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一章 10歳になって
39、ファミリーへ道連れ 6(これは盗聴卵)
しおりを挟む(まるで小悪党だな)
少女にこんな小生意気な笑顔を浮かべさせるとは、自分の強面も随分衰えたのだろうか。
お嬢様ともてはやされているような子供が浮かべるには、あまりに場違いであるはずなのだがと、ツーは笑いを堪えながら耳を貸す。
少女は彼のそんな様子には気づくはずもなく続ける。
「それか、エリーを雇うとかどう? 私はこの変質者から拠点と主犯格の情報を貰ってるの」
情報を持ってようが持っていまいが、もともと答えは決まっていたのだ。ツーはこの言葉を言うタイミングをずっと待っていた。
『子供ガキは帰れ』
事情を聞き出すだけ聞き出せたらもう用はない。当然だ。
そもそも、公爵の坊主が街の小難しい話をこんな子供に話している筈がないとも踏んでいた。そして、こんな子供が大した行動も起こせないであろうとも思い込んでいた。
バカみたいに泣きわめいたり、親の権力を盾に甘えだそうものならなおのこと。「甘やかされて育った世間知らずのバカ娘が」の一言も付け足して、さっさと追い払っていた事だろう。
それがどうか。意外と情報を握っている様子。いっちょ前に強がってたかと思えば、誰に教わったんだか、ゴロツキに囲まれて笑顔を浮かべやがっている。
まだまだぎこちなさはあるが、これが状況に応じて自ら意図的に選んだ表情なのだということが分かる。周囲の身内と話したり、アイコンタクトをした様子もない。十歳の子供が、個人の頭の中からひねり出した答えを体現したのだ。
—―—なかなか面白いではないか。
(あのクソ坊主の娘なだけあるか。………だがまあ、あれよりは不完全なだけに、可愛げがある)
「八郎はもう帰らないといけない。ひとまず彼をお家に返してあげて、積もる話はそれからとか」
怯えてる空気と威圧するような空気を同時に放つ子供に、ツーの唇の端は抑えきれずに持ち上がってしまう。彼はそれを隠すようにテーブルの上に組んだ手をほどき、腕組みに直す。そして、まるで考えるかのようなポーズをとり、片手で口許を隠す。
すうっ、とツーの目が細められた。
また訪れる沈黙。八朗が小さく「変質者………」とぼやいたがそれは無視だ。
(ああ! もう! なんでこう静まり返るかなぁ! 居心地が悪いったらない!)
若干じっとしてるのがつらくなってきたアルベラの目の前、そわそわしてた八郎は待ってたとばかりに立ち上がった。
「アルベラ氏! あとは任せたでござる!」
ビシッと敬礼を決めると、彼はその体系からは予想もできないような機敏さで動き出す。
「拙者、」と飛び跳ねたかと思うと、「命が惜しい」と瞬間移動のような素早さであの小鬼おじさんの前へと着地をし鞄を奪い去り、「故!!!」と鞄を無駄のない動きで背負い扉の前でまた振り向きざまに敬礼をする。そして部屋の者たちがぽかんとしている間に「じゃ」と緊張感もなく言って部屋から出ていった。
「うわ!? あ!! ………あの野郎!!!」
まさかの動きに翻弄され、小鬼おじさんは悔し気だ。
デブの俊敏さに、ポカンとしながら「膝つよ…」と隣のチャラ男。
「あ、い、つ………」
(銃の一丁くらい置いてけ! 馬鹿八朗!)
拗ねるような顔で肩を落とし、少女はソファーの背もたれへ倒れ込む。
それらの様子に、誰かが耐え切れなかったかのように吹き出した。
「ふ、フフ、フフフ、ハハハ、フハハハハハハ」
ツーだ。
自分達の親分が突然笑いだすものだから、リュージもその他の手下も。勿論アルベラ達も呆然と彼を見る。
「いいだろう、嬢ちゃん。そのお嬢さんを借りるってことで手を打とう。………ったく。あのクソ坊主の娘なだけある。いっちょ前に言葉の選別は出来るようだ」
アルベラはソファーに沈めたばかりの身をがばりと起こし、目を真ん丸に見開く。「あらあら。懐の深いいい男」とエリーは頬に手をあてる。その間に挟まれ、ニーニャは………まだ目を閉じている。
「おじさんが社会勉強させてやろう。いいか。あの坊主には秘密にな」
ツーのこの言葉からは先ほどまでとは異なる穏やかさがあった。そして快活さも加わっている。やはり先ほどまでの態度はある程度装っていたものなのだろう。今もどれだけ素であるかは分からないが、つい先ほどまでの物に比べればアルベラに少しは心を許したのが伺えた。
ツーの言葉にリュージは息をつく。
自身の隣にある棚に向かい、道惑わしの魔術を構成していた一つの装飾品をずらし一時的に術を解除し、人一人がここから出る平均的な時間を図りながら吐き捨てる。
「俺は反対ですよ。こんなクソ餓鬼」
アルベラはその言葉に勝ち誇ったような笑顔を返す。
***
「ニーニャ、あなた最後まで寝たふりしてたでしょ」
ツーファミリーで話を終え、馬車に乗って屋敷へ戻るさなか、冷たいオーラを背にアルベラは問う。
「え、ええ?! あ、あのおおおお、だって怖いですし! 私居ても邪魔そうでしたし!!」
なるほど、確かにそういう空気の読み方もあるか。だが許せぬ。
彼女にはまた手伝ってほしいことが出来た。これは絶対命令だ。拒否は許さない。
怖い顔でにやついているお嬢様に、ニーニャはカタカタと震える。
そして「さてと」と窓の外の景色へ目を移し、アルベラは今日決まった作戦を思い返す。
アルベラの門限までに決まったのは以下の内容だ。
・子供は口を出してもいいが手は出すな。実行するのはリュージ率いるツーの手下+エリー。
・八朗の救出はリーダーが街を留守にするという八日後、夜間決行
・八朗はこっそり連れ去る
・後日戻ってきた頭と、その側近や立ち変わりそうな者達を捕獲。ひどく抵抗するなら生死を問わない。
公爵陣営に売り渡し、そいつらの調査は公爵側にさせつつ自分達でも行う。八朗解放後についての話なので、ここら辺はアルベラには関係の無い範囲だ。
八日後、薬側の頭が街を留守にするという件はツー側の得た情報らしい。
そして、八朗の救出方法も、ツー側には何かしら考えがあるようだ。
ツーに指示され、リュージが説明する。
「ハチローにかけられた魔術ってのは『縛りの呪い』の一種だろうな。あいつ左手指に包帯巻いてたろ。多分だが、薬指と小指の爪がはがされている。人を縛る系の術は体の一部が良く使われるが、髪だと効果が薄い。血や肉があったほうが効果的だからな。だからよく、引っこ抜いた爪や歯なんかが手軽で使われる。あいつに課せられた条件は『時間』と『場所』だ。負傷した指の数も丁度二つ。それが術具の中に収められてどこかに保管されてるはずだ。それを術を解いてから破壊しなきゃなんねぇ。それの場所をまず教えてもらわねぇとな」
アルベラの貰ったメモには、術具の事は書かれていなかった。多分八郎も爪をはがされた意味は知らないのだろう。
「ハチローとのやり取りはこいつでおこなう」
と、リュージが片手を出すと、その手のひらめがけ、部屋の床を何かが駆ける。それはリュージの体をちょろちょろと上り、示された平の上に収まる。
ネズミだ。スチール製の筒のような物を背にぶら下げている。それはあの大きなおじさんが腰にぶら下げているものとそっくりだった。
「うちの手下の手下だ」
(かわいい………)
ゴミを荒らす姿と、こうして人に使役されてる姿はどうしてこう印象が違うのか。この10年のネズミの印象がアルベラの中で180度変わる。そして前世のハムスターやハツカネズミの記憶も圧勝してただ「かわいい」と思う。
ネズミが首にかけ背に下げているのはネズミを呼ぶ用の笛らしい。もともとツー側は八郎に10匹のネズミを付けて張っていたらしいが、1匹を連絡用として預けることにしたという。
「笛を吹けばこいつが来る。それに小さく丸めたメモを渡せば」
ネズミは紙を受け取り、ひくひくと鼻を動かしながら首を左右に傾ぐ。一拍置いて理解したようにそれを腹にごそごそと「収め」だした。
どうやらポケットのような物があるらしい。
「か、かわいい………!」
アルベラは目を輝かせ、身を乗り出す。
物欲しげなお嬢様にも、同じものが3匹預けられた。もしもの時のものだという。
笛は一つ。一回ならせばうちの1匹は出てくるという事だった。
「ねえ、作戦の日現地に来るなって言われたけどどう思う?」
馬車の中正面に座る「戦力兼公爵側の情報収集員」のエリーへ尋ねる。
「賢明な判断ですね。私も正直その方が助かりますし」
「ですよね」
アルベラは「はぁ」と息をつく。
戦力にならないのだからウロチョロされては邪魔だと、さんざん言われた。
「手を組むが、作戦の決行に子供を同伴させるつもりはない」とツーが言い切った時のリュージの顔と来たら。仕返しとばかりに勝ち誇ったような、人を見下す笑みを浮かべていた。
(くそ、あのチンピラ! 子供相手にあんな顔する?! 大人げない奴!)
『俺らはお嬢ちゃんの身の安全までは保障できない。そこはお互い自己責任ってもんだ。今回こうして『来るな』とあえてルール付けしてやってるのも親切心からだと思っておくれ』
ツーの深い声色は感情が読み取りづらい。だが、親切心であることは確かだろう。そして小さく含むように笑いながら、こうも続けたのだ。
『だが、後はそっちで話し合いな』
アルベラが「行きたい」と思っているのは見透かしているようだった。その言葉に乗るべきか。反るべきか。
ツー側の護衛は付かない。こちらの戦力はエリーのみ。
「ねえ、穏便に事を運ぶなら、それを離れた場所から見守るのはあり?」
「そうですね………。離れた場所からっていうのも、私の中ではぎりぎりラインってとこですかね。一人大人がついてくれれば助かるんですが」
「やっぱりエリーの中で私って頼りないよね………」
「はい」
オカマは満面の笑みで即答した。
「お嬢様がしっかりしているのは認めます。けどただのお出かけとは話が違いますし、せめてニーニャくらいの年齢だったなら、私もまだ多少は安心できるんですけど」
「く………ニーニャの馬鹿」
「え?! 何でですか?!」
エリーの隣、ニーニャが涙目で身を揺らす。
ツーも寛大なものだ。何もできない子供と手を組んでくれるのだから。
アルベラは息をつく。
あちらとしては、公爵の娘を懐柔しておくということが種を撒いておくことになるとは言っていた。もし何かあるときに、敵陣内から訴えかける手段があれば。また、貴族とのネットワークに介入口が増やせれば。等、なにかしら「あればいいかも」という考えのようだ。
「おじ様、幾ら娘の私でも、権力者の父に訴えかけただけで極悪人の罪を消したり、なんて事出来ないからね」と念のため伝えたが、「それくらい分かってるよ、嬢ちゃん」と笑いながら返された。
『過度の期待はしないさ。けど、いざというとき手を貸してくんな』
気の良さそうなツーの笑顔はまさに「親父おやじ」と呼びたくなるようなものだった。
(作戦に参加しないのはともかく、大人しく家で待つべきか………)
いや。そうであるべきなのは当然だ。自分が大人の立場らな同じく子供を危険な場所にはいかせたくない。
「何もしない」という選択。
心の奥に疼きを感じるが、今回はそれを相手にすべきじゃないとアルベラは自身に言い聞かせる。
惰性で何もしないわけではない。これは「戦略的撤退」というやつなのだと。
***
「さて」
次の日の自室。
アルベラは自身の机に4つの容器と虫かごを並べる。
あたりを見回し、窓とカーテンを閉める。
翌日は何事もなく通常運行だ。午前の授業を終え、午後の授業までお昼と休憩を挟む。その休憩中、エリーにはお使いを頼んでいた。
どうやらこの世界にも盗聴器は存在するらしい。
そして、盗聴器と同じような役目を果たす道具もあるらしい。その中でも、割と手に入りやすく、あのネズミたちが抱えられるくらい小さのものがあるそうだ。
体内に振動を保存し、防衛のためにそれらを「耳を壊すような雑音」や「超音波」という形に変換させて放出する生き物がいるらしく、どうやらその卵なのだという。面白い仕組みで、水の中に落とし刺激を与えると、約2数時間以内の音が古いものから順にそのままの音で放出されるのだそうだ。音を放出しきると、またそこからの音をずっと吸収し続け、古いものはどんどん上書きされていくそうだ。
エリーにはそれを買ってきてもらっている。何に使うかと言えば、もちろん「父の盗聴」だ。
(今回の件、当日は仕方ないとしてそれまでの間も気は抜けないよね。………それに、私も少しでも幅は広げておかないと!)
アルベラは七日後の作戦を、今は頭から切り離す。
(昨日の魔法の件。もう少し色々試してみたいし)
机の上並べた3つの香水瓶。これらはエリーからもらったいらない香水だ。
正方形に近い形の瓶に入れられた鼈甲色の物。長方形の瓶に入れられたオレンジ色の物。マドレーヌのような形の瓶に入れられたラベンダー色の物。どれも匂いが気に入らなかったとか、途中であきたとかで使わなくなったものらしい。
そしてニーニャに持ってこさせた霧吹きと、1匹の虫の入った虫かご。覗けばトンボのような、胴の長い羽虫が入っている。
「さあ、実験実験!」
お嬢様は適当に手に取った香水を振りまく。『初心者に知って欲しい魔術』の魔法の基本のページを開きながら、仄かに灯る自身の髪と、捕らえられた虫の様子を観察する。
***
『―――二日後だな』
「………は?」
就寝前。
アルベラは自室で声を上げた。
正面にはニコニコと微笑むエリー。
二人の間には白い丸テーブルの上に置かれた水の入ったガラスのコップと、その中に沈められた青いイクラのような物。イクラより一回り大きく、触るとヒヤリとしていて木の実の殻のような固さがある、
これが盗聴卵とうちょうらんと呼ばれる「ミズコウモリの卵」だ。
つんつんとエリーが棒で卵をつつくと、危険を察知して卵が続きの音を少し籠った音声で、頭の中にワンワンと響くような少し耳障りなノイズを交えながら発しだす。水面はブルブルと細かく波立つ。
『ならそいつらをこの街から出す前に叩くべきだろう。七日後出る瞬間を狙う手はダメだ。準備をしきってる状態で逃すことは出来ん。するなら数日前。まだそいつらが準備を仕切っていないうちだ。こちらの準備を考えれば二日後が妥当だろう。明日一日あれば、ネミッタ・ソネミー伯爵の警備体制についてもつかみきれる。―――細かい事情? そんなもの捉えてから聞き出せばいいだろう。伯爵も七日後に気を取られてくれてるのなら、こちらも不意を突きやすい。準備が無ければないほど大きな抵抗もできないだろうさ。その分荒事も小さく済む。な? ちゃんとお互いの身の安全についても図れている。時間は―――』
使用人とお嬢様がむきあったまま、静かな時間が流れる。
「………は??」
皿のように丸くなった目で正面のエリーを見上げれば、エリーは頬に手を当て「あらあら」と微笑んでいた。
「もう、公爵様ったら、せっかちさん。二日後だなんて」
「………は?!」
ツーの手下たちが八郎救出に忍び込むのは七日後の夜だ。そして、公爵陣が売人たちを取り締まりにかかるのは二日後の夜だという。
七日後では兵士達に全て片づけられもぬけの殻になっているだろう。八郎も犯罪者としてそれ相応に「処分」をされかねない。ただのチンピラから人一人連れだすのと、国や街の防衛団から犯罪者を一人連れだすのとでは話が違う。正直、後者になった場合、そこまでして八郎を助けるべきか判断に苦しむ。
卵は2時間分の音を吐き出し終えたのか、エリーがつついてもその後の音が出なくなっていた。重要な部分は運よく聞き出せた。卵はまた明日、念のために父の会議の時間がつかめでもしたら忍ばせればいいだろう。
アルベラは予想外の外の「害」の出来事に一瞬頭の中が白くなる。そしてすぐに我に返り、突発的な感情を疑問と共に吐き出す。
「ネミッタ・ソネミーって、誰?!!!」
ダンッとテーブルに突っ伏すと、テーブルが揺れ、その上に置かれたグラスの中の卵もぐらりと揺れた。
卵は防衛の本能から音を発す。
『ネミッタ・ソネミーって、誰?!!!―――ダン、ガチャガチャ………』
バカにされてる様な気分だ。
アルベラは憎々しく卵を睨みつける。
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