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第4話 ギフトレベルという希望
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ホーンラビットの突進を受けた腕は、数日経っても鈍い痛みをアルトに訴えかけていた。
しかし、その痛み以上に、アルトの心には確かな手応えと、新たな疑問が刻まれていた。
あの硬くなるような感覚。
そして、わずかでも通じた反射ダメージ。
これらをどう伸ばしていくか。
そして、何より、どうすればもっと安全に訓練できるか。
「やっぱり、何かで防がないと…」
無謀な訓練を繰り返せば、いつか大怪我をする。
それは避けなければならない。
アルトは家の物置を漁り、使われなくなった古い鍋の蓋と、厚手の革の端切れを見つけ出した。
鍋の蓋は、即席の盾代わりになるかもしれない。
革は、腕に巻けば少しは衝撃を和らげられるだろう。
翌日の早朝、アルトは再び森へ向かった。
今度は、左腕に鍋の蓋を構え、右腕には革を巻き付けている。
少し不格好だが、以前よりはいくらか安心感があった。
幸運にも、昨日と同じような場所で、別のホーンラビットを見つけることができた。
「よし、今度こそ…!」
アルトは深呼吸し、ホーンラビットの注意を引く。
狙い通り、ホーンラビットはアルトめがけて突進してきた。
アルトは左腕に構えた鍋の蓋で、その衝撃を受け止めようとした。
ガンッ!という金属音が響き、鍋の蓋が衝撃で歪む。
体へのダメージは、前回よりずっと少ない。
しかし、アルトは違和感を覚えた。
あの、体が硬くなるような、押し返すような感覚が、ほとんど感じられないのだ。
反射ダメージも、ホーンラビットに効いている様子はなかった。
ただ、鍋の蓋の硬さに驚いて後退しただけのように見える。
「やっぱり、直接受けないとダメなのか…?」
アルトは眉をひそめた。
盾で完全に防いでしまっては、ギフトがうまく発動しないのかもしれない。
だが、直接受けるのは危険すぎる。
どうすれば…。
アルトは、次に右腕に巻いた革で受けてみることにした。
ホーンラビットが再び突進してくる。
今度は、革を巻いた右腕を突き出して、衝撃を受け止めた。
ゴッ、という鈍い衝撃。
痛みはあるが、生身で受けた時よりはいくらかましだ。
そして、今度ははっきりと、あの硬くなる感覚と、反射の感覚があった!
ホーンラビットは「ピョン!」と鳴いて飛び退き、先ほどよりも明らかにダメージを受けた様子で、角のあたりを気にしている。
「これだ…!」
アルトは確信した。
完全に防ぐのではなく、ある程度の衝撃を体で受け止めつつ、それを和らげる工夫が必要なのだ。
厚手の革を何重かに巻く、あるいは、衝撃を吸収するような素材を探す。
訓練方法に、少し光が見えてきた気がした。
その日の午後、アルトは教会の掃除を手伝っていた。
成人の儀以来、少し気まずくて避けていたのだが、母に頼まれたのだ。
黙々と床を磨いていると、エルリック神父が静かに声をかけてきた。
「アルト、精が出ますね。最近は、畑仕事もよく手伝っていると聞きましたよ」
「あ、はい…神父様」
アルトは少し緊張しながら答えた。
「…何か、悩み事でもあるような顔をしていますね。よければ、話してごらんなさい」
神父の優しい眼差しに、アルトは少し迷った後、思い切って自分のギフトのことを打ち明けてみることにした。
スライムには全く効かなかったこと、強い攻撃を受ければ少しは反射できるかもしれないが、危険が伴うこと、そして、あの硬くなるような不思議な感覚のこと。
神父は、アルトの話を黙って聞いていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「なるほど…ダメージ反射、ですか。確かに、扱いが難しいギフトかもしれませんね。しかし、アルト。ギフトというものは、必ずしも授かった時のままとは限らないのですよ」
「え…?」
アルトは顔を上げた。
「古い伝承や、教会の記録によれば…ギフトは、持ち主の経験や魂の成長と共に、その力を増すことがある、と言われています。いわば、『ギフトレベル』とでも言うべきものが存在するのかもしれません」
「ギフトレベル…!」
アルトの目に、ぱっと光が宿った。
「レベルが上がれば、反射できる割合が増えたり、あるいは、あなたが感じているという不思議な感覚が、より明確な力として現れる可能性も…?」
「可能性はあります。ただし」
神父は言葉を続けた。
「ギフトがどのように成長するのか、その条件や方法は、ギフトの種類や持ち主によって様々です。多くは謎に包まれており、誰にでも起こることではありません。ただ一つ言えるのは、経験を積み、困難を乗り越え、魂を磨くことが、ギフトの成長に繋がる場合が多い、ということです」
「経験を積む…魂を磨く…」
アルトは、神父の言葉を噛みしめた。
具体的なレベルアップの方法は分からない。
それでも、希望が湧いてきた。
僕のギフトは、このままじゃないかもしれないんだ!
もっと強くなれる可能性があるんだ!
「ありがとうございます、神父様!なんだか、すごく元気が出ました!」
アルトは心からの感謝を伝えた。
「ふふ、そうですか。それは良かった。ただし、焦りは禁物ですよ、アルト。己の力を過信せず、一歩ずつ、着実に進みなさい」
神父はそう言って、アルトの肩を優しく叩いた。
その帰り道、アルトの足取りは軽かった。
ギフトレベル。
明確な目標ができたことで、世界が少し明るくなったように感じられた。
毎日、畑仕事を手伝っているアルトの姿を見て、両親は少し安堵した表情を見せるようになっていた。
兄のヨハンも、相変わらず口は悪いが、以前のようにアルトを頭ごなしに馬鹿にするようなことは減ってきた気がする。
村人たちの視線も、まだ好奇や憐憫が混じるものの、「あいつも少しは真面目に働くようになったか」といった空気が、ほんの少しだけ感じられるようになっていた。
もちろん、嘲笑が完全になくなったわけではない。
けれど、アルトは以前ほどそれを気にしなくなっていた。
今は、ギフトを成長させるという目標があるからだ。
森の入り口近くで、薬草を摘んでいるリナの姿を見つけた。
「リナ!」
アルトが声をかけると、リナは嬉しそうに振り返った。
「アルト!どうしたの?なんだか、すごく嬉しそうだけど」
「聞いてくれよ、リナ!僕のギフト、レベルアップするかもしれないんだ!」
アルトは興奮気味に、神父から聞いた話をリナに伝えた。
訓練で掴みかけた感覚のこと、そしてギフトレベルの可能性。
「本当!?すごいじゃない、アルト!」
リナは自分のことのように喜んでくれた。
「やっぱり、アルトのギフトは特別なものだったんだよ!諦めないで続けていれば、きっと道は開けるって信じてたよ!」
「うん!ありがとう、リナ!リナのおかげだよ」
「ううん、アルトが頑張ったからだよ。私もね、治癒の訓練、頑張ってるんだ。前よりも早く、深く傷を治せるようになってきた気がするの」
リナは少し照れながら言った。
お互いに、自分のギフトと向き合い、少しずつでも前に進んでいる。
そのことが、アルトにとっては何よりの励みになった。
「よし、僕ももっと頑張らないと!」
アルトは拳を握りしめた。
ギフトレベルを上げるには、どうすればいいのか?
神父は「経験を積むこと」と言っていた。
やはり、ダメージを受ける経験を重ねるしかないのだろうか?
それとも、反射ダメージで敵を倒すことが条件なのか?
あるいは、精神的な成長そのものが影響するのか?
具体的な方法はまだ分からない。
だが、やるべきことは見えている。
「もっと、訓練しないと。もっと、強くならないと」
アルトは決意を新たにした。
危険は伴う。
でも、もう迷わない。
ギフトレベルという希望の光を道しるべに、アルトは次なる訓練へと歩みを進める。
今はまだ、誰にも認められない弱い力かもしれない。
それでも、いつか必ず、この力で何かを成し遂げてみせる。
そう強く信じて。
アルトの孤独な戦いは、新たな目標を得て、さらに続いていくのだった。
しかし、その痛み以上に、アルトの心には確かな手応えと、新たな疑問が刻まれていた。
あの硬くなるような感覚。
そして、わずかでも通じた反射ダメージ。
これらをどう伸ばしていくか。
そして、何より、どうすればもっと安全に訓練できるか。
「やっぱり、何かで防がないと…」
無謀な訓練を繰り返せば、いつか大怪我をする。
それは避けなければならない。
アルトは家の物置を漁り、使われなくなった古い鍋の蓋と、厚手の革の端切れを見つけ出した。
鍋の蓋は、即席の盾代わりになるかもしれない。
革は、腕に巻けば少しは衝撃を和らげられるだろう。
翌日の早朝、アルトは再び森へ向かった。
今度は、左腕に鍋の蓋を構え、右腕には革を巻き付けている。
少し不格好だが、以前よりはいくらか安心感があった。
幸運にも、昨日と同じような場所で、別のホーンラビットを見つけることができた。
「よし、今度こそ…!」
アルトは深呼吸し、ホーンラビットの注意を引く。
狙い通り、ホーンラビットはアルトめがけて突進してきた。
アルトは左腕に構えた鍋の蓋で、その衝撃を受け止めようとした。
ガンッ!という金属音が響き、鍋の蓋が衝撃で歪む。
体へのダメージは、前回よりずっと少ない。
しかし、アルトは違和感を覚えた。
あの、体が硬くなるような、押し返すような感覚が、ほとんど感じられないのだ。
反射ダメージも、ホーンラビットに効いている様子はなかった。
ただ、鍋の蓋の硬さに驚いて後退しただけのように見える。
「やっぱり、直接受けないとダメなのか…?」
アルトは眉をひそめた。
盾で完全に防いでしまっては、ギフトがうまく発動しないのかもしれない。
だが、直接受けるのは危険すぎる。
どうすれば…。
アルトは、次に右腕に巻いた革で受けてみることにした。
ホーンラビットが再び突進してくる。
今度は、革を巻いた右腕を突き出して、衝撃を受け止めた。
ゴッ、という鈍い衝撃。
痛みはあるが、生身で受けた時よりはいくらかましだ。
そして、今度ははっきりと、あの硬くなる感覚と、反射の感覚があった!
ホーンラビットは「ピョン!」と鳴いて飛び退き、先ほどよりも明らかにダメージを受けた様子で、角のあたりを気にしている。
「これだ…!」
アルトは確信した。
完全に防ぐのではなく、ある程度の衝撃を体で受け止めつつ、それを和らげる工夫が必要なのだ。
厚手の革を何重かに巻く、あるいは、衝撃を吸収するような素材を探す。
訓練方法に、少し光が見えてきた気がした。
その日の午後、アルトは教会の掃除を手伝っていた。
成人の儀以来、少し気まずくて避けていたのだが、母に頼まれたのだ。
黙々と床を磨いていると、エルリック神父が静かに声をかけてきた。
「アルト、精が出ますね。最近は、畑仕事もよく手伝っていると聞きましたよ」
「あ、はい…神父様」
アルトは少し緊張しながら答えた。
「…何か、悩み事でもあるような顔をしていますね。よければ、話してごらんなさい」
神父の優しい眼差しに、アルトは少し迷った後、思い切って自分のギフトのことを打ち明けてみることにした。
スライムには全く効かなかったこと、強い攻撃を受ければ少しは反射できるかもしれないが、危険が伴うこと、そして、あの硬くなるような不思議な感覚のこと。
神父は、アルトの話を黙って聞いていたが、やがてゆっくりと口を開いた。
「なるほど…ダメージ反射、ですか。確かに、扱いが難しいギフトかもしれませんね。しかし、アルト。ギフトというものは、必ずしも授かった時のままとは限らないのですよ」
「え…?」
アルトは顔を上げた。
「古い伝承や、教会の記録によれば…ギフトは、持ち主の経験や魂の成長と共に、その力を増すことがある、と言われています。いわば、『ギフトレベル』とでも言うべきものが存在するのかもしれません」
「ギフトレベル…!」
アルトの目に、ぱっと光が宿った。
「レベルが上がれば、反射できる割合が増えたり、あるいは、あなたが感じているという不思議な感覚が、より明確な力として現れる可能性も…?」
「可能性はあります。ただし」
神父は言葉を続けた。
「ギフトがどのように成長するのか、その条件や方法は、ギフトの種類や持ち主によって様々です。多くは謎に包まれており、誰にでも起こることではありません。ただ一つ言えるのは、経験を積み、困難を乗り越え、魂を磨くことが、ギフトの成長に繋がる場合が多い、ということです」
「経験を積む…魂を磨く…」
アルトは、神父の言葉を噛みしめた。
具体的なレベルアップの方法は分からない。
それでも、希望が湧いてきた。
僕のギフトは、このままじゃないかもしれないんだ!
もっと強くなれる可能性があるんだ!
「ありがとうございます、神父様!なんだか、すごく元気が出ました!」
アルトは心からの感謝を伝えた。
「ふふ、そうですか。それは良かった。ただし、焦りは禁物ですよ、アルト。己の力を過信せず、一歩ずつ、着実に進みなさい」
神父はそう言って、アルトの肩を優しく叩いた。
その帰り道、アルトの足取りは軽かった。
ギフトレベル。
明確な目標ができたことで、世界が少し明るくなったように感じられた。
毎日、畑仕事を手伝っているアルトの姿を見て、両親は少し安堵した表情を見せるようになっていた。
兄のヨハンも、相変わらず口は悪いが、以前のようにアルトを頭ごなしに馬鹿にするようなことは減ってきた気がする。
村人たちの視線も、まだ好奇や憐憫が混じるものの、「あいつも少しは真面目に働くようになったか」といった空気が、ほんの少しだけ感じられるようになっていた。
もちろん、嘲笑が完全になくなったわけではない。
けれど、アルトは以前ほどそれを気にしなくなっていた。
今は、ギフトを成長させるという目標があるからだ。
森の入り口近くで、薬草を摘んでいるリナの姿を見つけた。
「リナ!」
アルトが声をかけると、リナは嬉しそうに振り返った。
「アルト!どうしたの?なんだか、すごく嬉しそうだけど」
「聞いてくれよ、リナ!僕のギフト、レベルアップするかもしれないんだ!」
アルトは興奮気味に、神父から聞いた話をリナに伝えた。
訓練で掴みかけた感覚のこと、そしてギフトレベルの可能性。
「本当!?すごいじゃない、アルト!」
リナは自分のことのように喜んでくれた。
「やっぱり、アルトのギフトは特別なものだったんだよ!諦めないで続けていれば、きっと道は開けるって信じてたよ!」
「うん!ありがとう、リナ!リナのおかげだよ」
「ううん、アルトが頑張ったからだよ。私もね、治癒の訓練、頑張ってるんだ。前よりも早く、深く傷を治せるようになってきた気がするの」
リナは少し照れながら言った。
お互いに、自分のギフトと向き合い、少しずつでも前に進んでいる。
そのことが、アルトにとっては何よりの励みになった。
「よし、僕ももっと頑張らないと!」
アルトは拳を握りしめた。
ギフトレベルを上げるには、どうすればいいのか?
神父は「経験を積むこと」と言っていた。
やはり、ダメージを受ける経験を重ねるしかないのだろうか?
それとも、反射ダメージで敵を倒すことが条件なのか?
あるいは、精神的な成長そのものが影響するのか?
具体的な方法はまだ分からない。
だが、やるべきことは見えている。
「もっと、訓練しないと。もっと、強くならないと」
アルトは決意を新たにした。
危険は伴う。
でも、もう迷わない。
ギフトレベルという希望の光を道しるべに、アルトは次なる訓練へと歩みを進める。
今はまだ、誰にも認められない弱い力かもしれない。
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