斬り裂くのは運命と識れ【完結編】

怜悧(サトシ)

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「ンッ……ふ、う……ンン」
 心地良さそうな鼻から漏れる呼気に、相手もその気だと感じとり、セルジュは角度を変えては舌で粘膜を撫でて唾液を啜る。
「ふ、っ、セルジュ……次のハネムーンは……半年後になっちまうぞ」
 唇から離れて僅かに濡れている目元に舌を這わせると、ぼんやりとした表情で統久は申し訳なさそうに告げる。 
「いつでもいいんだよ、ハネムーン中に発情しまくりでやらしいアンタが見たいだけだから」
 互いが醸し出す番のフェロモンが濃くなり、統久の表情がうっとりとしたように緩み始めているのがわかる。
「……そんな……の、いつも……だろ」
 脚を開かせて内股の間を見ると、窄まりの口はぱくんと開いてとろとろと淫液が溢れでている。期待しているように熱をはらんで真っ赤に染まっているのが分かる。
 唇を下腹部から内股へと移動させて、指で体液を掬って絡めとると、隙間が開いたその場所に指先を埋め込み、くちゅくちゅと入り口を拡げて熟れた肉を捲りあげた。
「ッふ……あ、ッ、くう、きょ、きょうは、しつこいな」
「あんまり激しくすっと、あかんぼうがびっくりしちまうからな」
 腹の上で屹立しているペニスの先端を口に含んで、指で縁の周りを円を描くようにして優しい刺激を繰り返す。
 医者からセルジュは統久との性生活について、胎内の粘膜が爛れてしまっていて、回復はしているが強い刺激を与えないようにと釘を刺されていた。
 一ヶ月は経っているが、まだ無理はさせないほうがいいだろうとは思う。
 それにあまりに強い痛みに晒され過ぎていたことにより、神経も麻痺していて、快感を感じられないかもしれないことは告げられていた。
 もし、感じることもできなくなっていしまっていたら、セックスも辛くなってしまうかもしれないと思ったが、統久の熱を孕んだ肌を見る限り問題はなさそうだ。
「激しくしなくても……びっくりするんじゃ……ッふ、う、ン……ああ、っや、あ、きもちいい……」
 甘い声できもちがいいと呟く様子に、セルジュは安堵してゆるじゅると溢れるカウパーを啜って、内部に潜り込ませる指の本数を増やすと、粘膜と襞を絡めゆっくりと撫でる。
「っん、ふ……ン、まだ浅いとこだけだぞ」
「だって、すごい……気持ちいいだけが……ッくるっ」
 何ヶ月も激痛ばかりを与えられていたその場所は、ほんの少しの快感すら堪らないかのように逆に敏感になってしまっているようだった。
「そうだな、こっちもすげえ濡れてきた。指だけでも、堪らないのか」
 奥から溢れ出すねっとりとした粘液を指に巻き付けて、くりくりと前立腺を潰すように捏ね回すと、口に含んだ肉がぐんと反り返り、脈動を舌に伝えた。
「ッく……ッああ、ッあ、きも、ひいッ……、セル、ジュ……ああッ……ッく、いっちゃ、あッ」 
 咥内で果肉がはじけ飛ぶのをごくりと飲み込むと、指の位置をずらしてぬくぬくと熱を持つ中の肉芽を擦りあげ、降りてきた子宮の扉を先端でノックする。
「安心しろよ……ここはもう、オレを欲しがってる。だから……アンタのからだはすぐ戻るよ」
 指をずるっと引き抜くと、自分の猛りをひくつく穴の縁へと押し当てて、ずるんと内部へと埋没させる。
「なあ……番のちんこが、一番だろ……」
 ぐっちょりと濡れそぼった肉の狭間が、ぴったりと収まった肉茎へと絡みついて奥へといざなおうとする。
「ッ……ああ……いいッああ、セルジュ……おまえのが、いちばんッ……ふ、うふ、ふッ……」
 感じすぎて堪らないとばかりに、腰を揺らして貪婪に奥まで肉を求める統久の様子に、セルジュは唇を緩めて笑みを刻む。
「なあ……これからアンタを孕ませるのはオレだから……」
 セルジュはずんと奥まで押し込んで子宮口をとんとんと叩いて、蠕動するようにそこが吸い付くような感覚に目を細める。
 この場所に種を蒔くのは自分だけなのだと告げて、腰をぐっと抱えこむとその腹部に唇を当てた。
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