ動かしてにゃーんとか言ってみてよ」
 前にワンワン言わせたこともあったっけと思い返し、康史は相手の強引な動きに負けて奥を突き上げ、腰を掴むとえぐるように脆い箇所を狙って打ち付けた。
「あ、ああ、むりっ、ひ、やすっ、も、ッ、いくッ、ひッ……あ、ああ、ああ、ひっくう、ひィッ、く」
「ねえ、もっと欲しがって、ひんひん喘いでるトールはすっげえ可愛い」
 びくびくと震える絶頂の余韻も与えずに、がつがつと突き上げまくると、東流は堪えられないように膝を崩して腕でベッドヘッドに体重を移して首を何度も振る。
「ッも、あ、ああっ、ち、からぬけ、ちまっ」
「っと重いから……背中に脚回して……ッ、きっつ、い」
 上体を起こして体重の移しどころがわからずに震える東流の腰を抱き寄せ、脚を開かせたまま腰へと回させると、尿道プラグのリングを引っ張って引き抜く。
「ッく――ッン、ああ……ッく、ッくうう――ッ」
「イキ顔……たまんない」
 二人の腹の間でどくどくと零れていく白濁の熱を感じながら、康史は東流の胎内へと欲を吐き出した。
「ッひッ――、くうう、も……や、ッああ、ああ、まっ……」            
 東流はしゃくりあげるような声を漏らしながらも、奥に出される快感に溺れたように相手に縋るようにしがみつく。
「……たんじょうび、おめでとう。トール」
 ベッドヘッドに置いてある時計の時刻が天井付近を指しているのに気がついた康史は、東流の耳元で囁く。
 堅い体に腕を回したまま背中をゆっくりと撫であげると、東流が鼻を鳴らしてまだ熱をもった肉体をもてあますように康史へと擦り付ける。
「ん、っう……っふ、ううう……っ、ううう」
 康史の言葉も耳に入っていないのか、体の熱が収まっていないのだというように、東流はもじもじと身を揺らしながら呼吸を繰り返している。
「ねえ、トール。誕生日のおねがいごと言ってよ」
 甘い口調で囁くが、まだ快楽の虜となっているのか、おねだりをするように、康史の唇を舌先でぺろぺろと舐める。
「っく、やす……な、あ、あっ、もっ、とおっ、なかでぐちゃぐちゃにしてっ……っまだ、っ、なか……っあつ、い……」
「すっかりトんじゃってるな。後でお願い事は聞いてあげるね」
 ぎゅうとしがみついてねだる東流の様子に、胎内の肉茎に力を再びもたせる。
 猫耳のついた東流の頭をぽんぽんと叩いて、康史はぐいっと深い場所を貫こうと腕を腰まで落として引き寄せると、行為を再開
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