1 / 24
1
しおりを挟む
「ッ、かしらっ、危ねェ!!」
敵の撃鉄の音が響いた瞬間、身体が勝手に動いていた。自分より大きく逞しい体にぶつかり、飛んでくる弾が目の前に迫る。
いきなりの襲撃だ。
「ーー若頭ァァァ!!!」
「バッカ野郎、佐賀!!!!」
まるで、スローモーションのように周りの動きがゆっくりと動いて見える。
組長の怒号と、周りの奴らの声が響くがオレにはこの弾を避けることはできない。
ああ、コレで終わりなんだな。
やけに周りが静かで、鉄の弾が目の前ではじけ飛ぶ音が聞こえて目を見開く。
思えば、馬鹿ばかりしてきた人生だった。
笑えてしまうくらい、何も無い。
ああ、そうだ、嫁と子供が居たな。
多分アイツなら、充分1人でやっていけるし、そもそも何故オレと結婚したのかすら分からないし、理解できないし。
夫婦生活に不満があったわけでもない。
女として見たことすらない。
政略結婚、だったのか。それすらもよく分からない。
周りがぶわわとオレンジ色の光に包まれる。
身体が焼けるように熱い。
撃たれたのだなと、客観的に思う。火花が散るように全身が痺れて動かなくなる。
これが、死か?
べしゃっと硬く冷たい床に叩きつけられ、目を開けると今まで居た組の和室ではない。
組長も近くにはいない。
天国、にしてはやけに薄暗い。
まあ、オレが天国に行けるなんてありえないが。
肌寒くて震える身体を起こして、床を見ると、幾何学模様がほの薄青に光り、周りにはまるでアニメか何かの魔法使いが持っているような、杖を掲げたフードを被った男達が取り囲んでいた。
「天女の証を背に刻みし勇者」
「召喚成功か」
知らない言葉を話しているはずなのに、まるで翻訳機能が頭に内蔵されているかのように、直接意味が流れこんでくる。
「屈強そうだが、歳がいっているな」
フードの男は、オレに近づき顔を覗き込む。
「いや失敗だ。悪魔の花の証も腕に刻まれている」
男はオレの腕を掴み
美しく彫られた牡丹の花を指さした。
「なんと!淫魔か」
敵の撃鉄の音が響いた瞬間、身体が勝手に動いていた。自分より大きく逞しい体にぶつかり、飛んでくる弾が目の前に迫る。
いきなりの襲撃だ。
「ーー若頭ァァァ!!!」
「バッカ野郎、佐賀!!!!」
まるで、スローモーションのように周りの動きがゆっくりと動いて見える。
組長の怒号と、周りの奴らの声が響くがオレにはこの弾を避けることはできない。
ああ、コレで終わりなんだな。
やけに周りが静かで、鉄の弾が目の前ではじけ飛ぶ音が聞こえて目を見開く。
思えば、馬鹿ばかりしてきた人生だった。
笑えてしまうくらい、何も無い。
ああ、そうだ、嫁と子供が居たな。
多分アイツなら、充分1人でやっていけるし、そもそも何故オレと結婚したのかすら分からないし、理解できないし。
夫婦生活に不満があったわけでもない。
女として見たことすらない。
政略結婚、だったのか。それすらもよく分からない。
周りがぶわわとオレンジ色の光に包まれる。
身体が焼けるように熱い。
撃たれたのだなと、客観的に思う。火花が散るように全身が痺れて動かなくなる。
これが、死か?
べしゃっと硬く冷たい床に叩きつけられ、目を開けると今まで居た組の和室ではない。
組長も近くにはいない。
天国、にしてはやけに薄暗い。
まあ、オレが天国に行けるなんてありえないが。
肌寒くて震える身体を起こして、床を見ると、幾何学模様がほの薄青に光り、周りにはまるでアニメか何かの魔法使いが持っているような、杖を掲げたフードを被った男達が取り囲んでいた。
「天女の証を背に刻みし勇者」
「召喚成功か」
知らない言葉を話しているはずなのに、まるで翻訳機能が頭に内蔵されているかのように、直接意味が流れこんでくる。
「屈強そうだが、歳がいっているな」
フードの男は、オレに近づき顔を覗き込む。
「いや失敗だ。悪魔の花の証も腕に刻まれている」
男はオレの腕を掴み
美しく彫られた牡丹の花を指さした。
「なんと!淫魔か」
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。初夜で抱かれたら身代わりがばれてしまいます💦
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
逃げた弟の身代わりとなり、
隣国の国王である溺愛アルファに嫁いだオメガ。
しかし実は、我儘で結婚から逃げ出した双子の弟の身代わりなのです…
オメガだからと王宮で冷遇されていたので、身代わり結婚にも拒否権が
なかたのでした。
本当の花嫁じゃない。
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだん王様に惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる