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ハンゼルは童貞力を発揮してなのか、突っ込んだ指をぐちゃぐちゃと動かして中に注がれたザーメンがダラダラと溢れ出してくる。
熱をどうにかして欲しいのに、中の動きを愉しんでいるのか、ハンゼルはまったく動かない。
この、生臭坊主野郎……ッ。
思わずがなりたてたくなるが、力がまったくといっていいほど入らないのだ。
「……ッふ、はあ……ッあああっ、っふ……う」
聴きたくもないぐちゃぐちゃと胎内を掻き混ぜる音とオレの喘ぎ声ばかりが響く。
「遊んでいないで、早く挿れてあげなよ。可哀想だぜ」
オレの顔を眺めてスッキリとした表情のバロンがハンゼルを促す。
唇から漏れ出すのは、ザーメンくさいオレの喘ぎのみだというのに、何が気に入ったのかバロンはちゅっちゅっとリップ音を響かせて唇を吸いあげている。
「この大きなくち、好きだな」
バロンは浅黒い顔をくしゃりとして笑みを浮かべ、オレの髪を撫でながらその行為を繰り返す。
「ーーッん、ふッう、ッ」
お返しとばかりに、バロンの唇を舐め返してやると、少し驚いた表情を浮かべて、照れた風に視線を落としながら再度ちゅっちゅと唇に吸い付いてくる。
「ここに、挿れるのだな……狭そうだが」
グイッと開かれた脚の間に固い肉を押し当てられ、ぐぐぐと身体を割開かれる。
王子やさきほどの竜騎士とは比べ物にならならない質量に悲鳴をあげそうになり、思わずバロンの頭を抱えて唇を押し当てて悲鳴を堪える。
ぐぽぐぽと音が激しくなり、痛感も徐々に快感へと代わり身体の感覚がなくなっていく。
二つに引き裂かれたような感覚に、視界がチカチカとして、必死に抱きつくオレをバロンはあやすように頭を撫でる。
「……大丈夫か……ハンゼルのはリギアの枝くらいあるからな。石の棒の二倍くらい」
頑張れと告げられて、んなもんつっ込むなと怒鳴りたいのに、しゃくり上げるしかできなくなる。
太いモノをくらわされて、身体がそれに支配されたかのように震えて動きに合わせて脈動を繰り返す。
「大分うごかせるようになった」
すぱんすぱんと音を響かせて荒々しい動きをしているのに、淡々と告げるハンゼルはその動きを緩めようとはしない。
「ーーッひ、いッあああ、いいいッーーッんひ、あ、ッあああ、あアッ」
ああ、ヤバい……ッ。
こわ、される。
こわい……ッ。
今まで生きてきて恐怖などあまり感じたことはなかったが、圧倒的な力にオレは白目を剥いて悲鳴を上げながら意識を飛ばした。
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