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第42話 女王の涙
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『湖の幸祭り』の当日。
水の都セレニアの中央広場は、祭りの熱気と、大勢の人々で、埋め尽くされていた。
広場に設けられた、ひときわ豪華な舞台の上には、アストリア王国からの賓客、アッシュ・リンクスのための、特別な調理場が用意されていた。
玉座に座る女王コーラリアは、相変わらず、どこか物憂げな表情で、その様子を眺めている。アクアティア王国が誇る、最高の料理人たちも、審査員として、厳しい目で見守っていた。
「それでは、本日の主役、アストリア王国が誇る『神腕の焼き魚名人』、アッシュ・リンクス殿の、調理実演を、始めます!」
アナウンスと共に、アッシュの前に、本日の食材が運び込まれた。
湖の至宝と謳われる、伝説の魚『蒼き真鯉(アズール・カープ)』。その身は、極上の美味であると同時に、完璧な火加減でなければ、その味を、完全に損なってしまうという、料理人泣かせの食材だ。
リリアナとアレクシスの胃が、きりりと痛む。
王国の、そして、世界の運命が、今、この一匹の魚に、託されようとしていた。
しかし、当のアッシュは、そんなプレッシャーなど、どこ吹く風。
彼は、目の前の、美しく輝く魚を見て、目を輝かせた。
「わあ!すごく、きれいなお魚!絶対、おいしいに違いない!」
彼は、調理法も、火加減も、何も気にしない。
ただ、その『蒼き真鯉』を、無造作に、焼き網の上に乗せる。
そして、鼻歌を歌いながら、時折、空を飛ぶカモメに気を取られ、思い出したかのように、一度だけ、魚を裏返した。
その、あまりにも、素人じみた、食材への敬意が感じられない調理法に、周りで見守っていた、アクアティアの料理人たちは、顔をしかめた。
「なんと、無礼な……!あの、至宝の真鯉を、台無しにする気か!」
「火加減が、めちゃくちゃだ……!」
やがて、アッシュは、魚を、網から降ろした。
出来上がったのは、ところどころ、少し焦げ付いた、お世辞にも、女王に献上できるような、見栄えの料理とは、言えなかった。
会場が、失望のため息に、包まれる。
しかし、アッシュは、慌てない。
彼は、懐から、おもむろに、例の「秘密兵器」を取り出した。
じいちゃん特製の、木製の塩瓶。
「じいちゃんが言ってた。一番大事なのは、ここからだって!」
彼は、その塩瓶の蓋を開けると、焼き上がった魚に、ぱっぱ、と、景気よく、その「魔法の塩」を、振りかけた。
その瞬間、奇跡が起きた。
ごく普通の焼き魚だったはずの一皿から、ふわり、と、金色のオーラが立ち上ったのだ。
そして、広場全体に、それまで、誰も嗅いだことのないような、あまりにも、あまりにも、芳醇で、神々しい香りが、広がっていく。
その香りを嗅いだだけで、広場にいた全ての人間が、ごくり、と、喉を鳴らした。
(もちろん、その塩が、太陽石の粉末と、世界樹の樹皮、そして、不死鳥の涙を、絶妙にブレンドした、伝説級の調味料であることなど、誰も知らない)
一皿は、女王コーラリアの元へと、運ばれた。
彼女は、その、見た目は、何の変哲もない焼き魚を、訝しげに見ていたが、その、抗いがたい香りに、食欲をそそられ、おずおずと、一口、その身を、口に運んだ。
次の瞬間。
何年も、感情を失っていたはずの、女王の瞳が、大きく、大きく、見開かれた。
口の中に、広がる、味の奔流。それは、もはや、「美味しい」という言葉では、表現できない、「体験」だった。
魚が生まれた、清らかな湖のせせらぎ、その身を温めた、優しい太陽の光、そして、生命そのものの、力強い喜び。
彼女は、その一皿の中に、世界の、全ての輝きを見た。
女王の、美しい頬を、一筋の、水晶のような、涙が、伝い落ちた。
それは、彼女が、数十年ぶりに流した、本物の、歓喜の涙だった。
「……神の、味……」
震える声で、そう呟くと、彼女は、我を忘れたように、その魚を、夢中で、食べ進めた。
一皿を、綺麗に平らげた女王は、玉座から、すっくと立ち上がると、アッシュに向かって、惜しみない、拍手を送った。
その、あまりにも、劇的な変化に、広場全体が、割れんばかりの、大歓声に包まれた。
「アッシュ殿……!」
憂いの色が、完全に消え去り、晴れやかな笑顔を取り戻した女王は、アッシュの手を取った。
「あなたは、ただ、食事を作ってくれたのでは、ありません。この、私の、乾ききった心に、生きる喜びを、思い出させてくれました。この御恩は、決して、忘れません。何なりと、望みを、おっしゃってください。この、コーラリアが、必ず、叶えてみせましょう」
リリアナは、「今だ」と、一歩前に進み出た。
「女王陛下。その、あまりにも、寛大なるお申し出、感謝に堪えません。我々が、望むものは、ただ、一つ。この国の、聖地と伺っております、湖の底に眠るという、『沈没の神殿』を、一目、拝観させていただく、栄誉を、賜りたく……」
「ええ、ええ、もちろんですとも!」
女王は、快活に笑い、即座に、それを許可した。
「『人魚の涙』が、祀られている、あの神殿ですわね!さあ、私の、近衛兵に、直々に、案内させましょう!」
こうして、三国の王族すら、近づくことを許されなかった、閉ざされた王国の、最も神聖な場所への道が、開かれた。
武力でもなく、外交でもなく、ただ、一人の少年が、善意で焼いた、一匹の魚によって。
アッシュは、女王に、その魚のレシピを、熱心に聞かれていたが、「えーっと、魚を、焼いて、塩を、ぱっぱ、と……?」と、全く、役に立たない答えを、繰り返していた。
世界の運命をかけた、彼の旅は、今日も、本人のあずかり知らぬところで、順調に、進んでいく。
水の都セレニアの中央広場は、祭りの熱気と、大勢の人々で、埋め尽くされていた。
広場に設けられた、ひときわ豪華な舞台の上には、アストリア王国からの賓客、アッシュ・リンクスのための、特別な調理場が用意されていた。
玉座に座る女王コーラリアは、相変わらず、どこか物憂げな表情で、その様子を眺めている。アクアティア王国が誇る、最高の料理人たちも、審査員として、厳しい目で見守っていた。
「それでは、本日の主役、アストリア王国が誇る『神腕の焼き魚名人』、アッシュ・リンクス殿の、調理実演を、始めます!」
アナウンスと共に、アッシュの前に、本日の食材が運び込まれた。
湖の至宝と謳われる、伝説の魚『蒼き真鯉(アズール・カープ)』。その身は、極上の美味であると同時に、完璧な火加減でなければ、その味を、完全に損なってしまうという、料理人泣かせの食材だ。
リリアナとアレクシスの胃が、きりりと痛む。
王国の、そして、世界の運命が、今、この一匹の魚に、託されようとしていた。
しかし、当のアッシュは、そんなプレッシャーなど、どこ吹く風。
彼は、目の前の、美しく輝く魚を見て、目を輝かせた。
「わあ!すごく、きれいなお魚!絶対、おいしいに違いない!」
彼は、調理法も、火加減も、何も気にしない。
ただ、その『蒼き真鯉』を、無造作に、焼き網の上に乗せる。
そして、鼻歌を歌いながら、時折、空を飛ぶカモメに気を取られ、思い出したかのように、一度だけ、魚を裏返した。
その、あまりにも、素人じみた、食材への敬意が感じられない調理法に、周りで見守っていた、アクアティアの料理人たちは、顔をしかめた。
「なんと、無礼な……!あの、至宝の真鯉を、台無しにする気か!」
「火加減が、めちゃくちゃだ……!」
やがて、アッシュは、魚を、網から降ろした。
出来上がったのは、ところどころ、少し焦げ付いた、お世辞にも、女王に献上できるような、見栄えの料理とは、言えなかった。
会場が、失望のため息に、包まれる。
しかし、アッシュは、慌てない。
彼は、懐から、おもむろに、例の「秘密兵器」を取り出した。
じいちゃん特製の、木製の塩瓶。
「じいちゃんが言ってた。一番大事なのは、ここからだって!」
彼は、その塩瓶の蓋を開けると、焼き上がった魚に、ぱっぱ、と、景気よく、その「魔法の塩」を、振りかけた。
その瞬間、奇跡が起きた。
ごく普通の焼き魚だったはずの一皿から、ふわり、と、金色のオーラが立ち上ったのだ。
そして、広場全体に、それまで、誰も嗅いだことのないような、あまりにも、あまりにも、芳醇で、神々しい香りが、広がっていく。
その香りを嗅いだだけで、広場にいた全ての人間が、ごくり、と、喉を鳴らした。
(もちろん、その塩が、太陽石の粉末と、世界樹の樹皮、そして、不死鳥の涙を、絶妙にブレンドした、伝説級の調味料であることなど、誰も知らない)
一皿は、女王コーラリアの元へと、運ばれた。
彼女は、その、見た目は、何の変哲もない焼き魚を、訝しげに見ていたが、その、抗いがたい香りに、食欲をそそられ、おずおずと、一口、その身を、口に運んだ。
次の瞬間。
何年も、感情を失っていたはずの、女王の瞳が、大きく、大きく、見開かれた。
口の中に、広がる、味の奔流。それは、もはや、「美味しい」という言葉では、表現できない、「体験」だった。
魚が生まれた、清らかな湖のせせらぎ、その身を温めた、優しい太陽の光、そして、生命そのものの、力強い喜び。
彼女は、その一皿の中に、世界の、全ての輝きを見た。
女王の、美しい頬を、一筋の、水晶のような、涙が、伝い落ちた。
それは、彼女が、数十年ぶりに流した、本物の、歓喜の涙だった。
「……神の、味……」
震える声で、そう呟くと、彼女は、我を忘れたように、その魚を、夢中で、食べ進めた。
一皿を、綺麗に平らげた女王は、玉座から、すっくと立ち上がると、アッシュに向かって、惜しみない、拍手を送った。
その、あまりにも、劇的な変化に、広場全体が、割れんばかりの、大歓声に包まれた。
「アッシュ殿……!」
憂いの色が、完全に消え去り、晴れやかな笑顔を取り戻した女王は、アッシュの手を取った。
「あなたは、ただ、食事を作ってくれたのでは、ありません。この、私の、乾ききった心に、生きる喜びを、思い出させてくれました。この御恩は、決して、忘れません。何なりと、望みを、おっしゃってください。この、コーラリアが、必ず、叶えてみせましょう」
リリアナは、「今だ」と、一歩前に進み出た。
「女王陛下。その、あまりにも、寛大なるお申し出、感謝に堪えません。我々が、望むものは、ただ、一つ。この国の、聖地と伺っております、湖の底に眠るという、『沈没の神殿』を、一目、拝観させていただく、栄誉を、賜りたく……」
「ええ、ええ、もちろんですとも!」
女王は、快活に笑い、即座に、それを許可した。
「『人魚の涙』が、祀られている、あの神殿ですわね!さあ、私の、近衛兵に、直々に、案内させましょう!」
こうして、三国の王族すら、近づくことを許されなかった、閉ざされた王国の、最も神聖な場所への道が、開かれた。
武力でもなく、外交でもなく、ただ、一人の少年が、善意で焼いた、一匹の魚によって。
アッシュは、女王に、その魚のレシピを、熱心に聞かれていたが、「えーっと、魚を、焼いて、塩を、ぱっぱ、と……?」と、全く、役に立たない答えを、繰り返していた。
世界の運命をかけた、彼の旅は、今日も、本人のあずかり知らぬところで、順調に、進んでいく。
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