炎上ラプソディ 

怜悧(サトシ)

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頭が重い。
ふわふわとする感覚と甘くて痺れてくる匂いで身体中がうごけなくなる。
見上げた視界に入る人物は手を伸ばして身体をゆったりと撫で、彼を抱き上げる。
「気持ちがいいだろ?どうだ、自分のことがわかるか」
問いかけられて彼は頭を横に振って不安そうな表情を浮かべると、グイッと脳天を貫くように深々とくわえこまされる肉に震える。
「っ、ふ.........、わから、ない……、こわ、い」
本能からくる恐怖に、腕を伸ばして目の前の男を抱き寄せて縋るが、それは違うだろうと頭の中の声が響く。
頭の上のどこかで、誰かが覗きこんでいるかのような感覚で、与えられる快感を拒否しようとするのに、身体は反して男に逆らうことができない。
「ーーッふ、ああっ、おれ、だれ…………なッああ、あああ、ああ、ッく、あッく」
グチュグチュと中を抉りあげる、肉の塊に理性も奪われていく。
「余計なことは考えないでいい。君はこの身体を男に捧げるためだけの存在なんだよ」
耳元で洗脳するかのようにゆっくりと言葉を吹き込まれ、理性が飛びそうなのを必死に目を見開いたまま相手を見返す。
ぶわりとどこかで抑制していた身体の一部が解放されて、全身から気が流れ出す。
「すごい、フェロモンだ。こんなに強いと、誰もが君に狂ってしまいそうだね」
「ッふ、あああ、おくっ、おくまでほしい、っ」
すっかり蕩けた男に媚びる表情を浮かべて、脚を腰に絡みつかせて自らの胎内の動きに合わせて腰を揺らし、舌先で相手の唇を舐める。
蠱惑に満ちた様子に男はほくそ笑むと、腰を強く穿ち呼び覚まされた野生に彼の首をぐいと掴む。
「番うわけにはいかないからな」
嵌めていた首のシリコンの保護カバーに噛みつき、ずくずくと柔らかい壁を突き上げる。
「たかがオメガ風情が、ワタシの計画を潰そうなどおこがましい。貴様らは、そうやって下半身のことばかりを頭にいっぱいにして生きればいいのだ」
もはや理性の残ってはいない彼の様子にきをよくしたのか、ガリッと乳首に噛み付く。

「安心しろ、お前はセックス中毒になるくらいにしてから、ちゃんとお家に戻してやるから。どこに売ろうにも足がつくからな」

それまでは、ゆっくり遊んでやろうと男は呟くと、彼の恒星焼けした硬い黒髪を指で絡めて、劣情を流し込んだ。



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